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LIVE REPORT

超特急

『BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land』

2016年12月24日
@国立代々木競技場 第一体育館

最新アルバム『Dramatic Seven』の取材時に“今年は心の距離を縮めて寄り添えるライヴにしたい”とカイが語った言葉は、結成5周年の前夜、まさしく現実のものとなった。昨年に続き2度目となるクリスマスイブの国立代々木競技場 第一体育館公演が幕を開け、オープニング映像の中で動物へと姿を変えられた7人がそれぞれの動物をモチーフにした衣装で登場すると、さまざまな“愛”をテーマにしたアルバム楽曲を惜しみなく披露。リョウガの二次元愛をエキセントリックに、カイの秘めたる愛を歌謡調で、コーイチの強気な愛をコミカルにと、鮮やかに表情を変えていく歌とダンスに、8号車(超特急のファン)が振るペンライトも輝きを増していく。その合間に7人が3組のカップル+αを演じて笑わせるムービーも、全ては8号車を楽しませるため。ユーキの略奪愛をテクニカルなダンスで魅せた「Beasty Spider」に、今年成人したタカシが大人の愛を歌う「Whiteout」ではセンターステージから始まる立体的なパフォーマンスに目が釘付けだ。超特急史上初の撮影タイムを挟み、なんと来場者全員に直筆のラブレターを用意したことを告げた「Peace of LOVE」の曲前には、人間愛担当のユースケがメンバーと8号車へ感謝の言葉を述べながら涙する場面も。アンコールではスタンド席の真ん中をトロッコで1周して物理的にも8号車に寄り添い、翌日の結成記念日を前に全員でバースデーソングを合唱すれば、ラストの「Clap Our Hands!」では与え合う愛担当のタクヤが“いつも隣で支えてくれてありがとう”とニッコリ。超特急を夢の世界へと運ぶ最大の動力は、間違いなく8号車との愛と絆なのだ。

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