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  • 松田今宵
    自分が主人公であることを思い出させてくれる力。
    自分が主人公であることを思い出させてくれる力。

    松田今宵

    自分が主人公であることを思い出させてくれる力。

     2025年3月5日に“松田今宵”が7th Digital Single「ヴィンテージカー」をリリースしました。ミドルバラードやフォークを発表してきた松田今宵が一転。たくましく生きる女性たちへ送る、懐かしい70年、80年代を思わせるニューウェイブ・ポストパンクなロックナンバーです。たくさんの道を走ってボロボロになりながらも、自分自身に誇りを持って走り続ける!というメッセージが込められております。    さて、今日のうたではそんな“松田今宵”による歌詞エッセイをお届け! 新曲「 ヴィンテージカー 」にも通ずる、自身の音楽テーマについて。そして歌い続けていくこれからの意志を綴っていただきました。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 おはようございますこんにちはこんばんは。 松田今宵と申します。 この記事を見つけてくださってありがとうございます。   3月5日に「ヴィンテージカー」という曲をリリースしました。 皆それぞれ、自分の人生という車にのり、走ってきた中で、傷ついたり、タイヤがすり減ったりしたこともあると思います。 でもそういったところに、個性があり、面白みがあり、魅力があるのでは? 聴いてくださる方々が、今までの自分を肯定し、前に進んでいくためのエンジンに、この曲がなれたらいいなという思いで書きました。     さて、 松田今宵のテーマとして 「頑張ってる人たちの生活に寄り添う」 というものがあります。   例えば、晴れた日の通勤・通学時間 例えば、地下鉄の風に打たれる時 例えば、着る服を選んでいる時 例えば、洗濯物を畳んでいる時 例えば、1人の帰り道…   日常のなんでもない瞬間でも そこに音楽が流れることで なんとなく懐かしい人の顔が浮かんだり いつもより自分を好きになれたり 負けないぞ!と思ったり… 自分が主人公であることを思い出させてくれる そんな力が音楽にはあると信じています。   そんな風に、毎日いろんな感情が生まれてくる中で わたしの音楽が、その気持ちに寄り添えたら どんなに幸せか…と思うのです。   わたし自身の人生でも、音楽はいつも、寄り添ってくれて、毎日を生きる力をくれました。 助けられたからこそ、今度はわたしが、皆さんに。     浮かんでくる感情に支配されず 情けないと思っても、知らんぷりをせず そうだよね、そういう気持ちだよね。と。   新曲の「ヴィンテージカー」でも力強さは意識しつつ、 案外情けないことや怒りを歌っていたりします。   情けないことも歌いたい。 大したことは言えませんが 大したことでなくてもいいじゃないか ただただ 前に進む力に 少しでも なれたら…   そんな歌をこれからも歌っていきたいです。   拙い文章ですが 最後まで読んでくださってありがとうございました! ここまで読んでくれた人はもう 松田今宵のファン! どうかこれからも一緒に進んでいきましょう。   <松田今宵> ◆紹介曲「 ヴィンテージカー 」 作詞:松田今宵 作曲:松田今宵 

    2025/03/20

  • こはならむ
    “らむ”にとっても“らみ”にとっても特別な歌。
    “らむ”にとっても“らみ”にとっても特別な歌。

    こはならむ

    “らむ”にとっても“らみ”にとっても特別な歌。

     2025年3月5日に“こはならむ”が2nd ALBUM『Iam』をリリースしました。変わるわたしと、変わらないわたし。アルバムタイトルは、ストレートな訳は“私は”ですが、“Lam(らむ)”とも読めるダブルミーニング。こはならむの中で、変わっていく部分と変わらない部分がアルバムで表現されております。新曲を含む全10曲が収録!    さて、今日のうたではそんな“こはならむ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 最終回は収録曲「 Tonight~月の下眠る君~ 」にまつわるお話です。自身にとって特別な存在になったこの歌の背景にある、エピソードや想いを綴っていただきました。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 アルバム『Iam』に収録されている「 Tonight~月の下眠る君~ 」は、私にとって本当に大切な曲です。この曲が生まれた瞬間、そしてその後に曲が様々な人に愛されていく過程は、今でも鮮明に記憶に残っています。   この曲は、ストグラ(『グランド・セフト・オートV』を元にした仮想都市“ロスサントス”)で生まれました。この街で私たちは、自分のキャラクターを作成し、まるで第二の人生を歩んでいるかのようにメタバース × ロールプレイを楽しんでいます。私は“こはならみ”役、ゲーム配信者ライトさんは“マクドナルドさん”役です。   最初にこの曲を生み出したのは、マクドナルドさんです。 あの日、「勘弁してくれよ」と言いながらギターを弾き始めてくれて、即興でメロディが生まれました。そのメロディはすぐに耳に残り、気づけば鼻歌を口ずさんでしまうほどでした。その後、この歌をマクドナルドさんとこはならみが所属するGBCのメンバーと一緒に歌った時の楽しさや幸福感は今でも忘れられません。   「Tonight」がストグラの世界で徐々に広まり、歌う人が増えていく光景に喜びを感じました。 私の曲ではないはずなのに、たくさんの人にこの曲が広がっていくことは、私の曲のように嬉しいです。 街中でこの歌を共有できること、それはこの曲が私たちにとって特別な意味を持つようになった証です。   昨年10月4日に開催した私のバースデーライブでは、ライトさんと「Tonight」を歌いました。この瞬間もまた特別でした。   ライブのリハーサル中に、「もうちょっと曲を長くしたい」とライトさんに相談したところ、ライトさんが5分ほどでフルバージョンに仕上げてくれました。即興で曲を膨らませるその才能に、改めて驚かされました。リハ中にそんな瞬間を目の当たりにできたことは、本当にラッキーで、「Tonight」の大切な一部分として私の心に残っています。   マクドナルドさんが即興で曲を作るところをらみが見てきたのと同じように、ライトさんの制作過程をらむが近くで体験できたことは貴重な体験でした。   「Tonight」には、多くの人たちの想いや手が加わっていると思います。それぞれの瞬間が積み重なって、今の「Tonight」があるのだと思うと、この曲は“らむ”にとっても“らみ”にとっても特別なものになりました。   マクドナルドさんがインタビューでこんなことを言っていました。 「楽曲は、制作した側にとってどんな曲かではなく、聴いている人がどう感じるかが一番大事で、聴き手にいろいろと考えてもらうのがいい」。 私もその考えに同感しています。私たちの感情を押し付けることなく、聴く人それぞれがこの曲を感じ取ってくれることが何より嬉しいです。 答えは一つではなく、それぞれの心の中にあるものが反映されるからこそ、この曲は多くの人に愛され続けているのだと感じています。 最近は、あまりストグラの街に行くことが出来ていませんが、また気軽に訪れて、この歌を歌い続けていけたらと思ってます。   最後に、歌ネットさんで3度もエッセイを書かせていただけたことはとても光栄でした。 普段は、なかなか文章で想いを伝えることが少ない私ですが、こうして今、読んでくださっているあなたに想いを共有できることがとても嬉しいです。 これからももっと曲を作り続けるのはもちろん、LIVEで直接歌を届ける機会もたくさんある予定なので、少しでもこはならむのことを気になって頂いたら、私の歌を聴いてもらえると嬉しいです!   最後まで読んでくださり、ありがとうございました!   <こはならむ> ◆紹介曲「 Tonight~月の下眠る君~ 」 作詞:マクドナルドさん 作曲:マクドナルドさん ◆2nd ALBUM『Iam』 2025年3月5日発売 <収録曲> 1 Overture 2 Have a Good Game!! 3 恋してる自分すら愛せるんだ 4 いつか見た空の色 5 Tonight~月の下眠る君~ 6 感傷哀花 7 Attitude 8 ひとりじゃないんだ 9 僕らのファイトソング 10 Iam  

    2025/03/19

  • 花冷え。
    バンド人生の中で「割烹!」とシャウトする日が来るとは。
    バンド人生の中で「割烹!」とシャウトする日が来るとは。

    花冷え。

    バンド人生の中で「割烹!」とシャウトする日が来るとは。

     2025年3月12日に“花冷え。”がニューシングル「おいしいサバイバー」をリリースしました。タイトル曲は、TVアニメ『もめんたりー・リリィ』オープニングテーマとして書き下ろされた楽曲で、バンドとして初のアニメ主題歌。ユキナのシャウトとマツリのキャッチーなメロディーが目まぐるしく展開する楽曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“花冷え。”による歌詞エッセイをお届け! 作曲を手掛けたマツリ(Gt/Vo)と、作詞を手掛けたユキナ(Vo)に、それぞれ新曲「 おいしいサバイバー 」への思いやこだわりを綴っていただきました。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 <作曲:マツリ(Gt/Vo)>   「おいしいサバイバー」は、花冷え。初のアニメOP楽曲となります!   最初にアニメを見させていただいてから、制作に取り掛かったのですが、TVアニメ『もめんたりー・リリィー』の世界観やキャラクター達の気持ちを花冷え。に照らし合わせながら楽曲を作りました。   敵に立ち向かいながら生活する彼女たちは、とても強く、勇敢で、何より仲間想いな6人です。   『もめんたりー・リリィー』のキャラクター達は、花冷え。メンバーと重なる部分もあり、双方をイメージしながらバンドサウンドも作り上げていきました。   戦闘シーンを彷彿とさせるイントロの疾走感や、物語が加速していくラスサビに向けての高揚感など、アニメの世界観が感じられるフレーズも沢山盛り込んだので、ぜひ作品の情景をイメージしながら楽曲を聴いていただけると嬉しいです。   <作詞:ユキナ(Vo)>   花冷え。は、作曲のあとに作詞をする、いわゆる曲先で楽曲を制作しています。   マツリが作曲した楽曲とTVアニメ『もめんたりー・リリィー』の世界観にピッタリな、カッコよくて激しいけど儚い雰囲気のあるサウンドに対抗するように、歌詞はキャラクターの個性を剥き出しにすることで極限状態の世界で明るく楽しく生きるヒロインたちの姿を表現しました。   また、2番の歌詞は、アニメのキャラクター達と私たち自身を照らし合わせていて、ステージへ向かう自分の気持ちを綴ってみました。   「おいしいサバイバー」というタイトルも、ヒロインたちが生きている“喰うか喰われるか”の世界が、バンドの対バンやフェス、そして音楽業界と同じだと思い、名付けた経緯があります。   それにしてもまさか、バンド人生の中で「割烹!」とシャウトする日が来るとは思っていませんでした。 この言葉もアニメに出てくるキャラクターの言葉なんです!   ぜひ、歌詞も見ていただき、アニメのキャラクターたちを見つけ出して2倍“おいしく”楽しんでもらえたらとっても嬉しいです。 気持ちを込めて作った「割烹」どうぞ、召し上がれ!   <花冷え。> ◆紹介曲「 おいしいサバイバー 」 作詞:Yukina・Matsuri 作曲:Matsuri・Yukina ◆ニューシングル「おいしいサバイバー」 2025年3月12日発売   <収録曲> 1. おいしいサバイバー 2. O・TA・KUラブリー伝説 - WAZGOGG Remix

