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LIVE REPORT

POLYSICS

POLYSICS SHIBUYA-AX

2007年03月04日
@ SHIBUYA-AX

今では日本のテクノポップシーンの遺伝子を引き継ぐ唯一のバンドとなり、確固たる地位を築いたPOLYSICS。1980年代、独自のサウンドで世界中にニューウェイブムーブメントを巻きおこしたDEVOに憧れて、1997年にPOLYSICSを結成したハヤシ(G&Vo)。彼がバンドを結成してもう10年の月日が流れたのだ。 アニバーサリーライヴとなったこの日のライヴ、会場の入口には彼らのシンボルでもある歴代のツナギの衣装が展示され、さらにメンバーの登場を前に、結成当初からのライヴ映像が流れた。それだけでも楽しくて仕方がなかったのだが、肝心のライヴの1発目に持ってきたのは、1999年に発表された、初期の頃の楽曲「サニーマスター」。懐かしの曲がそろったセットリストの中、「ワトソン」や「プロテニス」など、2月28日に発売された最新アルバム『KARATE HOUSE』からももちろんピックアップ。さらにカヨ(Syn&Vo)のソロアルバムから「三つ編みヒロイン」、スピッツのカヴァーアルバムに収録された「チェリー」も披露。新旧問わず楽しめる楽曲陣に、彼らの変わらぬスタンスが垣間見えた。映像で見た10年前の姿と変わらないのだ。衣装の展示や、過去の映像、初期の音源などアンコール3回を含む全29曲、まるで“POLYSICS万博”のような、一度で彼らのおいしいところを堪能できる内容にファンは狂気乱舞して応えていた。