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  • 大比良瑞希
    君と買ったアロエにもう少しで、初めて見る赤い花が咲きそう。
    君と買ったアロエにもう少しで、初めて見る赤い花が咲きそう。

    大比良瑞希

    君と買ったアロエにもう少しで、初めて見る赤い花が咲きそう。

     2018年9月5日に“大比良瑞希”がEP『unify』をリリースしました。彼女は、昨年「Real Love」「アロエの花」「見えない糸~Never Be The Lonely One~」を3ヶ月連続で配信。その後、3曲の新たな魅力を引き出す連続Remix企画も配信。そんな珠玉のオリジナル3曲+各リミックスver.をEPとして総まとめしたのが今作です。タイトルの【unify(統合)】が表すように、それぞれの楽曲が見事に“統合”された一枚となっております。  さて、今日のうたコラムでは、そのEPから「アロエの花」という楽曲をご紹介いたします。歌に描かれているのは、大切だった<君>と別れてからの<私>の心模様。ちなみにアロエと言えば、肉厚でトゲトゲしている葉が印象的ですよね。その見た目から【苦痛】や【悲しみ】といった花言葉があるんだそう。しかし<私>の想いはそこだけにリンクしているわけではなく、アロエの花言葉もマイナスな意味のものばかりではないのです。 合言葉は二人だけの秘密ね 冗談しか言ってなかったあの頃 君と買ったアロエにもう少しで 初めて見る赤い花が咲きそう それはずっと見つからないものだよ それでいいしそれが楽しいってことも 君といて知ったはずだったのに 最近またわからなくて落ち込んでた 「アロエの花」/大比良瑞希  二人だけの<合言葉>を作ったり、一緒にアロエを買ったり、たとえ<冗談しか言ってなかった>日々だとしても十分に幸せだったあの頃。でもやがて楽しい日々には終わりが訪れ、ただ<君と買ったアロエ>だけが残りました。恋は枯れても<もう少しで 初めて見る赤い花が咲きそう>に育ってゆくアロエ。その姿を見つめていたら<私>はふと<君といて知ったはずだった>大事なことを思い出したようです。  では、ずっと見つからない<それ>とは何なのでしょうか。歌詞には記されておりませんが<それ>はきっと、誰もが探している【自分らしさ】や【本当の幸せ】や【永遠の愛】である気がします。だけど<それ>の答えなんて見つけなくて良い。探し続けることこそが<楽しい>し、探さなくとも大切な人といれば人生は輝く。そんなことを<君といて知ったはずだったのに>、その<君>を失ったことで、最近また<私>は<それ>を考える迷路に惑い<わからなくて落ち込んでた>のでしょう。 今の私君が見たらなんて言うかな 君の指が髪を撫でて 夏になった帰り道の 日差しは痛かったね 片耳ずつ聴いたメロディ 久しぶりに口ずさめば 追い風に背を押され 「アロエの花」/大比良瑞希  そして<今の私君が見たらなんて言うかな>と想いを馳せると同時に、ブワッと蘇ってくるのはあの頃の記憶。尚、アロエは“冬”に<赤い花>を咲かせる植物なので<夏になった帰り道の 日差し>から、ずいぶん時が過ぎていることもわかりますね。さらにアロエの<赤い花>はまるで炎のように見える少し変わった形をしております。それはどこか、あの“夏”に燃え上がったであろう<私>と<君>の恋と重なるような気もするのです。 時は過ぎて君がどこにいるかも わからないね元気にしているのかな このアロエだけはいつも変わらず 見守ってくれるような気がしてるよ 君が褒めてくれたことが今も You are my light めぐりめぐる時に揺られ 二人は出会って恋をした 長い道の途中で さよならしたってなくならない この胸に持ち続けるよ 今もキラキラして 「アロエの花」/大比良瑞希  ただ、前述したように、アロエの花言葉はマイナスなものだけではありません。たとえば【健康】【万能】【信頼】などなど。同じように<私>も失恋の悲しみに浸っているばかりではないのです。むしろ歌が進むにつれ、どんどん前向きで優しい感情が胸に満ちてゆく様子が伝わってくるのです。もう<君がどこにいるかも わからない>けれど<元気にしているのかな>と、そっと【健康】を祈る気持ち。    さらに<君が褒めてくれたこと>や<二人は出会って恋をした>ことは、これまでも今もこれからも自分の人生の【万能】なパワーになるんだ、という気持ち。何より<さよならしたってなくならない>で<今もキラキラして>いるほど<君>を【信頼】している気持ち。いずれも、アロエのポジティブな花言葉に重なりますよね…!失恋ソングなはずなのに、二人はとっても素敵な恋をしていたんだなぁ…と憧れてしまいます。 君の指が髪を撫でて 夏になった帰り道の 日差しは痛かったね 片耳ずつ聴いたメロディ 久しぶりに口ずさめば 悩みも消えて行きそう めぐりめぐる時に揺られ 二人は出会って恋をした 長い道の途中で さよならしたってなくならない この胸に持ち続けるよ 今もキラキラして 「アロエの花」/大比良瑞希  もう会えないとしても、大切な人がくれた思い出や言葉は<今もキラキラして>、時に<悩みも消えて行きそう>なくらい自分を強くしてくれる。そんな想いが綴られているのが、大比良瑞希「アロエの花」です。あなたにとっての<君>を思い出しながら、じっくりと曲に浸ってみてください。 ◆紹介曲「アロエの花」 作詞:大比良瑞希・伊藤修平 作曲:大比良瑞希・伊藤修平 ◆EP『unify』 2018年9月5日発売 DDCB-12359 ¥1,500+税 <収録曲> 1.アロエの花 2.見えない糸~Never Be The Lonely One~ 3.Real Love 4.見えない糸~Never Be The Lonely One~(STUTS remix) 5.アロエの花(tofubeats remix) 6.Real Love(Kai Takahashi remix)

    2018/09/11

  • 須澤紀信
    始まりも終わりもなくて、ただ消えていくはずだったのに。
    始まりも終わりもなくて、ただ消えていくはずだったのに。

    須澤紀信

    始まりも終わりもなくて、ただ消えていくはずだったのに。

     2018年9月5日に“須澤紀信”が1stアルバム『半径50センチ』をリリースしました。今作のモチーフとなっているのは、自分の手が届く範囲で起こった、身近な出来事を通じて感じた様々な気持ち。まるで“半径50センチ”くらいの距離感で、誰かと話しているかのようなあたたかさや温もりが伝わってくるのです。今日のうたコラムでは、その収録曲から新曲「なんでまだ好きなんでしょうか」をご紹介いたします。 歪な都会の日常に 呼吸がしづらくなってしまって 無邪気な頃の自分を取り戻すように 逃げ帰ったんだ 僕の街へ 何年積み上げたって人間(ひと)は 見せかけだけ大人に変わって 夢と現実を行ったり来たりさ ただ君だけは あの頃のままで 「なんでまだ好きなんでしょうか」/須澤紀信  かつては<無邪気>な夢を抱いて、上京したであろう主人公。しかし、年を積み重ねるにつれ<見せかけだけ大人に変わって>、いつまでも<夢と現実>の距離は変わることがないまま、生活のため<歪な都会の日常>のなかで暮らしていかなければならないんですよね…。きっと<僕>はそんな自分の心に生じている“ズレ”を見て見ぬフリをすることに限界が来てしまったから<僕の街へ>帰ったのでしょう。    それを自分では<逃げ帰ったんだ>と表現していますが、もしかしたら“逃げ”ではなく“守る”ためなのかもしれません。なりたい自分や叶えたい夢を“守る”ため。だから<無邪気な頃の自分>がいた場所=【原点】に返ってみることで、壊れてしまいそうな<夢>や<僕>自身を思い出して、取り戻したいと思っているのです。そして、帰った<僕の街>で再会したのが<あの頃のまま>色あせていない<君>でした。 なんでまだ好きなんでしょうか 不確かで疼く胸の痛みは 色褪せずにまだ 鮮やかに残ってる なんで君だったんでしょうか ずぶ濡れで錆び付いたはずなのに また動き出したんだ あの日から 空白のままだった 次のページが 「なんでまだ好きなんでしょうか」/須澤紀信  さらに<僕>は、自分の気持ちも<君だけ>に対しては<あの頃のままで>あることに気がつきます。その想いが<なんでまだ好きなんでしょうか>と、<なんで君だったんでしょうか>と、溢れ出すのがサビフレーズ。自分でも不思議なくらいに“まだ”好きで。止めようがなく“また”好きが動き出して。歌の冒頭では<呼吸がしづらくなってしまって>いた心身が生き生きとし始めたのが伝わってきますね。    では<なんでまだ好き>なのか。なんで<君だけは あの頃のまま>なのか。それはきっと<君>が“ズレ”ることなく、この街で自分のやるべきことをやりながら、丁寧に生きてきたからではないでしょうか。大きな夢を思い通りに叶えることだけが幸せではありません。でも、適当にやっていたら時間に流されてゆくだけ。忙しさで心を亡くす人もいる。そんななか“自分の幸せ”を信じて暮らしてきた<君>の在り方を見たから<僕>は、あの頃よりいっそう、心を揺さぶられた…。そんな気がしませんか? 臆病の風が吹く 今までの僕ならそれで投げ出すんだけど もう逃げ出さない なんでまだ好きなんでしょうか 不確かで疼く胸の痛みは 色褪ずにまだ 鮮やかに残ってる 始まりも終わりもなくて ただ消えていくはずだったのに もう手放せないよ 戻れない 戻らない 何度でも君を想うよ 「なんでまだ好きなんでしょうか」/須澤紀信  さて、このように幕を閉じてゆく歌。臆病の風が吹く…。すると<今までの僕なら>このまま<君>と<始まりも終わりもなくて ただ消えていくはずだった>のでしょう。それに、これから<歪な都会の日常に>戻るべきか<僕の街>へ戻るべきかの判断も難しかったはず。しかし、終盤では、これまでの<まだ>の不安定さが<もう>の決意に変わってゆくんです。<戻れない>んじゃなくて<戻らない>んだと誓っているんです。  最終的に<僕>が選んだのがどんな場所なのかはわかりません。ただ、少なくとも、もう<歪な都会の日常>にも<無邪気な頃の自分>にも<今までの僕>にも、戻ることはないのでしょう。この【原点】で手にした新たな決意を胸に<僕>もまた“自分の幸せ”を信じて明日へと進んでゆくのです。ずっと<君>がそうして生きてきたのと同じように。ただの恋心だけではなく、そこから生まれる“生きる”パワーまで描かれているのが、この歌の魅力。是非、それぞれの<僕の街>を浮かべながら、聴いてみてください…! ◆紹介曲「なんでまだ好きなんでしょうか」 作詞:須澤紀信・平義隆 作曲:須澤紀信・平義隆 ◆ニューアルバム『半径50センチ』 2018年9月5日発売 YCCW-10330 ¥2,778+税 <収録曲> 01.ユニフォーム 02.なんでまだ好きなんでしょうか 03.オリーブの実 04.いいんだよ 05.りんご 06.omake 07.考えたくもない 08.ノイズ 09.ハミングバード 10.夢の続き 11.はんぶんこ 12.1日の終わりに