    2025/03/18

  • 藤田麻衣子
    SOS
    SOS

    藤田麻衣子

    SOS

     2025年3月5日に“藤田麻衣子”がアルバム『片想い』をリリースしました。ピアノ弾き語りをメインとし、切ない歌詞と美しいメロディーで女性ファンを中心に絶大な支持を誇る才能溢れるアーティスト。今作には、昨年8月に配信リリースをし、すでに名曲と名高い「朝月夜」をはじめ、女性の心情を独特の視点で描いた全10曲が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“藤田麻衣子”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 最終回は収録曲「SOS」にまつわるお話です。日々、胸が痛くなるニュースを目の当たりにしては、思うこと。そして、友だちから聞いた印象的な言葉とは…。今を生きるすべてのひとへ。この歌詞とエッセイが届きますように。 ニュースでは、新聞やテレビしかなかった頃は耳に入ってこなかったことまで、今は何でも流れてきて毎日のように胸が痛い見出しがあったりします。思ったり口で言ったりするだけなら簡単だけれど、胸を痛めたところで自分が誰かを救うことができるのかと考えると、たった一人でも誰かを救うなんてことは本当に大変なことだと思うのです。   それでも、その時そばに誰か話せる人はいなかったのだろうか、とか、綺麗事を思い浮かべてしまうのでした。誰かに話せたとしても根本的な解決は難しいのが現実かもしれないし、本当にただの綺麗事になってしまいますが、どんな関係でもいいから一人に対して一人、というか数人、愛して守って向き合ってくれる人が必ず居るような世の中だったらいいのに…みたいなことをふと思ってしまったり。そんなこと簡単に口にも出してはいけないことなような気もしています。今書いてしまいましたが。   そういう漠然としたことを感じる日があったり、もっと身近なことでは、何年か前に友達が言っていた言葉が心に残っています。「甘い言葉とか恋のドキドキとか、そりゃ時々は欲しくなる時もあるけど、一緒に生きていく時に一番ありがたいのは協力と共感なんだよね」と。   男と女は違う生き物だ、というところでは、女性は共感する生き物だけど、男性はなかなか難しいのかな? なんて思いながらも、協力と共感のある旦那さんを見つけたその彼女は、私から見て今もなんだかんだ言いながらも幸せそうで。あの若さの秘訣は「旦那さんの協力と共感にあり」だなと思っています。   日々の暮らしの中でパッとみれば元気そうに見えている人でも、家の中や、職場、学校などで過酷な時間を過ごしているかもしれません。幸せだったとしても忙しすぎたり疲労困憊だったり、日常って大変。   一人の人が苦しんでいる時、アンパンマンみたいにどこかからヒーローが飛んできてくれることはなかなかないから、誰もがそばにいる人同士で気づきあって笑顔が生まれたらいいなと、また綺麗事を浮かべてしまうのでした。   こんなに恋の歌ばかり書いて、いまだにときめきについて掘り下げたがっている私ですが、ふと現実に戻ると、身近な人たちの協力と共感に私自身も救われて、毎日を生きています。   <藤田麻衣子> ◆フルアルバム『片想い』 2025年3月5日発売   <収録曲> 01.片想い 02.純白 03.振り向いて 04.夢を叶える方法 05.endless 06.朝月夜 07.新しい世界 08.防御して 09.darkness 10.SOS

    2025/03/17

  • 紫 今
    合法パンチ
    合法パンチ

    紫 今

    合法パンチ

     2025年3月12日に“紫 今(ムラサキイマ)”が1stフルアルバム『eMulsion』(読み:エマルション)をリリースしました。紫 今は作詞・作曲のみならず、編曲も自ら手掛ける新世代クリエイター。今作には、2023年リリースの初配信楽曲「ゴールデンタイム」以降、国内外でバイラルヒットした「魔性の女A」を含め、彼女がこれまでリリースしてきた楽曲と、新曲を合わせた全15曲が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“紫 今”による歌詞エッセイを2カ月連続でお届け!第1弾は収録曲「 合法パンチ 」にまつわるお話です。今、世の中に増えている、ギリギリ訴えられない合法な言葉の暴力=合法パンチ。あなたは自分の言葉に責任を持てますか? ぜひ歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 “誹謗中傷”、“開示請求”、“指殺人”、 そんな言葉が話題になっている最近の世の中。 ギリギリ訴えられない合法な言葉の暴力、 『合法パンチ』をSNSで見かけることが増えた現代。   SNSで発信をするとき、コメントを投稿するとき、 “言葉狩り”、“批評”、“個人の意見”、“言論の自由”、 これらの言葉を免罪符に、言葉の責任から逃げていないか? 合法の暴力なら罪にならないのか? ふと、そんなことを考えたのをきっかけに書いた曲です。   「嫌い消えろブサイク」って書いたらダメと分かっているのに、 「私はあまり好きじゃない見てて不快な顔」とかって言い方をすれば セーフだと思っている人が増えた。 けれど受け取る側からしたら、むしろ後者の方が言われて痛かったりもする。 一見減ったように見える誹謗中傷も、 悪口を言うのが上手くなって減ったように見えるだけで、「合法パンチ」に姿を変えただけ。 実際は前より増えている。   何か議論が起こるたび、 ネット上に溢れる容赦ない合法パンチ。 「批評」という言葉を免罪符にして合法パンチを投稿する人々。   その合法パンチで誰かが傷ついてしまったり、命を絶ってしまったり、 そんなことが起きてから「批評」を削除してなかったことにする。 その行動こそが「批評」の正体が合法パンチであることを証明している。 「お悔やみ申し上げます」なんて今更遅いのに。 そんなことが何度も何度も繰り返されている。   現実では合法パンチを法律で裁くことは難しいけれど、曲の中でくらい裁いてみせたい。 裁かれる主人公を描くことで、警鐘を鳴らしたい。   少しでも世の中から合法パンチが減りますように。   <紫 今> ◆紹介曲「 合法パンチ 」 作詞:紫 今 作曲:紫 今 ◆1stフルアルバム『eMulsion』 2025年3月12日発売   <収録曲> M1: 合法パンチ M2: 魔性の女 A M3: Server Down M4: 凡人様 M5: メロイズム M6: 正面 M7: Soap Flower M8: ギンモクセイ M9: 青春の晩餐 M10: フラットライン M11: ゴールデンタイム M12: Not Queen M13: 最愛 M14: 学級日誌 M15: 革命讃歌

