この悲しみは嘘なんかじゃないけど
償えるなんて 馬鹿げてるか?
ごみの中で光る ほしいのはただあの一瞬だけ
ほら、夜が明ける
苦し紛れでもいいさ どこでだって生きてゆける
ハルカ曰く、「全国を周ろうと、去年末から旅が始まった。2015年を振り返りながら、自分自身と向き合って、ミユキと向き合って、自分の街を離れて、 大切な人に思いを馳せて、歌が生まれた」とのことで、ジャケットには、旅中に自分たちが撮りためた写真がちりばめられている。
また、毎作ハイクオリティで供給されてきたLyric Videoが好評だったが、 今作も注目だ。3人の女性の日常を並行して描く、マルチストーリー方式のショートムービー。ハルカの歌詞を元に、街で生きる女性の抱える「欠落感」「不在感」を静かに描き出している。
キャストには、人気急上昇中のアイドルグループ・Maison book girlのコショージメグミさんと矢川葵さんをフィーチャー。普段は見られない表情や貴重な演技シーンも見所のひとつに。歌詞を漫画の吹き出しとして映像に載せる手法をとっており、凝視してみると、キャストのそれぞれは、全く違うセリフを喋っている。 長編に発展しそうなクオリティの、ラストにふさわしい力作となった。
ハルカトミユキは、2月6日(土)の赤坂BLITZを皮切りに、東京・大阪・名古屋を巡るバンドでのワンマンライブが控えている。47都道府県を回ることを約束している、LIVE TOUR 2016‘LIFE'の一環。ひとつのマニフェストを完結させ、新たなステージに立つ彼女達の漲るパワーを肌で感じてほしい。