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LIVE REPORT

Czecho No Republic

『AXドリンクバイトをクビになった武井がついに演者として帰ってきた! 最初で最後!武井のAX帰還ギグ!~そして伝説へ~』

2014年05月21日
@SHIBUYA-AX

最初で最後のSHIBUYA-AXでの単発公演。それだけにCzecho No Republicの“現在”をふんだんに詰め込み、バンドの勢いだったり、得意技だったり、未来を提示したステージだった。1曲目「Call Her」から場内に熱気を渦巻かせ、矢継ぎ早に爽快なポップチューンが繰り出されていく。しかも、この“ポップ”が曲者。実験的なようで確信的で、その弾け具合が最高にキャッチーなのだ。それこそチェコの武器であって、それを全身で体感するのが彼らのライヴの醍醐味でもある。7月16日にリリースを控えるニューアルバム『MANTLE』からの新曲であっても、すぐさま観客が笑顔で反応していたのは、そのせいだろう。中盤でドラムの山崎正太郎の公開断髪式もあったが、終わってしまえば、彼らの楽曲を心底楽しんだ余韻しか残っていなかった。