    2018/09/10

  • クリープハイプ
    仕方がないからもうここに置いて行くね。
    仕方がないからもうここに置いて行くね。

    クリープハイプ

    仕方がないからもうここに置いて行くね。

     2018年9月26日に“クリープハイプ”が約2年ぶりとなる5枚目のオリジナルアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』をリリース!現在、今作に収録されている全楽曲の歌詞を先行公開中です。すでに先行配信がスタートしている「栞」は【注目度ランキング】の1位を記録し、さらに新曲「お引っ越し」は最高4位にランクイン。今日のうたコラムでは、その「お引っ越し」をご紹介いたします。 「そうやってまた泣くだろ」って そうやってまた言うだろ 「じゃあ出て行く」って言ったら 止めると思うよ普通 「やり直そう」をやり直してしまう いつも素直じゃないから 「そんな所も好きだ」って 前言ってなかったっけ 「お引っ越し」/クリープハイプ  まず、この歌には<僕>や<あたし>といった一人称も、<君>や<あなた>といった二人称も、綴られておりません。わかるのは恋人同士の二人が終焉を迎え、主人公は一緒に暮らしていたこの街の部屋から「お引っ越し」をするということだけ。すると、冒頭のフレーズだけでもいろんな捉え方ができそうです。まず一つは、主人公が<いつも素直じゃない>自分自身にとことん嫌気がしているというパターン。  泣いている恋人に対して「そうやってまた泣くだろ」なんて言ってしまう。傷ついた恋人が「じゃあ出て行く」って言ったら普通は止めるべきだろうに、それすらできずに自らが出て行くことを選んでしまう。でも、だからこそ、そんな捻くれた自分のことを「そんな所も好きだ」って言ってくれていたはずの相手が好きだったのです。一方、主人公が恋人に対して本音を吐いているというパターンも想像できます。  涙が溢れれば「そうやってまた泣くだろ」って言ってくる。ケンカして「じゃあ出て行く」って強がっても止めてくれない。とはいえ自分も<いつも素直じゃないから>恋人からの「やり直そう」をうまく受け取れなかったりもする。だけどやはり、涙もワガママも強がりも、なんだかんだ「そんな所も好きだ」って言ってくれていたはずの恋人が好きだった。いずれの捉え方にせよ主人公は、恋人を信頼し、自分のどんな所も受け入れてくれるだろうと甘えていたのではないでしょうか。 細心の注意を払って 内心そうじゃなくても ギリギリ馬鹿でいられますように 「いつかまたどこかで」とか言える軽さで 無理して積み上げたダンボール 「お引っ越し」/クリープハイプ  しかし、結局は「そんな所も好きだ」って言ってくれていたはずの“そんな所”が原因で別れることになってしまったのだと思います。おそらく恋人側に限界が来てしまったのです。そして、最後の最後まで<素直じゃない>主人公。内心は悲しくて寂しくて離れたくなくて仕方ないのに<細心の注意を払って>まで<ギリギリ馬鹿で>鈍感でいようとして、無理して「いつかまたどこかで」とか言える軽さでお引っ越しの準備をして…。 治療中の奥歯と やっと見つけた近道 貯めたポイントカードも ただの紙切れになった 取扱注意のコワレモノになって 次回予約の日にはもう 知らないどこかの街 「お引っ越し」/クリープハイプ  また、お引っ越しをするということは、この街のいろんな場所・当たり前だった日常から離れるということなんですよね。同時に、歌詞に綴られている<治療中の奥歯>や<やっと見つけた近道>や<貯めたポイントカード>は、二人の“恋”にも例えられるのかもしれません。<治療中の奥歯>は、修復中だった関係の歪み。<やっと見つけた近道>は、仲直りの方法。<貯めたポイントカード>が重ねてきた“好き”の気持ちです。    でもそれらも、ポイントカードが<ただの紙切れに>なるように、全て無意味なものに変わってしまうのでしょう。素直じゃない“そんな所”を抱えた主人公は、恋人から手離されたことによって<取扱注意のコワレモノになって>ゆく。やがて、この街の歯科の<次回予約の日にはもう 知らないどこかの街>にいて、恋人も恋人ではなくなっているのです。部屋を整理すればするほど、様々な思い出に触れ、何度も“喪失”を想像するであろう主人公。切なさがリアルに伝わってきますね…。 大きくて小さいどこにも入らない荷物 仕方がないからもうここに置いて行くね 言葉にすれば足りない 触れば溢れる 好きで出来たこの隙間 無理して閉じて抱いたらカタカタうるさい 「お引っ越し」/クリープハイプ  こうして幕を閉じてゆく歌。<大きくて小さいどこにも入らない荷物>…きっと主人公の想いそのものでしょう。それを<仕方がないからもうここに置いて行く>という表現には“いっそ置いて行ってしまいたい”気持ちと、ここに置いていくことで“相手に忘れないでいてほしい”気持ち、どちらも込められている気がします。    まだ、主人公には<言葉にすれば足りない>ほど、<触れば溢れる>ほど、強い“好き”があるわけですが、本当にこのまま終わってしまって良いのでしょうか…。<無理して閉じて抱いたらカタカタうるさい>音が、何かを叫んで知らせているかのようですね。知らないどこかの街へ引っ越してしまうその前に、<いつも素直じゃない>主人公が、クリープハイプ「お引っ越し」に共感するあなたが、ほんの少しでも素直になれますように…! ◆紹介曲「 お引っ越し 」 作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観 ◆5thオリジナルアルバム 『泣きたくなるほど嬉しい日々に』 2018年9月26日発売 初回限定盤 UMCK-9964 ¥3,996(税込) 通常盤 UMCK-1607 ¥2,970(税込) <収録曲> 1. 蛍の光 2. 今今ここに君とあたし 3. 栞 4. おばけでいいからはやくきて 5. イト 6. お引っ越し 7. 陽 8. 禁煙 9. 泣き笑い 10. 一生のお願い 11. 私を束ねて 12. 金魚 (とその糞) 13. 燃えるごみの日 14. ゆっくり行こう

    2018/09/07

  • 結花乃
    夏は目閉じる、これで終わってしまうの?
    夏は目閉じる、これで終わってしまうの?

    結花乃

    夏は目閉じる、これで終わってしまうの?

     2018年9月12日に“結花乃”が3rdシングル『きんぎょすくい』をリリース。その発売に先がけて、今作の収録曲「パチパチ、線香花火」のLINE MUSIC独占先行配信がスタート。併せて歌詞先行掲載も開始しました。この歌は、夏の終わりの恋を描いたラブソング。まだ今年の夏に“あの人”とやり残したことがありそうな気がする…というあなたに聴いていただきたい1曲です。さっそく、今日のうたコラムでご紹介いたします! 夏休み もうすぐ終わる あれこれ立てた スケジュール やっぱり何にも出来なかった 真っサラまんまの解答欄と睨み合ってた 君が花火に行こうって言うから 宿題ほうって 新しい浴衣 買いに行った 結局 当日 雨で 中止だねってメールした 返事は 予定通りに集合だよ 君はちゃんと待ってて その手に バケツと線香花火… 「パチパチ、線香花火」/結花乃  ワクワクな予感に満ちていた<夏休み>も結局、何も起こらないまま終わりに近づいている今日この頃。ギリギリまで放っておいた<宿題>だけが残り<真っサラまんまの解答欄と睨み合って>時間が過ぎてゆく、無気力な主人公の姿が見えてきますね。きっと、あれこれ想像はしていたのに<やっぱり何にも出来なかった>ことや<真っサラまんまの解答欄>は、そのまま恋に重なるのだと思います。  つまり主人公はこの夏、片想いをしている<君>に何ひとつアプローチをすることが出来ず、恋の答えも<真っサラまんま>ということ。しかしそんなとき、思いがけず<花火に行こう>って<君>から連絡があったのです。これは<何にも出来なかった>日々を取り返すラストチャンス。嬉しくてたまらず<新しい浴衣 買いに行った>のでしょう。とはいえ<結局 当日 雨>…。ところが、君からは<予定通りに集合だよ>と予想外の返信があり、予想外の展開へと突入してゆくのです。 パチパチパチパチパチって 今宵 花咲く 花が咲く じくじく膨らむ ふたつの蕾 振りはらえば消える 風に溶ける 淡い 恋のはじまり ぽとりと落ちた火の粉 ジュッと鳴く 君と目があった パチパチ 「パチパチ、線香花火」/結花乃  雨の夜、屋根の下、二人きりの線香花火。人混みのなかで大きな花火を見上げるより、ワイワイ手持ち花火を楽しむより、ずっと“時間”をじっくりと楽しめるのではないでしょうか。普段以上に身を寄せ合うから心の距離も近くなりそう。並んでそっと線香花火を見つめるも良し、いろんな話を交し合うも良し、この上ないシチュエーションですよね…!こうして<じくじく膨らむ ふたつの蕾>のように静かに育ち<パチパチパチパチパチ>とはじまりの音を鳴らす、恋の火花…。 バケツの雨水 たまってく 花火も残り 少ない どっちが長く持つか勝負って 言ったら 彼女は笑った 本当はずっと前から 誘いたいって思ってたんだけど 花火に行きませんか?って 結局今夜 雨だけど おかげで僕等 向かい合っている ドキドキドキドキドキって 雨の音にも 隠れない シュワシュワ弾ける ふたつの火花 僕の先に ぽとり 落ちて君 私の勝ちって笑った 火が照らした笑顔 消えないで ずっと見ていたい 「パチパチ、線香花火」/結花乃  さて、こちらは2番の歌詞。深読みかもしれませんが「パチパチ、線香花火」は、1番が<私>の心情、2番が<僕>の心情を表していると捉えることもできます。夏休みの終わり<僕>もまた、彼女と同じようにこの恋の<真っサラまんまの解答欄>と睨み合っていた。本当はずっと前から<花火に行きませんか?って>誘いたかったのに<何にも出来なかった>ことを悔やんでいた。だから夏休みの終盤、ラストチャンスに賭けて、雨でも<線香花火>という形でデートを実行したのです。  ということは、二人は両想い。線香花火をしながら、お互いに<パチパチパチパチパチって>恋の火花が咲き、お互いに<ドキドキドキドキドキって>雨の音にも隠れないトキメキを感じ合っているのでしょう。先ほど彼女が<君と目があった パチパチ>と思っていた瞬間も、彼の方は彼女を見つめながら<火が照らした笑顔 消えないで ずっと見ていたい>と愛おしく思っていたのかもしれません。だけど、両想いなのにまだ、どちらも一番大切なことは伝え合っていないんですよね…。 ドキドキドキドキドキって 雨の音にも 隠れない シュワシュワ弾ける ふたつの火花 季節は変わる 夏は目閉じる これで終わってしまうの? 最後のふたつ 黙るふたり せーので 火を付ける 「パチパチ、線香花火」/結花乃  これで終わってしまうの? 線香花火の<最後のふたつ>に、せーので火を付けた、二人の続きは是非、結花乃「パチパチ、線香花火」の歌詞の全文を読んで確かめてみてください!ちなみに“線香花火”の火花には4段階の変化があるそうです。まず、先端に<じくじく膨らむ ふたつの蕾>が出来る【牡丹】。次に<パチパチパチパチパチって>玉が激しく火花を発する【松葉】。火花が低調になる【柳】。そして消える直前の【散り菊】。    4段階では最後の【散り菊】からが長く、いつまでも余韻を残しながら、火花が散るんだとか。そんな終わりを見つめながら、二人の恋も終わってしまうのか、それとも…。夏の終わりにピッタリなラブソング。その胸キュンな世界観を歌詞でもご堪能あれ! ◆紹介曲「パチパチ、線香花火」 作詞:結花乃 作曲:結花乃・nao ◆3rd Single「きんぎょすくい」 2018年9月12日発売 Type-A PVE-0031 ¥1,500+tax Type-B PVE-0032 ¥1,000+tax

    2018/09/06

  • モノンクル
    嫌だな、愛しいとこだけ思い出すんだ。
    嫌だな、愛しいとこだけ思い出すんだ。

    モノンクル

    嫌だな、愛しいとこだけ思い出すんだ。

     2018年9月5日に“ものんくる”がニューアルバム『RELOADING CITY』をリリースしました。今日のうたコラムでは、今作に収録されている新曲「夕立」をご紹介。夕立とは、夏の午後から夕方にかけ、にわかに激しく降り出す大粒の雨のこと。雷を伴う場合も多いのですが、短時間で止み、その後は涼しい風をもたらします。まさに今の時期、各地で頻繁に起こっていますよね。 夕涼 並木通り きっかけ待つ言葉たち 君の歩幅で なんとなく気づいていたよ いくつものバッドエンド 描くのももう疲れたし 笑い話探そう 報われないだろうけど “いつか”が 来たんだね 温かい雨が 突然降り出し 夏の銀河系の 音を奪った 抱きしめたのは 最後の抵抗 君の唇 決して見ないように 「夕立」/ものんくる  そんな夕立と、恋人たちの終わりを重ねて描かれているのが、この歌です。冒頭、並木通りの葉が風でサワサワと揺れるかのように、心の中で、最後に<君>が告げるであろう言の葉や、<私>が返すであろう言の葉が、やって来た“いつか”でざわめいております。きっとお互い、もう終焉が近いことはわかっていた。それでも<いくつものバッドエンド>想像しながらも、日々を繋いできた。だけど、いよいよ今日が最後の日…。  それをいつもと違う<君の歩幅で なんとなく>気づくのです。言葉が放たれるより先に気づけるほど<私>は<君>をよく見つめ、愛し尽くしてきた証でしょう。そして<きっかけ待つ言葉たち>が、声に変わる合図となるのが、突然振り出した<温かい雨>=夕立。言われることはわかっている、わかっているけれど、わかっているからこそ、別れを告げる<君の唇 決して見ないように>抱きしめて<最後の抵抗>をする<私>の激しい感情が“大粒の雨”と重なって切なく伝わってきます。 例えば君の マヌケな寝顔だったり マンガ読んでるいつもより真剣な顔 嫌だな 愛しいとこだけ思い出すんだ 出鱈目だらけ 綺麗事ばっかじゃなかったでしょ 「夕立」/ものんくる 記憶は美しく 雨に溶け出してく 思い出すあの日の君と彷徨う 記憶は美しく 雨に溶け出してく 「夕立」/ものんくる  さらに、別れの時に厄介なのが、いざ失うとなると<例えば君の マヌケな寝顔だったり マンガ読んでるいつもより真剣な顔>がどうしようもなく愛おしく思い出されることなんですよね。本当は「マンガなんかより、もっと構ってよ!ちゃんと愛してよ!」と不満を抱いたときが多々あるとしても。最後の最後、全て<記憶は美しく>なってしまう。ゆえに<私>は自分自身に<出鱈目だらけ 綺麗事ばっかじゃなかったでしょ>と言い聞かせ、なんとか<思い出すあの日の君>を振り切ろうとしているのです。 夕立みたいな二人だったなんて いつかどこかで思うのかな 新しい夏が それぞれ始まる 雨が上がれば 涼しいかも 温かい雨が 突然降り出し 夏の銀河系の 音を奪った 抱きしめたのは 最後のお別れ この雨過ぎたら 私は行くから 「夕立」/ものんくる  そうやって記憶に折り合いをつけて、抱きしめて<最後の抵抗>もして、やっと想像できたのが<雨が上がれば 涼しいかも>という少し先の未来です。やがては、ひとときだけでも激しく愛し合えた<夕立みたいな二人だったなんて いつかどこかで思う>日がやってくるかもしれない。雨上がりの雫に光が反射して輝く並木通りの先で<新しい夏が それぞれ始まる>かもしれない。歌のラストで見えるのは、そんな希望的な光景。  だから、前半では<抱きしめたのは 最後の抵抗>と、まだ激しい感情が降りしきっていましたが、終盤では<抱きしめたのは 最後のお別れ>と、終止符を受け入れております。そして<この雨過ぎたら 私は行くから>と、前に進んでゆく決意を胸にしております。とことん想いを出し切って、愛し尽くした恋は、終わってからも晴れ渡って、美しいのでしょう。  このように、別れの切なさや悲しみを描きながらも、どこか憧れてしまう魅力を放っているのが、ものんくる「夕立」なんです。突然の夕立がやってきたとき、夕立みたいな恋に落ちてしまったとき、激しい恋の終焉を感じているとき、是非あなたもこの歌に浸ってみてください。 ◆紹介曲「夕立」 作詞:角田隆太・吉田沙良 作曲:角田隆太・吉田沙良 ◆ニューアルバム『RELOADING CITY』 2018年9月5日発売 VRCL-4044 ¥2,500(税込) <収録曲> 01. RELOADING CITY 02. 夕立 03. アポロ 04. 魔法がとけたなら 05. HOT CV 06. RELOADING CITY(tofubeatsremix) 07. 何度でも繰り返し夢見る

