すり切れた空に

栗原良次

すり切れた空に

作詞:栗原良次
作曲:栗原良次
編曲:栗原良次
発売日:1991/09/21
この曲の表示回数:4,888回

すり切れた空に
時々自分がわからなくなるんだ
何を信じて生きればいいのだろう
答えてくれよ誰でもいいから
僕は誰を愛していいのだろうか

数え切れない人ごみの中で
震えながらしばらく立ちつくし
そっと空を見上げてから
僕はゆっくり歩き出したんだ

やけに寒いんだ
風に僕のジャケットが揺れるんだ
ふと僕の姿がガラスに映るんだ
夢見ているはずの僕なのに
やけにかすんでいるんだ

ふと涙がこぼれたんだ
ただ涙がこぼれたんだ

明日さえわからない夢が震えている
今にもこの手からこぼれて消えそうだ
一人になればいつも考える
先が見えればきっと楽になれると

いつの間にか僕は負けていた
この社会に牙を向けてたはずなのに
本当にお前はこれでいいのか
こんなところで倒れてもいいのか

すりきれた空に涙を捧げよう
しばらく僕は流すこともないから
もし君のところに雨が落ちてきたら
これはすべて夢の破片(かけら)だから

心に受け止めよう 心に受け止めよう
心に受け止めよう……

すりきれた空に涙を捧げよう
しばらく僕は流すこともないから
もし君のところに雨が落ちてきたら
これは世界の人の心だから

心に受け止めてくれ
何も言わず受け止めてくれ

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