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LIVE REPORT

BUCK-TICK ライヴレポート

【BUCK-TICK ライヴレポート】 『THE DAY IN QUESTION 2017』 2017年12月29日 at 日本武道館

2017年12月29日
@日本武道館

2001年から毎年行なわれている、もはや年末の風物詩と言ってよいBUCK-TICKのコンサート『THE DAY IN QUESTION』。例年のことだが、本公演はステージ演出も素晴らしい。特に今回は光の演出が目を惹いた。楽曲ごと、時に白く、時に赤く、ある時はパープル、ある時はピンク。会場全体を派手に照らしたかと思えば、ステージにピンスポだけというシャープなコントラストを見せる照明があったりと、とにかく美しいコンサートだったことは特筆しておくべきだと思う。

セットリストはベスト盤リリース時に行なわれたファン投票で1位を獲得した「ノクターン- Rain Song-」や、「ILLUSION」「MY EYES & YOUR EYES」といったメジャーデビューアルバム収録曲の他、80年代、00年代の楽曲も演奏されて、デビュー30周年のアニバーサリーイヤーに相応しい内容。インダストリアル、デジロックもあれば、シアトリカルなゴシックロックあり、シンプルなアコースティックセットでのサウンドあり...といった具合に、この30年余り、彼らがいかにひとつのジャンルにとらわれていなかったかが分かる構成であった。そんなバラエティー豊かな楽曲群をひと晩2時間超のステージで披露して、それがしっかりとBUCK-TICKというひとつのカテゴリーに収まっているというのは、その30年余り、バンドが弛まなく活動を続けてきた何よりの証明だし、不動のメンバーで魂の赴くままに創作し続けてきた結果であろう。

2回のアンコールはそれぞれ「愛の葬列」「NEW WORLD - beginning -」という、現時点での最新オリジナルアルバムである『アトム 未来派 No.9』収録曲で締め括られたのだが、そこに現役アーティストとしての矜持を見た気がする。また、本公演終了後、2月21日にシングル「Moon さよならを教えて」、3月14日にアルバム『No.0』のリリース、レコ発の全国ツアー、さらには2018年12月29日の日本武道館公演の開催も発表された。周年はあくまでも節目であり、ショーは続いていくと念押しされたコンサートでもあった。

撮影:田中聖太郎写真事務所/取材:帆苅智之

BUCK-TICK

日本のロック・シーンが急激に加速し始めた1980年代中頃から活動を続けるワンアンドオンリーなロック・バンドで、現代のアーティストたちにも多大な影響を与え続けている。1985年に結成。自主制作盤の発表やライヴ活動を経て、87年9月にライヴビデオ『バクチク現象 at LIVE INN』でメジャーデビューを果たし、11月にアルバム『SEXUAL×××××!』を発表。89年1月にリリースされた3rdアルバム『TABOO』は、オリコン週間チャート1位を獲得。“バクチク現象”が起きる中、バンドは名実共にトップ・アーティストへ。同年12月には、東京ドームでライヴを敢行し、43,000人を動員する。90年2月、4thアルバム『悪の華』を発表。耽美的な世界観が一気に開花したこの秀作は、オリコンチャートで週間1位に輝く。以降もコンスタントにアルバムをチャート上位に送り込み、ファンを獲得していく。2007年9月には、初となる主催大型ロック・イベント『BUCK-TICK FEST 2007「ON PARADE」』を横浜みなとみらい・新港埠頭特設野外ステージで開催。2012年、不動のメンバーでデビュー25周年を迎え、新レーベル<Lingua Sounda(リンガ・サウンダ)>を設立。7月にトリビュートアルバム『PARADEII~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~』を、9月にアルバム『夢見る宇宙』を発表。さらに9月には、トリビュート・アルバムに参加したアーティストと共に『BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE』を千葉ポートパーク内特設ステージにて開催。2013年6月には、デビュー25周年を記念したドキュメント映画『劇場版BUCK-TICK~バクチク現象~』を公開する。2013年12月、14年連続となる日本武道館公演を達成。2014年6月、19枚目のアルバム『或いはアナーキー』をリリース。独特なポップ・センスとダークな世界観を深く掘り下げつつ、インダストリアル・ロックの要素を取り入れるなど、今なお進化は止まらない。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    1.独壇場Beauty -R.I.P.-

  2. 2

    2.ICONOCLASM

  3. 3

    3.ANGELIC CONVERSATION

  4. 4

    4.THE SEASIDE STORY

  5. 5

    5.ORIENTAL LOVE STORY

  6. 6

    6.スピード

  7. 7

    7.LOVE PARADE

  8. 8

    8.ノクターン~Rain Song~

  9. 9

    9.サファイア

  10. 10

    10.BABEL

  11. 11

    11.BOY septem peccata mortalia

  12. 12

    12.Coyote

  13. 13

    13.絶界

  14. 14

    14.Memento mori

  15. 15

    15.COSMOS

  16. 16

    <ENCORE1>

  17. 17

    1.MACHINE -Remodel-

  18. 18

    2.無題

  19. 19

    3.愛の葬列

  20. 20

    <ENCORE2>

  21. 21

    1.ILLUSION

  22. 22

    2.MY EYES & YOUR EYES

  23. 23

    3.Alice in Wonder Underground

  24. 24

    4.NEW WORLD -biggining-

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