    2018/09/05

  • コレサワ
    ちょっとだけでいいから、あなたと間違えたい
    ちょっとだけでいいから、あなたと間違えたい

    コレサワ

    ちょっとだけでいいから、あなたと間違えたい

     2018年9月19日に“コレサワ”がメジャー2ndアルバム『コレでしょ』をリリースします。歌ネットでは今作の収録曲から「彼氏はいません今夜だけ」の歌詞先行公開中!すでにMVも公開されております。タイトルからして「え、浮気の歌?」と眉をひそめた方もいらっしゃるでしょう。ただし、この主人公の乙女心はもっと複雑…。歌詞にはどのような“本音”が秘められているのでしょうか。 ナチュラルにポッと褒められたことなど あの人には 最近言われてないの お NEW のブラジャー 身につけてもさ 暗闇ですぐ脱がされちゃって台無し カラカラだった乙女心に今 あなたの声が しゅんと染み込むわ バッドタイミングでもトキメキは あたしよりもずっと素直らしいね 「彼氏はいません今夜だけ」/コレサワ  もう冒頭から赤裸々な現状が綴られております。最近、マンネリ化している<あたし>と恋人の関係。だけど、どうやら<あたし>は恋人に飽きたわけでも、嫌いになったわけでも、別れたいわけでもないんですよね。むしろ逆。もっと愛してほしいから、たまには<お NEW のブラジャー 身につけ>たりしてみるわけです。そして「可愛い!」って<ナチュラルにポッと褒められ>たいのです。  もっと言えば<お NEW のブラジャー>そのものを褒められたいというより、どんなに長く一緒にいたって“あなたに可愛く思われたい”というこの乙女心をわかってほしいのだと思います。今時、セックスレスに悩むカップルも多いなか、それが途絶えてないということは、彼だって<あたし>から興味を失ったわけではなさそう。でも、夜の営みが日常化しすぎていて、残念ながら<暗闇で>そんな<あたし>の繊細な気持ちを汲み取ることは難しいのでしょう。  すると、彼に“わかってほしい”と期待すればするほど<あたし>の乙女心は台無しになり、日に日に<カラカラ>と乾いてゆく…。恋人を<あの人>と呼んでいることからも、若干の心の距離を感じますよね。その<バッドタイミング>で出会ってしまったのが<あなた>なんです。おそらく、出会ったばかりの<あなた>からもらう言葉はどれも新鮮で刺激的。褒められれば<あなたの声が しゅんと>染み込んで、久しぶりに<トキメキ>を思い出して、素直に<あたし>の心は揺らぎます。 あの質問されたら あたしなんて言うかな 彼氏はいません今夜だけ ちょっとドキドキしたいの でも家には帰してね 彼氏はいません今夜だけ ちょっとだけでいいから あなたと間違えたい 「彼氏はいません今夜だけ」/コレサワ  あの質問とは「彼氏はいるの?」のひと言でしょう。それに対して<あたし>は「彼氏はいません」(今夜だけ…)と嘘をついてしまおうか迷っているのです。とはいえ<あの人>に対する罪悪感が拭えないから<ちょっとドキドキしたい>だけ、<家には帰してね>とギリギリな言い訳をしつつ…。でも<ちょっとだけでいいから あなたと間違えたい>とトキメキに身を委ねてしまいたい本能が勝りそうになりつつ…。 こんなことも歌えちゃう世の中だし むくんじゃって 指輪は取れないし こんな時だけ ずるくないですか? 暗闇でも目を見つめて欲しいの あの質問くるかな あたしなんて言うかな こんな気持ちにさせないで (ダーリン) どこに出かけるのか聞いてほしかった でももう手遅れみたいだわ だって 「彼氏はいません今夜だけ」/コレサワ  ただ、この歌のベクトルはずっと、新しく出会った<あなた>ではなく、恋人=<あの人(ダーリン)>に向いている気がしませんか? こんな時だけ<むくんじゃって 指輪は取れない>ことは、別れられるわけない現実を表しているかのよう。それに、本当は<暗闇でも目を見つめて欲しい>し、今日だって<どこに出かけるのか聞いてほしかった>し、今だって「彼氏はいません今夜だけ」…なんて言わせないでほしい。    けれど、その本音を直接、恋人に伝えられないところが<あたし>の弱さです。淋しさや不安を<ちょっとドキドキ>な“火遊び”で埋めることは、恋人との“正解”にはなり得ません。もしかしたら<ちょっとだけでいいから>の“間違い”が取り返しのつかない続きに繋がってしまう可能性だってあります。それなのに<あたし>は<手遅れ>な答えを返してしまうのです…。 あの質問来ちゃった あたし嘘ついちゃった 『彼氏はいません』今夜だけ ちょっとドキドキしたいの やっぱ家には帰さないで 『彼氏はいません』今夜だけ ちょっとだけでいいから あなたと ちょっとだけでいいから あなたと間違えたい 「彼氏はいません今夜だけ」/コレサワ  こうして幕を閉じてゆく歌。結局、彼女は『彼氏はいません』との嘘をついてしまいました。さらに、最初は<家には帰してね>だったのに<やっぱ家には帰さないで>とまで思っております。だけど、最後の<ちょっとだけでいいから あなたと間違えたい>というフレーズは、なんだか恋人へのメッセージでもありそう。つまり“火遊び”という間違いを使ってでも、恋人にかまってほしい。嫉妬してほしい。そんな捻くれた乙女心がこの歌には秘められているのではないでしょうか…。    果たして、彼女は本当に<間違え>てしまったのか。その結末は、みなさんがそれぞれ想像してみてください。ちなみに、女性が浮気をしてしまう4大条件は「淋しさを埋めたい」「恋人に不満がある」「女性として自信を持ちたい」「憧れの人から誘われた」というものだそう。女性の方、当てはまってはいませんか? 男性の方、彼女からのサインを見逃してはいませんか? <あたし>に共感できるか否か、賛否両論なコレサワ「彼氏はいません今夜だけ」の歌詞を是非、MVと併せてじっくりご堪能ください! ◆紹介曲「彼氏はいません今夜だけ」 作詞:コレサワ 作曲:コレサワ ◆2nd ALBUM『コレでしょ』 2018年9月19日発売 初回限定盤 CRCP-40558 ¥3,333+税 通常盤 CRCP-40559 ¥2,778+税 <収録曲> 01 彼氏はいません今夜だけ 02 いたいいたい 03 泣く門には福きたる 04 パープル 05 夜にして 06 君と満員電車 07 友達だからかな 08 東京コロッケ 09 悪いユメ 10 プラネタリウムに憧れた 11 君とぬいぐるみ 12 最後の有給

    2018/09/04

  • Su凸ko D凹koi
    自慢の彼女には最後までなれなかったまんまだな。
    自慢の彼女には最後までなれなかったまんまだな。

    Su凸ko D凹koi

    自慢の彼女には最後までなれなかったまんまだな。

     2018年9月19日に3ピースガールズバンド“Su凸ko D凹koi(すっとこどっこい)”が、初のフルアルバム『腐っても私』をリリース。現在、収録曲の歌詞を先行公開中です!さらに新曲「ゆうと」はMVも解禁されております。今日のうたコラムでは、その「ゆうと」をご紹介。曲中で計10回も呼びかけられる<ゆうと>という名前…。主人公の<私>は今、彼に一体どんな想いを抱いているのでしょうか。 ゆうと あなた卒業写真の私の顔をみて 今の彼女と笑っているのでしょう ゆうと あなた私があげた時計なんか捨てて 今の彼女と手を繋ぐんでしょう 「ゆうと」/Su凸ko D凹koi  冒頭から描かれてゆくのは<ゆうと>という恋人と別れてしまった<私>の心情です。元カレの名前が<ゆうと>である人。今カレの名前が<ゆうと>である人。自分の名前が<ゆうと>である人。それぞれの立場でいろんな聴き方ができそうですよね。また<ゆうと>の部分に自分の元恋人の名前を当てはめて歌ってみると、いっそう歌詞がリアルに感じられることでしょう…。  歌詞の“失恋後あるある”に思わず頷いてしまう人も多いはず。別れたのに、心は<あなた>でいっぱいで、ネガティブなひとり相撲をしてしまう。どうせ<卒業写真の私の顔をみて 今の彼女と笑っているのでしょう>という現在妄想。どうせ<私があげた時計なんか捨てて 今の彼女と手を繋ぐんでしょう>という未来予想。ただし、この歌の<私>の場合、本当は<ゆうと>がそんなことをする人間だなんて思ってない気がします。それに“どうせ…”と責めているわけでもないのです。 ゆうと 私友達なんて一人もいなかった 変なあだ名も沢山ついていた ゆうと 私と話すといつも陰で笑われて いたのも本当は全部知ってたよ ごめんね 私がクラスに馴染めなかったばっかりに 自慢の彼女には最後までなれなかったまんまだな いつも甘えてばっか 幸せな夢をみていたよ 「ゆうと」/Su凸ko D凹koi  何故なら<ゆうと>は、学生時代の<私>にとって唯一の味方だったから。友達は一人もいなくて、変なあだ名も沢山つけられて、クラスに馴染めなくて、話しかけた人までバカにされてしまうような存在、それが<私>でした。それでも<ゆうと>はみんなに<いつも陰で笑われ>ながらも、たしかに<私>の恋人だったのです。そのことに<私>はいつも感謝と同時に、劣等感や申し訳なさを抱いていたであろうことがわかります。    でも、彼女は<ごめんね>なんて謝っていますが、嫌々なら<ゆうと>は、そうまでして一緒にいないでしょう。本当に<私>のことが好きだったから、ちゃんと<ゆうと>にとっては<自慢の彼女>だったから、同じ<幸せな夢をみていた>から、ずっと味方で、恋人でい続けていたのではないでしょうか。もしかしたら、そんな<私>の劣等感と<ゆうと>の本音が通じ合わず、二人は別れることになってしまったのかもしれません。 ゆうと 自転車に乗って二人で帰ったあの道を 昨日たまたま仕事で通ったよ ゆうと 二人でよく行ったファミレスは潰れ なんか健康器具売るお店になってた 二人で帰ったあの道は今でも確かにある でももう、あの頃のこと全部は思い出せなくなって こうやって終わるんだね 嫌だなあ、全部覚えてたいよ 遠くへ行けなくてもよかった お金なんかも車がなくても お酒なんか飲めなくても 好きなことだけ出来なくても あなたで心をいっぱいにしてた 「ゆうと」/Su凸ko D凹koi  やがて月日は過ぎ、学生時代は終わり、今は社会人。そうやって<私>が変わったように、もう<二人でよく行ったファミレスは潰れ なんか健康器具売るお店になってた>ようです。だけど一方で<二人で帰ったあの道は今でも確かにある>ように<ゆうと>への変わらない気持ちもあります。大人になればいろいろできるようになるけど、それより、たとえ何がなくても、ただただ<あなたで心をいっぱいにしてた>あの頃が幸せだった。その過去への愛おしさが痛いくらいに伝わってきますね…。 ゆうと 今の貴方とどうにかなりたいわけじゃない だからこの気持ちは伝わらなくていい 「ゆうと」/Su凸ko D凹koi  しかし、歌の終盤。これまで<あなた>だった表記が、一箇所だけ<貴方>と綴られております。内心は<嫌だなあ、全部覚えてたいよ>と思っているし、まだ<ゆうと>が愛おしくてたまらない。でも、思い返すのはあくまで“あの頃”の<あなた>なのです。<今の貴方>ではない。いい加減、前に進まなきゃいけない。だからこそ、どこか距離を感じるような、漢字の<貴方>の表記で“さようなら”の決意を表しているのでしょう。 ゆうと あなた卒業写真の私の顔をみて 今の彼女と笑っていてほしい ゆうと あなた私があげた時計なんか捨てて 今の彼女と手を繋いでいて 「ゆうと」/Su凸ko D凹koi  歌はこうして幕を閉じてゆきます。冒頭に通じるラスト。きっと<私>は<ゆうと>がそんなことをする人間だなんて思ってないからこそ、このように歌っているのです。いっそ笑ってほしい、いっそ思い出も捨ててほしい、そして<私>といた時よりずっと幸せになってほしい。さようなら、ありがとう。そんな切なくもあたたかい心情が描かれているのが、このSu凸ko D凹koi「ゆうと」なのだと思います。是非、みなさんそれぞれの<ゆうと>を重ねながら、歌詞を読んでみてください…! ◆紹介曲「ゆうと」 作詞:おうむ・どい 作曲:おうむ・どい ◆1st Full Album『腐っても私』 2018年9月19日発売 DLCR-18091 ¥2,315+税 <収録曲> 01.ゆうと 02.サラバ、男達よ(選手宣誓) 03.ミステリーサークル 04.店長、私バイト辞めます。 05.満身創痍 06.元カノ地獄 07.神様のいない日(一人芝居) 08.陰気者 09.くず息子 10.メンヘラ 11.セックスレスピストルズ 12.ブス 13.MOMANAIDE 14.すっぱだカーニバル(サンバ) 15.全力裸ブリー 16.筋肉道場 ...BonusTrack

