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  • MOSHIMO
    「好き」って理屈じゃない!!
    「好き」って理屈じゃない!!

    MOSHIMO

    「好き」って理屈じゃない!!

     2021年8月4日に“MOSHIMO”がフルアルバム『化かし愛』を日本コロムビアよりリリース&メジャーデビュー!様々な恋愛における「シーン」をリアルに赤裸々に切り取った楽曲を中心に、コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、ファンへの思いを重ねた楽曲や、ライブシーンで話題のMOSHIMOらしいエネルギッシュな楽曲など全12曲を収録。バンドがメジャーシーンに飛び込む決意の現れた1枚となっております。    さて、今日のうたコラムでは最新作を放った“MOSHIMO”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその第1弾です。執筆を担当したのは岩淵紗貴。今作に収録される新曲「 化かし愛のうた 」に通ずるお話を綴っていただきました。素直に“好き”と伝えられたらいいのに、お互いに“化かし合い”をしてしまう。そんな恋をしているあなたへ…! ~歌詞エッセイ第1弾:「 化かし愛のうた 」~ 本気で人を好きになった事って皆んなある? 素直に恋ができたらいいのになって 化かし合う事をやめたくて作った曲なんだよ 本気でぶつかって、 自分をさらけ出して相手に求めて、求められて。 傷ついて傷つけて、笑って泣いて乗り越えて。 すれ違って重なって、想いあって支え合って。 なのに叶わない。変なのーー!! お互いの気持ちに気づいていても 言葉にして答えを出しても その先が見えないし、怖いからそのままでいるの。 ずっとそのまま。そっちの方がお互い居心地がいい。 誰も傷つかない。この関係を壊したくない。 いなくなっちゃうのが怖い。 タクシーの中で 「次どうする?帰る?もう一軒だけいく?」 って2人で話して 「じゃぁじゃんけんして、 私が勝ったらもう一杯だけ行こう!!笑」 なんてふざけてじゃんけんしたら ずっと、あいこなんだもん!! さすがに2人で吹き出して笑っちゃったのを覚えてる。 素直に「帰りたくないなぁ」 って伝えとけばいいのに。 そんな事言えないから 余計帰りたくなくなっちゃってさっ!! もう…ばかばかばか!!ほんとばか!!笑 誰にでも同じ優しさを渡してるだけ。 皆んなに同じ態度だと分かってるのに 私の欲しい言葉や優しさをくれる。 だから惹かれちゃう。 心のくすぐったいところを 猫じゃらしで撫でられてる感覚。 甘え下手だから愛でられてると勘違いしちゃって 私は「特別」だと思い込んでしまって期待する。 惹かれあってるのは確かなのに 言えない理由は沢山 ダメって分かっていても 好きな気持ちは止められないし 押し殺しちゃうと苦しくなる。 お風呂の中で限界まで息を止めてみても 苦しさは紛れない。 相手に気付いて欲しくて 分かって欲しくて押し付けちゃう。 「好き」って理屈じゃない!! これは私の中で恋愛を通して今 行き着いているところです。 化かし合ってる気持ちなんて嫌だ。 好きって気持ちは悪い事じゃない!! プラスの作用だよ。 なのになんで言えないの?伝えないの? 探り合って、騙し合って。 相手を想う気持ちがあるなら 「好き」って伝える形は沢山あるじゃん。 だから全部、冗談混じり半分本気!! ね? 煩悩、煩悩、煩悩!!!!だらけが楽しいや。 お互い全部、「冗談」にして「お友だち」 <MOSHIMO・岩淵紗貴> ◆紹介曲「 化かし愛のうた 」 作詞:岩淵紗貴・一瀬貴之 作曲:岩淵紗貴・一瀬貴之 ◆メジャー 1st Full Album『化かし愛』 2021年8月4日発売 COCP-41503 ¥3,000( 税込 ) <収録曲> 01.化かし愛のうた 02.以心伝心ディストーション 03.獅子奮迅フルスイング 04.飛んで火に入る夏の虫 05.倦怠期 06.蜂蜜ピザ 07.青いサイダー 08.3年前に別れた彼はどっかの誰かと結婚したらしい。何とも言えない何とも言えない何とも言えない敗北感の歌 09.断捨離 NIGHT 10.侘び寂び 夜遊び 夏祭り 11.神様ちょっと 12.調子どう?

    2021/07/29

  • 瀬川あやか
    思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。
    思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。

    瀬川あやか

    思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。

     2021年7月7日に“瀬川あやか”がニューアルバム『Sprinkler』をリリースしました。今作には、“メガネのプリンス”CM曲の「DIAMOND」「アイシテル~心を込めて~」、UHB“サツコレチャンネル”テーマソング「アイデンティティ」等を含む全10曲を収録。約2年半ぶりとなるアルバム、歌詞を味わいながらじっくりご堪能あれ…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“瀬川あやか”による歌詞エッセイをお届け!今回はその第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録の新曲「 Laugh to Laugh 」の誕生秘話です。コロナ禍の恐怖や不安を知った今だからこそ、生まれた曲。頑張り、踏ん張り続けているあなたに、この歌詞とエッセイが届きますように…! ~歌詞エッセイ第2弾・「 Laugh to Laugh 」~ 初めましての人も、そうでない人も、今夜から寝る前に聴く曲は私にします!という人も読んでいただきありがとうございます。瀬川あやかと申します。 今回でうたコラムは2回目。前回のお話は楽しんでいただけましたでしょうか? 文章が拙すぎたかなと気になりつつも、こんな貴重な機会なので第2回も楽しく楽曲の深掘りをさせていただこうと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。そしてもしよかったら聴いてやってください。 今回は「Laugh to Laugh」誕生秘話…というか、誕生の裏側をちょっと赤裸々にお話したいなと思います。今月リリースしたアルバム『Sprinkler』に収録されている楽曲。タイトルに選んだ「Laugh to Laugh」という言葉は以前(おそらく2~3年前?)行ったワンマンライブにつけたタイトルで、顔と顔を合わせる「Face to Face」ではなく、もっと先の「笑顔と笑顔で」という意味を込めて作った造語です。 今回のアルバムの制作は2019年末頃から始動していたのですが、収録されている全10曲中9曲のレコーディングを終えた頃から今のコロナ禍が深刻化し、制作を含めライブなどの音楽活動が完全にストップしていました。2020年に予定していたリリースも見送り、全く見通しのつかない状況が音楽業界にも続いていました。 実は私は普段看護師としても働いているのですが、日々悪化していく状況と情報で医療者としても音楽を届ける身としても、今できること、今やるべきことは何なのかを考えさせられる毎日でした。 そんな中で考えてもわからない日はあれど、みんなに会えない間も腐らない!と、たくさん出来た時間を使って今しか書けない楽曲をたくさん書こうと思っていたのですが、実は2020年に自発的に書いた曲はゼロ。断片的なデータはいくつかあっても、自分が満足して“書けた”曲はお恥ずかしながら1つもありませんでした。それほどこの歴史的な出来事は、少なからず私にも大きなショックを与え「もう書けないのかも…」とも思わされました(ちょっと無視してごまかしながらめっちゃ気にしてた笑)。 2021年になり、満を持してのリリースを決めた時からアルバムの制作が再開されました。とは言ってもジャケット撮影もすべて終わっていたため、収録されるあと1曲の制作です。ちょっと前に書いた曲のストックはあるけれど、せっかくリリースするのなら今の私が書いた曲がいい!と意気込んだのですが、まあー書けない進まない…まじでもう書けなくなっちゃったのかもおおおおと、何かが浮かんでは消しての繰り返しでした。他のアーティストさんってこんなことあるのかな笑。 そんなこんなで、締め切りのギリのギリまでかかって(何なら待たせて)出来上がったのが「Laugh to Laugh」だったというわけで、これはかなりいろんな意味で難産な曲になりました。 人と人との距離や関係までも遠ざける新型コロナウイルスの出現。たくさんの命と自由が奪われた日常に、一体どんなメッセージを受け取ればいいのか。難しく落とし所が見つかりませんが、また必ずみんなと笑顔と笑顔で会える日を心待ちにしています、という気持ちを込めて書かせていただきました。いろんな意味で今しか書けなかった曲だなあと今は愛着がすごいです。一旦は終わってしまった素晴らしい世界ですが、きっとアップデートして戻ってくる素晴らしい世界で、必ず会えると曲中で歌わせていただいております。頑張らず踏ん張ってまた必ず私たち笑顔で会いましょう。 裏話というか、私はこの先もこの曲を聴くたびに怖かった気持ちやコロナ禍のことを思い出すんだろうなあと思ったので、改めてきちんと私自身が「Laugh to Laugh」を振り返ってみたかったのでした。この先、思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。 最後まで読んでいただきありがとうございました。次回がラスト。したっけね~。 <瀬川あやか> ◆紹介曲「 Laugh to Laugh 」 作詞:瀬川あやか 作曲:瀬川あやか ◆4thアルバム『Sprinkler』 2021年7月7日発売 PNR-002 \3,000 <収録曲> 1.FILTER MAGIC 2.真っ白なジグソーパズル 3.Laugh to Laugh 4.アイデンティティ 5.プリザーブド・メモリー 6.もう一回 7.アイシテル~心を込めて~ 8.DIAMOND 9.アンコール 10.Someday, Someone

    2021/07/28

  • 須澤紀信
    ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか。
    ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか。

