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LIVE REPORT

GRANRODEO vs 氣志團

『氣志團現象2014「極東ロックンロール・ハイスクール第弐章」♯35 GRANRODEO vs 氣志團 ~熱血硬派ろでおくん、ヤンキー集団に絡まれる、の巻。~』

2014年04月24日
@Zepp Tokyo

藤井フミヤ、ゴールデンボンバー、ももいろクローバーZ、Dragon Ashなど、アーティストからアイドルまで多彩なゲストを迎えて開催される話題の氣志團の人気対バンGIG『極東ロックンロー・ハイスクール第弐章』。GRANRODEOを迎えての第35回目。まずは、学ランにサングラスをかけた衣装で登場したGRANRODEOのふたりの登場に、大歓声が沸き起こった。“長州のハヤブサ、KISHOWです”“越後の巨人、e-ZUKAです”と、氣志團風のあいさつで笑いを取ったふたり。“ついに氣志團に呼んでいただきました。キッシーズ(氣志團ファン)のみなさん、僕らの名前だけでも覚えていただいて、最後にはキッショーズになって帰ってください”とKISHOW(Vo)。学ランを着たのは20何年振りとのことで、客席から“似合ってるよ−!”との声が上がった。アニメ主題歌としてヒットした「変幻自在のマジカルスター」や「Can Do」をはじめ、彼らのライヴでの鉄板曲を8曲披露した彼ら。「Y・W・F」では、サビでパラパラ風ダンスで観客を盛り上げ、「modern strange cowboy」では、タイトルを“極東カウボーイ”と替え歌にして歌い、コール&レスポンスを繰り広げた。

一方、光のトランペットのソロ「夜明け」で幕を開けた氣志團のステージ。“よく来たね。俺たちが、おまえらの運命の相手、氣志團です! ロデオガール(GRANRODEOの女性ファンの通称)のみなさん、KISHOWさんの6オクターブ下でしか歌えない俺だけど、やさしくしてくれてありがとう(笑)”と、まずは自虐MCをかます綾小路 翔(DRAGON VOICE&MC&GUITAR)。得意のトークは爆笑の連続で、ステージもノリのいいサウンドとキャッチーなメロディーで盛り上げた。手をジグザグに動かす振り付けをみんなで踊った「Baby Baby Baby」、コーラスをみんなで叫んだアッパーの青春ソング「木更津サリー」。初の月9主題歌として話題の「喧嘩上等」(5月21日発売)も披露され、メンバーと同じ学ランを着たダンサーとともにガオーとやる決めポーズに、観客が沸いた。最後は、名曲「One Night Carnival」。振り付けと大合唱で会場が一体になった様子を観て、綾小路は“ヤベェ、オレ今、超Can do(感動)”とひと言。

CD不況と言われる時代、ライヴシーンから風穴を開けようと始まったこのシリーズGIG。意外な組み合わせで最初はどうなることかと思ったが、さすが百戦錬磨の氣志團、楽しいMCとキャッチーな楽曲でGRANRODEOファンをぐいぐいと引き込み、対するGRANRODEOも、圧倒的な演奏とパフォーマンスでキッシーズをねじ伏せた。

アンコールでは、恒例のコラボでなんとB'zの「ultra soul」のカバーを披露。ジャンルや業界のさまざまな垣根を超えた全員の大ジャンプに、Zepp Tokyoが揺れた。

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