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LIVE REPORT

メトロノーム ライヴレポート

【メトロノーム ライヴレポート】 『メトロノーム QUATTRO東名阪ツアー 弊帚トリムルティ [ 05→98→18迄-7=20 ]』 2018年3月25日 at 渋谷CLUB QUATTRO

2018年03月25日
@渋谷CLUB QUATTRO

東名阪ツアーのファイナル公演となった3月25日の渋谷クアトロはソールドアウト! 酸素少なめなほど超満員だ。結成20周年を迎え、3月にメジャー2ndシングル「弊帚トリムルティ」をリリースしたメトロノームのアニバーサリーイヤーを祝うべく集結したファンの熱気も半端なく、オープニングを飾った最新曲「弊帚トリムルティ」からフロアーに無数の拳が上がるほどの盛り上がり。全23曲を演奏し最初から最後まで場内を沸かせまくった。

“エレクトロポップ・ビジュアル系ロックバンド”と形容されているメトロノームの楽曲にはテクノ、ニューウェイブの匂いがありつつ、歌謡曲や民族音楽の要素も盛り込まれ、演奏もパフォーマンスもひと癖あって表情豊かで飽きさせることがない。

シャラク(VOICECODER)が“渋谷! 東京! 関東! 地球!”と煽り、前半からはじけまくり。中盤でリウ(TALBO-02)がアップライトベースに持ち替えた「妄想トリック」が演奏されるとミラーボールの光が反射する中、大歓声があがる。「薔薇と紅蓮」を歌い上げ、「誤sick」ではフクスケ(TALBO-01)が哀愁のあるギターソロを響かせる。内向的でコミュ障気味な世界を解き放つ彼らのライヴは叫んで踊って日頃のモヤモヤを笑顔で発散できる独自の空間だ。ツアーを振り返ったMCでは泊まったホテルにお化けが出る噂があることを怪談話が苦手なフクスケにずっと隠していたとシャラクが暴露し、フクスケは“ゾンビは平気だけど、見えないものって怖いだろ?”とビビって場内爆笑。最新シングル収録曲「友達の和」ではみんなで頭の上にハートを作る振りで盛り上げた。

後半に向かうほどに場内の熱気も増し、本編ラストは“絶望!”と叫び、一体になる「絶望さん」。アンコールではファイナルが豊洲PITとなる夏の全国ツアー(『結成20周年全国巡礼 ヤプー三神・巡礼[ 05→98→18迄-7=20 ]』)を開催することやニューアルバム『廿奇譚AHEAD』を7月25日にリリースすることなどを報告。想定外のトリプルアンコールで感謝の気持ちを伝えた「弊帚トリムルティ」を再度演奏し、熱狂冷めやらない夜を締め括った。

撮影:大塚秀美/取材:山本弘子

メトロノーム

メトロノーム:1998年結成。東京を中心に活動開始。全員が黒を主体としたメイクを施しているエレクトロポップビジュアル系バンド。メンバー全員が黒/黄の衣装を着用しており、音楽性はテクノポップの影響下にある独自のサウンドをプレイ。ニューウェイヴやパンクロックからの影響も感じさせる唯一無二の個性を放つJ-ROCK/POPバンド。09年5月31日の渋谷C.C.Lemonホールでのライヴを最後に無期限活動停止となったが、16年9月19日、チケットが瞬殺となった満員のZepp Tokyoワンマンライヴで再起動(活動再開)!

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 2

    2.残念僕の人生。

  2. 3

    3.メタリア~ノ?ピコリアーノ!

  3. 4

    4.RE-SET

  4. 6

    6.妄想トリック

  5. 7

    7.薔薇と紅蓮

  6. 9

    9.誤sick

  7. 13

    13.プラネット

  8. 14

    14.ジキルでハイド

  9. 15

    15.MATSURI

  10. 16

    16.確証BIAS A GOGO

  11. 17

    17.PSYCHO-ENEMY

  12. 18

    18.絶望さん

  13. 19

    <ENCORE1>

  14. 21

    2.8bitガールズブラボー

  15. 22

    3.パパパラノイア

  16. 24

    <ENCORE2>

  17. 25

    〇D-SANSKLIT

  18. 26

    ※〇部分は、ギリシア文字の「ファイ」です。

  19. 27

    <ENCORE3>