    須澤紀信

    ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか。

     2021年7月21日に“須澤紀信”が最新EP『遠近法-Reconstruction of perspective-』をリリース!1年前から続く新型コロナウィルスによって新しく生まれた、肘でのタッチ、マスク越しの会話、オンラインでの授業やテレワークなど、コロナ禍の「ニュースタンダード」とよばれる新しい「距離感」の中で、過去の常識との間で生まれる「孤独」を須澤紀信の独自の視点を通して再構築した5曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“須澤紀信”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録されている新曲「 パセリ 」のお話。彼がこのタイトルで歌を作ろうと思った理由、込めた想いを明かしてくださいました。みなさんにとってパセリとは、どんな存在ですか…? ~歌詞エッセイ第2弾:「 パセリ 」~ 唐突なんですが、パセリのことが好きだという人にお会いしたことはありますか? ちなみに僕はないです。「人生の最後にパセリをお腹いっぱい食べたい!!」なんて聞いたことも、もちろん言ったこともありません笑。 そもそも、お弁当や主菜の彩りにちょこんと添えられるのが定位置のパセリ。とりあえず入れといたら見栄え良くなるよね、みたいな感覚で、決してメインには成れないし、さらには、食卓に上っているにもかかわらず「えー、それ食べられるの?」と言われるパセリ。クラスに一人はみんなの残したパセリを食べて回る食いしん坊キャラいませんでした? それくらいみんな食べないパセリ。食べると好奇の眼に晒されるパセリ。なんと不遇な野菜なんだろうか、と同時に僕らはパセリの何を知っているんだろうか。 パセリの魅力を隅々まで知ってほしくて歌を書いた訳でも、このエッセイを書いている訳でもありませんが、ここまで蔑ろにされると逆に応援したくなってしまうもので、今回はぼくが「パセリ」というタイトルの歌を書いた理由も踏まえて書いていこうかなと思います。 もし野菜の世界に学校があったとしたら、まず間違いなくパセリはクラスの隅っこで静かに過ごすタイプのやつだったと思うんです。休憩時間にトイレに行って、帰ってきたら自分の席に人気者のトマトくんが座っていて、後ろのバジルちゃんと仲良さそうに話している。でも、どいてとは言えずにチャイムが鳴るまで遠くで待っているタイプ。 …実は栄養満点の緑黄色野菜なんですよ、美容と健康にいい栄養素が含まれていて、どの成分も野菜の中ではトップクラスなんだそうです。そんなわけでポテンシャルはすごい。でもちょっと見た目が地味で、好まれる味じゃない。自分からアピールすることもなく、ただ隣に置いておくと主役を引き立たせてくれるから居場所がない訳じゃない。都合のいいやつ。 ある日のお弁当、メインの肉料理に添えられたパセリを見て、なんか他人事じゃない気がしたんです。本当は美味しくなれるレシピもあるのに、諦めかけている。自分の可能性にそもそも気づけていないんじゃないか。それって、もしかしたら自分もそうかもしれないし、あの人もこの人もそうかもしれない。ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか、と。気づいたら歌にしていました。 もともと食べる派でしたが、歌を書いてからパセリのことがずっと好きになりました。人生の最後に食べたいとはまだ思えませんが…。 <須澤紀信> ◆紹介曲「 パセリ 」 作詞:須澤紀信 作曲:須澤紀信 ◆『遠近法 -Reconstruction of perspective-』 2021年7月21日発売 YCCW-10387 ¥1,650(税込)/¥1,500(税抜) <収録曲> 1.ドライフラワー 2.パセリ 3.希望のうた 4.一匙の魔法 5.アソート -remix-

    2021/07/27

  • 西片梨帆
    わたし以外のひととどんな熱をもって惹かれ合うのか。
    わたし以外のひととどんな熱をもって惹かれ合うのか。

    西片梨帆

    わたし以外のひととどんな熱をもって惹かれ合うのか。

     2021年7月28日に“西片梨帆”が新曲「愛は4年で終わる」を配信リリース!同曲は、バンドサウンドが炸裂したアップテンポチューン。人類学者ヘレン・フィッシャー博士が提唱した“愛は4年で終わる”という説をタイトルに掲げ、愛の価値観について独自の視点から描かれた歌詞では「love or Lie? 愛を選びたい」と軽快に歌う1曲となっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“西片梨帆”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは、新曲「 愛は4年で終わる 」に込めた想いです。わざわざひどいことを言ってしまった理由。本当は素直に謝って、泣いてみたいという本音。歌の中の<わたし>の感情がより鮮明に伝わってくるこのエッセイ、是非、歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:「 愛は4年で終わる 」~ 愛は4年で終わる 昔のことばかり思い出す 初めてあったときに交わした言葉や表情 取り戻すように今 関係を修復しようと試みても 日々は戻ってこない 「愛情はとてもあるよ」 そんなこと言われた ただ 痛かった わざと嫌がる言葉を選んで 最後にね 吐き捨てるようにつぶやく 覚えていてほしい それだけだよ 毎日ピンクが似合う女の子でいたいけど 失った日は黒い服を着て ひとり 祈る 諦めたふり 忘れたふり あの行の文字変換だけ  はやく はやく 打たなきゃ はやく はやく 忘れなきゃ あなたが新しい誰かをおもうときに ピンク色の気持ちではありませんように その色はわたしのために いつまでもとっておいて ときどきポッケから取り出しては 悲しくなったり 嬉しくなったりしてね 何にも感じない人には ならないで いい大人に出会うと あなたを想います あなたも何年か経ったら きっとこんなような人に なっているんだろうと なっていてほしいと 「やさしくされたいから やさしくするわけじゃないよ」 いつか言ってたっけ 隣には別の誰かがいて 日曜日には公園を ふたりで散歩したり おだやかに 暮らすのだろう 遠く 想像する 想像する やだなぁ  やだなぁ 覚えてて わざわざ言ったひどいこと 一番聞いてほしい 見てほしい ひとりのひと あなたには届かない この文章もこの曲も 皮肉ばかりだよ わたしをどこかで見かけたら 他人みたいに挨拶をするのだろう まるでなにもなかったように はじまってすらいなかったように 素直に謝って泣いてみたい 寂しかっただけなのと 泣いてみたい あなたの一部を少しずつ 食べては わたしの全てにしていたけど これからは 取り戻していかなくちゃ わたしがわたしを選ぶ練習 わたし以外のひとと どんな熱をもって惹かれ合うのか やだなあ やだなあ 覚えてて わざわざ言ったひどいこと 恋が音を立てて終わったとき きちんと教えて欲しかったけど そのころあなたは いない ふたりの思い出とあなたのこれからに 最大の愛と少しの軽蔑を 愛は4年で終わる  <西片梨帆> ◆紹介曲「 愛は4年で終わる 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆

    2021/07/26

  • ネクライトーキー
    私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だ。
    私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だ。

    ネクライトーキー

    私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だ。

    2021年5月19日に“ネクライトーキー”がMajor 2nd Album『FREAK』をリリースしました。メジャーデビュー作『ZOO!!』以来1年4カ月ぶり、3枚目のアルバム。アニメ『秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~』OP曲の「誰が為にCHAKAPOCOは鳴る」アルバムバージョン、ライブで披露されている新曲「続・かえるくんの冒険」「豪徳寺ラプソディ」「はよファズ踏めや」、アルバムのための新録曲など全13曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ネクライトーキー”による歌詞エッセイを3か月連続でお届け。最終回を担当したのは、メンバーの中村郁香(Key)です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 夢を見ていた 」に通ずるお話。みなさんにも何かずっと諦めきれないことってありませんか? 独りで考え込んでしまった時、このエッセイと歌詞を読んでみてください。 ~歌詞エッセイ最終回:「 夢を見ていた 」~ 眠りに落ちる前の暗闇の部屋の中で、いつも答えのでない事を考えふけっている。毎日のルーティンのようにしてしまうこの考え事は、勝手に反省会とでも名付けようかな。今まで生きてきた選択肢で後悔していることはないかなとか。他にもいろいろ。生きるって本当に大変だし面倒くさい。まったく。そんな疲れた気持ちを少しだけ和らげてくれる曲「夢をみていた」について話をしようと思う。 まず最初にお伝えしておくと、私は“2人きりで話す”という当たり前な事が苦手である(例外はある)。とにかく2人だと会話のキャッチボールが早くて困る。そしてちゃんと話を聞かねばと集中すると疲れて眠たくなっていく。別に相手の話がつまらないわけではない。こんな眠たそうな顔してごめんと思っている。そうやって過ごした日の夜は、相手に悪かったなーとか思いながら自己嫌悪という勝手に反省会が開催される。 1人でいればこんなに悩まなくていいのに、と考えてみる時もある。けれども誰かと話しをしたいとも思ってしまう。なにか話すことで相手と分かり合えるんじゃないか、ずっと一緒に時間を共有すれば、2人きりでも平気な人になるんじゃないかなって。実際に3年を経て仲良くなった人もいたので、不可能ではないのだ。単にその人と親密になることを諦めきれないのだ。これも相手に対しての1つの愛だと思う。  さてこの曲の話をしよう。普段の曲達より音数も少なくて哀愁を感じさせる「夢をみていた」。 残りはどうにも少ない水筒 何年経てどかわらぬままで 自分の中では、この水筒の中身はすり減った自分の気持ちとして考えている。諦めきれなくて空っぽにもできない。でも何年経っても中身を増やせない。ずっとそこから動けないでいるという事。何かを諦める事も続ける事も勇気が要って苦しい時があるよね。人間関係でも音楽でも同じ。 愛さえ無ければ悩まないままで 愛さえあるなら迷っても灯を探して このフレーズは、少しだけ未来に希望が持てる言葉だと信じている。誰からも思ってもらえていないのであれば簡単に諦めもつく。けれどそこに少しの愛があるのならまだ少し、あと少しだけ進んでみようかなって思える言葉だと思う。実際にこんな話をメンバー内でしないので、歌詞の本当の解釈はわからない。ただこの曲は、私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だということ。 <ネクライトーキー・中村郁香> ◆紹介曲「 夢を見ていた 」 作詞:朝日 作曲:朝日 ◆Major 2nd Album『FREAK』 2021年5月19日発売 初回生産限定盤[CD+BD] AICL-4053~4 ¥4,800(税抜) 通常盤[CD] AICL-4055 ¥2,800(税抜) <収録曲> 1.気になっていく 2.はよファズ踏めや 3.大事なことは大事にできたら 4.踊る子供、走るパトカー 5.誰が為にCHAKAPOCOは鳴る(Album EDIT) 6.俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ 7.八番街ピコピコ通り 8.豪徳寺ラプソディ 9.カニノダンス 10.思い出すこと 11.続・かえるくんの冒険 12.Mr.エレキギターマン 13.夢を見ていた

    2021/07/23

  • 川村結花
    会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。
    会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。

