君は笑う、そして静かに眠る。

君は眠る
薔薇色にその頬 染めながら
君は笑う
何が観えているの?

僕は泳ぐ
あてのないような 日常の底
埋もれてしまいそうになる…けど

僕らは 光射す朝の空に
希望を探す
僕にもまだ何かできるの?

あぁ一秒は 音もなく通り過ぎてゆき
あぁ僕らは 何かを探し続けてる(のに 見つかんないんだ)
この時間を 同じように与えられ生まれてきた事
ねぇ、僕ら輝きながら 死に近づいてく…

けれど 落ちてく羽根見つめながら
汚れながら
純粋(きれい)な羽根の夢を見るよ

僕はいつからか 僕自身をうまく騙せるようになってた
「僕には何もない…。」なんて言葉で 逃げたりしたけど僕は
輝ける一瞬を 見つけるんだ

たとえ その先に見える光に
翳りが見えても
僕ら汚れた羽を広げ 最期まで翔ぶよ

もし 途中でこの体が使えなくなって
たどり着けなかったとしても
その行動 その意思に
価値はあるから

ねぇ もう飛べないよ
翼は 折れてしまったよ
落ちてく時は どこまでも落ちていくんだね…

でも いつか僕の前にも
もし つかめそうな何かが見えてきた その時は
さぁ 手を伸ばして
ここで落ちてしまっても 構わない
もし君に 何か残せるなら
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