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LIVE REPORT

SPYAIR

『SPYAIR LIVE 2014 ~復活~』

2014年12月30日
@Zepp DiverCity Tokyo

ライヴ前にオープニングアクトとして芸人のAMEMIYAが登場。SPYAIRの歴史を面白おかしく歌い上げ、すでに熱気にあふれていた超満員の会場の空気を和ませた。

サイレンの音が鳴り響くと超満員の会場を歓声が包み込み、SPYAIRにとって7カ月振りのワンマンとなる復活の瞬間を迎える。そこで口火を切った「OVERLOAD」から、割れんばかりの大合唱。待ちわびていたファンのパワフルさに衝撃を受けた。そして、“おかえりー!”という声で埋め尽くされた会場にIKE(Vo)が“ようこそ、SPYAIR のライヴへ!”と告げる。いつものようにライヴが始まり、楽曲に合わせて拳を突き上げ、波打ち続ける会場。その光景を目の当たりにして、すぐさま“復活”の実感と嬉しさが沸いてきた。

そしてアコースティックの準備をしたメンバーが4人でステージの真ん中に並び、活動休止中の最初の2カ月間の出来事を語る。当時を思い出し、笑いを交えながら話すメンバーの表情からは、さらに絆が深まったのが見てとれる。そんな中1曲だけアコースティックで披露された「My Friend」は身体だけではなく心の奥底まで温めてくれた。メンバー全員がサングラスをかけて披露した「JUST ONE LIFE」では、《やめる理由より もっと続ける理由を...探そう》という歌に、まさに今のSPYAIRが表れていてハッとさせられた。ベスト盤のシングルを軸にしたセットリストは、感情が爆発したかのようなアッパーな楽曲ばかりで、最後まで止まるところを知らず、会場は熱気を増すばかりだった。この日改めて気付かされたのは、彼らはデビューからの4年間ひたすら真っ直ぐ、前を向いた歌を届け続けていたということ。それは、活動休止中にSPYAIRの曲、ファンに励まされたというIKEをはじめ、諦めないと強く誓ったメンバーが一番よく分かったことだろう。

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