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LIVE REPORT

フジファブリック

『フジフレンドパーク2016』

2016年07月07日
@Zepp DiverCity Tokyo

3年目の開催となったフジファブリックによる自主企画2マンライヴ。その最終日となる東京2日目は山内総一郎(Vo&Gu)曰く、“念願”のKANA‐BOONとの共演が実現した。ともにお互いの印象や両者の交流にまつわるエピソードを語りながら熱演を披露。

某イベントでフジファブリックの曲をカバーしたこともあるというKANA‐BOONは、“一発目からぶっとばしていきたいと思います”という谷口 鮪(Vo&Gu)の言葉通り、いきなりシンガロングを誘った「なんでもねだり」から、2本のギターによるアグレッシブかつシャープなアンサンブルでガツンとした印象を残しながら、「盛者必衰の理、お断り」といった人気曲をたたみかけ、フジファブリックのファンの気持ちもぐいぐいと掴んでいった。

そんな熱演に刺激されたのか、バンドを迎えるファンの拍手に応えるように“イエーイ!”と山内があげた雄叫びから演奏に雪崩れこんだフジファブリックは、七夕を意識して星にまつわる曲を多めに選んだ上で、「Surfer King」「バタアシParty Night」など、エキセントリックな魅力やダンサブルなサウンドをアピールする新旧さまざまな楽曲で最後までファンを楽しませた。

アンコールでは谷口を招き、彼が選んだ「銀河」をセッション。山内と谷口が激しいギターのカッティングを応酬したことで、曲が持つパンクディスコなテイストがより滲み出た共演は、他ではなかなか観られないものであったことに加え、含蓄を含んだ絶妙な選曲という意味でも貴重なものとなったことは言うまでもない。後輩バンドとの共演を心底、楽しんだ山内は言った。“来年もやりたいなぁ!”。

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