Uta-net

ライブレポート

検索

メニューを開く

LIVE REPORT

Dragon Ash

『20th Anniversary Live Show 「MIX IT UP」』

2017年02月21日
@EX THEATER ROPPONGI

初リリースから20周年を祝うアニバーサリーライヴは「天使ノロック」で幕を開けた。ステージ背面の巨大LEDが煌々と光る中、メンバー全員が影絵のように蠢く演出で、1曲目から会場は活気付く。それから当日に配信リリースされたばかりの「Mix It Up」へ。エレクトロ強めのカオスなミクスチャー音でフロアーをさらに掻き回す。そして、「Walk with Dreams」からメロディーを際立たせた大人っぽい側面をアピールする楽曲が続き、Kj(Vo&Gu)がアコギを持つと、お祭り曲「Freedom」を機に再び熱狂図を作り上げていく。

中盤すぎにはミクスチャーブームを牽引した初期の名曲「Let yourself go, Let myself go」をプレイ。やんちゃなノリと大人びたクールさがカクテルのように混ざり合い、18年前の楽曲とは思えない鮮烈な響きを放つ。KenKen(Ba)のバキバキのスラップが炸裂する「The Live」、「Amploud」と畳み掛け、後半戦も俄然ヒートアップ! ”俺たちの曲がみんなの支えになったら”とKjが言うと、3月に出る新曲「Beside You」を披露。スクリーンには黄金色のデザインが煌めき、美メロ立つスケール感のある曲調は20年の歩みを全て詰め込んだ説得力に富んでいた。いやぁ、これは名曲だ。本編を「光りの街」で締め括るとアンコールは祝福のケーキとともにバースデイソングを観客が大合唱する場面もあり、ファンと一緒にバンドの歴史を振り返りながら、明るい未来を提示する選曲に心から感動した。