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LIVE REPORT

KANA-BOON

『KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015 ~全国とぅるとぅる編~』

2015年05月21日
@Zepp Tokyo

着実に経験を踏んだ上で次々と夢を叶え、『KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015』の2月の『クアトロだってばよ!編』では、東名阪のCLUB QUATTROを回り、『夢のアリーナ編』では大阪城ホールと日本武道館という大舞台に立ち、超満員の素晴らしい景色を見せてくれた。そんな今ツアーの『全国とぅるとぅる編』本編の最終日も、もちろん満員御礼!

1月にリリースしたアルバム『TIME』の1曲目でもある「タイムアウト」で爆音を打ち鳴らし、鮮烈な幕開けを告げると、超満員の会場は手を挙げ、波打つようなジャンプで呼応する。走り抜けるようなスピード感の中で確実に衝撃を残していくKANA-BOONの楽曲はまさにキラーチューン尽くし。アルバムからの新曲を軸に、インディーズ時代からの「ないものねだり」といった、ライヴでは定番の曲も外さない。

MCでは、すだれを知らない古賀隼斗(Gu)をいじり倒したり、全国各地でも行なってきたご当地の食べ物レポートをしてみたりと、相変わらずの自由奔放さに笑いが起きる。しかし、ただ賑わせるだけではなく、「愛にまみれて」など、しっとり聴かせる場面も。アンコールでは夏にぴったりな爽快感のある新曲「なんでもねだり」で沸かせ、最後を締め括る「フルドライブ」で熱気は最高潮に!

清々しすぎるほどの快進撃を見せ続けているKANA-BOONの楽曲には、その当時の喜怒哀楽の心境も現れていて、いつもがむしゃらでひたむきで変わらない彼らだからこその説得力が増し、胸に響くものがあるのだ。楽しさだけではなく、夢や純粋な心を持ち続ける大切さというものも教えられた気がする。