“Hello下北沢、We are GOGO7188!!”、アッコのMCで始まったこのライブ。3月から海を渡り、全米各地でライブを繰り広げてきたGO!GO!7188。その帰国記念ライブとして行なわれた“エレキ大作戦”。下北沢シェルターという従来の会場より親密度の高い空間でのライブに観客の期待ははじける寸前だ! 「ジェットにんじん」からライヴはスタート。まさにメ手を伸ばせば届きそうな距離モにいる彼女たちに、運良くこのプラチナ・チケットを手にしたファンのノリも通常時の120%増といった感じだ。それにしてもステージから放たれる音が以前にも増してカッコいい。3ピースという最小限の編成ながら、それぞれのメンバーの主張と自信に満ちたパフォーマンスがグイグイと観客を楽曲に引き込んでいく。これもアメリカというアウェイな土地で外国人相手に腕を磨いた成果か!? 特筆すべきはアッコの愛器、ノン・リバースのギブソン・サンダーバードベースから放たれる音の存在感。 会場の狭さもあるのだろうが、フレットを動く指が弦を弾く生音さえ聴こえてくるような生々しさだった。「ロック」「C7」「文具」「サンダーガール」「パンク」といったおなじみのナンバーもどこかひと皮剥けたようなパワー感。多少のミスなど気にしない潔さをアメリカで身に付けてきたようだ。 帰国直後にレコーディングした新曲や、通常ないダブル・アンコールで久しぶりに演奏された「赤いソファー」を含め大満足のライブ。アメリカでの武者修行を終え、さらに成長したアグリー・ガールズが今後どんなロックを聴かせてくれるのか期待大!