    川村結花

    会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。

     2020年にCDデビュー25周年を迎えた、シンガーソングライター・川村結花。今日のうたコラムでは、その記念企画として2020年~2021年の2年を通じてのご本人によるスペシャル歌詞エッセイをお届けしてまいります!更新は毎月第4木曜。  シンガーソングライターとして活躍しながら、様々なアーティストへの楽曲提供も行い、ここ数年はピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている彼女。この連載でどんな言葉を綴ってくださるのでしょうか…!今回は第19回をお届けいたします。 第19回歌詞エッセイ:「 星の果て 」 暑中お見舞い申し上げます。連日の猛暑にわたしはもちろん、我が家のワンコもお散歩帰りはヘトヘトにへばっております。なるたけ涼しい時間に行くのですがやはりどうしたって暑い。帰ってくるとゼーゼーハーハー。イヤほどわかってるのに何故そう毎日行きたがるのでしょうか。しかも後半ほとんど抱っこ、、、。彼女はフレンチブル←11キロ。どんなエクササイズやねん、と毎日参っております。 ところで。いきなりですがお好きな邦画は何ですか?ーって、そんなの考え出したらキリがないと思いますし、わたしも然り、なのですが、1番は?と考えると『時をかける少女』かもしれません。あの描かれている世界の全てが好き。ストーリーも映像も原田知世さんもキャストの方々もそして物語の舞台である尾道も。目に映るもの耳に届く音包み込まれる空気、なにもかもが静かでゆっくりで懐かしくて、そして何よりどこか物哀しくて儚い。 最後の方のシーンのひとつ、深町くんが未来へ帰る時。「未来で必ず別の人になって君の前に現れる」「でもそのとき君も僕もお互いがお互いであることがわからない。記憶は消されてしまうから」というようなことを原田知世さんに言う。それに対して「わかるわ、わたしには」と言いながらふわ~っと気を失ってゆく。 その後何年かしてどこかの研究室ですれ違う2人。深町くんを見て首を傾げながらすれ違ってゆく知世さん、、、。そこへチャ~ッ、チャチャチャッ、チャッチャッチャ~、とテーマ曲のイントロが。あかん。胸がいっぱいになってきた。いや、とにかくさっきも書きましたがその作品全体に漂う物哀しさと儚さがわたしの胸を打ちまくり倒すのです。 前回も同じようなこと書いた気もするのですが、どんなに長く一緒にいられたとしても100年にはとても足りない、と「 Travels 」(←わたしの曲です。すみません、つい)で歌っておりますように、どんなに愛し合っていてもどんなに大切な人でも、いつか必ず天に召されるか土に還る時がやって来る、これは生きとし生けるものの宿命です。そればっかりはしょうがない。 でもだからこそわたしは信じていたいのです。大切な誰かとは、また次の世で会える、ということを。父がこの世を去ってからもう13年になりますが、今でも時々「ああ、会いたいなあ、、」と思います。会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。とも。その場合、わたしは父を見て父とわかるのだろうか。それ以前に父と娘という関係性ではなく、近しい者同士として再会するのだろうか。などなどー、こういう輪廻転生的なことを昔から信じているところがあって、そういう意味でわたしはヒンドゥー教なのであろうかと思うのですが、そない言うほどカレーめっちゃ好きでもないし、そうでもないんかな。知らんけど。 まあそんなわけで、わたしの曲の中にはそんな思想がいつも根底にあると言ってもいいと思われます。顕著なものとしては、2011年リリースの、観月ありささんへの提供曲(作詞作曲)「星の果て」。 いつか この目が閉じて ふたりが遠く話されても 星の果てで 虹のふもとで あなたのこと きっと見つけるよ どこにいても 時を越えても その手のひら ずっと憶えてる この曲の MV を見た時、まずもう観月ありささんのあまりの美しさにうっとりしてしまいました。その美しいありささんが澄んだお声で心込めて歌ってくださることで、より壮大にロマンティックな音楽となって世に出ることになってくれて、本当に嬉しく光栄でした。 そして観月ありささん、今年で歌手活動30周年なのですね(おめでとうございます!)。それに伴って、過去のリリース曲の何曲かが各種音楽サブスクリプションサービスにて配信されているそうです。ありがたいことに「星の果て」も入っているようです。このコラムを読んでくださっている皆さまもどうぞお聴きになってみてくださいね。この儚い人生の中で出会えた愛しい人達へ想いを馳せてみてくださいね。書いていてなんだか、わたしも優しい気持ちになってきました。今日も一歩一歩&愛情持ってがんばってこう。 <川村結花> ◆紹介曲「 星の果て 」 作詞:川村結花 作曲:川村結花 ◆プロフィール 川村結花(シンガー・ソングライター) 大阪府生まれ。東京芸術大学作曲学科卒業。1995年、アルバム「ちょっと計算して泣いた」でシンガーソングライターとしてデビュー。同時に作詞家作曲家として楽曲提供を行い、主な提供楽曲は、夜空ノムコウ(作曲)をはじめ2019年現在までに100曲以上。2010年「あとひとつ」(作詞作曲共作)でレコード大賞作曲賞を受賞。2017年、アルバム「ハレルヤ」をリリース。ここ数年は、提供楽曲の作詞作曲も行いながら、ピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている。 オフィシャルサイト: https://www.kawamurayuka.com ◆歌詞エッセイバックナンバー 【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】 【第7回】 【第8回】 【第9回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 【第16回】 【第17回】 【第18回】

    2021/07/22

  • saji
    ほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば。
    ほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば。

    saji

    ほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば。

     2021年7月21日に“saji”がニューシングル「星のオーケストラ」をリリース。タイトル曲は、7月から放送開始のTVアニメ『かげきしょうじょ!!』オープニングテーマです。ヨシダタクミ(Vo.)は「僕も夢を持って音楽の門戸を叩いた人間なので、さらさたちと同じ目線に立ち、全力でOP曲書かせて頂きました。sajiは皆さんの夢を全力で応援します。かがやけ青春。」とコメントしております。眩しい青春ポップロックをご堪能あれ!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“saji”のヨシダタクミによる歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 星のオーケストラ 」に通ずるお話です。ご自身の“夢のはじまり”である中学3年生の頃まで遡り、今に至るまでの軌跡を明かしてくださいました。彼だからこそ紡ぐことができた「星のオーケストラ」の歌詞と併せ、エッセイもお楽しみください。 ~歌詞エッセイ:喩芽 -ゆめ-~ 僕の生まれた北海道帯広市という街は 雪の深いとても静かな街で、 夏になると祭囃子が聴こえ始めるとか、 冬が来れば観光客が溢れかえるとか そういう世界とは無縁の、 しんしんと と云う言葉が まさにぴったりと当てはまる場所。 街には小さなライブハウスが2つだけあり、 プロを目指すとかそんなんじゃなく、 普通に働いている音楽好き達が 土日だけ非日常を奏でている空間であって、 「芸能人になる!」と宣言する人は皆無で、 ましてや同級生にアイドルなんて居なかったし 友達のお父さんが有名な歌手なんて事もない いわゆるどこにでもある古き良き田舎。 僕が音楽でプロになりたいと 最初に思ったのは中学3年生の時。 当時は父の影響でバスケをやっていて、 運動は好きだが上手くはない。 試合には出るがレギュラーではない。 中途半端な存在だった。 そんな僕が唯一目立てる瞬間が休み時間。 地元の学校では、1教室に1台 必ずオルガンが置いてあって、休み時間になると 偶にクラシックの曲を弾いたりした。 (渚のセレナーデやモーツァルトのトルコ行進曲) すると友達や普段は親しくないクラスメートたちが 集まり出して、興味深そうに僕の演奏を見つめる。 見られる事は恥ずかしかったが、 他の人が僕の存在を肯定してくれる気がして、 そこには自分の居場所があった。 得意気になった僕は 弾けもしない中古のアコースティックギターや MTR(マルチトラックレコーダー)やらをお年玉で買って 作曲の真似事をやり出した。 そんな時にたまたま某レコード会社の デモテープ募集の記事を見つけて、 自作のオリジナル曲を集めて焼いたMDと 履歴書を詰めた茶封筒に封をした。 結局これを送る事はなかったのだが、 それから数年後、 縁あってsajiの前身である phatmans after schoolというバンドの一員として 某レコード会社からデビューする事になる。 そして初顔合わせの時にこのエピソードを レコード会社の社長に話したらとても喜んでくれた。 話は戻るが、そんな中学時代を過ごした後、 僕は家から徒歩10分ほどの高校へ進学する。 そこでsajiのギターであるユタニと出会った。 軽音楽部(バンドやりたい人たちが集まる部活)で 一つ上の先輩だったユタニくんとは 音楽の趣味も女性の趣味も合わなかったが 妙に気が合って毎日一緒に居た。 授業が終われば部活に行き、 部活が終われば僕の家でだらだら過ごす日々。 先輩後輩というよりは仲の良い友達みたいな関係。 先述の通り音楽の趣味がまるで違ったので それぞれ別のバンドを組んでいたのだが、 ある時、某テレビ番組主催の バンドオーディションがあると知り合い伝てに聞く。 しかも一次予選は帯広でも行われると言うのだ。 (この手のオーディションは北海道だと だいたい地区予選会場が札幌だったりして、 高校生の僕らに交通費が捻出できるわけがなかった) しかし困った。 当時僕が組んでいたバンドのギターは他校かつ進学校で オーディションの為に平日に集まれる訳もない。 でも出たい。 「そうだ。ユタニくんに聞いてみよう。」 オーディション当日、 僕の家で初めて曲を聴いたユタニとそのまま初の共演。 ちなみにそれが僕らの地上波デビュー。 なんとそんなバンドが予選通過してしまった。 てぇへんだ。 そんなこんなで二次予選に進んだ僕らは 札幌プチ旅行よろしくTV局が手配したホテルに泊まり、 テレビカメラが沢山向けられた ステージで演奏することになる。 結果として僕らの冒険はここで終わってしまうのだが、 この時の経験が僕たちをプロの世界へと誘ってくれた。 気の合う仲間と好きなことをやってタダで旅行できる。 こんな事が続くならプロになれたら最高じゃないか。 これが二度目の夢のハジマリ。 そんな邪な気持ちが 純粋な世界を結びつけてくれたのだから、 どこに夢の芽生えが転がっているか 分かったもんじゃない。 人間、一生に関わる出逢いは ふとした偶然の先にあるものだ。 だいぶ前置きが長くなってしまったが 今回僕らが紡いだ 「星のオーケストラ」と云う曲は そんな誰かの夢の傍に居続けてくれるような 存在になることを目指して書いた。 本楽曲がオープニングテーマを担当する TVアニメ『かげきしょうじょ!!』という作品は まさにその夢の門扉を叩いたばかりの少女達の物語で、 それは僕らsajiの三人が かつて歩いてきた道程でもある。 夢というのは誰かが建てた建造物ではなく、 喩えるならばそれは 心の中でふとした瞬間に 芽生える花のようなもので、 咲くか枯れるかは自分次第。 雨の日もあれば風の日もある。 誰かが叶えてくれる訳もないが、 ほんの少し支えてあげることは 出来るのかもしれない。 そのほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば、 僕はそのきっかけになりたいと思うし その想いの先にあるのが この「星のオーケストラ」という曲。 物語の主人公はいつだって君たちであり、 冒険の始まりは突然やってくるのかもしれない。 その“いつか”の時に 皆さんの側に僕らの曲が 居てくれる事を願って 今日も唄を歌ってみたりして。 <saji> ◆紹介曲「 星のオーケストラ 」 作詞:ヨシダタクミ 作曲:ヨシダタクミ ◆ニュー・シングル 『星のオーケストラ』 2021年7月21日発売 KICM-2095 ¥1,320(税込) <収録曲> M1:星のオーケストラ M2:アンチロックミー M3:ネモフィラ

    2021/07/21

  • 須澤紀信
    いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで。
    いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで。