    2025/03/14

  • こはならむ
    「みんなに向けて」ではなく「あなたに向けて」
    「みんなに向けて」ではなく「あなたに向けて」

    こはならむ

    「みんなに向けて」ではなく「あなたに向けて」

     2025年3月5日に“こはならむ”が2nd ALBUM『Iam』をリリースしました。変わるわたしと、変わらないわたし。アルバムタイトルは、ストレートな訳は“私は”ですが、“Lam(らむ)”とも読めるダブルミーニング。こはならむの中で、変わっていく部分と変わらない部分がアルバムで表現されております。新曲を含む全10曲が収録!    さて、今日のうたではそんな“こはならむ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第2弾は収録曲「 Iam 」にまつわるお話です。自身がどんな気持ちで歌っているのか。この曲でいちばん伝えたいこととは。そして、こはならむとしては初となるCGを使ったMVへの思い…。ぜひ、今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 読んでくれている方、こんにちは。 こはならむです。   第2回目は、3月5日に発売したアルバムのリード曲「Iam」についてです。 活動への想い、私の考え、みなさんに伝えたいことをたくさんこの曲に込めました。 そして、みなさんが今から読んでくれる文章にも、たくさんの想いを込めて書きました。 ぜひ読んでいってくれると嬉しいです。   --------   ◆「Iam」とは   私にとって、「Iam」は歌ではなく、自分の気持ちを込めた手紙のようなものです。アルバムのテーマ“変わるわたしと、変わらないわたし。”は、今の私が感じていることをそのまま表しています。日々、少しずつ変わり続ける自分の中で、ふと立ち止まってみると、変わらず大切にしているものがあることに気づくんです。その気持ちをこの歌に込めて、あなたに届けたいと思いました。   特に<君の辛さを 私が代わりに泣こう>という歌詞がとても気に入っています。あなたの心の痛みを、私が代わりに歌って晴らすことを意識して歌いました。そして、私は歌う時にいつも「みんなに向けて」ではなく、「あなたに向けて」を意識して歌っています。ひとりひとりに、直接心に届くように歌いたい。あなたに届くように、私の気持ちを込めて歌うことが大切なんです。それが私の歌のスタイルです。   ◆私が伝えたいこと   そして、この歌を聞いているあなたに伝えたいのは、「ひとりじゃない」ということです。どんな瞬間も、あなたはひとりではないと感じてほしい。時には、孤独に思えることもあるかもしれないけれど、私たちはお互いに繋がっている。私が歌うこの歌を通して、あなたにそのことを伝えたかったんです。   過去の自分、今の自分、そして未来の自分が繋がっているように、あなたと私はどこかで繋がっていると信じています。あなたが抱えている痛みや喜び、そして歩んでいる道に私は寄り添っていると思っています。歌を通して、少しでもあなたに「ひとりじゃない」と感じてもらえたら嬉しいです。   ◆MVについて   MVの撮影で特に印象的だったのは、CGで咲くお花たちと、実写の私とアニメーションの私が交差するシーンです。お花は、実写の私が持っている花束以外、すべてCGでできているので、私が表現したいことを忠実に再現できたんじゃないかなと思います。   そして、実写の私とアニメーションの私が交差するシーンも印象的でした。ふたつの私が重なることで、「現実の私」と「心の中の私」が交わり、内面の葛藤や「変わる私」と「変わらない私」の両方を表現しているように感じました。このシーンを通して、私が歌の中で伝えたかった感情が視覚的に映し出されている気がして、私自身もとても感情が高まりました。   このMVを通して、歌と映像が一体となって私の「今」を表現することができました。撮影中は普段できない体験がたくさんあり、まるで新しい自分に出会ったような気持ちもありました。「変わる私」を見せる一方で、「変わらない私」を守り続けたいという思いも強くなりました。   --------   最後に、MVの日本語字幕には私からの手紙も添えています。あなたに伝えたかった思いを、歌とともにその手紙でも感じてもらえたら嬉しいです。忘れないでほしいのは、あなたはひとりじゃないということ。   これが私の歌だ。   <こはならむ> ◆紹介曲「 Iam 」 作詞:Guiano 作曲:Guiano  ◆2nd ALBUM『Iam』 2025年3月5日発売 <収録曲> 1 Overture 2 Have a Good Game!! 3 恋してる自分すら愛せるんだ 4 いつか見た空の色 5 Tonight~月の下眠る君~ 6 感傷哀花 7 Attitude 8 ひとりじゃないんだ 9 僕らのファイトソング 10 Iam  

    2025/03/13

  • さとう。
    「届いてほしい」という強い祈り
    「届いてほしい」という強い祈り

    さとう。

    「届いてほしい」という強い祈り

     2025年3月12日に“さとう。”がミニアルバム『とあるアイを綴って、』をリリース! 今作には、TVアニメ『花は咲く、修羅の如く』エンディング主題歌「朗朗」を含む全6曲が収録。ライブではすでに定番となり、ファンから音源化が待たれていた「アマレット」や「点滅する」など、さとう。の歌の持ち味でもある儚くも美しく、危うささえも感じる蒼い感情が閉じ込められたような楽曲も収録されております。    さて、今日のうたではそんな“さとう。”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け中。今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作のアルバムタイトルに込めた想いについて。そして改めて気づいた、自身が大切にしていきたい祈りのお話です。ぜひ今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 3月12日、さとう。渾身のmini album 『とあるアイを綴って、』がリリースされました! バンドアレンジが加わった曲も含め全6曲、 どれもさとう。がライブで大切に歌ってきた曲達です。 こうやってまた皆さんに届けられること、 本当に嬉しく思っております。   さてさて、 今回のアルバムタイトル『とあるアイを綴って、』 前作の1stアルバム『産声みたいで、』に続き、まーた句読点がついております! 本人も“さとう。”と名乗っておりますからね、点やら丸やらが好きなのです。   カタカナのアイにはいろんな意味が込められていて 自分自身のI(アイ)、思う気持ちの愛、悲しみの哀… 6曲それぞれに違うアイの形が散りばめられていて、 さとう。自身も、今作にぴったりなとても好きなタイトルを 付けることができたなぁと思っております。   ジャケットのメッセージボトル。 歌にも宛名はなくて、 届くかどうか確証はないもの同士だと思いました。   ただ、そこには確かに「届いてほしい」という 強い祈りが込められています。 これからのさとう。が大切にしていかなければいけない祈りだと気づきました。   この広すぎる音楽の海で、漂っていたさとう。の音楽を見つけて、 そばに置いてくれたみなさんが教えてくれたことです。 本当にありがとうございます。   あなたの元へちゃんと流れ着いて初めて完成する一枚です。 今まで出会ってくれたあなたにも まだ見ぬ誰かにも このアルバムでちゃんと会いに行きたいです!   <さとう。>   ◆mini album『とあるアイを綴って、』 2025年3月12日発売 配信リンク: https://lnk.to/toaruai <収録曲> 1.点滅する 2.朗朗 3.アマレット 4.春一番 5.夕陽になった人 6.Aini  

    2025/03/12

  • peeto
    暮らしと音楽
    暮らしと音楽

    peeto

    暮らしと音楽

     2025年3月5日に“Peeto”が3rd Full Album『LIFE IS』をリリース! 今回収録されるのは、2024年に1年を通して配信された12曲に加え、最新曲「駄目な大人」、「LIFE IS」を含む全14曲。peetoが1年を通して伝えたかったメッセージが全て込められた1枚となっております。さらに、アルバムトレーラーも公開され、MV映像だけではなくオフショットなども織り交ぜられた特別な映像となっているので、ぜひチェックを。    さて、今日のうたではそんな“Peeto”の野田択也による歌詞エッセイを2週連続でお届け! 第2弾は収録曲「 Life is 」にまつわるお話です。暮らしのなかでの“音楽の立ち位置”について。あなたの“音楽”との出会いはいつでしたか? 大切な“あの日”のことを覚えていますか? ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 2025年3月5日にフルアルバム『LIFE IS』がリリースされました! 2週目となる今回のコラムは表題曲「Life is」について。 そして今、現代に置ける暮らしの中での“音楽の立ち位置”について。   “音楽”との出会いはいつだったか? 日々生きていく中で 街やテレビ、今はスマホでどこだって 音楽は切っても切れない存在になっている。 ただ、いま僕がここで言う“音楽”とは 知らず知らずのうちに聞かされているBGM的なものではなくて 音楽を音楽として認識し摂取する 言わば娯楽、日々のご褒美、偶の贅沢、ご馳走としての音楽について。   あの日、音楽でグッと来た瞬間のことを今も覚えているだろうか? 合唱コンクール。 あんまり乗り気じゃない男子グループ。 いざ本番、終わってみれば皆んなで感動し合ったあの日。 高校1年生の頃、兄がやっていたバンドを観に、初めてライブハウスで“音楽”を浴びたあの日。 好きなバンドの新譜を買って自室のCDプレーヤー、音量は最大。 当然母に怒られたあの日。   昨今、SNSの普及により確かに音楽との出会い方は時代と共に変わりつつあるのかもしれない。 でも暮らしに置ける“音楽の立ち位置”だけは変えたくなかった。   何気ない日常が続くこと、それが一番美しいんだってこと。 駆け巡る日々の中で忘れかけていた青春の色。 離れていても、やっぱり家族は家族だよ。 伝えたい想いは伝えられるうちに。 思い出させてくれたのはいつだって音楽だった。   “音楽が暮らしを豊かに”とまではちょっと言い過ぎなのかもしれないが、もし大切な何かを大切にするキッカケになったとしたら。 ちょっと自分を休ませるキッカケになったとしたら。 もうちょっとだけ自分を愛せるようになったとしたら。 どうか“音楽”がそんな存在で有り続けますように。 誰かにとってのグッときた瞬間をこれからもリバイバル出来ますように。   “暮らしと音楽” 貴方はどんな音楽を。 “暮らしが音楽” 僕等はそんな音楽を。   フルアルバム『LIFE IS』 どうか貴方と共に暮らしていけますように。そう願います。   <Peeto・野田択也> ◆紹介曲「 Life is 」 作詞:野田択也 作曲:野田択也 ◆3rd Full Album『LIFE IS』 2025年3月5日発売   <収録曲> 1.今夜伝えに 2.馬鹿と栄光 3.春に誘われて 4.最高な休日 5.誓いの日に 6.偶には良いよね 7.夏が聞こえる 8.気分次第 9.真面目な話の夜 10.帰郷 11.甘えてしまうよ 12.居場所 13.駄目な大人 14.Life is   

