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LIVE REPORT

グッドモーニングアメリカ ライヴレポート

【グッドモーニングアメリカ ライヴレポート】 『502号室のシリウスツアー FINAL SERIES』 2018年3月25日 at 渋谷TSUTAYA O-EAST

2018年03月25日
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グッドモーニングアメリカ最新アルバム『502号室のシリウス』東名阪レコ発ワンマンツアーファイナルは、アンコールを含め全25曲を走破する圧巻のショーを披露! 7月11日にはデビュー10周年記念ベストアルバム『the BEST HIT GMA』、前身バンド・for better, for worseのベストアルバム『COMPLETE BEST』の2枚同時発売が決定、大きな節目を迎える彼らの熱情的なライヴは必見だ。

“10年分(現4人体制で今年10周年)の想いを込めて歌います!”と金廣真悟(Vo&Gu)が言い、本編ラストに放たれた「ハルカカナタ」に魂を根こそぎ奪われた。顔を紅潮させ、首に青筋を立て、全身全霊で歌に没頭する姿は鬼気迫るものがあった。何かが吹っ切れたような尋常じゃない熱さは、今のグッドモーニングアメリカを象徴しているかのよう。
最新5thアルバム『502号室のシリウス』レコ発ファイナルは、特攻隊長・たなしん(Ba&Cho)が会場エリア奥から歩いて登場。のっけから観客をざわつかせ、「風と鳴いて融けていけ」で本編スタート。続けて「キャッチアンドリリース」「アブラカタブラ」とノリのいい楽曲を投下すると、ダークな色合いを浮かべたメロコア調の「The Sheeple」ではサークルモッシュが起こり、ペギ(Dr&Cho)の劇的なドラムが映える「そして今宵は語り合おう」では壮大なエネルギーで聴く者を包み込む。

後半に入っても金廣がハンドマイクで「フライデイナイト」を飛び跳ねながら熱唱すると、観客もジャンプして全力で曲を楽しんでいるようだ。そして、“高校の同級生とずっとバンドをやってるとは思わなかった。まだ夢の途中なので付いて来てください!”と呼びかけたあと、ストーリー性豊かな「She's...」が感動的に響いた。他に「言葉にならない」や、Wアンコール曲「また会えるよね」では怒濤の2ビートで突っ走るパンク魂も炸裂! 火の玉のごとき衝動と雄大なスケール感で聴かせる曲調との対比を際立たせながら、何よりもパッションありきの剥き出しの歌声と演奏に激しく心を揺り動かされた。

撮影:watanabe'kool'syo/取材:荒金良介

グッドモーニングアメリカ

グッドモーニングアメリカ:ギターロック、メロコアなどを融合した音楽性、圧倒的なライヴパフォーマンスによって急激に注目度を高め、13年5月に発表したメジャーデビュー作でもある1stフルアルバム『未来へのスパイラル』がオリコンチャート11位を記録。14年には2ndアルバム『inトーキョーシティ』、15年には3rdアルバム『グッドモーニングアメリカ』を発表し、同年11月には初の日本武道館公演を成功させた。