    2018/09/03

  • 福山雅治
    いつか家族ができて子供にも「勝敗を越えて掴んだもの」を話そう。
    いつか家族ができて子供にも「勝敗を越えて掴んだもの」を話そう。

    福山雅治

    いつか家族ができて子供にも「勝敗を越えて掴んだもの」を話そう。

     2018年8月27日に“福山雅治”が新曲「甲子園」を配信リリース。この歌は、今夏で第100回目の『全国高校野球選手権大会』NHK高校野球中継、初めてのテーマソングとして書き下ろされました。戦う球児たちにだけではなく、全ての夢を追う人々、それを応援する全ての人々に向けての想いが詰まっている歌詞。次々に曲調が展開し変化する壮大な組曲。今日のうたコラムではそんな1曲をご紹介いたします。 僕は想像する 想像を止めない 夢の舞台で全て出し切り 君と笑ってる 君と泣いている 勝敗の向こうにある 何かを掴み… 「甲子園」/福山雅治  福山雅治のブレスから始まり<僕は想像する 想像を止めない>という力強いワンフレーズが放たれる幕開け。まるで夢に向けての“選手宣誓”のようです。さて、この歌の大きなキーワードは、まず歌詞にも綴られている【想像力】でしょう。たとえば<夢の舞台で全て出し切り 君と笑ってる 君と泣いている>という“未来”の想像。そんな【想像力】こそが、どんなときでも何より自分の支えになるのです。  また【誰かの存在】も、もうひとつの大切なキーワード。一緒に泣き笑いしてくれる<君>とは、共に夢を追っている同志かもしれません。支えてくれている友達や恋人、見守ってくれている家族かもしれません。いずれにせよ、その<君>と重ねた記憶、その<君>にかけてもらった言葉、その<君>の想いが【想像力】をパワーアップさせるのではないでしょうか。きっと【誰かの存在】とは<想像する>光景の輪郭を、よりくっきりと見せてくれるものなのだと思います。 「あと一歩が届かなかった」 わずか一歩のその差は果てしない道だと わかっているけど それでも僕は行くのだろう 近くて遠いその「あと一歩」を目指して 何度も 何度だって 憧れから逃げたこともある でも僕は僕から逃げたくはなかった 「甲子園」/福山雅治  もちろん【想像力】は<夢の舞台>に立つような、大きな未来のためだけのものではありません。「あと一歩が届かなかった」現実にぶつかったとき。困難に向かい合い<憧れから逃げた>とき。それでも<僕は僕から逃げたくは>ないから想像をするのです。数時間後には涙をぬぐい、明日には立ち上がり、一週間後には“今”より少しでも前に進めている自分を想像するのです。すぐ近くの未来の想像もまた、<近くて遠いその「あと一歩」を>目指し続けるために欠かせないもの。 忘れないよ 僕らぶつかったり励ましたり 傷ついても ひとりじゃなかったね 「甲子園」/福山雅治  そして、いっそう【想像力】の可能性がグッと広まるのがサビ部分。ここでは“過去の像を再生する”という意味での【想像力】が描かれているのです。尚、歌詞には<地元じゃ誰もが知ってるあの坂道で 鍛えたダッシュ力 信じて>、<ずっと僕は僕を諦めずに 君は君を諦めなかったね>といったフレーズも綴られております。これは、歩んできた“軌跡”をしっかり見つめることであり、たしかな実感は自信へと繋がることでしょう。 僕は想像する いつか家族ができて子供にも 自慢するんだ「仲間と情熱の日々」 君と僕の 「甲子園」/福山雅治 忘れないよ 僕ら競うべき相手でもあり 守り抜くべき仲間でもあって 僕は想像する いつか家族ができて子供にも 「勝敗を越えて掴んだもの」を話そう 君と僕を 「甲子園」/福山雅治  さらに、サビでは自分に<いつか家族ができて子供>が生まれた時、というはるか先の未来まで【想像力】が及びます。そのとき、子どもに自慢したいことは“勝敗”ではありません。本気で戦った「仲間と情熱の日々」と、そこで「勝敗を越えて掴んだもの」のこと。そんな未来が想像で見えるからこそ、自然と今、大切にすべきことも見えてくるのではないでしょうか。<勝敗の向こうにある 何か>を信じられるのではないでしょうか。 100年先の仲間達へ 我ら謳う 青春を 生命を 謳う 「甲子園」/福山雅治  こうして幕を閉じてゆく歌。やはりこの歌は様々な【想像力】と、近くにいる<君>や、まだ見ぬ<家族>や<子ども>、そして<100年先の仲間達>といった【誰かの存在】が大きなキーワードになっていることがわかりますね。未来へと夢のバトンが託されている歌。それが福山雅治の「甲子園」なのです。皆さんも是非、自分の情熱を重ねながら、またはかつての青春を思い出しながらこの歌を聴いてみてください…! ◆紹介曲「甲子園」 2018年8月27日発売 作詞:福山雅治 作曲:福山雅治

    2018/08/31

  • ソナーポケット
    愛してるじゃ足りないから、誰よりも傍にいる
    愛してるじゃ足りないから、誰よりも傍にいる

    ソナーポケット

    愛してるじゃ足りないから、誰よりも傍にいる

     2018年9月3日でデビュー10周年を迎える“Sonar Pocket”が、9月4日に30枚目のニューシングル「君の名前」をリリースします。タイトル曲は、ドラマ『文学処女』の主題歌。恋を知らない文芸編集部の女性(森川葵)と、恋ができない人気小説家の男性(城田優)の歪な関係から生まれる、遅咲きな恋の様子を描いた物語…。そんな“大人の初恋”に優しく寄り添うのが、Sonar Pocketの「君の名前」です。 生まれてから死ぬまでに 誰の声を一番聞くんだろう まだまだ君の一番にはなれないけれど 色んな場所へ行こう 昔住んでたあの街も 落ち着いたらもう一度 遊びに行こう その髪に鼻を当てて ほっとする匂いがして 解けて行く糸みたいに 何もかも大丈夫になるよ 「君の名前」/Sonar Pocket  きっと<生まれてから死ぬまでに>一番聞く“言葉”は、自分の【名前】なのではないでしょうか。ただ【名前】と言っても、相手によって呼ばれ方が異なります。ご近所さんや職場の人からは苗字だったり、友達からはあだ名だったり、恋人からはファーストネームだったり。言い換えれば、呼ばれ方の数だけ居場所があるということ。呼ばれた数だけ、その<声>の持ち主と一緒にいる時間が長いということです。  だからこそ<まだまだ君の一番にはなれないけれど>というフレーズからは、いつかは<君の一番>の居場所である存在に、誰より長くそばにいる存在になりたいという想いが伝わってきますね。その願いを<僕>は今まさに叶えている途中なのでしょう。<色んな場所>で、<昔住んでたあの街>で、<その髪に鼻を当てて ほっと>できる二人の部屋で、たくさん【名前】を呼んで。お互いがお互いの<何もかも大丈夫になる>居場所になってゆくのです。 誰より君の名前を呼ぶよ 誰より優しくなると誓うよ カーテンを揺らす風が 君の頬 撫でるように 「君の名前」/Sonar Pocket 何度も君の名前を呼ぶよ 何度も君を守ると誓うよ 愛してるじゃ足りないから 誰よりも傍にいる 「君の名前」/Sonar Pocket    そして<君の一番に>…という“願い”が“誓い”になって放たれるのがサビ。まるで<カーテンを揺らす風が 君の頬 撫でるように>優しい日常の存在になるんだ、と。<愛してるじゃ足りない>想いも<誰より><何度も><君の名前を>呼んで伝えてゆくんだ、と。そんな強い愛の誓いが、まっすぐな歌声に乗って、届けられるのです。また、この歌を聴いていると【名前】を呼ぶことには、不思議な力があることにも気づかされます。 出会ったあの日から僕らは どんなふうに日々を過ごした? 会いたい せつない 辛くなって 遠ざけてまた近づいたり 許しあってここまでこれたね ずっとずっと隣に居てよ 「君の名前」/Sonar Pocket  それは愛の距離を近づける力です。たとえ、どちらかが<会いたい せつない 辛くなって 遠ざけて>しまう時があっても、気持ちが離れそうになってしまう時があっても、相手にちゃんと【名前】を呼んでもらうことで、はっと振り返り、愛の居場所を思い出すことができるのでしょう。ゆえにこの歌の二人も何度でも<許しあってここまでこれた>のだと思います。  さらに<生まれてから死ぬまでに 誰の声を一番聞くんだろう>というワンフレーズから始まったこの歌。終盤では<ずっとずっと隣に居てよ>という本音が伝えられているんです。つまり<僕>もまた<君>に<誰より><何度も>名前を呼んでほしいのです。<生まれてから死ぬまでに>“君の声”を一番聞きたいのです。誓いを一方向に捧げるだけではない素直な想いにも、グッときますね…! 誰より君の名前を呼ぶよ 誰より優しくなると誓うよ 握った手のぬくもりは 愛しさに変わる 何度も君の名前を呼ぶよ 何度も君を守ると誓うよ その涙にその笑顔に 何度でも 恋をする 「君の名前」/Sonar Pocket  歌はこうして幕を閉じてゆきます。お互いに【名前】を呼んで、呼ばれて、愛を積み重ねてきた二人は、やがてひとつの命に【名前】を“つける”日もやってくるのかもしれません。そうしてまたその子の名前を何度も何度も読んで愛を繋いでゆく…。そんな素敵な未来も想像できるのが、Sonar Pocket「君の名前」です。是非、大切な人の顔を思い浮かべながら、この歌を聴いてみてください…! ◆紹介曲「君の名前」 作詞:大知正紘・NAOKI-T 作曲:大知正紘・NAOKI-T ◆30thシングル「君の名前」 2018年9月4日発売 通常盤 WPCL-12934 1200(税込) 初回限定盤A WPZL-31508 ¥1400(税込) 初回限定盤B WPCL-12935 ¥1200(税込)

    2018/08/30

  • sumika
    五感の全てを別物に変えてくれた。
    五感の全てを別物に変えてくれた。

    sumika

    五感の全てを別物に変えてくれた。

     2018年8月29日に“sumika”がニューシングル『ファンファーレ/春夏秋冬』をリリースしました。彼らは、9月1日から公開の劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』のオープニングテーマ、劇中歌、主題歌の制作を担当。シングルにはオープニングテーマ「ファンファーレ」と主題歌「春夏秋冬」が収録されております。今日のうたコラムでは、その主題歌をご紹介。まず、物語の始まりは、春。まだ遅咲きの桜が咲いている4月のこと。  他人に興味がなく、常に一人で読書をしていた高校生の<僕>はある日、病院で本を拾います。手書きで『共病文庫』と綴られたその本は、クラスの女子・桜良の日記帳でした。そして、日記の中身を目にした<僕>に、彼女は自分が膵臓の病気で余命少ないことを告げ、最期の日が訪れるまで精一杯、人生を楽しみ尽くそうとするのです。そんな彼女の奔放な行動に振り回されながらも、少しずつ変化してゆく<僕>の心。二人の距離…。 桜の予報も虚しく 大雨が花を散らせた 4月の風 少し寒くて 夜はまだ長くて 「春夏秋冬」/sumika  その<僕>の気持ちや二人の思い出、物語にそっと寄り添うのが、主題歌の「春夏秋冬」です。歌の冒頭に綴られているのは、少し寒い<4月の風>が吹く春。描写からは、どこか“虚しさ”や“淋しさ”が伝わってきますよね。<君>の存在も描かれておりません。ここはもしかしたら、まだ<君>に出会う前の<僕>の心、もしくは<君>を失ってしまった後の<僕>の心を表しているフレーズなのではないでしょうか。 湿気った花火の抜け殻 押入れで出番を待った 煙たがっている でも嬉しそうな 君を浮かべた 本を読み込んで 君は真似しだして いつの間にか膝の上で眠って居た秋 寒いのは嫌って 体温分け合って 僕は凍える季節も あながち嫌じゃなくなって 「春夏秋冬」/sumika    続く歌詞には、春の先の“夏秋冬”が描かれてゆきます。こちらではどの場面にも<君>の存在が感じられますね。つまり<君>と<僕>が出会い、一緒に過ごした時間の回想なのです。また、季節が進むにつれ二人の距離感がどんどん近づいているのがわかる気がしませんか? 二人で“肩”を並べて花火を楽しむ姿を思い浮かべた夏。二人で本を読んでいたら、いつの間にか“膝の上”で<君>が眠って居た秋。  そして<寒いのは嫌って>抱き合って<体温分け合って>凍える季節さえも愛おしく想えた冬。こうして<僕は凍える季節も あながち嫌じゃなくなって>変化していったのでしょう。この“冬”の次にやってくる“君と一緒の春”も待ち遠しかったことでしょう。四季に<君>との思い出が刻まれてゆくことで、初めて<僕>は春夏秋冬、一瞬一瞬を大切に想うようになったのです。 ご飯の味 花の色 加工のない甘い香り 人肌を数字じゃなく 触覚に刻んでくれた 鼓膜にはAh 特別なAh 五感の全てを別物に変えてくれた 「春夏秋冬」/sumika  さらに<君>が変えてくれたのは、春夏秋冬の価値だけではありません。一緒に食べると<ご飯の味>が特別になって、一人じゃ見過ごしていた<花の色>に気づかせてくれて、隣り合うと<甘い香り>に癒されて、触れ合って<人肌>を教えてくれて、何より<鼓膜には>言い表し尽くせないくらい、たくさんの声を、言葉をくれて。<五感の全て>と同時に<僕>の心に生まれる“喜怒哀楽”も<別物に変えて>くれたのだと思います。 ありがとうも さようならも 此処にいるんだよ ごめんねも 会いたいよも 残ったままだよ 嬉しいよも 寂しいよも 置き去りなんだよ 恋しいよも 苦しいよも 言えていないんだよ 「春夏秋冬」/sumika  しかし、やがては訪れてしまう最期の日。かけがえのない<君>への想いが痛切に溢れ出すのがサビ部分です。こちらは前半のサビ。ありがとう、さようなら、ごめんね、会いたい、嬉しいよ、寂しいよ、恋しいよ、苦しいよ…。もう<君>はいなくなってしまったとしても、<君>への想いは消えることなんてありません。到底、忘れることなんてできません、ただし、歌の前半と後半では、少しフレーズだけが異なるんです。 ありがとうも さよならも 此処にいるんだよ ごめんねも 会いたいよも 育っているんだよ 嬉しいよも 寂しいよも 言葉になったよ 恋しいよも 苦しいよも 愛しくなったよ 「春夏秋冬」/sumika    こちらは後半のサビ。前半のサビでは<残ったままだよ><置き去りなんだよ><言えていないんだよ>と、まだ何ひとつ前に進めずに俯いている<僕>の姿が見えてくるかのようでした。でも後半では、同じ感情を抱きながらも<育っているんだよ><言葉になったよ><愛しくなったよ>と、一歩一歩、心が歩き出しているのです。何故なら<君>は、いなくなってもなお<僕>に教えてくれることがあるから。 また風が吹いて 君が急かしたら そろそろ 行かなきゃ 僕の番 何千回 何万回でも 思い返してもいい 何千回 何万回 次の季節の為に 「春夏秋冬」/sumika  きっと<君>は春の風になって“私がしっかり生き切った分、次はあなたの番だよ”と教えているのでしょう。だから<僕>は<そろそろ 行かなきゃ 僕の番>だと、想いを背負いながらも進んでいく決意ができたのです。1曲のなかでそんな<僕>の様々な変化が描かれているのが、sumikaの「春夏秋冬」。劇場で『君の膵臓をたべたい』を観る方にも、大切な人とお別れしてしまったという方にも、なかなか次の春へ進めないという方にも、どうかこの歌が届きますように…! ◆紹介曲「 春夏秋冬 」 作詞:片岡健太 作曲:sumika ◆New Single『ファンファーレ/春夏秋冬』 2018年8月29日発売 初回生産限定盤 SRCL-9900~9901 ¥1,600+tax 通常盤 SRCL-9902 ¥1,000+tax <収録曲> 1.ファンファーレ 2.春夏秋冬 3.ファンファーレ(Instrumental) 4.春夏秋冬(Instrumental)

