シンガーソングライターの“秦 基博”が12月17日(土)に福島で行った弾き語りライブ、HATA MOTOHIRO×SENSHUKAI presents 「GREEN MIND FROM FUKUSHIMA」にて、新曲「エンドロール」を初披露した。
「アイ」や「朝が来る前に」など冬にリリースしたバラードソングに定評のある秦 基博だが、新曲「エンドロール」は彼の歌力を存分に発揮した切ないウィンターバラード。ステージ上で本人から、「新しいCDを2月8日にリリースします。タイトルは『エンドロールEP』で、4曲新曲を収録したEP盤になります」と2012年2月8日(水)に表題曲を含む初のEP盤を発売することを発表した。シングルでもアルバムでもなくEPとした理由を「新曲1曲だけではなく、収録曲それぞれの色濃さであったり、自分が今何を表現しようとしているのか、その想いを狭めずにより深く伝えたいと考えて作りました。楽しみにしていて下さい!」と述べ、弾き語りで「エンドロール」を披露。
静まり返った場内に秦の歌声とアコースティックギターの音色だけが響き渡り、歌い終わると同時に会場の4階見切れ席まで埋め尽くした1,700人のファンから大きな歓声と拍手が巻き起こった。最後に「年内に来られてよかった。また会いましょう」と言葉少なながらも福島を会場に選んだことについて触れ、約2時間半に及ぶたった一人の渾身のステージは幕を閉じた。
この日は2011年を締めくくるライブとしてたった2本だけ企画された弾き語りライブの1本目。「GREEN MIND FROM FUKUSHIMAと題し、USTREAMでの生配信も実施された。中盤では背後の巨大スクリーンに映像クリエーターの島田大介が独創的な世界観を描き出し、秦の抒情溢れる表現と見事に溶け合ったコラボレーションで魅了。限りなくシンプルなステージに弾き語りという秦 基博にしか作りえないアコースティックライブとして企画シリーズ化され毎回話題を呼んでいる「GREEN MIND」だが、今回のステージは今秋にデビュー5周年を迎えた秦の真骨頂とも言うべき究極の内容といっても過言はないだろう。
年内最終公演となる12月22日(木)日本武道館での公演は先月11月の武道館公演とは全く内容を変え、「GREEN MIND」初の東京開催にして、デビュー以来3度目の武道館を初の完全弾き語りで挑む。生歌を届けることにこだわった秦の2011年の歌い納めに、日本の音楽シーンの熱い視線が注がれるはずだ。
尚、EP盤には「エンドロール」に加え、『カンロ健康のど飴』TVCMソングとしてもお馴染の「トラノコ」、タイトルにもハッとさせられるセルフ・プロデュースの「恋の奴隷」、さらに春の陽射しを感じさせる新曲「1/365」を収録した、真骨頂のナンバーから今までにありそうでなかったタイプの楽曲まで、4曲それぞれに個性的な世界観を持った秦 基博の新たなる可能性を示す作品集となっている。初回生産限定盤にはタイトル曲の「エンドロール」、愛らしいキャラクター“トラノコ”が早くもサイト上で話題となっている「トラノコ」のMusic Video 2曲が収録されるので、こちらも注目だ。
さらにEP盤のリリースに先がけて12月28日(水)から「エンドロール」と「トラノコ」の<着うた(R)>が先行配信となるので、新曲をいち早く聴きたいという方はぜひチェックして欲しい。
◆「エンドロールEP」
2012年2月8日発売
初回生産限定盤[CD+DVD] AUCL-69〜70 ¥1,995(税込)
通常盤[CD] AUCL-71 ¥1,575(税込)