    須澤紀信

    いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで。

     2021年7月21日に“須澤紀信”が最新EP『遠近法-Reconstruction of perspective-』をリリース!1年前から続く新型コロナウィルスによって新しく生まれた、肘でのタッチ、マスク越しの会話、オンラインでの授業やテレワークなど、コロナ禍の「ニュースタンダード」とよばれる新しい「距離感」の中で、過去の常識との間で生まれる「孤独」を須澤紀信の独自の視点を通して再構築した5曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“須澤紀信”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその第1弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 希望のうた 」のお話です。この歌詞のワンフレーズに、ご自身の中でなんとなく「譲れない気持ち」と「むず痒さ」を感じていたという彼。それは一体、どんなものだったのでしょうか。是非、歌に込めた想いと併せて、歌詞をお楽しみください…! ~歌詞エッセイ第1弾:「 希望のうた 」~ この街は野良ネコが多いんだ 捨てたもんじゃないよ って歌詞が、自分の中でずっと異質なものに見えていて、自分で書いた歌詞なのに何言ってんだって話なんですが、曲の中ですごく浮いていた。でも、頭で理解できないけどフィットしているから変えたくない歌詞ってあるんですよ。譲れないところ。まさにこの箇所はその感覚で。そして今回のこのエッセイのお話をいただいた時に、そのむず痒さをそのままにしていたら書けないなと思って、改めて歌詞とにらめっこしてみました。 そしたらハッとして、これは自分の中の“THE BLUE HEARTS”的な部分なんじゃないかと。「 TRAIN-TRAIN 」に<いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない>って歌詞があるんですが、それを僕なりの言葉にすると<この街は野良ネコが多いんだ 捨てたもんじゃないよ>になるんじゃなかろうかと。 残念ながら猫や動物を自分の都合で捨てる人はいる。でも、その反面拾う人や大切にする人もいる。そうやってこの街で、人は自分にできることを不器用ながらも考えて生きている。<TRAIN-TRAIN 走って行け TRAIN-TRAIN どこまでも>なんじゃなかろうかと。今回のエッセイのお話をいただいたおかげで、自分の中に“THE BLUE HEARTS”的な部分があることを知れました。 この歌はまず、間違いなく僕一人では書けませんでした。それは何故かというと、この歌がTBSラジオでコーナーを持たせていただいていた時に、あるテーマに沿ってリスナーの皆さんから頂いたメッセージを元に書いた歌だから。そのテーマというのが「コロナ禍の中で、したいけど、出来ないこと」です。 メッセージはどれも皆さんの我慢が綴られていました。「息子が生まれ、久しぶりに実家に帰って顔を見せたい」「学校に行けない」「友達に会えない」「リモートの仕事に慣れない」ラジオ内で紹介しきれなかったものも含め、様々な痛みや不安がありました。それらのメッセージに触れ、自分なりに書き上げたのが今回の「希望のうた」でした。 僕自身、この1年間で開催できたライブは片手で数えられるほどでした。ワンマンライブを延期し、延期した日程も中止になり、悔しい思いもしました。こんな今だからこそ、希望を持って生きていたい。いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで、僕はこの歌を歌い続けていきたいと思います。 <須澤紀信> ◆紹介曲「 希望のうた 」 作詞:須澤紀信 作曲:須澤紀信 ◆『遠近法 -Reconstruction of perspective-』 2021年7月21日発売 YCCW-10387 ¥1,650(税込)/¥1,500(税抜) <収録曲> 1.ドライフラワー 2.パセリ 3.希望のうた 4.一匙の魔法 5.アソート -remix-

    2021/07/20

  • 西片梨帆
    変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。
    変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。

    西片梨帆

    変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。

     2021年6月23日に“西片梨帆”が新曲「そのままでいてね」を配信リリースしました。恋人として、ずっと一緒にいて、互いを理解していたはずの二人。でも、仕事や生活で移りゆく時間の中、愛情や絆といった価値観が少しずつ違っていって…。そんな恋愛模様を描いた作品。二人の結末はどうなるのでしょうか。是非、歌詞をご堪能ください。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“西片梨帆”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは、新曲「 そのままでいてね 」に込めた想い。変わることを求められているようで息苦しいあなたへ。変わらなきゃいけないと、不安で焦燥感のあるあなたへ。このエッセイと歌詞が届きますように…! ~歌詞エッセイ:「 そのままでいてね 」~ こんにちは。西片梨帆です。 歌詞エッセイを書かせて頂けるとのことで、 夜な夜な書いています。 前作のミニアルバム 『彼女がいなければ孤独だった』をリリースした際も 書かせて頂き、ありがとうございます。 今回は、一人で話している内容を 文字に起こすような形でエッセイを書いてみます。 西片と内緒話をしているような、 そんな気持ちになってくれたらと思います。 約半年ぶりに新曲「そのままでいてね」を リリースすることができて、とても嬉しいです。 “そのままでいてね”という言葉は 実はファンの人や、周りの大切な人へ 長い間送っていた言葉でした。 例えば、 グッズを買ってくださった方にサインをする時に、 “そのままでいてね”ってよく書いていたんです。 生きていると、 変わることを常に求められる気がしていて、 せめて私はそのままでいいよって伝える人でいたくて。 知っている人には伝わる言葉。 知らない人にだって救いになるかもしれない言葉。 久々のリリースだったので、 私は変わらずにここにいることを 「そのままでいてね」という言葉を通して、 内緒話みたいに伝わればいいなと思っています。 新曲をリリースするたびに、 曲の意味についてよく考えます。 聞かれることも、多くて…。考える。考える。 なんで作ったんだっけ?記憶を掘り起こす。 ほとんどが感覚だったり、 自分でも説明できないような感情を 残すために書いていて。 だから、正直自分でもよく分からないのです。笑 意味ってすごく難しい。 だけど、たくさん考えた結果一つだけ分かったのは、 意味ってあるようでないということ。 「あなたはなんで生きてるの?」って聞かれるのと 近い質問なのかもしれません。 説明するための言葉は探せばきっと、 私の中から持って行けるけれど、 それをしたくない自分もいます。 わからないままで十分に事足りていると思うのです。 だから、好きなように大切にしてもらえたらいいなあ。 この曲を持ち歩いては、時々お守りにしてもらって。 わからないけど、自分もその感情を知っているなって。 そうやって気付いたら、涙が出たり、 心が動いてしまうような音楽を ずっと作っていたいです。 あなたが変わることを 望む人たちがたくさんいたとしても 私は変わらないでいいよと歌います。 大丈夫、もう十分だよ。 だからどうか、そのままでいてね。 <西片梨帆> ◆紹介曲「 そのままでいてね 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆

    2021/07/19

  • Ms.OOJA
    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。
    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。

    Ms.OOJA

    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年7月16日に第5弾となる新曲「あなたが決めた今日なら」をリリースしました。Ms.OOJAの代表曲「 Be... 」を共作したプロデューサー・her0ismと再びタッグを組んだ1曲。疾走感あふれるトラックに、背中を強く押してくれるようなポジティブなメッセージを詰め込んだ、爽快なサマーアンセムとなっております。  さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。今回はその第6弾。綴っていただいたのは、新曲「 あなたが決めた今日なら 」に通ずるお話です。今作で再びタッグを組んだher0ismと、初めて会ったLAでの体験を明かしてくださいました。そのときに湧き上がってきた、とある感情とは…? 今の自分が不甲斐なくて情けないと感じているあなたへ。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第6弾:「 あなたが決めた今日なら 」~ Ms.OOJA7ヶ月連続リリース第五弾「あなたが決めた今日なら」。この曲はLA在住の音楽プロデューサー・her0ism(ヒロイズム)との*Co-Write(コライト)だ。彼のオハコでもある天才的にキャッチーなメロディーラインと前向きだけど少し辛辣な歌詞。連続配信の中では初のアップテンポの応援ソングだ。 *Co-Write(コライト)=共同で曲作りをする her0ismといえば私の代表曲「 Be... 」の作曲家でもある。2012年にリリースされた「Be...」だが、作曲家である彼には一切会わずに制作したため、初めて彼にあったのは2017年のLAだった。 その時はDr.Rこと酒井さんとLAのクリエイターたちとのコライト合宿で訪れていたのだが、偶然にも隣のスタジオに彼が居て、そこで「初めまして」となった。ツイッターのアイコンでしか彼を知らなかったので、サングラスを掛けたトッポイ感じの人なのかと思ったら、とても優しく親しみやすい人物で安心したのを憶えている。しかも同い年だった。 コライトで訪れていた初のLAで、毎日スタジオに籠もって制作をしていたのだが、一つやりたいことがあった。それはライブをやること。 her0ismと初対面した夜、バーバンクの小さなライブハウスで歌えることになった。ハウスバンドのギターとドラムと簡易的なリハーサルをして(そのギターがとんでもなくやる気がなかったw)、しなびたポテトとビールを飲みながら本番を待った。そこにはher0ismと、もう一人の「Be...」の作曲者・アレックス(Alex Geringas)も駆けつけてくれた。 坂本九の「上を向いて歩こう(sukiyaki)」とアリシア・キーズの「If I ain't got you」と「Be...」を歌ったのだが、洋楽のアリシアを歌ったときには少し反応があったけど、SUKIYAKIならまだしも、アメリカ人にしてみたら全く聴いたことこのない日本語の曲を突然歌いだしたアジア人に、まばらにいたお客さんは終始クールな反応だった(しかも私は終始に日本語で喋っていた)。 小さな箱の小さなステージ、音響も照明も万全ではないし、なんせバンドのギターはずっとやる気がない(笑)。そして誰も私を知らない。そんな圧倒的アウェイな状況で私は意気消沈するどころか大興奮していた。歌いながら自分の中にどんどんとある感情が湧き上がって来ていることに気づいたのだ。それは17歳の時に初めてステージで歌った時の感覚に酷似していた。 「こっちを見ろ!」「歌を聴け!」「振り向かせてやる!」クラブで歌っていたころの私は、毎回挑むような気持ちでステージに立っていた。 クラブという場所に集まる人達にはさまざまな目的がある。踊りに来る人、酒を飲む人、ナンパ目的の人、目当てのアーティストのパフォーマンスを楽しむ人、人が多く集まるイベントもあれば、そうじゃない場合もある。歌う環境だって劣悪で、いわゆる転がしモニターと言われる、ステージに立つ人専用のスピーカーなんてものは無いのがほとんど。PAだってリハーサルの時と人が変わっていたりして、なんのためのリハーサルなんだ?と思うことも多々あった。 歌っている自分の声は、ほとんど聴こえない状態で歌うしかない。しかもホコリとタバコの煙と酒の匂いが蔓延する中で。そんな環境が当たり前にあって、いかにそこでステージに目を向けさせるか、歌を聴かせるか、名もなき駆け出しのシンガーには大きな課題となってくる。試行錯誤をして場数を踏んでいくしかない。悔しい思いも理不尽な経験もした。自分の不甲斐なさに情けなくなったこともたくさんあった。そんな私のモチベーションになっていたのが反骨心だ。この反骨心が私を燃えさせ、そして楽しませていた。 その反骨心は火種を絶やしていなかった。2017年のLAでまたメラメラと生き返ったのだ。そして目線の先には代表作を手がけてくれた作曲家二人がまっすぐにステージを見て「Be...」を聴いてくれている。まるであの頃、私のファンだと言って支えてくれた親友たちのように。たった一人に届けること、対観客ではなく対一人一人に。歌うことの楽しさ難しさを改めて感じることが出来、初心に帰ることが出来た。そんな貴重な体験だった。 その出会いから時を経て生まれた楽曲が、また時を経てみなさんのもとに届く。今は容赦なく過去になっていく。過去は変えられないと思うかもしれないが、過去は未来でその意味を変えることが出来る。例えば、クラブ時代にはその劣悪な環境で歌うことをマイナスだと思っていたけども、今こうして大きな声量とたくさん歌っても壊れない強い喉を手に入れたのは、当時のお陰だと言えるからプラスと言える。 今をどう生きるかでプラスにもマイナスにも過去を変える事ができる。これは私の大好きな作家さんの著書の中に出てくる概念だが、私の基軸となっている考え方だ。「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。今起こっていることの答えなんて、今理解出来なくても良い。いつか振り返った時に「そうだったのか」と思えればいい。しかもその答えは自分の歩く道次第でいくらでも姿を変えていくのだ。 そう、全ては自分次第、そして「あなたが決めた今日なら」人生はもっと楽しくハッピーなものに変えていけるのだと思う。私達の未来は希望だらけだ。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 あなたが決めた今日なら 」 作詞:Ms.OOJA・her0ism 作曲:her0ism・Ms.OOJA