    2025/03/11

  • 藤田麻衣子
    振り向いて
    振り向いて

    藤田麻衣子

    振り向いて

     2025年3月5日に“藤田麻衣子”がアルバム『片想い』をリリースしました。ピアノ弾き語りをメインとし、切ない歌詞と美しいメロディーで女性ファンを中心に絶大な支持を誇る才能溢れるアーティスト。今作には、昨年8月に配信リリースをし、すでに名曲と名高い「朝月夜」をはじめ、女性の心情を独特の視点で描いた全10曲が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“藤田麻衣子”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第2弾は収録曲「振り向いて」にまつわるお話です。ライブ会場で、ファンのみなさんと一緒に制作されたというこの歌。何をテーマに、どんな物語・メロディが描かれていったのでしょうか。ぜひ今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 「振り向いて」という歌は、ライブ会場でみなさんと私とで一緒に作った歌でした。   2024年2月に開催したYouTube公開収録ライブvol.2の時にやってみた『みんなで歌を作ろう!のコーナー』では、客席のみなさんに、私が普段どんなふうに楽曲づくりをしているのか見てもらおうと思い、一緒にその場で作詞作曲することに挑戦しました。   私はいつも歌詞から書いているので、1人で作る時と同じように、まずは歌詞の内容から。   ①テーマ   ②情景、季節や日時、場面、関係   ③どんな感情に   という感じで、順番に客席からどんどん思いついた言葉を言ってもらいました。   「ドロドロ」「嫉妬」「一人の男性を取り合う」「あの子が憎い」など、みなさんがくれる言葉が凄くて…。やっぱりそういうのを求めているのね、と客席のみなさんと笑いながら考えていきました。「通学路」「桜」「サッカー部」「マネージャー」など、青春が見えてくる言葉もいろいろ。少し時間をもらい1コーラスその場で書きました。   次は曲作り。1コーラスの歌詞を前に置いて、どんな感じの曲にする? と客席のみなさんに聞くと、「途中から怖くなる曲」と具体的な構成まで…(笑)。   私の過去の作品で「嫉妬」という歌があるのですが、2サビまでは優しいメジャーコードの曲で、Dメロから雲行きが怪しくなり、最後のサビでは同じメロディを使ってマイナーコードの悲しい曲調に変わります。   YouTube公開収録ライブは100人も入れば満員になる会場で、コアなファンの方がたくさん参加してくださっていたので、ファンの方々の中では怖い歌といえば…&ドロドロといえば…「嫉妬」「写真」「触って」というタイトルが出てくるそうで、今回も私にドロドロ曲を作らせてくれました(笑)。   その場で歌詞に曲をつけて、1コーラス弾き語り演奏をしました。短時間で書こうとしたら焦りとの戦いで、集中してクタクタになりました。コーナー開始から、演奏終わりまで30分間でしたが、ものすごく疲労した30分になりました。   2~3ヶ月後にライブの録音を聞き直して、「振り向いて」は結構直すだろうなぁと思っていましたが、思いのほか良かったので、ほとんど直すことなく続きを作りました。   2A以降は家で作ったのですが、どんな物語にしていこうか…と考えていて。1コーラスは「通学路で恋をして、双子の妹と同じ人を好きになり、私はあの子にはなれない」という感じのちょっと怖い歌詞だったので、妹に嫉妬する理由は1つだけではないんじゃないか?と、過去に遡ってみようと思いました。そんなふうに、2コーラス目からの歌詞も書きました。   2024年5月のYouTube公開収録ライブで、「振り向いて」のフルコーラスをお披露目しました。歌い終わると、客席のみなさんが「怖いー!!」と言ってくれていました。自分でも家で歌詞を書きながら怖くて鳥肌が立ちました。   「振り向いて」をライブ中に作っていく映像を、YouTubeで【前編】【後編】にわけてアップしていきますので、ぜひ見てみてください。   MVは、3月のライブツアーでも一緒に演奏する20年来のサポートメンバーと一緒に撮りたくて、ピアノの山本清香さん、バイオリンの沖増菜摘さん、チェロの島津由美さんとスタジオの演奏シーンを撮りました。一瞬私が怖い目をしているところがあり、違うカメラの映像に変更したいと言ったのですが「これこそ藤田麻衣子だから」と言われ違うカットに変更せずに採用になりました…。   自分自身が双子の姉ではなくても、こういう気持ちわかるかもしれないと思ってしまう歌です。   <藤田麻衣子>   ◆フルアルバム『片想い』 2025年3月5日発売   <収録曲> 01.片想い 02.純白 03.振り向いて 04.夢を叶える方法 05.endless 06.朝月夜 07.新しい世界 08.防御して 09.darkness 10.SOS

    2025/03/10

  • Dreamers Union Choir
    “Sensei Said It” - 校長センセを知る方にインタビュー
    “Sensei Said It” - 校長センセを知る方にインタビュー

    Dreamers Union Choir

    “Sensei Said It” - 校長センセを知る方にインタビュー

     2025年2月12日に“Dreamers Union Choir”が配信シングル「校長センセ宇宙人説」をリリースしました。同曲は、2月2日からNHK『みんなのうた』で放送されて以降、“耳に残る”、“おもしろくてクセになる”など、リリース前からSNSで話題の楽曲となっております。メジャーデビュー日に公開されたMVも併せて、ぜひチェックを!    さて、今日のうたではそんな“Dreamers Union Choir”の木島タローによる歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 校長センセ宇宙人説 」にまつわるお話。この歌で噂されている<校長センセ>を知るQ氏(仮名)へのインタビューを敢行し、私たちに届けてくださりました。また、今回は音声版もございます。本人の朗読も併せてお楽しみください。 NHKみんなのうたで「校長センセ宇宙人説」が放映された後、あの校長センセを長く知っているというQ氏(仮名)にインタビューをすることに成功した。    インタビューの場所は、とある学校の応接室だったが、場所の詳細や、どのようにしてQ氏にコンタクトできたかは非公開とさせていただく。  私:今日はお時間を取っていただいてありがとうございます。    Q氏:いえいえ、彼のことが噂になっていて楽しいですね。彼はかなり遠くに行っているのでお会いできないようですが、私にわかることがあればお話しします。    私:ちょっとベタな質問からかもですが、校長センセのことを子どもたちが宇宙人じゃないかと噂していました。実際はどうなのですか?(笑)    Q氏:ああ、そうですね、宇宙人ですよ。私も、あなたもそうだと思いますし、子どもたちもね(笑)。この地球も含めて宇宙ですし、宇宙っていいところですよね。    私:…はは、そうですね。でもそういう意味ではないのですが…つまり、地球外生命体かということなのですが。   Q氏:ああ、そうですね。それはわからないです。私も、あなたもそうだと思いますし、子どもたちもね(笑)。   Q氏が私をからかっているとは思わないが、どうも気のいいAIと話しているような印象を受ける。 あまり質問を深掘りしても、答えが繰り返されるような予感がする。  私:校長センセは何ヶ国語か喋れるのですか? 知らない言葉で話すのを子どもたちが聞いたそうなのですが。   Q氏:ああ、そうですね。私も彼が聞きなれない言葉で誰かと通話しているのを聞いたことがあります。何語かわからなかったのですが、楽しそうでしたので、かなり喋るのでしょうね。   私:左のほっぺのほくろからビームを出すとかいう噂もあったようなのですが。   Q氏:ああ、ほくろはありますし、毛も生えていたような気がしますが、ビームはちょっとわかりません。出すにしても何のためのビームかもわかりませんし、ビームならそこから出さなくてもいいように思いますし。ただ、何かそういうものを出してもおかしくないような空気を持った人ではありますね。    私:そういう変な噂を彼は否定しなかったのですかね?   Q氏:わざとほくろ毛を生やしていたわけではないでしょうが、噂は放っておいたのでしょうね(笑)。彼は「人間は言葉を入れる器だ」と言っていました。「器が面白くてみんな言葉に興味を持ってくれるならいいじゃないか」ってね。    私:なるほど、そうして彼が子どもたちに残した言葉は、子どもたちにとても特別なものに響いたようですね。    Q氏:そうですね。彼が話してくれたことがあるのですが、彼は「先生」の仕事を「自分を救ってくれた言葉」と「自分を救ってくれるはずだったのに誰も言ってくれなかった言葉」の二つを子どもたちに伝えることだ、とそう言っていました。    人を愛し、人をゆるす、それは、彼が先生と呼んだ人たちから彼が学んだことだそうです。それは長い間、彼の地元で伝えられてきたとても大切なことだそうで。「ゆるすとは、ゆるせることをゆるすことではなく、ゆるせないことをゆるすことだ」と教わった、と言っていましたね。    「ばかげた夢こそ見続けなさい」、それと「変わらない世界を変えなさい」、それは、「誰も彼に言ってくれなかった言葉」だそうです。変わらない世界を憎みながらでは、夢を叶えることはできない。人を愛することと夢を見ることは別々のこととして教わったが、それらが1セットの出来事なのだいうことは、誰も教えてくれなかった、と言っていました。    私:なるほど。それが「自分を救ってくれた言葉」と「自分を救ってくれるはずだったのに誰も言ってくれなかった言葉」ということですね?    Q氏:自分を救ってくれたはずというか、自分の地元を? 自分の星を? なんかそんなことを言っていたような…。戦争について何か言っていた気もしますが、何だったかな。    私:何でしょう、ずいぶんむかし苦労なさった方なんですかね?     Q氏:そうですね。私も、あなたもそうだと思いますし、子どもたちもね(笑)。   私:子どもたちが? どういう意味ですか?    Q氏:子どもっていいですよね。記憶や経験に凝り固まって狭い世界にいる私たちと違って、何の記憶もないまっさらな脳みそで生まれてくる。新しい世界って、まさに世界についての彼らの新しい理解から生まれるんでしょうね。だから彼は子どもたちに新しい常識を伝えるんだと思います。  何か話をはぐらかされているような気もするが、Q氏の言葉には柔らかな説得力があり、不審点につっこむよりも別の質問を続けたくさせられる。    私:やっぱり、変わらない世界を変えなさい、っていうのは、新しい常識なんですかね?   Q氏:そうですね。彼が言うには「世界は変えられる」って教えると、あとで「センセは嘘つきだ」と言われかねないというのです。大人たちは変わる気がないからです。    子どもたちの頭はいつも世界を変えるアイディアでいっぱいです。それで、子どもたちは大人にたくさんの提案をします。「こうすればもっと楽しいよ!」とか、「こうすれば平和になるよ!」とかって。彼らはウキウキしながらそのアイディアを大人に話すのですが、大人たちが子どもたちのそういう意見に興味がないことを知って、すっかり世界に失望するのです。    だから、「君たちの意見を大人たちは理解できない。だから、それを世界に聞いてもらうためにはたくさんの工夫が必要なんだ」と、彼は子どもたちに言っていました。世界は変わらないということを最初に伝え、その変わらないという大前提に挑む。それが夢を見るというゲームで、ワレワレの目的なんだ、と言っていました。    私:あ、気になってたんです。彼の言ってた「ワレワレ」って誰のことですか?    Q氏:私や、あなたや、子どもたちのことみんなだと思いますよ。   私:そうかもしれませんが、子どもたちに「ワレワレは待っています」と言い残した、その待ってるワレワレ、っていう人たちのことです。    Q氏:ああ、彼が誰のことを指してワレワレと言ったのかはわかりませんが、すごくいいじゃないですか、子どもたちにとっては。自分たちが世界を変えるのを待っててくれてる誰かがいるなんて。それが彼一人だったら、彼はいつか世界からいなくなってしまうかもしれませんが、彼のように考える「彼ら」がどこかにいるんだったら、どこかでずっと待っててくれるじゃないですか。子どもたちの夢が世界を変えるのを。   そのことはずっと覚えててほしいなあ。夢を追いかければ心が折れそうな時ってきっとありますよね。その時に、校長センセたちが待っててくれるって思えたらもうひとがんばりできたりするんじゃないですかね。    私:なるほど、そうですね。最後に一つなんですが、校長センセは自分についての歌が今こうして多くの人に聞かれていることについてどう思っているのですか?   Q氏:ああ、楽しんでいましたよ。「歌は言葉を入れる器だ。器が面白くてみんな言葉に興味を持ってくれるならいいじゃないか」って。   私:そうですか。それならば彼の噂を歌にすることができて本当によかったです。今日はありがとうございました。   Q氏:はい、ありがとうございました。   Q氏はお仕事中でこれから授業ということだったため、短いインタビューで終わった。  授業の差し支えになるといけないので、インタビューの場所やQ氏の身元については非公開でお願いします、とのことで、例の校長センセの所在も同様の理由で伺えなかった。   もちろん、取材にあたってそのような秘密を守るのは当然のことだが、実際のところ、インタビュー場所や、どのようにしてQ氏にコンタクトできたかについて、奇妙なことに、私はよく思い出せないのだ。   <Dreamers Union Choir・木島タロー> ◆紹介曲「 校長センセ宇宙人説 」 作詞:木島タロー 作曲:木島タロー ◆配信リンク: https://lnk.to/kochosenseuchujinsetsu 

