再結成から約1年、結成20周年を迎えたキマグレンが放つ11年ぶりの新曲第2弾「アンコール」は、2008年の大ヒット曲「LIFE」への明確なオマージュとして誕生した特別な1曲である。
かつて「LIFE」によって多くの共感と涙を呼び、彼ら自身も救われたと語るほど、人生の転機となった楽曲。その魂を再び呼び起こし、ファンや仲間たちへの「ありがとう」と、そして「まだ終わらない」という意志が「アンコール」に込められている。
楽曲内には“ホントはLIFE”“二度目のRe:LIFE”など、「LIFE」を彷彿とさせるフレーズが随所に散りばめられ、当時の熱狂とノスタルジーを感じさせつつも、今のキマグレンならではの成熟と覚悟がにじむ。
歌詞は、懐かしさとユーモア、そして人生のほろ苦さが織り交ぜられた映画のような構成で、「夏」「再出発」「友情」といったテーマが重層的に響く。特に「アンコール アンコール…」と連呼するフレーズは、ライブでの情景を想起させ、まるで会場全体で声を合わせているかのような熱気を孕んでいる。
編曲はOCEANSが担当。ライブを意識したバンドサウンドに、ホーンセクションの軽やかさとドラムのグルーヴ感が加わり、まさに“今のキマグレン”が鳴っている。デジタル時代においても“歌詞”の持つ力を信じ、じっくりと味わってほしいというメッセージもこめられており、音楽の本質を問い直すような深みを湛えた作品に仕上がっている。
ニュース提供:エイベックス・グループ