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LIVE REPORT

GLAY

『HAPPY SWING 20th Anniversary SPECIAL LIVE ~We ? Happy Swing~ Vol.2』

2016年07月30日
@幕張メッセ国際展示場1・2・3ホール

2011年以来となる“聖地”幕張へのGLAYの帰還。2日間合わせて約5万6000人を集客と、FCのイベントにもかかわらず、ちょっとしたフェスクラスの動員があるというのは何ともGLAYらしい規模だ。各メンバーが30分ずつ、自身が作曲したナンバーで構成するという4ブロックに分かれたセットリストで、本編だけでも26曲という大ボリューム。JIRO(Ba)のセレクトによる「TIME」は16年振りのライヴ演奏、「neverland」「ストロベリーシェイク」は初披露という超レア楽曲を聴くことができたのもFCイベントならでは、といったところだろうか。ゴリゴリのロックナンバーを排したTAKURO(Gu)セレクト、最新曲「デストピア」から「彼女はゾンビ」まで“らしい”世界観を貫いたHISASHI(Gu)セレクトも聴きどころ満載であったが、今回の話題の中心は2日目のTERU(Vo)セレクトで起こったハプニング(?)であったことは間違いない。“10年後の30周年はベネチアでライヴを行ないたい”と電撃発表。これはまったく打ち合わせにもなかったことらしく、他のメンバー3人が呆気にとられる様子が場内に設置された大型スクリーンでも確認できた。これまた気心の知れたFCメンバーに囲まれていたからTERUの口も軽くなったのだろう。ここまでの20年間、有言実行できたGLAYのことだから、10年後、ベネチアのサン・マルコ広場でのコンサートを実現させるだろうが、これで少なくとも向こう10年のGLAYの活動は約束されたこととなる。これこそがこの日、バンドからファンへの何よりのお土産になったように思う。