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LIVE REPORT

the peggies ライヴレポート

【the peggies ライヴレポート】 『the peggiesワンマンツアー2018 〜君のせいで最終バス乗り 過ごしたツアー〜』 2018年12月2日 at TSUTAYA O-EAST

2018年12月02日
@TSUTAYA O-EAST

『the peggiesワンマンツアー2018 〜君のせいで最終バス乗り過ごしたツアー〜』セミファイナルが12月2日、渋谷TSUTAYA 0-EASTにて開催された。2018年の締め括りとなるツアーでメンバー3人は、カラフルなポップネスを備えた楽曲、ロックバンドとしての魅力にあふれた演奏、メンバーのキャラが見えるステージングを含め、さらなる進化をハッキリと見せつけた。そして、2019年2月6日にはメジャー1stフルアルバム『Hell like Heaven』のリリースも決定!

元気良くステージに飛び出てきた3人。“the peggiesです! 楽しむ準備はできてますか!?”(北澤ゆうほ/Vo&Gu)という溌剌とした声とともにインディーズ時代からの人気曲「グライダー」でライヴをスタートさせた。続いてメジャーデビューシングル「ドリーミージャーニー」、この夏リリースされたデジタルEP『なつめきサマーEP』の収録曲「ちゅるりらサマフィッシュ」などを披露。弾ける笑顔でシャープなビートを叩きまくる大貫みく、骨太のベースラインでバンドのボトムを支える石渡マキコ、難易度の高いフレーズを弾きながらポップな歌を響かせる北澤。それぞれのプレイヤーとしての成長がバンドの進化に直結した、素晴らしいステージが繰り広げられた。

中盤では初期の楽曲「ヘルズ」「JAM」も披露。10代特有の葛藤や痛みを反映させた楽曲を20代の彼女たちが真摯に演奏するシーンは、全ての観客の心を強く揺さぶったはずだ。さらに最新シングル「君のせい」、2月に発売されるアルバム『Hell like Heaven』に収録される新曲も出し惜しむことなく魅せる。最新型のthe peggiesが体感できたことも今回のツアーの大きな収穫だったと思う。

アンコールでは、この日に23歳の誕生日を迎えた北澤を祝ってバースデーソングを合唱。石渡から北澤の大好物である寿司をプレゼントされ、美味しそうに頬張る場面も。ラストは観客への愛を込めた「BABY!」でライヴはエンディングを迎えた。4月からは自身最多となる全国16カ所の全国ツアーも決定したとの報告もあり、2019年はthe peggiesにとって大きな飛躍の1年になりそうだ。

取材:森 朋之

the peggies

ザ・ペギーズ:中学校の同級生で結成し高校生時代から都内ライヴハウスを中心に本格的に活動を開始。2014年11月に初の全国流通音源『goodmorning in TOKYO』をタワーレコード限定でリリース。16年12月8日に行なった渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライヴでメジャーデビューを発表し、17年5月にシングル「ドリーミージャーニー」でメジャーデビューを果たした。