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LIVE REPORT

超特急

『BOYS GIG Vol.3』

2017年03月18日
@shibuya duo MUSIC EXCHANGE

3回目を迎えた超特急の“男祭り”は、毎年会場の規模を上げて今年はshibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催。Tシャツ姿のメンバーが登場し、「超えてアバンチュール」でハイテンションに口火を切ると、一気に男8号車(ファンの愛称)の野太い歓声に包まれる。コーイチとタカシのふたりの歌がいつも以上にエネルギッシュに感じられ、喜びのあまり時折漏れる笑い声や“男!”といった煽りもさらに熱気を加速させていく。カイが“リア充になりたい!”と叫び軽やかに舞った「LIBIDO」、リョウガの“しびれる準備はできてますか?”の言葉を合図に白熱した「Believe×Believe」など、熱を冷まさない楽曲のオンパレードが続く。ユーキのアクロバットも絶好調で、男8号車をリードするように“もっと!”と声を張り上げるタクヤの姿も印象的だった。

“今の季節に熱くなれるなんて、ここだけですよ!”と興奮気味に語る末っ子担当のタカシの進行で、男8号車が勝利すれば好きな曲を披露という公約のもと、超特急と男8号車による“男祭り相撲三番勝負”へ。各対決に向けて超特急内でオーディションも行なったとのことで、メンバーも相当気合が入っている。第1戦目の腕相撲では、名乗りを上げた男8号車のたくましすぎる腕に戦々恐々のユースケ。“壁と戦ってるみたい!”と後にユースケが表現したほどの力でねじ伏せた男8号車が勝利。続く第2戦目は、パワーよりもテクニックが重要となる手押し相撲。リョウガが男8号車との駆け引きに勝利したが、最終決戦の紙相撲は全8号車の期待を背負った“大阪のパパ”がユーキに勝利! 見事男8号車に軍配があがり、参加した3人からそれぞれリクエストを集い、拍手の大きさによる多数決で選曲を試みるが、全曲ほぼ同票という結果に。最終的にタカシの独断で「We Can Do It!」が披露されると、割れんばかりの歓声に沸いた。また、「バッタマン」ではユースケが昨年のダイブを振り返って、ダイブしたもののすぐ戻ってきてしまったことと、その場で再挑戦をするも男8号車の眼鏡を壊してしまったことを反省し、さらなるリベンジをすることを宣言! “僕と一心同体になりましょう!”とフロアーの真ん中に身を投じ、そのまま男8号車の上を下手〜上手と、なんと往復してまた見事ステージの真ん中に戻ってきたユースケは、その団結力に“みんな大好き~!”と喜びを露わにし、そのまま「OVER DRIVE」へ。メンバーが客席に降りて駆け回り、フロアーを熱狂に巻き込むと、最後は幸福感にあふれた「fanfare」で本編を締め括った。

鳴り止まない“超特急”コールに応えて“最後の最後まで楽しんでいきましょう!”(コーイチ)とメンバーがふたたび登場。フロアーの男8号車も隣同士で列車のように連なり一体感を生み出した「走れ!!!!超特急」、そんな男8号車の合唱が響き渡った「Burn!」など、まさにハイライト尽くしだった。

最後に、“男祭り”と題された本イベントのフロアーには、30〜40代ほどの男8号車も見られたのも特筆しておきたい。老若男女問わず巻き込み直進し続ける超特急の魅力に改めて感服させられた。

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