    2018/08/29

  • 安田レイ
    太陽が笑う日に、一緒に笑っていれたらいい。
    太陽が笑う日に、一緒に笑っていれたらいい。

    安田レイ

    太陽が笑う日に、一緒に笑っていれたらいい。

     2018年8月22日に“安田レイ”がニューシングル『Sunny』をリリースしました。タイトル曲は、爽快感と疾走感が溢れる夏らしさ全開のアップチューン。吉岡里帆が主演を務める火曜ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』オープニング曲です。通称“ケンカツ”と呼ばれるこのドラマの舞台は、生活保護現場。みなさんは、他人の“人生”について真剣に考えたことがありますか?  物語のヒロイン(吉岡里帆)は、110世帯の生活保護受給者たちを「生活課」で担当。歯車の狂ってしまった彼らの人生を、どうすれば希望ある明日へ導けるのか。どうやって彼らの人生に、寄り添い、向き合い、自立への道筋を見つけ出してゆけばいいのか。22歳の新人が、壮絶な現実で様々な壁にぶつかりながらも、誰かの生きる光になってゆく…。そんなドラマを彩るのが、安田レイの「Sunny」なんです。 臆病と訳なき焦燥 その狭間小さなため息 空回りの答え集めたら 追い風に変わると思いたいこの頃 きっと何度迷って泣いて 乗り越えてきても また自信を失くして立ち止まりながら行くのだろう 「Sunny」/安田レイ  歌は、物語を晴れやかに照らすようなサウンドで幕を開けます。しかし冒頭に綴られているのは、ドラマのヒロインの心情にも重なるいろんな苦悩。自分のちょっとした言動が誰かを傷つけたり、大きな失敗に繋がるかもしれない恐れによる<臆病>と。もがいても思うように事が運ばない<焦燥>と。早く成長したいのに、相反する<臆病>と<焦燥>の<狭間>で心が揺れ惑っております。そんなふがいない自分に<小さなため息>を吐いてしまう感覚、なんだかわかりますよね。  だけどこの歌の<私>は、わたしたちにいくつもの“力”を教えてくれるんです。まずは、自分の弱さから目を逸らさない力。鈍感になれば<臆病>も<焦燥>も<ため息>もなくなるのでしょうが、それはきっと強さとは呼べません。さらに、困難のなかでも<空回りの答え集めたら 追い風に変わると思いたい>と前向きな未来を想像できる力。雨のときに晴れを、向かい風のときに追い風を期待するのは難しいこと。それでも<私>は今の<空回り>さえ無意味ではないはずだと、自分に言い聞かせるのです。  さらに、どんなことが起ころうと<行くのだろう>と進むことを選択しようとする力。これまで、自分の弱さから目を逸らさなかったがゆえに<また自信を失くして>立ち止まるであろう情けない予想はできるのでしょう。ただ一方で、何度でも<乗り越えて>きた確かな軌跡と、前向きな未来を想像できる力もあります。では、いざというとき弱さと強さどちらが勝つか。やはり、着々と築き上げてきたいくつもの“力”が<行く>という選択をしっかり支えてくれるのではないでしょうか。 手をのばせば届くくらいのヒカリでいたい わたしのために泣いてくれたあの笑顔みたいな ため息ひとつで逃げてく 小さなしあわせ追いかけて  ナミダ流してもいい 太陽が笑う日を 一緒に見ていたい 自分撮りのピース掲げて 矛盾だらけに今 向き合う 出会ったから 出会えたから その一言で また走り始めてる 私らしさ見つけたくて 重くなった君の胸の奥の方がほんの少しだけ  軽くなっていたらいい 太陽が笑う日に 一緒に笑っていれたらいい 「Sunny」/安田レイ  そしてサビフレーズでは<私>の持つ“力”が<太陽>のようなエネルギーになって溢れ出します。でもそれは自分ひとりで作り出した力ではないんですよね。たとえば<わたしのために泣いてくれたあの笑顔>や<出会ったから 出会えたから>誰かがくれた<その一言>が<私>をパワーアップさせるのです。また<手をのばせば届くくらいのヒカリでいたい>と、<重くなった君の胸の奥の方がほんの少しだけ 軽くなっていたらいい>と、誰かを心から想う気持ちが<私>をもっとパワーアップさせるのです。    この歌の<私>が持つ最大の“力”は、そうして人と人との繋がりを何より誰より大事にできる力なのでしょう。ドラマ“ケンカツ”で、生活保護受給者の人生と真剣に向き合うヒロインの姿にも重なります!是非、あなたも<太陽が笑う日に 一緒に笑っていれたらいい>と大切な存在を思い浮かべながら、安田レイの「Sunny」を聴いてみてください…! ◆紹介曲「Sunny」 2018年8月22日発売 作詞:松原さらり・安田レイ・玉井健二 作曲:南田健吾

    2018/08/28

  • 山崎あおい
    会えない距離にずっとわたし甘えていたの。
    会えない距離にずっとわたし甘えていたの。

    山崎あおい

    会えない距離にずっとわたし甘えていたの。

    幸せにしてもらいたい、幸せにしたい なんておこがましいので、 それぞれで幸せになりましょう。 でも一緒だともっと幸せですね。 くらいがいいですよね。 (2018/8/19 山崎あおいTwitterより引用)  2018年8月22日に“山崎あおい”が2年半ぶりの新曲「遠距離トレイン」をリリースしました。この歌は、ポップで切ない遠距離恋愛ソング。上手くいく遠距離恋愛ってきっと、冒頭でご紹介した彼女のツイートのような気持ちを、お互いに持ち合っている関係なんだと思います。離れていても、それぞれで幸せに過ごす。会えたときは、いっそう幸せ。そういう二人は長続きするのでしょう。ただ、もちろん、そうはいかない場合も多々…。 最近すこし 弱気になっているかも 今朝も君の 返事は来てない 電話したら 迷惑かけちゃうよな 我慢しても 褒めてもくれない このままじゃいつかきっと 本当に言えなくなるよ いま行かなくちゃ リアルな君の声も 忘れそうだ 「遠距離トレイン」/山崎あおい  この歌の<わたし>も然り。彼女だって「幸せにしてもらいたい、幸せにしたい」なんて思ってはいないはず。でも、まず<それぞれで幸せに>なることが難しいのです。何故なら最近、明らかに遠距離恋愛中の<君>とギクシャクしているのがわかるから。ほんのちょっとの連絡でもあれば“幸せ”になれるのに<今朝も君の 返事は来てない>…。今朝も、ということは返事が来ないことが当たり前になりつつあるのでしょう。  すぐに会うことは難しい今、二人を繋ぐものは“言葉”だけです。それなのに相手からの反応がないと、今<君>はどんな状況なのか、何を考えているのか、まったくわかりません。だから膨らんでゆくのはネガティブな感情ばかり。まだ自分を好きでいてくれているのか不安で、嫌われたくないから<電話したら 迷惑かけちゃうよな>と遠慮をして。一方で、こんなに苦しいのに<我慢しても 褒めてもくれない>と不満も生まれて。    これでは、どんなに信頼したくても<弱気に>なりますし、希望的な未来予想図など描けるわけもなくて<いつかきっと 本当に言えなくなるよ>、<リアルな君の声も 忘れそうだ>と、マイナスな想像しかできませんよね。さらに歌の2番になると、いっそう胸の内の淋しさや焦燥、本音を伝えたい気持ちは高まってゆきます。 「遠い街で 寂しくないといいね」 別れ際に わたし言ったけど 余裕ぶれない もう強がっていられない すこしくらい 恋しがってよ 君の夢なら全て 叶うよう祈るけど 理想の明日の 君の隣に私いられるかな 「遠距離トレイン」/山崎あおい  遠距離恋愛が始まる前。二人なら大丈夫、と信じていた頃を思い出してみると、まだ<わたし>は「遠い街で 寂しくないといいね」なんて余裕ぶって、強がることができていたようです。たとえ多少ネガティブな感情があったとしても、それを上回るくらい<君の夢なら全て 叶うよう祈る>気持ちが強かったし、当然<理想の明日の 君の隣に>という自信も、意志もあったから。しかし<もう強がっていられない>と限界の今、胸の内に沸々していた想いが、彼女の心身を突き動かすのです。 すぐに会いたいのに 会えない距離にずっとわたし甘えていたの すれ違ったままでバイバイ そんなのイヤだし 会いたいのに 会えない日々を ずっとうらんでるだけじゃないの 飛び乗った 知らない電車 君の街まで すぐに会いたいのに 会えない君にそっと 近づいてゆく ほんとのこと聞くって 怖いけれど 確かめにゆくよ 会いたいのに 会えない日々もずっと 君のために 笑ったの 「ありがとう」って 最後だったって 顔見せてbaby 「遠距離トレイン」/山崎あおい  こちらは終盤のサビ。ただでさえ淋しい遠距離恋愛なのに、こんな想いをさせるほど彼女を放っておいている<君>は良くない。でも<わたし>もどこか<会えない距離に>甘えて“仕方ない”と自分に言い聞かせたり、<会いたいのに 会えない日々を ずっとうらん>だりしながら、現状から目をそらし続けてきたところがあるのです。そんな二人のグズグズな関係を、もう変えたい!と飛び乗ったのが<君の街まで>の知らない電車!  この恋の行き先はわかりません。彼女は<ほんとのこと聞くって 怖い>し、もし<最後だったって>…と、覚悟もしています。それでも、気持ちを伝えないまま、気持ちを知らないまま、お互い<すれ違ったままバイバイ>なんて自然消滅が一番苦しい。だからこそ<会えない君にそっと 近づいてゆく>遠距離トレイン。この結末はどうなると思いますか? 続編が気になる1曲です。  遠距離恋愛をしている方も、そうじゃない方も、大切な人との関係に<最近すこし 弱気になって>いませんか? 会いたいときに会いたいと言えていますか? 切なさをひとりで抱え込んでいるあなたは是非、山崎あおいの「遠距離トレイン」に心を重ねて聴いてみてください…! ◆紹介曲「遠距離トレイン」 2018年8月22日発売 作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい

