Metisは2年前に母親を亡くしておりその当時、歌い続けていた「母賛歌」が若者の間で反響を呼び、石川遼とも年代が近いことから「命の大切さ」「献血の大切さ」をゴルフ界の王子とコラボし若者に訴求して行くことになる。まさにアンリー・デュナン(赤十字思想の提唱者)も驚く、最強のタッグかもしれない。
レゲエをルーツにもち若者に人気のシンガー“Metis”は、今までにも積極的にチャリティー活動に参加し、若者に共感を呼んできた。3年連続で今年も参加する阪神淡路大震災の震災復興フリーライブ(神戸市長田区)では、毎年被災者を励ましている。そんな観点からも今回の起用は、文句なしの抜擢である。音楽を通して社会貢献に積極的に取り組んできたMetisが、日本赤十字社からのラブコールに応えることになる。
一方の石川は、昨年史上最年少で賞金王に輝くなど押しも押されぬゴルフ界のトップスターに躍り出た。昨年の経済効果は約341億円とも言われている。CMでは、石川が献血に協力してくれた人に感謝の気持ちを「ありがとう」と連呼するという構成になっており、インパクトのあるCMになっている。石川の一言一句とMetisの歌がミックスされ、どのようなケミストリー(化学反応)が起こり、若者に対してどうメッセージングして行くのか今から楽しみである。
「キミに出会えてよかった」は、出会いと別れの春に少しの切なさと前向きな気持ちをくれるミッドナンバーになっており、Metisは「石川選手の常にひたむきな姿勢を思い浮かべ、新しいスタート切る全ての人に前を向いて歩いてほしいと希望を込めて書き上げた」とコメント。
一方、事前に赤十字社スタッフからMetisの話を聞いていた石川遼は「思いっきり、腹の底から叫んだCMでした。その気持ちの高ぶりに、前向きなこの曲が最高の相乗効果を産み出していて素晴らしいと感じています。実際にMetisさんの歌を耳に出来る日を楽しみにしています。」とコメントしている。