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今日のうた

イチオシ!

アンテナを高く掲げて神様からのヒントを待つ

聞くことは、話すことよりも
ずっとエネルギーがいる。だけどその分、
話すための勇気を得られるんだ、と思います。
(原田マハ『本日は、お日柄もよく』より引用)


 こちらは、作家・原田マハさんの小説に綴られていた一節です。たしかに、誰かの話を聞いて、心のなかでしっかりと咀嚼・消化・吸収したものは、自分自身の言葉を構成する血肉へと変わる気がしますよね。その実感こそが『話すための勇気』になるのでしょう。そして、きっとそれは『書くため』のチカラにも通じているのではないでしょうか。
 
 つまり作詞をする際にも『聞くこと』が『書くため』の勇気になったり、アイデアの源になったりすることが多々あるのです。実際、アーティストや作詞家で“話を聞くこと”を重視している方はたくさんおります。そこで今日のうたコラムでは、歌ネットの過去インタビューから【歌詞のインスピレーション】についての回答を一挙ご紹介。彼らは『聞くこと』をはじめ、どんなことを大切にしているのでしょうか…。前編に引き続き、本日は後編です!

<Uru>
歌詞は実体験とか妄想もあるんですけど、友達の話とかそれを聞いて生まれた気持ちを書くことも多いですね。あと本をよく読むので、その感想だったり感情だったり。

(たとえば)森沢明夫さんの『虹の岬の喫茶店』という本はすごくあたたかい作品でした。私が主題歌を歌わせてもらった映画『夏美のホタル』の原作を書かれた方なんですけど。穏やかな波のなかに、人と人との関わりがあって、日常の中に見つける普遍的な幸せが描かれていて「しあわせの詩」にも通ずるような物語で。素敵な作品です。

<水野良樹>
なにか直接的に他の作品からイメージを拾うことはあまりないように思います。メロディをつくるのも、歌詞を書くのも、映像をイメージすることが多くて、なかなかうまく説明できないのですが、たとえるならば映画の予告版くらいの印象的なシーンだけがつながれたようなものをなんとなく頭に浮かべることが多いですね。

<chay>
映画が好きなので、その中のセリフとか映像から刺激を受けることが多いですね。父も映画好きなので、夜仕事から帰ってきて一緒に作品を選んで観るんです。あともうひとつ、これはちょっと珍しいことなのかもしれないですけど、お買い物をして可愛い洋服とかを見ているときに曲のイメージが湧くようなこともあります。

<Official髭男dism・藤原聡>
(人との会話)ですね。こないだもハッとしたんですけど、日曜に友達と遊びに行くと「あ~明日、仕事行きたくないなぁ」みたいなことを言っているわけですよ。でも音楽の仕事をやっていると、あまり平日も土日も関係ないじゃないですか。だから生きている世界のおおまかな縮図というか、時間軸が違うんだなぁって。でも聴いてくれている人たちの多くは、決まった曜日に仕事や学校を頑張っているし。もちろんそうでない人たちもいるし。そう考えると、いろんな人たちの話を聞いて、リアルに触れることができる機会って貴重だし、楽しいし、為になるなぁって思いますね。

<井上苑子>
キュンキュンするのは大好きなんですよ!だから基本的にいつもキュンキュンは求めています(笑)。そのためにドラマとか映画を観たり、マンガ読んだりしていますねぇ。あと最近よくやるのは、Instagramのハッシュタグでドラマの名シーンの動画を探して観ること。『イケメンパラダイス』とか『野ブタ。をプロデュース』とか『プロポーズ大作戦』とか…。とくに『リッチマン、プアウーマン』の最後の空港のシーンはたまらんですね!そういうちょっと前に流行ったような恋愛ドラマで検索して「うわー!このシーンよかったわぁ!」っていう胸キュンをたくさんもらって、実体験の代わりに吸収しています(笑)。

<クリープハイプ・尾崎世界観>
日常生活のすべてからですね。電車に乗っていても聞こえてくるものは色々あるし、誰かとしゃべったり、飲みに行ったりしたときの相手の何気ない一言を次の日にふと思い出したりもします。無言であるときでさえも「なんでこの人しゃべらないんだろう」とか「なんで自分とこの人には沈黙があるんだろう」とか考えたりするんですよ。自分以外の人、他人から影響を受けることが多いと思います。

<さだまさし>
映画はなかなか観る機会が無いのですが、読書・会話・体験などで見聞を広めています。解らないことがあると調べなければ気が済まない性格なので、しつこく本を探し、読んで追いかけます。場合によっては一冊の本を読み切るのに別の本が5冊必要なこともあります。

ただ、言葉選びは出来るだけ自分の心から出てくる言葉を選びます。心を動かされる言葉をそのまま引用することは避けています。インスピレーション、というなら、これはやはり神様が下さるものでしょう。自分では如何ともしがたいことです。アンテナを高く掲げて神様からのヒントを待つ感じですね。


 いかがでしたか? どなたも、目、耳、心、あらゆる感覚を研ぎ澄ませながら【歌詞のインスピレーション】を得ているのが伝わってきますね…! もし、何かを話したり、書いたりするのが苦手だという方は是非、彼らの回答を参考にしつつ、自分なりの方法で『話す勇気』や『書く勇気』を手にしてください…!