    2025/03/08

  • 五十嵐ハル
    浄化
    浄化

    五十嵐ハル

    浄化

     2025年3月5日に“五十嵐ハル”が新曲「笑う癖」をリリースしました。作詞・作曲・編曲・歌唱・イラスト・動画・MV制作すべてを行なうシンガーソングライター。同曲は、相手を愛しすぎた結果、忘れたくても忘れられない記憶が残ってしまい胸を侵食する、という痛みの残る楽曲となっております。愛の大きさが表れている歌詞に注目です。    さて、今日のうたではそんな“五十嵐ハル”による歌詞エッセイをお届け。自分は何のために曲を作っているのか。歌詞とはどのような存在なのか。音楽を続けてゆけるその理由とは…。ぜひ新曲「 笑う癖 」の歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 心の浄化をするために曲を作っている。どこにも吐き出せないような内容、感情を乗せられる場所が僕の中では音楽だ。「今こんな気持ちなんだよこの野郎!」くらいの勢いで、ひとりごとのように歌詞を書き進めることが多い。自分自身を深く知るために書いてる部分があるのかもしれない。   普段言えないような言葉選びをしたりもするが、今作「 笑う癖 」の歌詞も歌詞だから許されるような言葉ばかりだ。もしSNSに、「神様あの子の記憶を今すぐ消してくれ…」などと呟いたとしたら、五十嵐ハル大丈夫かよという心配の声が多く上がってしまうと思う。可哀想かつ少し痛い人間として見られるだろう。   まぁ自分が痛い人間である事は重々理解している。そのうえで苦しさを吐き出さないと潰れてしまうタイプだからこそ、素の気持ちを形に出来る音楽をやっていて本当によかったと思う。辛すぎる状況をどうにか曲という形として表すことで少し和らぐというか、ダメージを軽減できている。音楽をしていなかったら今頃爆発してまともに生きられなかったようにも感じる。   歌詞に関して言うと、音楽をしているうちに職業病のようになってしまった。辛い事、苦しい事があるたびに歌詞が無限に浮かんでくるものだから、胸が痛い時ほど、「あぁ、これ歌詞に出来るな…」と考えてしまう。しんどければしんどいほど創作が捗るという謎の流れが出来てしまったのだ   警察官という安定した職を捨ててこのような不思議な職業を選んでしまったが、一度も後悔した事はない。生活してる時もオリジナリティに惹かれる事が多く、おそらく仕事もそうなんだと思う。嫉妬で人気な曲を聴けなくなったりと音楽をやることによる弊害も多いが、それでも音楽は好きだし必要不可欠だ。   すぐ飽きてしまう自分が一生飽きずに音楽を続けていられるのは、自分にとって必要なものであるからなのだろうと思う。まだまだ心の浄化が必要であるし、この感じだと生きている間は音楽を続けているような気がする。   <五十嵐ハル> ◆紹介曲「 笑う癖 」 作詞:五十嵐ハル 作曲:五十嵐ハル

    2025/03/07

  • こはならむ
    曲の中で私はずっとあなたを応援している。
    曲の中で私はずっとあなたを応援している。

    こはならむ

    曲の中で私はずっとあなたを応援している。

     2025年3月5日に“こはならむ”が2nd ALBUM『Iam』をリリースしました。変わるわたしと、変わらないわたし。アルバムタイトルは、ストレートな訳は“私は”ですが、“Lam(らむ)”とも読めるダブルミーニング。こはならむの中で、変わっていく部分と変わらない部分がアルバムで表現されております。新曲を含む全10曲が収録!    さて、今日のうたではそんな“こはならむ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第1弾は収録曲「 僕らのファイトソング 」にまつわるお話です。「ひとりじゃない」ことを伝えたかったというこの曲が、生まれた背景とは…。今、孤独や疲労、何かツラい気持ちをひとりで抱えているあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 こんにちは!こはならむです! 今回は2025年3月5日発売の2nd ALBUM『Iam』に収録されている「 僕らのファイトソング 」についてお話したいと思います!   ではその前に、今回初めてUta-Netさんでお話させていただくので自己紹介をさせてください。   シンガーのこはならむです。 2019年から歌の投稿を始めて、今は6年目になります。 聴いていただいている方の心に寄り添えるように沢山の歌を歌っています。 そして今回、初めてのCDアルバムを出すことになりました。   「僕らのファイトソング」は、私の中でとても大切な曲です。歌詞には、どんな困難に直面しても、自分を信じて前に進む力を持ち続けるというメッセージを込めました。私たちがどんなに傷ついても、どんなに挫けそうになっても、最後には必ず「ひとりじゃない」ということを伝えたかったんです。まさに私自身の心の中の叫びや不安、そしてそれを乗り越えようとする強さを反映していて、ファンの方にもその思いを感じてもらえたら嬉しいです。   この曲ができた時、私の心の中には「一緒に戦うこと」がテーマとしてずっとあったんですよね。もちろん「戦う」という言葉には、物理的な戦いだけでなく、日々の生活や自分との向き合い方、ファンの方と一緒に大きくなっていきたい、成長していきたいという感情も含まれています。私がこのテーマを選んだ背景には、自分が何度も悩んだり、苦しんだりした瞬間があって。でもその度に自分を奮い立たせた経験があったからこそ、この曲を生み出すことができました。   ■どんなときに聴いてほしい曲ですか?   この曲は、「もう無理だ」と思ったときに聴いてほしいと思っています。辛い、疲れた、何もかもがうまくいかなくてどうしようもない、そんな時にこそこの曲が心の支えになればいいなと思っています。   歌詞の中では、とくに「一人じゃないんだ」「仲間がいるんだ」という部分を大切にしています。自分を信じて、諦めないで立ち向かう力を持っていることを感じてもらいたいんです。   私自身も歌いながら何度も励まされてきました。だからこそ、皆さんにもこの曲を聴いて、心の中で「もう1歩頑張ってみよう」と思ってもらえたら嬉しいです。   たとえ、もし周りに誰かがいなくても、曲の中で私はずっとあなたを応援しています。 そして、一緒に歩むことが出来るのが、今本当に幸せです。   <こはならむ> ◆紹介曲「 僕らのファイトソング 」 作詞:SAKURAmoti 作曲:SAKURAmoti ◆2nd ALBUM『Iam』 2025年3月5日発売 <収録曲> 1 Overture 2 Have a Good Game!! 3 恋してる自分すら愛せるんだ 4 いつか見た空の色 5 Tonight~月の下眠る君~ 6 感傷哀花 7 Attitude 8 ひとりじゃないんだ 9 僕らのファイトソング 10 Iam

