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LIVE REPORT

LUNA SEA ライヴレポート

【LUNA SEA ライヴレポート】 『The Holy Night 2017』 2017年12月24日 at さいたまスーパーアリーナ

2017年12月24日
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12月20日にニューアルバム『LUV』をリリースしたLUNA SEA。彼らにとって恒例のクリスマスライヴが12月23日&24日にさいたまスーパーアリーナで開催された。今回はメンバー全員の使用する楽器機材の電源が、再生可能エネルギー由来の水素と燃料電池自動車から供給されるという世界初の試みも行なわれた。

厳かなクリスマスキャロルが流れたあと、真矢(Dr)のカウントが響きわたり、INORAN(Gu)がギターをかき鳴らしてニューアルバム『LUV』のオープニングナンバー「Hold You Down」がスタートする。SUGIZO(Gu)がオーディエンスにクラップを促し、心を開放するサウンドと、光にあふれた映像が重なって会場を覆い尽くす。そんな1曲目の勢いを加速させて、ライヴの定番曲「TONIGHT」へ。バンドの音が一塊となり、オーディエンスを巻き込んでいく。

この日は『LUV』がリリースされた直後のライヴでもあり、前半にアルバム収録曲を披露。輝く未来を掴もうとする「Brand New Days」では、RYUICHI(Vo)のポジティブだけれど狂おしいヴォーカルにJ(Ba)の力強いコーラスが加わり、この曲が持つ渇望感が増幅。また、「誓い文」はストレートな楽曲だが、彼らの独特のグルーブが奥深い味わいを出していた。そして、疾走する「The LUV」を演奏し、MCをはさんでプレイされたのは前作アルバム『A WILL』からの「The End of the Dream」。ニューアルバム曲のあとに聴くと、『A WILL』があって、そこからさらに歩みを進めていることが伝わってくる。メンバー紹介のMCではSUGIZOが“今日は『One Night Déjàvu』(2007年12月24日に東京ドームで開催された一夜限りの復活ライヴ)から10周年です”と語り、ステージからはける際にはINORANが“『One Night Déjàvu』から10年後に、こんな景色を見せてくれてどうもありがとう!”と叫んだ。終演後にはロックフェス『LUNATIC FEST.2018』の開催の告知もあり、LUNA SEAは2018年も全力で突っ走っていく。

撮影:LUNA SEA Inc./取材:桂泉晴名

LUNA SEA

ルナシー:1989年、町田プレイハウスを拠点にライヴ活動を開始(当時の表記は“LUNACY”)。90年にバンドの表記を“LUNA SEA”に変更し、翌91年に1stアルバム『LUNA SEA』をリリース。そして、92年にアルバム『IMAGE』でメジャーデビューを果たす。00年12月26日&27日の東京ドーム公演を最後に終幕を迎えるが、07年12月24日の満月のクリスマスイヴに東京ドームにて一夜限りの復活公演を経て、10年に“REBOOT(再起動)”を宣言。13年12月には13年5カ月振りとなる8枚目のオリジナルアルバム『A WILL』を発表する。その後、バンド結成25周年を迎え、自身初の主宰フェスとなる『LUNATIC FEST.』も開催し、17年12月には9枚目のオリジナルアルバム『LUV』をリリース。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 11

    11.Dr Solo〜Bass Solo

  2. 12

    12.BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー

  3. 18

    <ENCORE>

  4. 19

    1.Christmas Song~HOLY KNIGHT

  5. 20

    2.Déjàvu

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