    2018/08/27

  • wacci
    あなたも早くなってね、別の人の彼氏に。
    あなたも早くなってね、別の人の彼氏に。

    wacci

    あなたも早くなってね、別の人の彼氏に。

    言葉と気持ちは違うの。 「こんなのデートじゃないんだからね」 って言うのはデートでしょ。 「絶対怒らないから本当のこと言って」 って言われて本当のこと言ったら めっちゃ怒られるでしょ。 それが行間。 (ドラマ『カルテット』より)  みなさんも、自分の気持ちと裏腹の言葉を口にしたことってありませんか? 誰かからの言葉の行間に含まれている気持ちを読み取ろうと頭を悩ませたことってありませんか? 今日のうたコラムでは、そんな【行間案件】が描かれているラブソングをご紹介いたします。2018年8月22日に5人組バンド“wacci”が配信リリースした新曲「別の人の彼女になったよ」です。すでにタイトルだけでもインパクト大ですね…。 別の人の彼女になったよ 今度はあなたみたいに 一緒にフェスで大はしゃぎとかはしないタイプだけど 余裕があって大人で 本当に優しくしてくれるの 別の人の彼女になったよ 今度はあなたみたいに 映画見てても私より泣いてることなんてないし どんなことにも詳しくて 本当に尊敬できる人なの キスや態度だけで 終わらせたりせずに ちゃんと「好きだ」という 言葉でくれるの 怒鳴りあいはおろか 口喧嘩もなくて むしろ怒るとこが どこにもないの 「別の人の彼女になったよ」/wacci  この歌は<別の人の彼女になったよ>というひと言で始まり、元カレである<あなた>に現状を次々と報告してゆくという強烈な内容。リスナーからは「この女性の思考が分からない。元彼に別の人の彼女になったよって普通言う?」といった意見も上がっているそうです。しかし、そもそも<私>は、別れた<あなた>に直接これほどの内容を伝えたのでしょうか。おそらくそうではない気がします。  たとえば、インスタで新恋人とのデートを投稿する。それは、彼女のSNSを見ているかもしれない<あなた>に対する、文字にはしてないメッセージだとも言えますよね。声なき声です。しかもそのデート写真はきっと<一緒にフェスで大はしゃぎとか>とはかけ離れたもの。そうやって、新恋人が<余裕があって大人で 本当に優しくしてくれる>ことや<どんなことにも詳しくて 本当に尊敬できる人>であることを匂わせているのかもしれません。  ただし、ここで思い出したいのが【行間案件】です。歌詞に描かれている“言葉”は一見、ただ<別の人>へのノロケ。だけど実は、彼女の“気持ち”のベクトルは<あなた>との思い出に向いているのではないでしょうか。つまり行間には、<一緒にフェスで大はしゃぎとか>したよね、<映画見てても私より泣いて>たよね、と懐かしむ想いが含まれているということ。さらに、いつも<怒鳴りあい>や<口喧嘩>ばかりだったね、それで結局は別れることになっちゃったね、という淋しさも…。 だからもう会えないや ごめんね だからもう会えないや ごめんね あなたも早くなってね 別の人の彼氏に 「別の人の彼女になったよ」/wacci  そしてこちらがサビフレーズ。あくまで想像ですが、ここでは、彼女の言葉が【行間案件】であることをいっそう強く感じませんか? 別の人の彼女になったよ、穏やかで幸せな日々を過ごしているよ、<だからもう会えないや ごめんね>…ではないのです。別の人の彼女になったよ、それでも<あなた>との日々が忘れられないの、だからまだ会いたいの。それが本当に伝えたいことなのです。ゆえに<あなたも早くなってね 別の人の彼氏に>なんて言葉も、内心は正反対のことを願っているように思えます。 別の人の彼女になったよ あなたの時みたいに すっぴんだって笑っていられる私ではなくて 一生懸命お洒落して なるべくちゃんとしてるの 別の人の彼女になったよ あなたの時みたいに 大きな声で愚痴を言うような私ではなくて それをすると少しだけ 叱られてしまうから 夢や希望とかを 語ることを嫌って ちゃんと現実をね 見つめていて 正しいことだけしか 言わないから ずっとさらけ出せず おとなしくしてるの 「別の人の彼女になったよ」/wacci  さらに歌が進むにつれ【行間】にはますます<あなた>への想いが募ってゆきます。良く言えば<別の人の彼女に>なってから、相手を好きだからこそ、ありのままの自分よりちょっと良い自分でいたいと思えて、努力ができているのでしょう。でも逆に言えば、なんだか自分まで<別の人>になってゆくようで、息苦しいのではないでしょうか。その本音が漏れてしまっているのが<ずっとさらけ出せず おとなしくしてるの>というフレーズです。    そんなとき<すっぴんだって笑っていられる私>でいられて、嫌なことがあれば<大きな声で愚痴を言うような私>でいられた<あなた>を恋しく思ってしまう。たまに間違いもするけど、キラキラした瞳で<夢や希望とかを>語っていた<あなた>を愛しく思ってしまう。別の人の彼女になったくせにズルいとはわかっていながらも<私>の心では今、そうした想いが揺れているのではないでしょうか。    もっと言えば<別の人>と<あなた>という呼び方の違いからも、今の<私>の心はどちらと距離が近いのか、わかりますよね…。では<別の人の彼女になったよ>と告げてきた<私>は、この歌の最後の最後にどんな想いを綴っているのか…。それは是非、歌詞の全文を読んでチェックしてみてください。いろんな解釈が出来そうな、wacci「別の人の彼女になったよ」。あなたなら、この先にどんな物語が続いてゆくと思いますか…?   <ボーカル・橋口洋平 セルフライナーノーツ> “好き”と“幸せ”は必ずしもイコールではなくて、でも両方とても大切で。忘れられない恋愛より自分のための恋愛を選んだ人の少しだけ後ろを振り返る歌です。前の彼氏はこういう人。今の彼氏はこういう人。書いたのはそれだけ。最後は少し気持ちを吐露してますが、このシチュエーションの奥にある心理描写はあなたに委ねます。wacci初の、女性目線で描いた一曲。是非聞いてみてください。 ◆紹介曲「 別の人の彼女になったよ 」 2018年8月22日発売 作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平

    2018/08/24

  • edda
    花の束になり腐っても「おとぎばなしかよ」って笑うかな。
    花の束になり腐っても「おとぎばなしかよ」って笑うかな。

    edda

    花の束になり腐っても「おとぎばなしかよ」って笑うかな。

     2018年8月22日に“edda”がニューシングル「フラワーステップ」をリリースしました。彼女は、儚く美しい歌声と、異世界ファンタジーを見せてくれる歌詞が大きな魅力であるアーティスト。では、タイトル曲「フラワーステップ」には、どんな物語が綴られているのでしょうか。爽快で、軽やかで、生命力に溢れているサウンドの中、主人公のどんな感情が息づいているのでしょうか。 小さく花が咲いていたんだ 左耳あたりポツリ 次第にそれは増えていて 今では前も見えないほどだ もぎ取られて 怯む視界の隅 声が滲んだ 「フラワーステップ」/edda  歌の冒頭からもう、起承転結の摩訶不思議な“起”が描かれておりますね。ある日、気がついたら<左耳あたりポツリ>と咲いていた小さな花。それには何らかのきっかけがあったはずですが、ここではまだその起因は明かされていません。ただ、わかっているのは<次第にそれは増えて>いくものであり<今では前も見えないほど>に主人公の顔中を花が覆っているということ。  さらに、この<花>は誰かに<もぎ取られて>しまうような存在であるようです。物語のなかでは、誰かの“嫉妬”の対象となるものなのかもしれません。または「気持ち悪い」と“嫌悪”されるものなのかもしれません。そんな他者の悪意に気持ちがくじけそうになり、涙で滲む声…。しかし主人公自身は、おそらくこの<花>に対して否定的な気持ちはないのです。どこか愛おしくさえ思っているようにも感じられます。 フラワーステップ 君に見せたいんだ もうこのまんま 花の束になり腐っても 「おとぎばなしかよ」って笑うかな 鼓動に根がめぐる前に 「フラワーステップ」/edda  だからこそ、印象的に響くのがサビフレーズ。主人公は自分の身体の上をポツリポツリ、ステップを踏んでゆくように咲いてゆく花=<フラワーステップ>を<君に見せたい>と言っているのです。もはや<もうこのまんま 花の束になり腐って>ゆくことさえ望んでいるのではないでしょうか。さらに、主人公が思い浮かべている<君>の反応も、その<花>を“もぎ取る”ような他の誰かの反応とは異なります。  身体中に花が咲いていようと、たとえ<花の束になり腐>ろうと、どんな自分であろうと「おとぎばなしかよ」って笑ってくれるような存在。態度が変わったりしない人。それが主人公にとっての<君>なのだと思います。だから何だって<見せたい>と思える。お互いの“信頼”や“絆”が伝わってきますよね。ただし、最後の<鼓動に根がめぐる前に>とは、何を表しているフレーズなのでしょうか…。 想いの数だけ 増えていくこの花を こぼさないように フラワーステップ 君に会いたいんだ なんてことない 表情してさ明日でも見よう 「待ちくたびれたわ」って笑うかな 鼓動に根がめぐる前に  そして、ここでやっと身体に<小さく花>が咲く起因が明らかになります。この花は<想いの数だけ 増えていく>みたいなんです。たとえば、大切な<君>に<見せたい>と想ったなら、ポツリ。<会いたい>気持ちが募ったら、ポツリポツリ。そうやってどんどん増えていくのが<フラワーステップ>というもの。身体の花は<君>への“想いの証”だからこそ<こぼさないように>と愛おしくて<君>に見せたかったのですね。 たどり着いた 懐かしい場所 眠る君を見た ああ もう涙も流せやしないのに フラワーステップ 君に見せたかった ほら こうやって 花の束になり腐っても 「おとぎばなしかよ」って笑ってよ 鼓動に根がめぐる頃だ ねえ 心をどうかつないで ぎこちなくても 「フラワーステップ」/edda  しかし歌の終盤。物語は突然、切なすぎる“結”を迎えるのです。主人公の<フラワーステップ 君に見せたいんだ>という言葉は<君に見せたかった>と過去形に変わっております。つまり、もう<花>を<君>に見せられない結末へと辿りついてしまったのでしょう。何故なら主人公か<君>かのどちらかの<鼓動に根がめぐる頃>だから。主人公は<フラワーステップ>という病によって、命まで侵されてしまったのでしょうか…。  もしくは、冒頭から<君>という存在はこの世から消えてしまいそうだったとも考えられます。そのショックゆえに、主人公には身体に小さな花が咲き始めるという現象が起きた。そして想えば想うほど、どうしようもないくらいに<フラワーステップ>は増え続け、やがて<君>が二度と目を覚まさなくなってしまったとき、ついに主人公は<花の束になり腐って>しまった…。  そんな哀しい深読みもしてしまいたくなるのが、edda「フラワーステップ」なんです。だけど、曲からは切なさや哀しみだけではなく、こんなにも誰かを想う気持ちに溢れた綺麗な景色も見えてきませんか? きっと主人公は今、心も身体も<君>を想う証でいっぱいです。eddaにしか描けない「フラワーステップ」の異世界を是非、歌詞からも覗いてみてください。   ◆紹介曲「フラワーステップ」 作詞:edda 作曲:edda ◆ニューシングル「フラワーステップ」 2018年8月22日発売 初回盤 VIZL-1422 ¥1700+ 税 通常盤 VICL-37426 ¥1200+税 <収録曲> M.1 フラワーステップ M.2 ミラージュ M.3 魔法 -Studio Live ver - M.4 フラワーステップ (Instrumental)

    2018/08/23

  • LACCO TOWER
    口づけたのは、君じゃない、ただの切手。
    口づけたのは、君じゃない、ただの切手。

    LACCO TOWER

    口づけたのは、君じゃない、ただの切手。

     今年、結成16周年を迎えた“LACCO TOWER”が2018年8月22日にメジャー4thフルアルバム『若葉ノ頃』をリリース!今日のうたコラムでは、今作に収録されている新曲「切手」をご紹介いたします。歌の主人公は、大切な<君>と<遠く遠く離れる>ことになってしまった、その後に続く日々を生きている<私>です。 口づけたのは 君じゃない ただの切手 感情を散らした手紙 届きますように 「切手」/LACCO TOWER  どうやら<私>は、別れるとき<君>に伝えることができなかった<感情を散らした手紙>を書いた模様。もし、この歌が、その手紙の内容をテーマにした楽曲ならば、タイトルは“手紙”でも良かったはずでしょう。でも、タイトルは「切手」です。つまり、歌の核になっているのは<君じゃない ただの切手>に口づけた<私>の姿なのです。手紙に「切手」を舐めて貼るという行為を<口づけ>と重ねているのです。なんだか強い情念を感じますね…。 その心(ハート)の端に針を通し 私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど 尖りながら震えた文字が 彩った言葉たちは 魔法じゃない この瞬間が 本当と教える そうね 悲しいわね 「切手」/LACCO TOWER  あの時、相手の心をちゃんと<私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど>そうできなかった。最後の最後まで言いたいことを言えなかった。それゆえに<この瞬間>に至ってしまった。手紙の<尖りながら震えた文字が 彩った言葉たち>からは、怒りや悔しさ、悲しみ、いろんな感情が伝わってきます。  でもきっと何より強いのは、まだ“愛している”という気持ち。今すぐにでも<君>に会ってキスをしたいという気持ち。それは文字になど収まり切らない情念なのだと思います。だからこそ<私>は、叶わない本当の<口づけ>の代わりに<君じゃない ただの切手>に<口づけた>ことに、意味を見出しているのではないでしょうか。そして同時に、激しい空しさも抱いていることでしょう…。   口づけたのは 君じゃない ただの切手 感情を散らした手紙 届くように 届かないように 空気抜けたように しぼんじゃった 恋の淵で 私以上の未来を手にし 笑う君思う 誰かの悲しみで生まれるのが 誰かの喜びなら どうかどうか 前者は私 後者が君であるように 「切手」/LACCO TOWER  さらに歌が進むにつれ、この<感情を散らした手紙>が届くかどうかは問題ではなく、投函すらしないようにも思えてきます。何故なら<私>はもう<私以上の未来を手にし 笑う君>を想っているから。どうか<私>の悲しみと引き換えに<君>の喜びが生まれますようにと、願っているから。そんな<私>が今さら<感情を散らした手紙>を送りつけるとは考えられません。ただただ自分の心をなだめるために、出さない手紙を書き、届かぬ<口づけ>を“切手”にしている。それが今の<私>なのです。 書き出しからもう ひどいもので 勝手だけれど せめて言わせて 紙の上でだけは その心(ハート)の端に針を通し 私に縫い付ければ 遠く遠く離れるなんて ありえなかったかもだけど ラストシーンの雨の中で 抱き合う二人みたいに せめて せめて ぐしゃぐしゃの顔 隠しててください やはり 悲しいわね 「切手」/LACCO TOWER  また、実は<私>は、相手の心を自分に縫い付けることが“できなかった”のではなく“そうしなかった”のかもしれません。自分しか読まないであろう<紙の上>に広がる、ひどくて勝手な本音も“言えなかった”のではなく“言わなかった”のかもしれません。愛している<君>を縛り付けず、自分と離れることでの幸せを願い、最後は<せめて ぐしゃぐしゃの顔>は見せずに美しく終わるためです。  ラストシーンの雨のように激しく書き綴った文字も、ぐしゃぐしゃな顔や感情も、切手に口づけたときの想いも、その情念は誰にも知られることはないのでしょう。ただただ、ひとり<やはり 悲しいわね>とポツリ呟くだけ。でも、だからこそ、その“静けさ”と“激しさ”の差に心が揺さぶられるのが、LACCO TOWERの「切手」という楽曲です。是非、この歌に込められている様々な感情を歌詞からも味わってみてください…! ◆紹介曲「切手」 作詞:松川ケイスケ 作曲:LACCO TOWER ◆4thフルアルバム『若葉ノ頃』 2018年8月22日発売 COCP-40471 ¥3,000+税 <収録曲> 1.若葉 2.蜜柑 3.雨後晴(Album Mix) 4.薄荷飴 5.最果 6.狂喜乱舞 7.愛情 8.切手 9.非英雄 10.花束