    2025/03/06

  • 藤田麻衣子
    夢を叶える方法
    夢を叶える方法

    藤田麻衣子

    夢を叶える方法

     2025年3月5日に“藤田麻衣子”がアルバム『片想い』をリリースしました。ピアノ弾き語りをメインとし、切ない歌詞と美しいメロディーで女性ファンを中心に絶大な支持を誇る才能溢れるアーティスト。今作には、昨年8月に配信リリースをし、すでに名曲と名高い「朝月夜」をはじめ、女性の心情を独特の視点で描いた全10曲が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“藤田麻衣子”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 第1弾は収録曲「夢を叶える方法」にまつわるお話です。ずっと大きな夢がなかった自分が、音楽という道にたどり着くまでの軌跡は…。そしてこれからの夢は…。ぜひ歌詞とあわせて、エッセイをお楽しみください。 私は20歳になるまで、これといって夢はありませんでした。子どもの頃は美容師になりたかったけれど、美容師のおねえさんに、「大変だからやめたほうがいいよー」と言われたら、そうなんだ…と思って気が変わったり。結局は、歯科衛生士の専門学校に行き、免許もとりましたが、夢ではなく目標でした。   勉強したいこともないのに親に高い学費を払わせてまで大学に行きたいと思えずに(国立に行けるほどの学力はなかったので… )、“手に職を”と考えた時に、母親が県立の歯科衛生専門学校の出身だったこともあり、私も同じ道を行こうと思いついたのでした。   そんなふうに歯科衛生士の専門学校へ通い始めると、音楽好きな友達がいてイベントに一緒に出て歌ったり、私自身も学生最後の記念に趣味で声楽の習い事に通ってみたりもしました。そんな中、声楽の先生と、母がそれぞれに同じミュージカルのオーディションを勧めてくれて、夏休みの思い出に受けてみることにしました。   アンサンブルで合格して、歯科衛生士の専門学校に通いながら、ミュージカルの稽古場にも行き始めると、もっともっと音楽がやりたくなりました。楽しさも、悔しさも、いろんな事が今まで知らなかった感情のレベルで、心の整理ができずに初めて作詞作曲をしてみたところ、それが自分のはけ口になりました。   ミュージカルも国家試験も終えて、音楽をやるなら東京だ!と勢いのままに上京し、やがて“自分が作詞作曲した歌でオーケストラコンサートをしたい”という夢を見つけました。   歌手になるなんて、考えたこともありませんでした。でも子どもの頃からいつも歌っていました。10代の頃は一人で好きな歌をアカペラアレンジして録音していました。ディズニー映画やミュージカルにもハマって、いつもミュージカルの音楽を聴いていました。歌う場所が欲しいんだと、気がついたのは20歳になってからでした。遅いと思っていたけれど、今思えば全然遅くもなくて、あの時に自分が本当に欲しいものに気がついてよかったです。   夢がなければいけないとは全く思いません。夢がなかった時間も、私自身楽しかったし幸せだったし。でも夢ができるととても楽しくて、苦しくて、悔しくて、そのどれもが素晴らしい感情です。   “みんながやっているから”“誰かが言うから”そういう理由じゃなくて、本当に自分がいいと思えるもの、好きなもの、欲しいもの、やりたいこと、なりたい自分…、それを見つけられたら、幸せだなって思います。   オーケストラコンサートの夢は、上京から13年を経て2017年に叶えることができました。次の私の夢は、2026年の20周年にまたオーケストラコンサートをすることです。これからもやりたいことを言葉にして、実現させていこうと思います。   大きな夢じゃなくても、小さな憧れでも、間近な目標でもなんでも、「本当に欲しいものに手を伸ばそう」この歌が一番伝えたいメッセージです。   <藤田麻衣子>   ◆フルアルバム『片想い』 2025年3月5日発売   <収録曲> 01.片想い 02.純白 03.振り向いて 04.夢を叶える方法 05.endless 06.朝月夜 07.新しい世界 08.防御して 09.darkness 10.SOS

    2025/03/05

  • peeto
    図々しく有れ
    図々しく有れ

    peeto

    図々しく有れ

     2025年3月5日に“Peeto”が3rd Full Album『LIFE IS』をリリース! 今回収録されるのは、2024年に1年を通して配信された12曲に加え、最新曲「駄目な大人」、「LIFE IS」を含む全14曲。peetoが1年を通して伝えたかったメッセージが全て込められた1枚となっております。さらに、アルバムトレーラーも公開され、MV映像だけではなくオフショットなども織り交ぜられた特別な映像となっているので、ぜひチェックを。    さて、今日のうたではそんな“Peeto”の野田択也による歌詞エッセイを2週連続でお届け! 第1弾は収録曲「 駄目な大人 」にまつわるお話です。自身が大のお酒好きだからこそ生まれたこの歌。描きたかった“駄目な大人”とは一体どんな存在なのでしょうか。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 2025年3月5日にリリースする フルアルバム『LIFE IS』から 「駄目な大人」が先行配信されました!   昨年1月から12月まで毎月新曲をリリースしていた中で見つけた日々の暮らしの中に潜む “確かな綺羅星” 今回はアルバム収録曲「駄目な大人」について書いていこうと思う。   さて、この曲は12ヶ月連続リリースを終え、言わば13ヶ月目のリリースとなる新曲。アルバムタイトル“LIFE IS”にも込められている、自分自身の暮らしや取り巻く環境、自分自身が何故今このような人生を歩んでいるのか、そしてそれが何故こんなにも愛おしいのか。人生に答えなんてものは無いですが、折角のコラムを書かせていただける機会なので、この曲を作ったキッカケとこの曲を沢山の人に聴いてほしい僕なりの理由を少しだけ。   何を隠そう、僕は無類のお酒好きでして 日々何かと理由を付けては飲み歩いているのですが、まさにこの曲は飲み歩いた日々で出会った人達や暮らしにフォーカスして描いた曲になっています。   ひとつ先に言っておかねばならないのですが タイトル「駄目な大人」にある“駄目”とは “好き”とか“良い”とか“素敵”みたいなことでも、勿論本当に“駄目”って訳でもなくて、 いやいや確かに駄目ではあるんだけど 何か憎めないわ~みたいな、この人と一緒に居たらなんか楽しいなみたいな。 何となく皆さんにも心当たりのある友人が居るかも分かりませんが、 そんな“駄目な大人”の人情や生き様を描きました。   大人になると人との距離感って難しくなるじゃないですか。 丁度良い距離感は人によって様々だし、じゃあどっちがその距離感に合わせるのか? みたいな駆け引き。図々しく有れとは思いつつも、図々しいなコイツとも思われたくない。しかしながら事実“図々しさ”に救われてきたことも沢山有る。思えばあの夜も気さくなマスターから投げ掛けられる図々しい質問、人生の先輩からの図々しいアドバイス。 勿論、図々しいな~なんて本気で思っちゃいないけど。   図々しさが生む酒場でのストーリー。 別に何かしてくれる訳でも、自分が何か出来る訳でもないんだけど。 隣で飲んでくれる、ただそれだけで愛おしく思えちゃうような大人。 図々しくもそんな“駄目な大人”で居させてくれよと思ってる。 世の中皆んな良い距離感と少しの図々しさで上手くいけば良いなぁなんて思ったり。   さてと、一杯飲みに行こうかな。   <Peeto・野田択也> ◆紹介曲「 駄目な大人 」 作詞:野田択也 作曲:野田択也 ◆3rd Full Album『LIFE IS』 2025年3月5日発売   <収録曲> 1.今夜伝えに 2.馬鹿と栄光 3.春に誘われて 4.最高な休日 5.誓いの日に 6.偶には良いよね 7.夏が聞こえる 8.気分次第 9.真面目な話の夜 10.帰郷 11.甘えてしまうよ 12.居場所 13.駄目な大人 14.Life is   

