2022年4月22日(金)にリリースされる春ねむりの2ndフルアルバム『春火燎原』(読み:シュンカリョウゲン) の詳細が公開された。
『春火燎原』は圧倒的高評価を受け傑作となった「春と修羅」から4年の歳月を経てのリリースとなり、今作も全楽曲の作詞/作曲/編曲を自身が手がけ唯一無二の作家性を確立している。
プレイリストが主流の現代から逸脱した全21曲収録という渾身のフルボリュームとなり、今回そのトラックリスト全貌が明らかに。
過去作と比較し、より強靭で攻撃的なビートのプログレッシブサウンドで構築されている本作は、大地を震わすような「Deconstruction」の壮大な幕開けで始まる。
映画『猿楽町で会いましょう』の主題歌として描き下ろした「セブンス・ヘブン」では、映画中のセリフをサンプリングするなどフレキシブルな創造性を披露。
その他にも、オリジナルアルバム未収録のライブアンセム「Kick in the World」の脱構築バージョンや、女性同士の連帯をうたい国内外より多数のゲストコーラスが参加している「シスター with Sisters」といった、多様な角度から自身の表現メソッドを広げる試みも興味深い。
アルバム全体を通し和声の美しさを追求した彼女のヴォーカルが生かされたプロダクションになっており、そのサウンドデザインには神聖な雰囲気が漂う。
全曲のトラックを自ら手掛けることで純度を高めたその音は、大作でありながらも一連の音楽になるよう成立させている。
トラックリストと同時に公開されたジャケットアートワークは、今作のテーマである「春火燎原」という造語の持つコンセプトを表現。
得も言われぬ厳かな空気感の写真はフォトグラファーのJun Ishibashiが撮影し、デザインは1stフルアルバム『春と修羅』のアートワークも手掛けたグラフィックデザイナーのタキ加奈子が担当した。
ファッションデザイナー田中優の繊細かつ力強い衣装を纏った春ねむりの、凛とした強さと青く燃えたぎる決意を感じさせるアートワークに仕上がっている。
そして、3月4日よりキャリア初の北米ツアーがついにスタート。既にブルックリン公演、ロサンゼルス公演、シカゴ公演がフルキャパシティにも関わらずソールドアウトしており、世界最大のショーケースライブイベント「SXSW」を含む全6公演を行う。
ニュース提供:Sony Music