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LIVE REPORT

SPYAIR

『JUST LIKE THIS 2016』

2016年07月30日
@富士急ハイランド コニファーフォレスト

マーシャルアンプが何段にも積まれた壁が天岩戸のように開き、メンバーが登場するとともに大歓声に包まれる会場。このイベントのテーマソングにもなっている「THIS IS HOW WE ROCK」で幕を開けると、早くも場内は一体となった。そして、IKE(Vo)が“ようこそSPYAIRのライヴへ!”と言った瞬間、海外のフェス会場のような大スケールの光景が目の前に広がる。そんな会場の盛り上がりを見渡しながら“いいね~!”と、嬉しそうにアツい歌声を聴かせ、アグレッシヴなアクションでステージを転げ回り、肩を組みながらUZ(Gu)にマイクを向ける場面も。高揚感あふれるストレートなギターサウンドで終始観客を圧倒したUZは、“もっと声出せよ!”と観客をさらに煽り、ライトハンドやドリル奏法などでも魅せた。中盤にベースとドラムのセッションで会場を沸かしたMOMIKEN(Ba)は、ベースにカミナリが落ちる映像演出や、首がちぎれそうなほどのヘドバンでも魅せてくれた。KENTA(Dr)は正確無比なドラミングを聴かせただけでなく、SPYAIRアコースティックカバーユニット“キャンプファイアー”のステージでは、巧みなトークでも会場を盛り上げた。総勢30名のダンサーが登場した他、IKEとUZによる“ヴォーカル vs ラップ対決”、ハーレー(バイク)で場内を走り回るなど、野外イベントならではの多彩な演出も目を引いた。“おかげさまで、すごくハッピー。どんなに迷っても、こんなに大勢の仲間がいると実感できている”と話したIKE。さらに、“バンドをやっている限り(このイベントを)続けたい。でも、みんなが来てくれなきゃ意味がないからね!”と、1万3000人の観客を前に次回の開催を誓った。

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