    2025/03/04

  • 月詠み
    創作という対話
    創作という対話

    月詠み

    創作という対話

     2025年2月26日に“月詠み”がMini Album『それを僕らは神様と呼ぶ』をリリースしました。ユリイ・カノン執筆の小説を元に展開してきた「導火」「死よりうるわし」ほか、表題曲「それを僕らは神様と呼ぶ」に加え、新録の楽曲、この作品のために書き下ろされた小説を含め、月詠み 2nd Story『それを僕らは神様と呼ぶ』の全てが明らかになる作品が完成。    さて、今日のうたではそんな“月詠み”のユリイ・カノンによる歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、月詠みの基盤となっているもの、ユリイ・カノンならではの創作方法のお話です。そして、自身にとっての創作とは…。ぜひ今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 月詠み 2nd Story『それを僕らは神様と呼ぶ』は小説と音楽が連なる作品。 物語によって楽曲の世界が広がり、楽曲は物語をより強く色付ける。 小説の為の音楽であり、音楽の為の小説でもある。   自分はユリイ・カノンという名でインターネットに楽曲を公開し始めたけれど、自分にとっての創作の始まりは音楽ではなく小説。 中学生になってから本を読むようになって誰に見せることもない小説をひっそりと書いた。 音楽を始めてから小説を書くことは減った。 それでも頭の中にはいつも物語があって、やがてそれを歌詞や音で表現していくという作り方をするようになった。 それが後の物語音楽プロジェクト、月詠みの基盤だったのだと思う。   自分の書く歌詞は間違いなく自分から生まれた言葉ではありつつも、その楽曲の語り手であり主人公である人物の言葉で書く。 語り手や登場人物の言葉遣い、思想、心情を歌詞にしてきた。なので、楽曲同士で別々の考えを持つものがあったり、矛盾が生まれることはある。それは意図的だったり無意識のうちにだったり。   月詠み1st Storyはユマとリノという二人の音楽家が主人公の物語で、1stの楽曲の多くはその二人が作った曲をイメージして作ったもの。 二人は互いの存在に影響を受け合いながらも、最終的には違う生き方を選ぶ。 どちらが正しいというわけでもなく、それぞれが選んだ道で、そこに至るまでの葛藤や想いを綴っている。 二人とは言いながらも、ユリイ自身の思想の一部には変わりない。 生きている中で変わったもの、失っていたもの、そういったものを掘り起こして植え付けるような感覚で、自分自身に混在する思想や感情を分け与えたような存在。そうして生まれた人物はそのうち自分から剥離して、やがて自分とは違う人間になって一人歩きを始める。   2nd Story『それを僕らは神様と呼ぶ』も、同じく二人の主人公であり、これも自分の中にある、矛盾にも似た錯綜した感情から生まれたもの。 生と死を主題とし、生きる意志や希死念慮、希望と絶望、充実と不足、出会いと喪失、といったものを書いた。 『生きる理由』みたいなもので言えば1stもそれが一つの大きなテーマではあったけれど、今回はもっと重たいものにしたかった。 自分が抱える感情のうちの、いくつかの到達点のようなもの。 決して優しい物語ではないし、はっきり言うとかなり苦しくつらい話ではある。 しかし自分にはそんな必要だったし、誰かにとっても何か考えるようなきっかけになるかもしれない。   自分の為の作品でもあるが、それだけに留めるような紐付けの仕方はあまりしたくない。 完全な答えが用意されているというのは退屈になってしまう。 小説の為の音楽であり、音楽の為の小説でもあり、そしてそれを受け取ってくれる人の為の作品でもある。 どの作品にも共通しているのは、聴いた人・読んだ人の中で新たな物語が生まれる可能性を持っていること。 音楽は、何かを伝えるという点では少し不便な部分がある。でもだからこそ、その曖昧さや不明瞭さがあることで寄り添える部分もあるとも思える。 好きなように受け取ってもらえるのが一番良いと思う。   自分にとっての創作は、問いを投げかける行為でもあり、自身との対話でもある。 ひたすらに何かを探し続けている。自分を納得させられる物を求めている。 とても無意味なことかもしれない。 しかし、そうして迷い続けるというのは、歩みを進めていることとも言える。   <月詠み・ユリイ・カノン> ◆Mini Album『それを僕らは神様と呼ぶ』 2025年2月26日発売 <収録曲> 1 死よりうるわし 2 夜明けのラズリ 3 心燃ゆ 4 ナラティブ 5 秋うらら 6 導火 7 ハクメイ 8 それを僕らは神様と呼ぶ

    2025/03/03

  • Karin.
    「普通」ってなんだろう。
    「普通」ってなんだろう。

    Karin.

    「普通」ってなんだろう。

     2025年2月26日に“Karin.”が自身初となる弾き語りEP『嘘が甘いから-ep』をリリースしました。初めてステージに立ったときから大切にしている、弾き語りでの演奏と改めて向き合い、制作を行なった今作。リード曲「嘘が甘いから」は、当時、神戸の高校に通う生徒の進路について相談を受けたことをきっかけに、将来の夢を追うひとへのエールソングとして制作された1曲です。    さて、今日のうたではそんな“Karin.”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、リード曲「 嘘が甘いから 」にまつわるお話です。何かを成し遂げたい、何者かになりたい、だけどそれがなかなかかなわない。今日も生きる理由を探し続けているあなたへ…。ぜひ今作と併せて、エッセイを受け取ってください。   「普通」ってなんだろう。  一体どこまでが普通で、どこからが可笑しいのか僕には分からなかった。   多様性を認め合うことが求められる現在、僕達は“他人との違い”を素直に受け入れられるのだろうか。  人と違うことをアピールする場が手軽かつ増えすぎてしまった結果、今この世の中はアイデンティティが飽和しているのではないかと僕は思っている。    僕達は物心ついた頃から競争世界の中で生きてきて、その箱が急に取り去られたなら、残った者は生きがいを失うのかもしれない。    自分が他者と違うこと、それだけでも生きる意味には繋がらないのか。   “生きるのに理由はいらない”と誰かは言うけれど、その言葉だけで生きていけるほど人間は強くない。  “生きがいが欲しい” “何かを成し遂げたい” “何者かになりたい”  結局、人は社会の中で生きるための大義や名分がないと生きていけないのだ。   僕はいつも他人からの評価がないと、生きている心地なんかしなかった。   周りから求められた自分がどんどん本来の自分の姿と離れてしまった末路、自分がずっと拠り所にしていたものが呆気なく他者に否定され、誰かが創り上げた僕ではない僕が、それでも今日も一人で生きる意味を探し続けている。   <karin.> ◆紹介曲「 嘘が甘いから 」 作詞:Karin. 作曲:Karin. ◆弾き語りEP『嘘が甘いから-ep』 2025年2月26日発売 <収録曲> 01.嘘が甘いから 02.低体温症 03.生まれた時のこと

    2025/03/01

  • FINLANDS
    わたしが生きている理由はあなただ。
    わたしが生きている理由はあなただ。

    FINLANDS

    わたしが生きている理由はあなただ。

     2025年2月12日に“FINLANDS”が約4年ぶりとなるオリジナル・フルアルバム『HAS』をリリースしました。コロナ禍の時期も絶えること無くライブ活動を継続し、精力的にデジタルリリースを重ねてきたFINLANDS。今作には、この4年の間に遂げた、さらなる成長の姿を余すことなく詰め込んだ全12曲が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“FINLANDS”の塩入冬湖による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、収録曲「 HAS 」にまつわるお話です。自身が今まで得て持ってきたものから生まれたアイデンティティとは。そして、音楽を作ることが出来るその理由とは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 いつか別れる日が来るのだと思う。 人は。 人の死も見てきたし、どれだけずっと一緒にいた人もぱったり会わなくなれば会おうともせず生活の中からその人だけがさっぱりと消えていく。 そうして、人はしっかり「別れ」というものを寂しくても寂しくなくても経験するんだと思う。   わたしは未来が想像出来ない。 FINLANDSの展望を聞かれた時も明確に答えられたことがなく、インタビューの最後の質問にありがちなこの問いにいつものらりくらりと、「健康にツアーをまわり切りたいですね!」なんて言葉しか出てこない。中学生でももっと気の利いた言葉を出せそうなものだ。   これは昔からそうなんだと思う。 だけど、夫との日々ではよく、50歳になったら、80歳になったら、100歳になったら、もしもこの先研究が進んで150歳まで生きられるようになったら、なんて話をよくする。 ただ、もしも話の範疇であり、何歳でどうのこうのというライフプランというもの(保険のチラシで読みました)はない。   死ぬ時は一緒に死にたい。と本気で口にする。 あなたがいない世界に価値はないと本気で思うからだ。 だって87歳まで生きるとして、あとお花見が出来るのは53回、閏年に今年2月少な。と言えるのは21回くらい。オリンピックを見る事ができるのだって21回くらい。お誕生日をお祝いできる事だってあと53回くらい。 一緒に眠れる日だって最大で19345日くらい。   いつもそんな事を考える。 じんわりと寂しくなる。 夫はそんな長生きできないよ。 と、論点のずれた答えをさっぱりと出して終える。ばっさりとしている。 わたしは気にせず続ける。 きっと夫は聴いていない。   でもその度に毎回それでも最後死ぬ時、いつなのかはわからないけれど、その時わたしの身体は頭は今以上にあなたで構築されたわたしになっているのだろうな。と思う。 わたしの今まで持ってきたもの、あなたが今まで持ってきたもの、これから別々に得ていくもの、思い、これから同じ時間で得ていくもの、知っていくもので互いを満たし合えたらなんて愛おしい事なんだろうと思う。   あなたはわたしのために生きているわけじゃない、わたしもあなたのために生きているわけじゃない、だけど、わたしが生きている理由はあなただ。 あなたを喜ばせる仕組みくらい忘れないままいつか体と心をしっかり満タンにあなたで満たして命を終えたい。 そう思っていつも心を取り戻している。   思いを伝える。それがわたしが今まで得て持ってきたものから生まれたアイデンティティなのだと思う。   音楽を作ること以上に楽しいことはない。 だが、わたしが音楽を作ることが出来るのは叶っても叶わなくても人を最大の心で思うことが出来るからだ。     <FINLANDS・塩入冬湖> ◆紹介曲「 HAS 」 作詞:塩入冬湖 作曲:塩入冬湖 ◆オリジナル・フルアルバム『HAS』 2025年2月12日発売   <収録曲> 01.ララバイ 02.わたしたちのエチュード 03.東京エレキテル  04.ナイトシンク  05.割れないハート 06.VS 07.ピース  08.like like  09.シルエット 10.キスより遠く 11.CLASSIC 12.HAS

