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LIVE REPORT

NoGoD ライヴレポート

【NoGoD ライヴレポート】 『NoGoD単独大布教-2019- 東名阪「神劇ノ宴」』 2019年5月25日 at 新宿BLAZE

2019年05月25日
@新宿BLAZE

実に1年7カ月振りとなる音源、ミニアルバム『神劇』を引っ提げてのツアー『NoGoD単独大布教-2019-東名阪「神劇ノ宴」』。その最終公演となった5月25日の新宿BLAZEでは、新体制となった今だからこそ、改めてNoGoDというバンドの本質を提示するようなライヴだった。それはある意味での原点回帰であり、一周回っての潔さや推進力も含め、新天地に降り立った彼らからの決意表明だとも言える。

新作『神劇』と同じくインスト曲「Curtain Rises」で始まり、そのまま“It's Showtime!”と団長(Vo)のシャウトから同作の曲順通りに「masque」「Borderline」へとつなげると、ハードチューンの投下にフロアーは早くもヘドバン状態に。KのダイナミックなドラムがサポートベーシストのKOUSUKE(DEATHGAZE)とのコンビネーションで観客の高揚感を煽り、繊細なKyrieと歪み系のShinnoというツインギターが魅せ&聴かせ、団長がハイトーンヴォイスを轟かせば、もうそこはNoGoDの独擅場。さらにライヴの起爆剤「STAND UP!!」で場内に熱風を渦巻かせ、「球根」ではフロアーの床を揺らし、「FABLE」での楽器隊の妙技が観る者を魅了する。団長も“(結成から)14年が経っても、まだこれだけいいライヴと音源が作れるってことが自信につながる”と語っていたが、繰り出されるサウンドは安定感はもちろん、もはや無敵感も感じさせ、リスタートを切ったバンドの状態の良さを物語っていた。

ラストスパートはスピードナンバー「Door」から。観客のテンションの上昇速度を「敬虔」で加速させ、本編ラストは『神劇』を締め括る「そして舞台は続く」。《もうこれ以上何も出来ないよ》と嘆きを歌いながらも最高のパフォーマンスと音でもって届けた、その言葉の裏にある不屈の想いがメッセージとなって響いてきたの筆者だけではないはずだ。

アンコールでは「神風」をはじめとする定番曲がライヴの完成度と場内の熱量をMAXにまで引き上げ、“俺たちは時代が変わってもメッセージソングを届けて、みんなに伝えていきたい”と《ありのままでいい その美しさは君だけ》と歌う「野に咲く君へ」で大団円を迎える。しかし、フロアーの熱狂はおさまらず、終演を告げる再三のアナウンスを掻き消す“NoGoD”コールがメンバーを再度ステージに呼び戻す。そして、《耳を塞ぐ旧時代に 新しい時代を今見せてやる!》と高らかに歌い上げる「啓発フラストレス」でバースト! 完全燃焼する中、全員が音楽でつながった光景に、NoGoDはサウンド的にはHR/HMバンドではあるが、その核にあるのはメッセージだということを再確認したし、団長がステージの去り際に放った“忘れないで! これが音楽の力だ!”という叫びに心を打たれた。

“まだ何も成し得られていないバンドではあるけど、ライヴと音楽だけは真摯にやってきたつもりです。いっぱい後悔はあるけれど、タイミング良く元号も変わったことだし、ゼロから貪欲にやっていきたいと思ってます”と語り、“昔からライヴに来てくれている人は、どれだけNoGoDがいい感じが分かると思います。今のNoGoDが最高です”と豪語した団長の言葉が全てだろう。新体制となり、新音源を完成させ、そのリリースツアーも大成功に終わった。そして、この日は9カ所11公演を行なう『神劇ノ宴-第二幕-』、横浜のMusic Lab.濱書房での『BOYS ONLY』『GIRLS ONLY』公演の開催も発表。NoGoDの新章は始まったばかりだが、結成15周年&メジャーデビュー10周年という2020年を前にして、その充実度を確実に高めていっている。

撮影:Hidemi Otsuka/取材:土内 昇

NoGoD

ノーゴッド:2005年に団長を中心に結成。ライヴ活動を続けながら、コンスタントに作品も発表し、着実に人気と実力を付けていった。10年 6月にシングル「カクセイ」でメジャーデビューを果たし、同年 8月にはメジャー1stアルバム『欠片』を発表。HR/HMを基調としたサウンドとメッセージ性の強い歌詞、高いエンターテインメント性が話題となり、メジャーシーンでも注目を集めている。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    1. Curtain Rises

  2. 3

    3. borderline

  3. 5

    5. STAND UP!!

  4. 7

    7. 罪罰エゴイスト

  5. 9

    9. FABLE(instrumental)

  6. 10

    10. II-懐疑

  7. 13

    13. Door

  8. 17

    <ENCORE1>

  9. 20

    3. tonight!

  10. 23

    <ENCORE2>