2025年5月7日に“ガラクタ”が新曲「キミに似合うワタシ」をリリースしました。同曲は、ドラマ『低体温男子になつかれました。』エンディング主題歌として書き下ろされた楽曲。自分に自信を持てない、恋愛に率先的になれない主人公が、自分と釣り合うはずのない憧れのひとに恋に落ちていく模様を描いたラブソングとなっております。
さて、今日のうたでは、そんな“ガラクタ”のはるによる歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「キミに似合うワタシ」にまつわるお話です。誰かや何かに似合う自分になりたくて、必死に釣り合おうとしているあなたへ…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。
ドラマ『低体温男子になつかれました。』
ED主題歌として書き下ろした楽曲になっています。
ドラマのタイアップということで、漫画原作や脚本を頭に入れて、制作期間はそれ以外の情報やエンタメをできる限り排除しました。
見た目のコンプレックスだったり、上手くいかなかった過去の恋愛のトラウマだったり、自分と重なる部分が多々あって。まるで自分が琴里さん(主人公)になっているような気分で、曲を制作することができました。
「恋愛ご無沙汰」という単語をメモに書き記してから、怖いくらいに歌詞がスラスラ出てきました。
意外にもいちばん悩んだのがタイトルでした。
いつもは最初にタイトルから考えるけど今回は違って、歌詞を改めて読んで「キミに似合うワタシ」と名付けました。
「○○に似合うワタシ」って色々あると思っていて、人によって演じている自分が違う時ないですか?
それってその相手に釣り合おうと、似合おうと必死な自分なのかなって思います。
どこからその自信が湧いてくるのかわからない居酒屋のキャッチしていたあいつや、集団になるとガタイが3割り増しになる野球部上がりのあいつ、とは違って、常に「自分なんかが…」が口癖な私は、日常生活から隣にいる人に釣り合うのに必死だったりします。
でもそんな“あいつら”も周りに釣り合おうと必死だったりして。
そう思ったらかわいいかも。
何に似合うワタシがいちばん居心地の良いワタシですか?
そんな居場所が見つけられたらいいねーって思います。
<ガラクタ・はる>