    2025/02/28

  • ガラクタ
    俺は「バンドマン」になれているのだろうか。
    俺は「バンドマン」になれているのだろうか。

    ガラクタ

    俺は「バンドマン」になれているのだろうか。

     2025年2月26日に“ガラクタ”が新作EP『雨のち君で晴れに変わる』をリリースしました。全6曲入りとなっており、映画『フグとタコと僕らのミライ』主題歌「ボーイズアンドガールズ」、山本舞香主演、堤幸彦原案&演出、中京テレビ開局55周年記念ドラマ『令和の三英傑!』主題歌「あくびがうつる」など、ガラクタ初の映画、ドラマ主題歌に加え、新曲2曲を含む全6曲を収録されています。    さて、今日のうたではそんな“ガラクタ”のはる(Vo&Gt)による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、収録曲「 一目惚れ 」「 あくびがうつる 」「 ボーイズアンドガールズ 」のお話です。それぞれの楽曲に込めた想いや、まつわるエピソードを歌詞と併せてお楽しみください。 自分の内面を書くことは好きではないです。 なぜなら恥ずかしいから!   自分がどんな人間なのか見透かされる気がして、歌詞にするのは大抵妄想上の誰か。 ペルソナを作って、そいつになりきって歌詞を書いてます。   ・男子 ・高校一年生 ・帰宅部 ・恋愛経験少なめ ・趣味に没頭 ...   どんどん書き出していって、   いやこれ俺じゃね?   こうなってしまったからにはしょうがない。 と、「一生片思い」ぶりに、自分から素直に出てくる言葉で、「 一目惚れ 」の歌詞を書きました。   春のせいにしたり、未来でもう一度会いたいとか、逃げてばかりですが、いつか練りに練った脚本通り、話しかけれたらいいですね、、     EPのリリースが決まってから、納期の最後の最後まで作っていて、過去イチ自信がある、と言っていいほどの楽曲になっています。「一目惚れ」をEPの一曲目に持ってくることは、勇気のいる決断でしたが、6曲を通して、今のガラクタを知ってもらえる名刺的な1枚になったと思います。ぜひ6曲通してお楽しみください!     「両思いだとあくびがうつるらしいよ!」   って小学生のときの噂を思い出した。 恥ずかしながら、当時の自分は、無理矢理にでも好きな人と同じタイミングであくびしてやろうと思ってた時期もあるくらいで、、   実際に、あくびは、親しい人ほど、その相手に対する共感や関心が高ければ高いほど、うつりやすい、という研究結果が出ている、らしい。   これほど幸せな自然現象って他にある?   「 あくびがうつる 」というタイトルだけで幸せだ、と断定できるほど、素敵な言葉を思い出させてくれた小3の俺ありがとう。     ガラクタ初となるドラマ主題歌の書き下ろし楽曲で、メンバーと話した夢の一つでもありました。より一層、気の引き締まる思いで、楽曲制作に挑みました。イントロのギターリフなど、歌詞だけではない部分で、火照ってしまうくらい暖かい楽曲を作れたかな、と思います。   あくびがうつるくらい大切な人を思い浮かべて聴いてください!     「 ボーイズアンドガールズ 」   3月で大学を卒業し、4月から晴れて正真正銘の「バンドマン」となる。今までは、両方の甘い蜜を吸って生活していた。 大学の卒業制作があるから、曲作らないといけないから、何をやるにしても自分の中で言い訳してた。   この春から、周りの友達はみんな就職して、「社会人」になる。 俺は「バンドマン」になれているのだろうか。   初めてエレキギターをアンプに繋げて、スタジオで歌った日 初めてオリジナルの曲を作って、メンバーに聴かせた日 初めてステージに立って、お客さんの目を見て歌った日   きっと側から見たら、バンドマン以外の何者でもないだろう。   輝ける場所は人それぞれ。 そんな場所に巡り会えるか、今ある環境をその場所にするか。 俺は今、巡り会えてる気がする、そんな幸せなことは他にない、正真正銘のバンドマンになれるよう、これからも曲を作り続けます!   <ガラクタ・はる(Vo&Gt)> ◆新作EP『雨のち君で晴れに変わる』 2025年2月26日発売 <収録曲> 01.一目惚れ 02.あくびがうつる 03.したいことリスト 04.デートしよ! 05.ボーイズアンドガールズ 06.愛してるだけ  

    2025/02/27

  • 3markets[ ]
    恋人たちよ手を繋げ 僕の分まで繋いでくれ
    恋人たちよ手を繋げ 僕の分まで繋いでくれ

    3markets[ ]

    恋人たちよ手を繋げ 僕の分まで繋いでくれ

     2025年2月26日に“3markets[ ]”がメジャーファーストアルバム『SUPER DUST BOX』をリリース! さらに発売前となる2月5日には収録楽曲のすべてを先行配信いたしました。2025年3月からは全国14ヶ所を回るメジャー初ツアー『ゴミ箱から愛を込めて』も開催予定。メジャーアルバムリリース後の初のツアーとなります。    さて、今日のうたではそんな“3markets[ ]”のカザマタカフミによる歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回。綴っていただいたのは、収録曲「 パスタラビスタ 」にまつわるお話です。「スリマのおかげで彼女ができました!」という声をもらうとき、喜びと同時に浮かぶ気持ちは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください! 「中学生にもわかる言葉で」をモットーに歌詞を書いてるんだけど… アスタラビスタって知らないよね…俺はこの言葉はマンガで覚えたんだけど、「また会おう」みたいなスペイン語。頭もよくなるね。最高のバンドだね。   いやーさー、もうこれavexの人に「歌詞が気持ち悪い」って言われてめっちゃ嬉しいんだけどさ、   あのね、メジャーデビューしたじゃん。したのに彼女いないじゃん? 孤独じゃん?   たまにね、 「スリマのおかげで彼女ができました!」 みたいな、え?? なんかの広告か?? みたいなDMをいただくんすよ。   そりゃもう本当に嬉しいし、バンドやってて一番よかったって思える瞬間かもなんすよ。 自分の作ったもので人と人が出会うなんてうれしすぎてもう最高なんだけど、   それと同時に… 「おめでとう。なんで曲作った俺はひとりなの??」   っていう気持ちになることが多々あって。   引っ越してモテ部屋にしたのに、毎日毎日家で作業して 徒歩1分のコンビニでレトルトのパスタとカレーをずっと食べてて。   なんかおかしくない?? お前らのその輪の中に俺も入れてくれよ! 俺を間に挟んでハグしてくれよ!!   という気持ち悪い曲ですよ… でも本当うれしいし、これ以上幸せを望むなんてバチがあたりそうだけど、 俺も好きな人と手をつないだり!したい!!   と思って書いた曲ですよ…怖いんですよ…一人で死ぬのが… どうせ人間は一人で死ぬのにね…不思議だね……       というわけで、新曲3曲のコラム、 読んでくださった方、歌ネット様、ありがとうございました。     文字を書くの大好きです。お仕事と彼女ください。     ウソ。 彼女はウソです。自分で手に入れます。   <3markets[ ]・カザマタカフミ> ◆紹介曲「 パスタラビスタ 」 作詞:カザマタカフミ 作曲:カザマタカフミ   ◆メジャーファーストアルバム『SUPER DUST BOX』 2025年2月26日発売 2025年2月5日先行配信 <収録曲> 1 社会のゴミカザマタカフミ 2 アシタカフミ 3 出禁 4 ね。 5 サイゼ 6 底辺の恋(2025 ver.) 7 缶ビールとポテトチップス(2025ver.) 8 ムリ(笑) 9 レモン× 10 パスタラビスタ 11 INTJINTPENTJENTPINFJENFJINFPENFPISTJISFJESTJESFJESTPISTPISFPESFP 12 白紙

    2025/02/26

  • Bye-Bye-Handの方程式
    過去まで丸っと愛せるね。②
    過去まで丸っと愛せるね。②

    Bye-Bye-Handの方程式

    過去まで丸っと愛せるね。②

     2025年2月5日に“Bye-Bye-Handの方程式”がEP『nostalgic lovers』をリリースしました。今作には、自主制作音源を再録&初音源化した全5曲が収録されております。これまでのBye-Bye-Handの方程式を彩ってきた楽曲を最新アレンジでご堪能ください。    さて、今日のうたではそんな“Bye-Bye-Handの方程式”汐田泰輝による歌詞エッセイを2週連続でお届け! 今回は第1弾に続く第2弾です。自分にとっての歌詞とは、バンドとは。そしてBye-Bye-Handの方程式というバンドにおいて、ノスタルジーとは…。また、今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 エッセイという文章形態は今回初めて書く。 それは小説でもなくポエムでもなく 短歌でも詩でもない。   いつもは歌詞という枠組みの中で そこに誰かを入れて遊ばせてみたり、自分のリアルを切り取ってみたり、と様々。 歌詞はメロディが乗っかった言葉が必ずしも歌詞だとは思わない。それは読んだだけでこれは詩ではなく歌詞だと思えるものが確かにある気がするから。   昔からモノ作りが好きな子どもだった。でも完成してしまうと咄嗟に飽きてしまうのも自分なのである。常に自分の今つくる新しいモノに興味があった。 だからきっとあの頃の曲も同じ様にもう2度と開けることのないおもちゃ箱にしまっておいたはずだった。   それは昔のアルバムを見返す様な 校庭のタイムカプセルを掘り起こす様な 部屋の押し入れから何かを見つける様な あの感じにもしかしたら近いのかもしれない   確かに自分が書いたモノ、作ったモノ それは過去から未来の自分に託された 何かをそこから感じ取れたそんな感覚   だからふと思い出した、小学生の頃に埋めたタイムカプセルの事。今頃、大人になったあの時の同級生はもう掘り返したのだろうか。そんな事をそもそも思い出したりしているのだろうか。 気にしているのは自分だけだとするならこんな事続けて当たり前だ、当然の結果だ。 だから自分にとってのバンドは、そんなあの頃終わるべきだった、終わるはずだったほんの小さな遊びが、今もここでただ続いてるだけなのだ。   Bye-Bye-Handの方程式というバンドにおいて、ノスタルジーとは切って切り離せないものだと思う。だってずっと今の事よりも過去を歌ってきた僕らだから。 1秒先は未来で1秒前は過去だとすれば 本当の今というのは、過去を承認して認めていく先にあるものが“今”なのだと思う。   できれば花丸をあげたい。二重丸でも嬉しい 採点は誰にも任せちゃいけない、自分でやるから意味があるのだ。今日も満点じゃなくて良い、狙うはギリギリ合格点だ。   <Bye-Bye-Handの方程式・汐田泰輝> ◆EP『nostalgic lovers』 2025年2月5日発売 <収録曲> 1 熱帯夜と遊覧船 2 湿恋 3 自論文 4 君と星座の距離 5 Flower Dance

    2025/02/25

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