    2021/07/16

  • Panorama Panama Town
    そのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。
    そのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。

    Panorama Panama Town

    そのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。

     2021年7月16日に“Panorama Panama Town”が新曲「Strange Days」を配信リリース!80年代ポストパンク~New Waveを踏襲した、彼らにしか出せないOne&Onlyなギターロック。10代の未体験な蒼く切ない衝動と葛藤の日々=Strange Days。同曲はドラマ『ギヴン』の主題歌にも決定しております。さらに。劇中バンド“the seasons”が演奏する楽曲も岩渕想太(Vo.)が作詞曲・アレンジで担当。是非、ドラマと併せてお楽しみください。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“Panorama Panama Town”の岩渕想太による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、新曲「 Strange Days 」に通ずるお話です。音楽を聴くことが貴重な楽しみだったという彼の高校時代。今の“Panorama Panama Town”にも繋がっているであろう、当時の記憶や想いを明かしてくださいました…! ~歌詞エッセイ:「 Strange Days 」~ 高校の頃は、やり場のないエネルギーに溢れていた。 福岡北九州の街から外れた住宅地の中にあった我が母校は、校則がとても厳しく、周りから「監獄」のように恐れられていた学校だった。頭髪検査、持ち物検査は当たり前に存在し、登下校時には制帽を被ることが定められていた。入学してすぐには、山奥に泊まり込みで集団行動をやり続ける「克己心育成のための合宿」なるものがあって、ひたすらに行進や「右向け右」の練習だけをし続ける。そしてその「右向け右」の号令は、卒業するまでずっと耳元で鳴り響いた。自分にとっての高校生活とは、いかに教師達の言う「右向け右」を無視し続けられるか、「右向け」と言われた時に、どれだけ違う方向を向くことができるか、を考え続ける日々だった。 高校生活における楽しみは、音楽を聴くことだった。帰宅部だった自分は、放課後になるとすぐに自転車を飛ばし、学校から20分ほどのショッピングセンターの中にあるタワーレコードに向かう。または、帰り道にあるレンタルビデオショップでCDを借りる。それを家で聴いている時が、何よりの楽しみだった。当時は、サブスクリプションなんかなくて、CDを一枚一枚パソコンに取り込んでいく。最初は、PSPに、ウォークマンに、iPodに、自分だけのライブラリを作っていった。友達付き合いは下手な方ではなかったけど、学校で音楽の話をすることはほとんどなかった。当時、クラスで流行っていた音楽が全然好きじゃなかったし、なんとなく伝わる気がしなかったからだ。 そんな学校の中にも、何人かは音楽の話ができる友人がいた。まるで、禁止されている宗教を告白し合うように、教室の隅で、会話の断片をヒントに、「もしかしてあのバンド好きなのか?」「お前もか!」と分かり合った友人だ。学校終わりのタワーレコードも、レンタルビデオショップも、友人と行くようになり、授業の合間の休み時間や、掃除の間、好きなバンドの話をする。携帯や音楽プレイヤーなどあらゆる持ち込みが禁止の学校の中で、その時間だけがオアシスだった。囚人同士が、牢屋の中で捕まる前の生活を懐かしむように、会話は白熱してとめどなかった。あのアルバムのあの曲がいい、あのライブ映像観た?そんな会話がいつまでも。 新曲「Strange Days」は、ドラマの主題歌に書き下ろした曲で、そのドラマの中には過去に音楽を志したが、ひょんなことから諦めてしまった高校生の少年が登場する。クラスの友人には、音楽の話を一切語らず、常にどこか退屈そうだ。「Strange Days」はそのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。自分の場合、高校の時にバンドは組めなかったが、紛れもなくその友人たちのお陰で、学校が楽しめたんだと思う。そんな話ができることを諦めかけていたあの頃、好きなものについて分かち合えた瞬間は、今でも宝物だ。 あと、その時バンドを組まなかった代わりに、大学に入って最高のバンドが組めた。音楽を好きでいることを繋ぎ止め、音楽への憧れを大きなものにしてくれたという意味でも、当時の友人には感謝している。 <Panorama Panama Town・岩渕想太> ◆紹介曲「 Strange Days 」 作詞:岩渕想太 作曲:岩渕想太

    2021/07/15

  • 黒木渚
    全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。
    全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。

    黒木渚

    全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。

     2021年7月7日に“黒木渚”がNew Full Album『死に損ないのパレード』をリリースしました。今作には、昨年から今年にかけて配信された「ダ・カーポ」「竹」や、ツアーメンバーと即興でリアレンジした「あたしの心臓あげる(midnight ver.)」など全8曲が収録。何度だってくたばってまた立ち上がる、黒木渚が贈る生命賛歌を受け取ってください。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“黒木渚”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 心がイエスと言ったなら 」に通ずるお話です。かつて、音楽で生きてゆきたい気持ちと安定志向との狭間で戦っていた彼女だからこそ、生み出すことができたこの曲。人生の帰路に立っている方、とくに学生から社会人になる上での選択肢に悩んでいる方へ。この歌詞とエッセイが届きますように…! ~歌詞エッセイ:「 心がイエスと言ったなら 」~ 誰しもが成長の過程で「自己実現」の壁にぶち当たる。 理想の自分を思い描くと同時に知らしめられる現実とのギャップ。完全なる自己実現を果たした人間がこの世界にどれほどいるのだろう。 我々は思い通りにならない人生に翻弄されながら生きている。時には成功している人へのルサンチマンを抱えたりして。 例えばここに、音楽で生きてゆきたい私がいる。 中高一貫の厳格な学校に通い、奨学金で大学に進み、欲を出して大学院にまで行ったくせに、私は音楽を諦められなかった。体に染み付いた優等生のペルソナと安定思考は、なかなか抜けてくれず結局、地方公務員として市役所に就職した。 働きながら、いつも音楽のことを考えていた。 作りたくて作りたくて、時間が足りない。 休日にはギターを抱えてステージに立った。もちろん本業は公務員だから、趣味として活動していたわけだが、小さなライブハウスのステージでスポットライトに照らされているときだけが、本当の自分でいられる時間だった。 頭では分かっている。 音楽で生きていくなんて大それた夢物語だと。 このまま真面目に働いていれば、不自由なく生活できるだろうし、家族だって安心してくれている。いずれは同じ公務員の誰かと恋愛して、結婚して、子供も産んで、安定した家庭を築き、マイホームを建て、幸せに暮らしてゆけるかもしれない。 でも、ダメだった。 深い場所が安定を拒絶している。 これまで得たものも、築いたものも全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。 諦めにも似た気持ちで辞表を出したとき、この先行き倒れになるかもしれない自分の人生が誇らしく思えた。 私は一回制の命を尊んでいる。そう実感できた。死にたがりだった少女時代が可笑しく思えるほど、私は思うままに生きようとしている。 新生活のために買い揃えた家電も、初任給で買ったおしゃれなインテリアも全部捨てて、楽器だけ持って東京に飛び出してきた日。心細さとともに、清々しい気持ちがあった。 なんと身軽でわがままな人生だろうか。 私の心は音楽に対してイエスと言い続けていた。その声に従って行動したことが、今の私を支えている。曲をつくるたびに、大きな声で歌うたびに、今だにイエス、イエスと言い続けているのだ。 迷いの中で答えを探している人がいたら、この曲を聴いてほしい。あくまでも黒木渚からの提案ではあるけれど、経験則や実感を込めて贈りたい声援だ。 <黒木渚> ◆紹介曲「 心がイエスと言ったなら 」 作詞:黒木渚 作曲:黒木渚 ◆「心がイエスと言ったなら」MV https://youtu.be/zWSDwrpyeIY ◆New Full Album『死に損ないのパレード』 2021年7月7日発売 <収録曲> 01. 心がイエスと言ったなら 02. 竹 03. モンロー 04. 合わせ鏡 05. 象に踏まれても 06. ダ・カーポ 07. あたしの心臓あげる(midnight ver.) 08. 死に損ないのパレード ◆黒木渚「死に損ないのパレード」発売記念配信トークイベント&サイン会 開催日時:2021年7月22日(木・祝)19:00〜 配信内容:アルバム公開インタビュー イベント特典:ネーム&直筆サイン入りアザージャケット 詳細は→ https://tower.jp/article/feature_item/2021/05/21/0703 ◆初のFC限定単独公演!黒木渚 ONEMAN LIVE 2021「死に損ないのパレード」 日時:2021年10月3日(日)開場17:00 開演17:30 会場:東京キネマ倶楽部 ※有観客チケットはファンクラブ限定発売。即日入会可。 https://sp.lastrum.co.jp/kurokinagisa/

    2021/07/14

  • 瀬川あやか
    男女間で渡される「ダイヤモンド」というアイテムで連想されるもの。
    男女間で渡される「ダイヤモンド」というアイテムで連想されるもの。

