1月8日、渋谷WWW XでORESAMAのワンマンライヴ『ワンダーランドへようこそ〜in Shibuya WWW X〜』が開催された。2018年の初ライヴとなる本公演はチケットがソールドアウトし、大勢のファンでフロアーがいっぱいになっていた。開演時間となり、オープニング映像が流れ、サポートメンバーとともに、ぽん(Vo)と小島英也(Gu)がステージに登場。大きな歓声と拍手を受け、ぽんが“ワンダーランドへようこそ!”とファンに呼びかけ、「銀河」でライヴはスタートした。続けて「Listen to my heart」を聴かせたあと、“去年の今頃は自分たちのワンマンライヴで2018年を始めることができるなんて思ってもいなかったので幸せだなと思いながらここに立っています。今日はみんなにとっても、私たちにとっても特別な夜になるように、新年一発目、このステージに全力を注ぎたいと思います!”と嬉しさと感謝の気持ちを伝え、アニメ『魔法陣グルグル』の主題歌「Trip Trip Trip」、アニメ『オオカミ少女と黒王子』のエンディングテーマ「オオカミハート」をはじめ、渋谷にぴったりの楽曲「迷子のババロア」など軽快なポップスからしっとりと聴かせるミディアムチューンまで、ORESAMAならではの幅広いサウンドとバリエーション豊かな世界観の楽曲を繰り出し、観客を自分たちのペースに巻き込んでいく。
サポートDJのMONICOが「恋のあじ」「Waiting for...」「ドラキッズ」などをメドレーで流して会場をさらに熱く盛り上げると、後半戦に突入。力強い歌声を聴かせてくれた「アイヲシル」、ポップな世界が広がる「Dreamin’ Pops」を演奏した後、嬉しいお知らせが! “そろそろ私たちも今のORESAMAをかたちにしたいと思っていたのですが、ついに4月11日、ORESAMAメジャー1stアルバム『Hi-Fi POPS』リリース決定しました!”と発表し、4月15日にワンマンライヴ『ワンダーランドへようこそ〜Hi-Fi Party in LIQUIDROOM〜』の開催決定も告げられた。さらに、ニューアルバムの中からリード曲となる「Hi-Fi TRAIN」も初披露。疾走感あふれる新曲はORESAMAの勢いがしっかりと感じられる作品になっていた。その勢いのまま「ワンダードライブ」「流星ダンスフロア」を畳み掛け、“今年が素晴らしい年になるように願いを込めて、最後はこの曲を聴いてください”と言って、「ねえ、神様?」で本編を締め括った。
アンコールでは「乙女シック」を披露。手拍子で会場がひとつになり、歌い終わったあとにぽんが“今日は本当にありがとうございました!”と呼びかけると大きな拍手が起こり、温かい雰囲気のままライヴが終了した。昨年5月に再メジャーデビューし、その後3枚のシングルをリリースするなど、精力的に活動を続けてきたORESAMA。ニューアルバムのリリース、そして次のワンマンライヴも決定し、2018年は昨年以上に飛躍の年になるはず。4月の恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンではどんなステージを観せてくれるのか、今から楽しみだ。
撮影:江藤はんな/取材:田中隆信
ORESAMA
オレサマ:渋谷から発信するふたり組ユニット。ラブコメやディスコといった“バブル”カルチャーを“憧れ”として取り込み、80'sディスコをエレクトロやファンクミュージックでリメイクしたミュージックを体現! その新感覚はイラストレーターうとまる氏のアートワークやミュージックビデオと相乗効果を生んで新世代ユーザーの心を捉えている。