    2018/08/22

  • 松室政哉
    世界で一番小さな海を受け止めさせてよ。
    世界で一番小さな海を受け止めさせてよ。

    松室政哉

    世界で一番小さな海を受け止めさせてよ。

     2018年9月19日に“松室政哉”がメジャー1stシングル「海月」をリリースします。タイトル曲は、彼が10代のころに制作し、ずっと温め続けてきた大切な歌。そして、今年4月からオープニングアクトとして同行してきた、スキマスイッチの全国ツアーの中で披露しながら完成させた、珠玉のバラードソングです。今日のうたコラムでは、そんな1曲をご紹介いたします。尚、すでにMVが公開されており、歌詞も先行公開中!  松室政哉は『自分の曲の中で「海月」ほど、「何かを犠牲にしてでも誰かを愛すること」を描いた作品はないので、純粋に人を愛する気持ちを感じてもらえたら嬉しいです』とコメント。自分の存在を【海月(クラゲ)】になぞらえ、愛する<君が流した涙の海>に浮かんでいるのが、この歌の主人公<僕>です。では<僕>は海月として、何を犠牲にし、どんなふうに<君>を愛しているのでしょうか。 こんなに君のこと想えば想うほど苦しくなる この手伸ばせば触れられるくらい近くにいても 俯いた瞳から溢れてくその記憶を拭うために 僕に出来ること ずっと探してるんだ 「海月」/松室政哉  俯いた顔、瞳から溢れてゆく涙、それに含まれた記憶…。今<君>は、深く傷つき、悲しみ、涙で出来た海の底で沈黙しているような状態であることが想像できます。それほどに大きな喪失を経験したのでしょう。そんな<君>を愛している<僕>は、たとえ<この手伸ばせば触れられるくらい近くにいても>、自分の手で直接、濡れた頬を拭ってあげることも、抱きしめることもできません。何故なら、二人はそうした関係ではないから。  強引に触れたりすれば、今にも崩れそうに脆くなっている<君>の心は、さらに傷を増やしてしまうかもしれません。だから、決してこの手を伸ばしてはいけない。そうした意味でも<僕>は<海月>なのではないでしょうか。“触手”で刺してしまわぬよう、どんなに<君のこと想えば想うほど苦しく>なっても、想いを押し殺し、恋心を犠牲にし、許されるギリギリの距離を保ち続けているのです。 例えば夜の海に映る月明かりは 波間に揺らいでも 水平線まで明日への道を描いてくのさ 「海月」/松室政哉 例えば夜の海に映る月明かりは 淡い輝きでも 闇を掻き分けて 遥か彼方を照らしてくのさ 「海月」/松室政哉  とはいえ、愛する人の傷ついている姿をただ見ているだけなんて出来ません。そこで主人公が<僕に出来ること>のひとつとして考えたのが【言葉】です。きっと<夜の海>とは、暗闇の中で<君>が流し続けている涙のこと。その涙には必ず“微かな希望”が映っていて<明日への道を描いてくのさ>と、<遥か彼方を照らしてくのさ>と、そっと<僕>は語りかけるのです。それは決して、眩しすぎる光を押し付ける類のものではなく、まさに<月明かり>のように淡く輝いて<君>に寄り添う言葉に感じられます。 君が流した涙の海に浮かぶ僕は海月 初めて覗いた深い場所には 断ち切れない想いの欠片 沈んでた 世界で一番小さな海を受け止めさせてよ 失ってから気付くものなんて僕はいらないから 君が流した涙の海に浮かぶ僕は海月 彷徨いながら もがきながらも 散らばった笑顔の欠片 集めてく 君が流した涙の海に光満ちるように ただちっぽけな僕だとしても全て守りたいよ 君が好きだから 「海月」/松室政哉  そして、もっとも<海月>としての<僕>の深い愛情が表れているのが、サビフレーズです。触れることはできない。悲しみの海の底に沈んでいる<断ち切れない想いの欠片>を消してあげることもできない。だけど<世界で一番小さな海>のなかで<彷徨いながら もがきながらも 散らばった笑顔の欠片 集めて>、一つでも<僕に出来ること>を探し、少しでも<君が流した涙の海に光満ちるように>静かな愛を届けているのだと思います。    さらに<海月>がゆらゆら水中を漂う美しい姿は、見ているだけでわたしたちの心を癒しますよね。だから<君>にも<海月>を見ているときのように、せめて<ただちっぽけな僕>といる間だけは、力を抜いてほしい、安らいでほしい、と、そんな気持ちも表れている気がしませんか? <僕>は、自分の恋が報われることなどどうでもいいのです。それよりただ純粋に、君が好きだから全て守りたいのです。  そんな<海月>ならではの愛の形が綴られているのが、松室政哉のこの歌です。是非あなたも、歌詞から、歌声から、メロディーから、新曲「海月」の儚さや美しさ、切なさや優しさ、柔らかな光や静かな愛の温もりを感じてみてください…! ◆紹介曲「海月」 作詞:松室政哉 作曲:松室政哉 ※「もがきながらも」の「もが」は、足へんに宛が正式表記。 ◆1st Single「海月」 2018年9月19日発売 通常盤 UMCA-50055 ¥1,080(tax in)

    2018/08/21

  • 瀬川あやか
    大事な君に似合うような私になれるように。
    大事な君に似合うような私になれるように。

    瀬川あやか

    大事な君に似合うような私になれるように。

     2018年8月17日に“瀬川あやか”が新曲「リュネット」を配信限定リリースしました。この歌は、北海道のメガネチェーン『メガネのプリンス』への書き下ろしCMソング。タイトルの「リュネット」とは、フランス語で【メガネ】を表す言葉です。今日のうたコラムでは、改めて【メガネ】の役割にも注目しつつ、新曲をご紹介いたします。 君の耳からこぼれ落ちていく 言葉を繰り返せどはらはらと 週末の街はうるさい そのせいだ うん、そうだ 通じ合うように出来てないのかな? 「無理だ」と言って片付けた代わりに 見えなくなったその瞳の奥 失くしたりした 「リュネット」/瀬川あやか  冒頭からは、心がすれ違っている<私>と<君>の様子が見えてきますね。言わば、倦怠期。どんなに思っていることを伝えたくても、その言葉はただはらはらと<君の耳からこぼれ落ちて>届かない。一方、自分も<週末の街はうるさい そのせいだ うん、そうだ>と本当の原因からわざと目をそらして、大丈夫大丈夫と思い込もうとしております。  しかし今、二人が通じ合えてない理由は、お互いを見つめるための“心の瞳”の視力が低下しているから。だから<私>は<君>に届く言葉が見えないし、対する<君>も<私>の切実な想いが見えないのでしょう。しかも、視力は放っておけばどんどん低下してゆくもの。それなのに<「無理だ」と言って片付けた>から、結果<見えなくなったその瞳の奥 失くしたりした>のです。 ゆらゆら揺れる鏡の私 変わらなくちゃ 心がちぎれてく音気づいてた 始まりは day-to-dayここから ピント合わせた明日に残る昨日も something new 感じてる 大事な君に似合うような私になれるように 「リュネット」/瀬川あやか  それでも“心の耳”のほうは“心の瞳”よりずっと敏感に<心がちぎれてく音気づいてた>模様。だからこそ<私>にはやっと<変わらなくちゃ>という意志が生まれました。そんなとき、必要となるのが「リュネット」=【メガネ】です。心の視力を補正する役割をもつもの。それは、新しい価値観だったり、習慣だったり、行動だったり、人それぞれのちょっとした【変化】だと言い換えられるでしょう。  もちろん実際にメガネをかける、という外見の変化も然り。ちなみにメガネには、顔の形や肌の色、着ている洋服やシーンによって、似合うものがあるんだとか。では<大事な君に似合うような私>になるための【メガネ】とは何なのか…。自分がその“何か”に気づき<ピント合わせた明日>を見つめることができたとき、二人はまた“今日ここから始まる”のだと思います。 しかめっ面が泣き真似が嘘が なんか君の迷惑になりたくて 憧れを愛した時にズレた感情ね 「リュネット」/瀬川あやか  ただし【メガネ】をかけても、位置がズレていたり、度数がズレていたりすれば逆効果です。つまり<ズレた感情>のまま、しかめっ面や泣き真似をしたり、嘘をついてしまったり<君の迷惑>になろうとすれば、きっと<大事な君に似合うような私>からは遠ざかってしまうはず。ちゃんと自分の“心の瞳”に適切な【メガネ】をかけることが大切です。 赤か?青か?黒か? フレームに願い込めて 腕の中で見てた夢が君にも見えていたならいいのにな 心がちぎれてく音 切なさに響いて離れないの 何故? 「君ならこうするかな」って終わる私に未練はないのに ふと見つめた唇に戸惑ってるの 変われ 変われって 何度も唱えていた something new 動きだす 大事な君に似合うような私になれるように 君色に染まる 「リュネット」/瀬川あやか  また【メガネ】には純粋に“オシャレ”としての役割もありますよね。歌の終盤の<赤か?青か?黒か? フレームに願い込めて>というフレーズからは、この【メガネ】によって、もっと相手にときめいてほしいという気持ちが伝わってきます。さらに【メガネ】をかけて<君色に>染まれば、自分のテンションも高まることでしょう。その気持ちがあるから<心がちぎれてく音>に負けずに、何度でも<変われ 変われ>と願い、明日へと動き出せるのです。  今、あなたの“心の瞳”にはくっきり景色が見えていますか? 大切な人の心がボンヤリしか見えないまま過ごしてはいませんか? ちょっと変化をしてみませんか? 瀬川あやかの新曲「リュネット」を聴いて、ほんの少しでもその世界が動き出しますように…! ◆紹介曲「 リュネット 」 作詞:瀬川あやか 作曲:瀬川あやか