    瀬川あやか

    男女間で渡される「ダイヤモンド」というアイテムで連想されるもの。

     2021年7月7日に“瀬川あやか”がニューアルバム『Sprinkler』をリリースしました。今作には、“メガネのプリンス”CM曲の「DIAMOND」「アイシテル~心を込めて~」、UHB“サツコレチャンネル”テーマソング「アイデンティティ」等を含む全10曲を収録。約2年半ぶりとなるアルバム、歌詞を味わいながらじっくりご堪能あれ…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“瀬川あやか”による歌詞エッセイをお届け!今回はその第1弾。綴っていただいたのは、収録曲「 DIAMOND 」に通ずるお話です。彼女が改めて“人によって異なる歌詞の受け取り方”を実感したというこの曲。まずは「 DIAMOND 」の歌詞を読んでみてください。そして、エッセイを読んでいただいた上で、もう一度、考察を楽しんでみてください! ~歌詞エッセイ第1弾:「 DIAMOND 」~ 初めましての人も、そうでない人も、今日から熱狂的ファンになってくださる方も笑、読んでいただきありがとうございます。瀬川あやかと申します。 このたび4枚目となるアルバム『Sprinkler』が発売となりますタイミングで、執筆のお話をいただきまして、、拙い文章ではありますが、すでに出来上がっている自分の楽曲と改めて向き合うことって実はなかなかないことなので、この機会に自分も楽しく楽曲の深掘りをさせていただきたいなと思っています。 ということで、ここでのお話は『Sprinkler』収録曲の中からお届け。楽しんでいただけますように^^ そして、もしよかったら聴いてやってください。 まず皆さんにお聞きしたいのは「楽曲の何を聴いてるの?」ということ。 この質問かなりざっくりしているのですが、要は音、声、歌詞、強いて言うならどれをメインに聴いてますか?ってことです。 もちろん全部大切ですが。 でも強いて言うなら、私は歌詞ですかね。 昔から歌詞カードを見ながらCDを聴くのが大好きで、好きな楽曲の歌詞はノートに書き写したりもしていました。実体験なのかな?どんなときに書いたのかな?とか、そのアーティストさんの心の中を覗かせてもらってるようでかなり贅沢です。 でも中には「これどういう意味だろう?」と、なかなかすっきりと納得のいかないときもあります。ただ言葉遊びを楽しむ楽曲もありますが、そういったときはその人のインタビュー記事を読んだり、周りと話したり、ネットで楽曲の考察を読んだりもします。 そうすると、やっぱり聴く人によって受け取り方って違うんです。面白いですよね。あー!って気付かされる時もあれば、いやぁ私は…って反論したくなる時もある。10人聴けば10人分の曲の広がりがあるんだなあと感じる瞬間です。 『Sprinkler』に収録されている「DIAMOND」という楽曲をリリースした後で感じたのは、その受け取り方の違いでした。 曲頭。 あなたはダイヤモンドを差し出して言う 「その心、僕の物」 ここから物語が始まっていくわけですが、この曲はかつて愛し合った男女が何らかの理由でお別れすることになり、それも別れからはまだそんなに経っていないという設定です。 男女間で渡される「ダイヤモンド」というアイテムで連想されるもの。この楽曲をリリースした後よく聞かれたのは「これはプロポーズの歌ですか?」「婚約破棄の歌ですか?」驚いたのは「不倫の歌ですか?」 先述した通り歌詞の受け取り方って人それぞれで、私の頭や喉から出たストーリーはその先、聴いてくれた皆さんの中で好きに広がっていって欲しいのものなので、あまり「こうゆう歌なのでそれは違う」とは言いたくはないのですが、さっきあげた質問の答えは一応、NOでした。 私がここで「ダイヤモンド」と名付けた「もの」は、サビの中で説明すると伝わりやすいのかなと思います。 たった一つの宝物 それはあの日くれた七色のキス 今もダイヤモンド 彼からもらったのは、2人が始まるきっかけとなったあの日のキス。指輪や宝石ではなかったんですね。この曲に登場する彼っていうのはこの女の子が身に余ると感じるほど素敵な人だったのでしょう。なんなら自分に向けられる言葉や行動のひとつひとつが、煌びやかなダイヤモンドのように眩しくて大切だったんだと思います。 もっと言うと、曲頭と曲終わりに出てくる 「その心、僕の物」 これは彼が実際に発した言葉ではなく、そうゆう呪文をかけられたのでは、と思うほど彼に魅了され、心が奪われてしまったよってことでした。 こんなふうに歌詞を書いていると、リリースした後に「なるほど、こういう解釈もあるのか」と逆に気づかされる事がしばしばあります。もっと文学的に誰が聞いても伝わりやすい表現ができれば…と思ったりする時もありますが、成長していきたいという気持ちと同じくらい、なんかそこが自分だけで完結しない自分の楽曲の広がりに思えて楽しかったりします(ポジティブ)。 なので、音楽はメロディーしか聴かないという方も、ぜひ歌詞の方にも注目してみていただけると嬉しいです。そしてぜひ皆さんの考察を聞いてみたい。この二人がどんな二人で、どんな別れ方をしたのか、とかまで聞きたい。 そうゆう発想とか想像とかって、その人が見たり聴いたり経験したことに重ね合わせて生まれていく物だと思うので、ストーリーの先のストーリーを聞いてみたいなと思うのです。 自分の弱点を上手く?言い換えたみたいな内容になったかしら笑。次に「DIAMOND」を聴いていただいた時に、少しでも面白く感じていただけたら幸いです。 最後まで読んでいただきありがとうございました。長くなりました。文章って書き始めるとあっという間ですね。また次回もよろしくお願いいたします。したっけね! <瀬川あやか> ◆紹介曲「 DIAMOND 」 作詞:瀬川あやか 作曲:瀬川あやか ◆4thアルバム『Sprinkler』 2021年7月7日発売 PNR-002 \3,000 <収録曲> 1.FILTER MAGIC 2.真っ白なジグソーパズル 3.Laugh to Laugh 4.アイデンティティ 5.プリザーブド・メモリー 6.もう一回 7.アイシテル~心を込めて~ 8.DIAMOND 9.アンコール 10.Someday, Someone

    2021/07/13

  • Omoinotake
    あの子と出会う前の僕に、聴かせたい曲を死ぬ気で書こう。
    あの子と出会う前の僕に、聴かせたい曲を死ぬ気で書こう。

    Omoinotake

    あの子と出会う前の僕に、聴かせたい曲を死ぬ気で書こう。

     2021年6月30日に“Omoinotake”が新曲「プリクエル」をリリースしました。小説投稿サイト・monogatary.comとのコラボによって制作されたこの曲。“告白”をテーマにした小説「袖振り合うは下北沢」からインスピレーションを得て、待ち合わせの場所へと向かう主人公の不安や期待を表現した1曲となっております。   さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Omoinotake”の福島智朗/エモアキ(Ba&Cho)による歌詞エッセイをお届け!今作の作詞を手掛けた彼。新曲「 プリクエル 」に通ずるお話を綴っていただきました。人生で一番深い恋の中にいた時のこと。数えきれないほどの後悔が記憶に残っているからこそ、生まれたこの楽曲。是非、歌詞と併せてエッセイをお楽しみください…! ~歌詞エッセイ:「 プリクエル 」~ 人生で一番深い恋の中にいた時のことを、 今でも鮮明に覚えている。 累計できっと100回くらいの告白をしたけれど、 その子が頷いてくれたことは、一度もなかった。 もう10年くらい前の話。 飲み会で知り合って、酔い潰れてしまったその子を 家まで送ったことがきっかけで、 僕はその家に入り浸るようになった。 灰皿の上で山のようになった吸殻や、 飲みかけの缶チューハイが何本も そのままになっていた部屋は、 あの頃の僕の部屋と同じ匂いがした。 ほとんど毎日の朝を一緒に目覚めて、 その子は仕事へ、僕はそのまま学校に行った。 当然のように夜はその子の部屋に帰って、 一緒に映画を見ながら煙草を吸って、 同じ布団で目を閉じた。 そんな生活が一ヶ月続いたころ、 僕はとうとう告白をした。 きっと僕と同じ気持ちで いてくれてるだろうって、思い込んでいた。 「君のことは好きだけど、そんなんじゃない」 予想外の返事に酷く戸惑った僕は、 説得にも似た言葉で言い寄ったけれど、 答えは変わらなかった。 その日以降も、以前と変わらない生活が続いた。 ふられたはずの僕が傍にいることに、 その子は何とも思っていない様子だった。 当然、諦めることなんてできなかった僕は、 あの日以降も何度も告白をしては玉砕した。 隙を見ては告白を繰り返した。 多い時で一日に3回くらい告ってた。 卑怯な僕は、判断力の鈍ってる朝方や、 その子が酔った時などにも告白した。 それでも、一向に答えは変わらなかった。 ほとんど挨拶みたいになってしまった僕の告白は、 いつしか何の価値も持たないものになってしまった。 「こんなふうに出会ってなかったら、きっと違ってたかも」 何度目かの玉砕の際、 彼女が言った言葉を、 今でもずっと覚えている。 2021年の僕は自分の部屋で、 「プリクエル」の歌詞を書きながら、 いったい何本目になるのかわからない烟草を吸い、 書けない歌詞に頭を抱えていた。 山のようになった灰皿を見つめて、 ふと僕はあの部屋での日々のことを、 あのたくさんの告白のことを思い出した。 君ともっとちゃんと出会えてたらよかった。 部屋以外の場所で待ち合わせがしたかった。 バカみたいに何度も告白なんてするべきじゃなかった。 だけど僕はどうしたってあの時、 君の恋人になりたかった。 書きかけの歌詞を読み返していたら、 数えきれないほどの後悔が、 浮かんでは胸を絞めたけれど、 30分もすれば痛みはどこかへ去っていった。 大人になることはこれだから嫌いじゃない。 「あの子と出会う前の僕に、聴かせたい曲を死ぬ気で書こう」 いい歳こいて半泣きで決意を固めた、 2021年の僕は背筋を伸ばしてPCに向かい直した。 憧れと後悔は表裏一体だと思う。 後悔が深ければ深いほど、 憧れはあきれるほどに綺麗になっていく。 現実の僕と違って 「プリクエル」の「僕」のダメなところが、 いつまでも君にバレませんように。 そして何よりも、 100回くらい告白して全部ダメだった僕と違って、 「僕」の告白に君が、 いつもの笑みで頷いてくれますように。 <Omoinotake・福島智朗/エモアキ> ◆紹介曲「 プリクエル 」 作詞:福島智朗 作曲:藤井怜央

