名曲「アイ」が林遣都、市原悦子出演の映画『しゃぼん玉』主題歌に!

 秦 基博が2010年にリリースした楽曲「アイ(弾き語りVersion)」が、2017年3月全国ロードショー映画『しゃぼん玉』の主題歌に決定した。『しゃぼん玉』は、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説。親の愛を知らずに育ち、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者・伊豆見翔人が、老婆・スマとの出会いを経て、自分の居場所をみつけ再生していく過程を、美しい自然溢れる宮崎県・椎葉町を舞台に描いた感動傑作だ。

 主演の伊豆見役に、又吉直樹原作のNetflixオリジナルドラマ「火花」(主演)他の話題作や、NHK朝の連続ドラマ『べっぴんさん』にも出演が決定し、活躍が目覚ましい林遣都。伊豆見が逃亡先で出会う老婆・スマ役には、日本を代表する女優・市原悦子。その他、韓国で爆発的人気を誇る新鋭・藤井美菜や、綿引勝彦、相島一之ら実力派が脇を固める。

 東伸児監督をはじめ製作サイドが、物語の舞台の宮崎県にゆかりのある秦 基博に主題歌提供のラブコールを送り、作品を観た秦本人から自身の“ターニング・ポイント”となった「アイ」(2010年発表)を提案。映画『しゃぼん玉』のテーマ“無償の愛”と、「アイ」の歌詞に込められた“愛のあたたかさ”が、見事にマッチした事から、主題歌起用に至った。また、今回は秦の声とアコースティック・ギターのみで表現された“弾き語りVersion”が使用されている事も、見所、聴き所のひとつだろう。

 「アイ」について主演の林遣都は、『「アイ」は、元々秦さんの曲の中でも特に好きな一曲です。主人公翔人の誰にも伝えることのできない切ない思いを代弁してくれているかのようで、 撮影時に見ていた景色や抱いていた感情が頭を駆け巡りました。より一層公開が待ち遠しいです。」とコメント。秦も『「しゃぼん玉」という映画は、生きることの困難さや、自分たちの抱える矛盾―――善悪とは何か、本当の意味での優しさとは何か、といったことについて、改めて考えるきっかけをくれる作品でした。主人公が初めての土地で様々な人たちと出会い、初めての感情を知っていく……そんなところが「アイ」という楽曲の世界観に合っていると思いました。』と、自ら「アイ」を提案した理由を語った。

 秦といえば、映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌「ひまわりの約束」、新海誠監督劇場アニメーション『言の葉の庭』エンディングテーマ「Rain」など、近年は映画と抜群の相性をみせている。デビューから現在までの10年間で発表した映画主題歌全6曲が収録された配信限定ミニアルバム『秦 基博と映画主題歌』も好評配信中だ。秦 基博が手掛ける、新たな映画“名”主題歌、「アイ(弾き語りVersion)」。映画「しゃぼん玉」と同じく注目してほしい。