    2018/08/20

  • back number
    僕等は完全無欠じゃ無い、原型を愛せる訳でも無い。
    僕等は完全無欠じゃ無い、原型を愛せる訳でも無い。

    back number

    僕等は完全無欠じゃ無い、原型を愛せる訳でも無い。

     2018年8月22日に“back number”が18枚目のシングルをリリース。タイトル曲は、8月17日公開の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』主題歌として書き下ろされた、熱量の強いアッパーチューンです。プロデューサーには、彼らの代表曲「高嶺の花子さん」「僕の名前を」「SISTER」などを手がけている“蔦谷好位置”氏を迎えております。尚、歌ネットで先行掲載中の歌詞はデイリー1位&注目度1位を記録!  さて、back numberと言えばラブソングのイメージが強いでしょう。しかしこの曲では歌詞もサウンドもテイストが一転。リスナーの方々からは「こんなジャンルでもやってけるのがすごい」「まじでかっこいい」「back numberは恋愛ソングだけのバンドじゃない」との賞賛の声が上がっております。さらにジャケット写真も印象的です。皮が剥かれた赤い林檎の中身は、青い果実…。おそらく、このビジュアルにもいろんな意味が込められているはず。 言葉は2層 面もそう 仏の顔だって3度までを 天文学的に超えてくる 華麗なステップで 「大不正解」/back number  たとえば人間の二面性。綺麗な<言葉>の表面を剥ぎ取ってみると、その<2層>目には知られざる本音が隠れていたり。真実の青は、真っ赤な嘘で覆われていたり。味方の<面>をしていた人が実は敵だったり。歌詞に描かれているリアルとジャケットがリンクしているように感じられますね。しかも<仏の顔だって3度まで>どころか、何度だってそんな現実に直面するわたしたち。でも、そこで打ちひしがれている場合じゃないと、心身を鼓舞するのが「大不正解」なんです。 僕等は完全無欠じゃ無い 原型を愛せる訳でも無い この無様に移ろう形を 安い化けの皮を 噛み付き合い 剥ぎ取り合って 互いを見付けて来たんだろう 補い合うのなんざご免なんだ さぁ好きに踊ろうぜ 「大不正解」/back number  非のうちどころがない人なんていない。自分が完璧じゃないこともわかっている。だからといって“ありのままでいい”なんて思っちゃいない。サビでは、それが<僕等>人間だと歌い上げられます。ゆえに、特別な“誰か”だけが<言葉は2層 面もそう>なわけではなく“誰も”が<この無様に移ろう形>と<安い化けの皮>の2層を持って、なんとか日常を生き抜いているのではないでしょうか。  そして、その日常のなかで<噛み付き合い 剥ぎ取り合って 互いを見付けて来た>ことこそ、生きてきた証、戦友の証なのです。本当は、それぞれが欠点を補い合って、支え合っていくことが穏やかに暮らしてゆくための正解なのかもしれません。ただし、大きな目標を成し遂げるためには、あえて「大不正解」を選ぶべきときもある。だからこそ<補い合うのなんざご免>であり、back numberは<さぁ好きに踊ろうぜ>=好きに生きようぜ、とド直球でわたしたちに歌を届けるのです。 踊りながら 羽ばたく為のステージで 這いつくばっていても 踊らされてるのも 随分前から分かっていて それでも それでも また踊りながら 必死で生きているんだ 答え行きの船なんて どこにもなくて でも逃げないで踊ってるのさ 正しいリズムじゃないけど 「青い春」/back number  また、「大不正解」を聴いて、彼らの代表曲「青い春」を思い出した方も多いのではないでしょうか。この歌もまた激しいサウンドであり、歌詞も<踊りながら>、<答え行きの船なんて どこにもなくて>、<正しいリズムじゃないけど>と「大不正解」に通じるメッセージが込められています。ただし「大不正解」の場合<踊らされてる>わけではなく、自ら“踊る”ことを選び、なおかつ<さぁ好きに踊ろうぜ>と生きることをどこか楽しんでいるんです。なんだか「青い春」の<俺ら>が月日を経て、成長し、今「大不正解」にたどり着き<僕等>の新たな生きざまを歌っているようにも感じられませんか? 補い合うのなんざご免なんだ さぁ好きに踊ろうぜ 暑苦しいのなんざご免なんだ まぁ好きに呼べばいい 「大不正解」/back number  最後に、再びジャケットの話に戻りますが、あのビジュアルはback number自身を表しているものでもあるのかもしれません。ラブソングという赤いイメージをまとっているけれど、芯には「青い春」や「大不正解」のような“強い青色”だってある。どっちの色も楽しんでくれよ、もっともっといろんな面を見つけてくれよ、そんな想いがラストの<まぁ好きに呼べばいい>というワンフレーズに表れている気がします!是非、様々な深読みをしながら、back numberの新曲「大不正解」をご堪能ください…! ◆紹介曲「 大不正解 」 作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏 「 青い春 」 作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏 ◆18thシングル「大不正解」 2018年8月22日発売 初回限定盤 UMCK-9959 ¥1,800(tax out) 通常盤 UMCK-5656 ¥1,000(tax out) <収録曲> 1.大不正解 2.強化書 3.ロンリネス 4~6.各instrumental

    2018/08/17

  • 吉田山田
    少しだけまだ自分を信じたくなったんだ。
    少しだけまだ自分を信じたくなったんだ。

    吉田山田

    少しだけまだ自分を信じたくなったんだ。

     2018年10月21日で10年目に突入する“吉田山田”が、10月31日に6枚目のアルバム『欲望』をリリースします。そして、アルバム収録曲から、専修大学CMソングの「虹の砂」と『タキロンシーアイ 2018』CMソングとして『東京パンパシフィック水泳2018』大会中にたくさんTVオンエアされていた「もし」の先行配信が決定。8月11日よりdヒッツにて独占先行配信中です。 ただガムシャラな瞳で ひた走る君を見たら 少しだけまだ自分を信じたくなったんだ ただ目の前のことさえ見えずに まだ失望に足がすくんでる自分がいる 「もし」/吉田山田  さて、今日のうたコラムでは新曲「もし」をご紹介。歌の冒頭で印象的なのは、フレーズ内にそれぞれ2度ずつ登場する<ただ>と<まだ>です。目標だけを見つめ、ひたむきに<ガムシャラな瞳で ひた走る>のが<君>。ほんのわずかな<目の前のことさえ見えずに>いるのが自分。同じ<ただ>という言葉を使っているのに、その二文字に含まれている意味は異なり、<君>と<自分>が対照的であることが伝わってきますね。  しかし、臆病な主人公は<ただガムシャラな瞳で ひた走る君を見た>ことによって、胸の内に二種類の<まだ>が生まれております。一つはこれまでと同じように<失望に足がすくんで>同じ場所から動けずにいる、ネガティブな<まだ>です。もう一つは、諦めそうだった“自分を少しだけ信じ続けたい”と思えた、ポジティブな<まだ>です。こうして両極な<まだ>の狭間で揺られながらも、歌の中で心は動き出してゆくのです。 「もし」 辿り着いた場所が描いてた未来とは少し違っても 昨日より鮮やかに塗り替えてゆくんだ 「もし」 すぐには届かないあの空に浮かぶ雲みたいなものでも いつかきっといつかきっと掴んでみせるんだ 何度でも 「もし」/吉田山田  こちらは1番のサビ。「もし」という言葉は「もし、あの日ちょっと違っていたら」とか「もし、あのとき自分がこうしてれば」とか、今さら考えてもキリがない“たられば”と結びついて、選べなかった“過去”にベクトルが向いてしまいがちですよね。でも、この歌に綴られている「もし」の性質はそうではありません。まず、この歌の「もし」は“未来”にベクトルが向いているんです。    さらに「もし」のあとに続くのは<辿り着いた場所が描いてた未来とは少し違っても>、<すぐには届かないあの空に浮かぶ雲みたいなものでも>などの【たとえそれでも】という“覚悟”です。そして<昨日より鮮やかに塗り替えてゆくんだ>、<いつかきっといつかきっと掴んでみせるんだ>という“意志”に繋がっています。主人公は少しずつ今日を変えて<まだ失望に足がすくんでる自分>をなんとか越えようとしているのでしょう。 「もし」 辿り着いた場所で同じ喜びを分かち合える誰かと 出逢えたら全てきっと報われるんだ 「もし」 不甲斐ない自分も誤魔化さず投げ出さず受け止められたら それがきっと描く未来の始まりなんだ 何度でも 「もし」/吉田山田  2番のサビでは、いっそう前向きなパワーを強めてゆく「もし」という言葉。1番では「もし」のあとに【たとえそれでも】という“覚悟”が綴られておりましたが、今度は<辿り着いた場所で同じ喜びを分かち合える誰かと 出逢えたら>、<不甲斐ない自分も誤魔化さず投げ出さず受け止められたら>と希望的な“たられば”に結びついていますね。だからこそ<きっと報われる>とも信じられる。同時に、歌冒頭の<少しだけまだ自分を信じたくなった>ポジティブな<まだ>もパワーアップしているのだと思います。 「今」 果てしなく感じたはるか遠くの空に浮かんだ未来に 少しだけ指先が触れた気がしたんだ 「もし」 ガムシャラな背中がいつか誰かの背中を押せたら ひた走り続けた答えになるんだ 「もし」/吉田山田  こうして幕を閉じてゆく歌。「もし」は「今」に変わり、最後の最後では「もし」のあとの<きっと>という言葉も消え<ひた走り続けた答えになるんだ>と言い切っているんです。これはもう、予感ではなく、確信。最初の<まだ失望に足がすくんでる自分>から、大きく一歩前に進むことができた主人公の姿がはっきりとわかりますね。聴けば不思議と気持ちが強くなってゆく、吉田山田の新曲「もし」を是非、あなたもじっくりご堪能ください…! ◆紹介曲「もし」 作詞:吉田結威 作曲:吉田結威 ◆6th ALBUM『欲望』 2018年10月31日発売 スーパーデラックス盤 SCCA-00067 ¥11,111(税抜) デラックス盤 PCCA-04707 ¥3,500(税抜) ボーナストラック盤 PCCA-04706 ¥2,500(税抜)

    2018/08/16

  • 浜崎あゆみ
    明日の来ない世界がもしもあるのならと、探していた。
    明日の来ない世界がもしもあるのならと、探していた。

    浜崎あゆみ

    明日の来ない世界がもしもあるのならと、探していた。

     デビュー20周年を迎えた浜崎あゆみが、2018年8月15日に約2年2ヶ月ぶりとなるニューアルバム『TROUBLE』をリリースしました。今作のタイトルは【困難】や【混乱】や【苦しみ】を表す言葉。そして収録曲には、それらに真摯に向き合ったときに生まれる、強さと弱さ、愛と孤独、希望と絶望、といった陰陽両極のテーマが描かれているんです。今日のうたコラムでは、そのなかから「WORDS」という新曲をご紹介いたします。 ねぇあなたに言わずにいたけれど 理想通りのようなあの部屋が 大嫌いだったよ どこにも居場所なんてなくて 息をするのも許されないような 支配された世界 でも笑ってれば もう誰も哀しませることなく なんとかやり過ごせると思ってたのに 「WORDS」/浜崎あゆみ  この歌の<私>もまた、ある『TROUBLE』のなかで生きてきたひとり。まず、ラブソングとして聴いてみると<あなた>という存在に縛られ、支配され、愛ゆえに何も望めない息苦しい日々を過ごしていた<私>の姿が見えてきます。自分の幸せさえ好きな人に譲って<理想通りのようなあの部屋>と同じように“理想通りの恋人”を演じて<なんとかやり過ご>してゆこうとしていたのでしょう。表情までも“笑顔”で固めて。    さらに、ラブソングではなく、わたしたちの窮屈な日常を描いた歌としても捉えることができそうです。たとえば<理想通りのようなあの部屋>は教室や職場。そのなかで<私>はいつも<どこにも居場所なんてなくて 息をするのも許されない>閉塞感を抱き<でも笑ってれば  もう誰も哀しませることなく なんとかやり過ごせる>といろんな感情を堪えて堪えてやってきたのです。周りのどんな<あなた>にも本音を吐き出すことなく。 泣きながら逃げ出したあの日 ひとり雨にうたれてた これからどころか今さえ わからないままで ただひとつこの夜が明けて 欲しくないと願ってた 明日の来ない世界がもしもあるのならと 探していた 「WORDS」/浜崎あゆみ  しかし、そんな<私>にも転機が訪れます。これまでは作り笑顔で<あなた>や<あの部屋>に合わせて<なんとかやり過ごせると思ってた>…“のに”そうやってやり過ごすのがもう限界になってしまった。だから、ついに“今”の<私>から<泣きながら逃げ出し>ました。きっと<あなた>や<あの部屋>を失うことは怖かったことでしょう。ただでさえ居場所がないと感じていたのに、もっと<ひとり>になって<これからどころか今さえ わからないままで>不安だったことでしょう。    このように負の感情しかないとき【止まない雨はない】とか【明けない夜はない】なんてよくある名言は、逆効果なんですよね。むしろ<私>は<明日の来ない世界がもしもあるのならと 探していた>…。雨が止もうと、夜が明けようと、心のなかはすべて“明日が怖い”という気持ちに覆いつくされてしまうのです。希望的な未来なんて信じられないのです。だけど、もう少し歌詞を読み進めてみてください。 愛してるの一言だとか ただ側にいることとか 孤独を忘れられるような 瞬間だったりとか 繋いだ手の温もりだとか 眼差しの優しさとか 忘れていた何もかもを君が精一杯 差し出してた 愛してるの一言だとか ただ側にいることとか 孤独を忘れられるような 瞬間だったりとか 繋いだ手の温もりだとか 眼差しの優しさとか 忘れていた何もかもを君が精一杯 差し出してる 「WORDS」/浜崎あゆみ  これは歌の終盤。かつて<明日の来ない世界>を探していた<私>には、さらなる転機が待っておりました。今の<私>の日常にいるのは、あの<あなた>ではありません。<明日に怯える私>を愛してくれて、ただ側にいてくれて、孤独を忘れさせてくれて、繋いだ手から温もりを与えてくれて、眼差しから優しさを感じさせてくれて<忘れていた何もかもを>差し出してくれる<君>と出会うことができたのです。     もちろん<君>のことだって、すぐには信頼できなかったはず。<忘れていた何もかもを君が精一杯 差し出してた>と“過去形”で綴られている頃は、戸惑いもあったのではないでしょうか。それでも<君>は尚、自分のそばにい続けてくれた。い続けてくれている。それゆえに、今は<忘れていた何もかもを君が精一杯 差し出してる>その真っ直ぐな想いを<私>も、真っ直ぐに見つめることができているように感じられます。    尚、曲タイトルの「WORDS」とは【言葉】を意味します。過去の<私>は<あなたに言わずにいた>本音がたくさんあったでしょう。自分の感情もごちゃごちゃだったでしょう。でも<君>に出会えて、弱さが強さに変わって、やっとあの頃の気持ちをちゃんと【言葉】で整理することができている。そんな<私>の変化が、この歌に表れている気がしませんか? 今、この夜が明けて欲しくないと願っている方へ。明日の来ない世界を探している方へ。浜崎あゆみの「WORDS」が届きますように。かけがえのない<君>と出会うことができますように…! ◆紹介曲「WORDS」 作詞:ayumi hamasaki 作曲:Mayuko Maruyama ◆ニューアルバム『TROUBLE』 2018年8月15日発売

    2018/08/15

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