    2021/07/12

  • こゑだ
    ねえ、間違ってないよ。選択してきた事、全部
    ねえ、間違ってないよ。選択してきた事、全部

    こゑだ

    ねえ、間違ってないよ。選択してきた事、全部

     2021年6月23日に“こゑだ”が1st Album『Individuality』をリリースしました。自身作詞作曲の楽曲をはじめ、初の楽曲提供など全15曲が収録。こゑだは今作について「魂を込める瞬間、世界と世界が交わっていく。とびきりの個性がぶつかり合い、融合し、1枚のアルバムが出来ました」とコメント。是非、その歌声と世界をご堪能ください…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“こゑだ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は最終回。綴っていただいたのは、新曲「 ふたりで 」にまつわる一通のお手紙です。生きづらさを感じている<あなた>へ。この歌詞とエッセイが届きますように。 ~歌詞エッセイ最終回:「 ふたりで 」~ ねえ、今、何してる? ちゃんとご飯、食べてる? ああ、そっか。 私はストレスが溜まると食べて発散する癖があるから きっと食べないどころか食べすぎて 増えた体重に自己嫌悪してるんだろうね。 バニラの香りと 灯したろうそくに包まれて、殻に籠って旅をするの。 とっても楽しかったよね。 ゆらゆら揺れる炎を見てると、 何もかも忘れて楽になったね。 あの香りは柔らかくって、 一緒に溶けていける気がしたよね。 ねえ、きっと今日も消えたいって思ってるんでしょ? 神様からも嫌われて 誰からも必要とされていないと知って 自分の生きる意味を見失ってしまったから 何もかもを捨てて無に還りたいって思ってるんだよね。 信じたものも、信じた言葉も、 何もかも偽りだって気づいたから 私という存在を否定されてしまったから 本当に酷いよね。この世界って、生きづらいよね。 うん。分かるよ。とっても。 誰にも分かるわけないって? うん、そうだね。私もそう思う。 でもね、 私には分かるんだよ。 ねえ、間違ってないよ。選択してきた事、全部。 ある時ふっと、どうでもよくなる瞬間が来るからね。 身を委ねていてね。 自然とこっちに来れるから。 私ね、今全然辛くないよ。 なんだかね、どうでもよくなっちゃったんだ。 でもね、それで良かったんだよ。 今、涙を流してるのも 消えたくて仕方ないのも 無気力で、無意味で、頭のてっぺんがモヤモヤするのも 全部、ここに来る為の道だったみたい。 大丈夫。そのままでいてね。 あなたのおかげで現在(いま)、ここにいられるよ。 私とあなたが作り上げた現在(いま)が キラキラ輝き始めているよ。 満足なんてしていない。 だって、ゴールはここじゃないでしょ? 毎日課題が生まれるけれど、全然痛くない。 ちょっとやそっとの事じゃ辛くない。挫けないよ。 これは全部、あなたのおかげ。 ありがとね。頑張ったね。 バトンは私が握ってるから 今度は私が繋げていくね。 幸せになるよ。幸せにする。 絶対に離さないよ。 楽しみにしててね。 未来の自分を。 <こゑだ> ◆紹介曲「 ふたりで 」 作詞:こゑだ 作曲:桐嶋ノドカ ◆1st Album『Individuality』 2021年6月23日発売 BZCD-004 ¥3,500(税抜) <収録曲> 1.Input 2.パープル 3.Straw 4.Little Daisy 5.18 6.Middle Finger 7.V.I.P. 8.ふたりで 9.嘘 10.毒針 11.二等辺三角関係 12.ピーポーピーポー 13.滅亡前夜 14.Output 15.Little Daisy -Individuality-*CD ONLY

    2021/07/09

  • ぜったくん
    味噌つけてキュウリ食べたいとしか思ってなかった。
    味噌つけてキュウリ食べたいとしか思ってなかった。

    ぜったくん

    味噌つけてキュウリ食べたいとしか思ってなかった。

     2021年6月25日に“ぜったくん”が新曲「味噌つけてキュウリ食べたい」をリリースしました。今年2月5日に、新曲「Midnight Call feat. kojikoji(Tomggg Remix)」を、4月9日に「Man Say Bien」をリリース。第3弾となる今作については「栄養がないと思われがちなキュウリですが、カリウムやビタミンC、食物繊維が多く含まれています!これをキンキンに冷やし、味噌で食べて夏を乗り切る曲なのです」とコメントしております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ぜったくん”による歌詞エッセイをお届け。新曲「 味噌つけてキュウリ食べたい 」が誕生するまでのお話を明かしていただきました。ノスタルジックな日本の夏が表現された歌詞と併せて、このエッセイもお楽しみください…! ~歌詞エッセイ:「 味噌つけてキュウリ食べたい 」~ この曲「味噌つけてキュウリ食べたい」はインスピレーションに全振りした曲です。サビができたのは去年の夏でした。すべてを焼き尽くさんとする7月の太陽にぜったくん(以下Z)はやられていました。いつもなにかしらにやられてるのですが。 自粛期間を大義名分にして相変わらず引きこもっていたZは、ゲームのかたわらサンプルを探していました(このサンプルというのは、ギターだったり歌声だったり、だれかが作ってくれた音源のことです。サブスクで月額を払えば商用フリー)。なんかイイのないかな~的な感じでなんとなく聴いたギターのサンプル。これがZを一気に涼しくしてくれました。味噌キュウのイントロです。 そこからは早かった。ひたすら涼しくなりたいという思いから自然とあのサビを歌っていて、トラックも秒で完成しました。その日は温泉街で参加してもらったラッパーのkou-keiに別件で家に呼ばれていたので、ついでに聴いてもらいました。SNSアップ前です。 kou-keiは「うおおぉ!!」といって首を振り続けた後、「これ、ラップいれてもいいすか!!?」と言ってくれたので2人でバースを蹴りました。楽しかった…。このバースはお蔵入りになりましたがいつか世に出したいです。そしてSNSにサビだけアップしたところ、皆様からご好評いただいたという流れです。 そして月日はたち今年の春頃。「Man Say Bien」の制作を終えてすぐ、気温が高くなり初夏の暑さを感じました。ここから半年くらいずっと半袖着るやつか~~と長くなった夏が来るのを嫌がっていました。と同時に味噌キュウのことも思い出したのでフルを作ろう!ということになりました。 一年前に作った曲の雛形をみて「あの頃は青かった...」などと思いながら、順調に制作は進みます。そこでどんな歌詞をいれようかなと初めて迷いました。なぜなら、味噌つけてキュウリ食べたいとしか思ってなかったから。しかし思いのほか結論は簡単でした。世界一平和な曲を作ろうと。これに決めました。そしてノスタルジックな日本の夏を表現しようと思ったのです。 そこからは夏のバイブスを体にいれる作業です。前から好きだった映画『サマータイムマシンブルース』をもう一度観て、やっぱりイイなぁぁってなった後すぐ書きました。前半ラップパートは夢オチなのですが、実は<君>を<キュウリ>に見立てております。そんな曲です。 そんなこんなで曲の解説はここまでです。いつもにくらべてバイブス要素が強い曲だったので、意味こめまくった曲の時にエッセイまたやりたいです。。。そんな今回の曲ですが<流行りに流されるヤツ それすらわからないヤツ わからないから興味ないフリした>というところはお気に入りポイントですのでご査収ください。流行りがまったくわかりません。 それではみなさま「味噌つけてキュウリ食べたい」を聴いて食べて寝て、そのあとまた聴いてそれぞれの夏をお楽しみください。 <ぜったくん> ◆紹介曲「 味噌つけてキュウリ食べたい 」 作詞:ぜったくん 作曲:ぜったくん

    2021/07/08

  • Hakubi
    足を止めない、日々を止めない。一緒に歩み続けることを歌いたい。
    足を止めない、日々を止めない。一緒に歩み続けることを歌いたい。

    Hakubi

    足を止めない、日々を止めない。一緒に歩み続けることを歌いたい。

     2021年9月8日に“Hakubi”がメジャーデビューアルバム『era』をリリース。先行配信シングル「アカツキ」「在る日々」「道化師にはなれない」、そして映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の主題歌「栞」を含む全12曲を収録。バンドが歩んできたこれまでの歴史と、図らずもこの1年、一変した生活。その中で、自らと向き合いながら、それでも前に強く突き進んでいく、これから先の“時代”へのメッセージを詰め込んだ意欲作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Hakubi”の片桐(Vo.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「悲しいほどに毎日は」についてのお話です。2020年の自身が真空パックされたようだというこの曲。ライブが思うようにできない日々のこと、ライブが再開する前の不安、そして今の想い…。是非、歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第1弾:「悲しいほどに毎日は」~ お久しぶりです。Hakubi vo./gt.片桐です。 今年2月に初めてエッセイなるものを書かせて頂いてから約半年。 またエッセイを書かないかと(しかも三ヶ月連続で)お話をいただきました。 とても嬉しくて早速書き始めたのですが もしかしてBa.アルくんの方が適役かも?と早速筆が止まりました。 というのも最近、雑誌のインタビューやラジオなどで発揮する Ba.のアルくんの話をまとめる能力が高すぎるのです。 Drマツコ曰く、 ”あんまり打席には立たないけど打席立ったら必ずホームラン打ってくるやつ” 確かに。悔しいけどそうなのです。 自分は目瞑ってバットを振り回し続けることしかできないような人間なので 今回も拙い文章ではありますが、歌詞を書いている自分が思うままに書いてみます。 “悲しいほどに毎日は” この曲はまさに2020年の自分自身を閉じ込めた真空パックだと思う。 自分たちの出る予定だったイベントや音楽フェス、 知り合いのバンドのツアーがなくなっていくこと。 知り合いのバンドがその足を止めてしまうこと。 “仕方がない”で心をごまかしていくことに慣れてしまった。 自分がおかしいのか、世界がおかしいのか。 昨年、ライブが思うようにできなくなってからというもの バンドマンとしての自分を失ってしまっていた気がした。 目標も見つからないままに時々開催できた配信ライブで心を繋ぐ そして何もなくやり過ごす毎日に戻っていく。 形のない”バンドマンのプライド”だけを残して。 前例がないから、マニュアルがないから。 もうそんなこと言っていられないほど時は過ぎていて、 状況を汲み取って新たな方法を見つけ歩き出す音楽人も増えた。 大きく変わったのは有観客でのライブが再開した、 2020年9月21日「KANSAI LOVERS 2020」 これまでとは伝え方の違う配信ライブが約半年間続いたことで、 今まで散々行ってきたライブハウスでのライブが分からなくなっていた。 あんなに望んでいた目の前に誰かがいることが怖く思えた。 そのマスクの下は笑ってくれているのだろうか。 自分たちがその心を消化できるのだろうか。 自分たちに”ライブ”ができるのだろうか。 そんな不安は杞憂に終わった。 会場全体の緊張感、高揚感、 音や言葉の一つ一つを受け取ってくれるのが 不思議なことに、マスクをしていてもわかるのだ。 ああ、これだ。 これがライブだ。 バンドが失くしちゃいけないものを、 忘れちゃいけないものを思い出させてくれた。 それどころか制限された中の言葉のない一体感が ライブがくれる本当の繋がりをくれた気がする。 もっとライブが好きになった。 「これをしてはいけない」に、尚更燃え上がるのは とても人間らしくて自分でも笑ってしまいそうになるけれど いつかライブ会場で一緒に歌ってほしい曲ができました。 “悲しいほどに毎日は” 変わってしまった毎日が なくなってしまった場所が あっけなく過ぎてしまった時間が もう二度と戻ってくれないことに気づいた今だからこそ “仕方ない”と諦めるのではなく 悲しみに塞ぎ込むのではなく それぞれ違う痛みを抱えながら、その先へ進む原動力に。 足を止めない、日々を止めない。 一緒に歩み続けることを歌いたい。 いつかライブハウスで一緒に歌えることを祈って。 読んでくれてありがとうございました。 来月は何を書こうかな。 今までの分、たくさん溢れてしまいそうだ。 <Hakubi gt./vo. 片桐> ◆メジャーデビューアルバム『era』 2021年9月8日発売 初回限定盤 WPZL-31869 ¥4,000(税込) 通常盤 WPCL-13298 3,000(税込) ◆アルバム『era』予約リンク https://hakubi.lnk.to/era 」

    2021/07/07

  • まるりとりゅうが
    全てが自分じゃないからこそ歌える歌がある。
    全てが自分じゃないからこそ歌える歌がある。

    まるりとりゅうが

    全てが自分じゃないからこそ歌える歌がある。

     2021年6月30日に“まるりとりゅうが”が1stフルアルバム『まるりとりゅうが』をリリース!アーティスト名を冠した今作。デビュー直後に配信チャートで1位を獲得した「気まぐれな時雨」や失恋ソングの定番曲「幸せになって」、タイアップ曲である「ONE STEP」「サニー」「リナリア」、さらに新曲を含む全12曲を収録。バラエティに富んだ楽曲と、2人ならではのハーモニーが堪能できる充実の内容に仕上がっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“まるりとりゅうが”のMaRuRiによる歌詞エッセイをお届け!今回が最終回。綴っていただいたテーマは「わたしと歌」です。歌が大好きだった幼い頃に気づいたこと。上京してからのRyugaとの出逢い。そして“まるりとりゅうが”として歌うときの想い。今作を聴きながら、このエッセイもじっくりとお楽しみください…! ~歌詞エッセイ最終回:「わたしと歌」~ 私は6歳の頃から12年間合唱団に所属し、声楽を学んでいた。合唱団では年に数回コンサートがあり、私の両親はいつもビデオカメラで私の歌っている姿をおさめてくれていたのだが、コンサートでは英語やイタリア語、古典的な歌など、様々な言語の楽曲を歌詞の意味を理解せずに歌うことが多々あった。 ビデオカメラの中に映っている私は、みんなが知ってるような、いわゆる音楽の授業で学ぶような曲の時は笑顔で楽しそうに歌っている。一方で、歌詞の意味を理解しない(できない)まま歌っている時の私は、まったく生気の無い表情で、なんとなく歌っている様に見えたのだ。 その時、私は知ったのだ。歌詞の意味を理解して頭の中でしっかり解釈をしてからじゃないと、どんなに歌うことが好きな私でも、心から楽しんで表現できないということを。 月日は経ち、私は歌手になりたいという夢を抱いて19歳の頃に、地元福岡を飛び出し、東京に出てきた。地道に活動しているうちに今の相方・Ryugaとの出逢いがあった。きっかけは、SNS。 RyugaがSNSに載せていた「好きなのに」というオリジナル楽曲を聴いて、私からメッセージを送ったのが始まりだった。とても良い曲だったから、なにか行動に起こさずにはいられなかったのだ。今思えば、その時からRyugaの楽曲制作の才能を私は誰よりも感じていたのだと思う。 そして色々な縁が重なり、2018年、私たちは男女ユニット『まるりとりゅうが』を結成することになった。それからはRyugaの作る音楽、想いを、私の声に乗せて表現するという今の形が出来上がった。 Ryugaは人一倍、歌詞に対する想いが強く妥協を許さない人だ。だから私が間違った解釈をして歌っていたりすると、「そこはこう歌ってほしい」と明確なアドバイスしてくれる。 しかし、歌詞の意味を頑なに教えてくれない時もある。そんな時は私なりに精一杯、その曲の主人公になりきってみる。主人公が失恋していたら、どん底に失恋した気持ちで。自信のない女の子が出てきたら、本当にその女の子になりきって落ち込んでみたり。その歌詞と同じことをしてみたりすることもあった。 まるりとりゅうがの音楽は、ほとんどが相方のRyugaの作る作品だからこそ、私にしか表現できない特別なものが生まれると思っている。全てが自分じゃないからこそ歌える歌がある。「なりきる」って案外楽しい事だから、やっぱり私は歌が好きだ。 <まるりとりゅうが・MaRuRi> ◆1st Full Album『まるりとりゅうが』 2021年6月30日発売 UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤 PDCN-1017 ¥4,950(税込) 通常盤 UPCH-20589 ¥3,300(税込) <収録曲> 01. 気まぐれな時雨 02.リナリア 03. わけじゃない 04. 幸せになって 05. 甜言蜜語 06. らしく。 07. ONE STEP 08. サニー 09. どこにもないの 10. 嫉妬 (Album ver.) 11. シール 12. 幸せになって (Piano ver.)

    2021/07/06

  • こゑだ
    気づいちゃったんだよね。君は私に勿体ないって事。
    気づいちゃったんだよね。君は私に勿体ないって事。

    こゑだ

    気づいちゃったんだよね。君は私に勿体ないって事。

     2021年6月23日に“こゑだ”が1st Album『Individuality』をリリースしました。自身作詞作曲の楽曲をはじめ、初の楽曲提供など全15曲が収録。こゑだは今作について「魂を込める瞬間、世界と世界が交わっていく。とびきりの個性がぶつかり合い、融合し、1枚のアルバムが出来ました」とコメント。是非、その歌声と世界をご堪能ください…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“こゑだ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾。綴っていただいたのは、新曲「 毒針 」にまつわる一通のお手紙です。<君>に伝えられなかった気持ち、本当は伝えたかった想いを、歌詞と併せてお楽しみください。 ~歌詞エッセイ第2弾:「 毒針 」~ 水平線って、どうしてこんなに透き通って見えるの? 嫌い。 だって果てしなく遠くて手の届かない感じがするし。 それに私、あんなに綺麗になれないし。 徹夜明けの朝陽ってどうしてこんなに眩しいの? ほんと嫌い。 痛いし。 両目から心臓まで貫かれていくから。 君って本当に片付けないからさ、 間に合わせのプレゼントとか 吸い終わったメンソールとか 初めて撮ったツーショットとか お揃いで買ったマグカップとか 一緒にハマったゲームとか 毎日眠ったベットとか 枕とか、歯ブラシとか 服とか、靴とか、匂いとか、思い出とか 二人で過ごしたこの家とかさ。 嫌い。 全部、無くなっちゃえばいいのに。 こんなの、あげなきゃよかった。 こんなの、吸ってほしくなかった。 こんなの、撮らなきゃよかったんだ。 みぞおちのところにブラックホールができた。 喜怒哀楽が全部、一目散に吸い込まれていく。 必死に何かを掴んでも、スルリと抜け落ちる。 君はさ、今どんな事してるんだろ。 私の事、考えてくれてる? 私は君で頭がいっぱいいっぱいなんだけど。 ずっと一緒だったから、すっごく新鮮なんだけど。 バカみたいな話、もうできないじゃん。 好きだったのになあ。 グミもアイスもお気に入りのジュースも すぐに分かってあげられるのに。 合鍵まで置いてっちゃってさ、 まるで本当におしまいみたいだね。 嫌い。こういうとこ、ほんと嫌いなんだよ。 都合の良い関係でいいのに。 良い男ぶって、バカみたい。 ほんと、バカみたい。 気づいちゃったんだよね。 君は私に勿体ないって事。 ごめんね。これまでの事。 また戻ってくる? …………。 今日はハンバーグ作って待ってるから いつでも帰ってきてね。 …………。 早く戻って来てね。 …………。 ごめんなさい。 …………。 愛してる。 ずっとずっと。 ……………………。 あはは、変なの。 ひとりで何言ってんだろ。 怒ってるよね、きっと。 分かってるよ。 だって、3年も一緒にいたんだもん。 一番愛した人だったんだ。 嘘だって思うかもしれないけどさ。 あーあ、これからどうしていけばいいのかな。 何にも分からなくなっちゃった。 毎日の予定とか、人生のサイクルとか、 全部いちから考え直さなくちゃいけないなあ。 こう見えて結構、合わせてたところもあったみたい。 私の周りは全部 君との思い出で溢れかえってる。 君の体温が恋しい。 また不意に触れてくれたら 私はもうそれ以上望まないのに。 どうしても、どこを見ても、 君の顔が浮かんでくるよ。 上書きできるかな、私。 きっと、無理だと思う。 ……好きだったよ……。 ……………。 本当に、 本当に、本当に、 これまで、本当にありがとう。 ………………。 さよなら。 <こゑだ> ◆紹介曲「 毒針 」 作詞:こゑだ 作曲:こゑだ ◆1st Album『Individuality』 2021年6月23日発売 BZCD-004 ¥3,500(税抜) <収録曲> 1.Input 2.パープル 3.Straw 4.Little Daisy 5.18 6.Middle Finger 7.V.I.P. 8.ふたりで 9.嘘 10.毒針 11.二等辺三角関係 12.ピーポーピーポー 13.滅亡前夜 14.Output 15.Little Daisy -Individuality-*CD ONLY

    2021/07/02

  • Tani Yuuki
    だから僕らが記していかなきゃいかない、伝えていかなきゃいけない。
    だから僕らが記していかなきゃいかない、伝えていかなきゃいけない。

    Tani Yuuki

    だから僕らが記していかなきゃいかない、伝えていかなきゃいけない。

     2021年6月28日に“Tani Yuuki”が新曲「Over The Time」を配信リリースしました。月9ドラマ『ナイト・ドクター』のために書き下ろされた楽曲です。これまでのドラマ主題歌の概念を覆し、各話によって異なるアーティストの楽曲が劇中に流れる同ドラマ。Tani Yuukiの「Over The Time」は、苦悩や葛藤を抱えながらも成長していく、劇中の医師たちの姿を彩るエモーショナルで壮大なバラードナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Tani Yuuki”による歌詞エッセイをお届け!新曲「 Over The Time 」に込めた想いを綴ってくださいました。当たり前だったことが、そうではなくなってしまった世界にぶつかり、今を生きているすべてのひとへ。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:「 Over The Time 」~ しばし僕の独り言にお付き合いください。 時間が経つと感覚は忘れてしまうものである。 時間が経つと記憶は薄れてしまうものである。 例えば鈍く刺さった苦い経験や嬉しかった日の感情。 久しく会っていない誰かの顔とか。 そういえばそんなこともあったね。 なんて時々思い返して笑ったりする。 それはどうしようもなく自然なことで、 逆らえないものだと思う。 では災害や常識を超えた不幸だったらどうだろう。 当たり前だったことが そうではなくなってしまった世界。 僕自身もぶつかった。 一人暮らし、 人と会えない日々、 世間がざわつく厄災に。 僕は今ごくごく当たり前なことを言っている。 だけど、それを当たり前にしたくないと思った。 当たり前になってしまったものから 順番に薄れ、忘れてしまう。 だから僕らが記していかなきゃいかない、 伝えていかなきゃいけない。 そこから学んでいこう、 そんな当たり前なことを僕は痛感した。 大事にしていきたい。そう思ったのだ。 <Tani Yuuki> ◆紹介曲「 Over The Time 」 作詞:Tani Yuuki 作曲:田中隼人

    2021/07/01

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  • ある未来より愛を込めて / back number
    【back number】モスバーガー「食べるHAPPY」篇 CMソング「ある未来より愛を込めて」歌詞公開中!!
  • 諸行は無常 / 久保田利伸
    諸行は無常 / 久保田利伸
  • Shake it off / FANTASTICS
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  • 夏とあんたが嫌いです / 乃紫
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  • ラブとピース / 平井大
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  • 織姫とBABY feat. 汐れいら / ねぐせ。
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  • 貴方に晴れ / Rin音
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  • おっさんのダンスが変だっていいじゃないか! / ウルフルズ
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  • あやふや / みさき
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  • 言わなきゃ良かった / Karin.
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