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LIVE REPORT

Mrs. GREEN APPLE

『In the Morning Tour』

2016年12月07日
@TOKYO DOME CITY HALL

3階建てのバルコニー席が取り囲む、最大キャパ3,200人のTOKYO DOME CITY HALL。ミセスにとって初の大ホール公演のはずだが、まるでそんな気がしないのは、5人があまりにも堂々としていたから。1曲目「VIP」から明るくアッパーな曲を畳み掛け、大森元貴(Vo&Gu)がハンドマイクで駆け回る。スクリーンに映るメンバーはみんな笑顔。オーディエンスも笑顔で、クラップ、ワイパー、ジャンプ、体いっぱいに使って大はしゃぎ。6曲目「L.P」からシリアスな曲調へ徐々に移行し、若井滉斗(Gu)が猛烈にエモいソロをぶちかます「ツキマシテハ」は、もはや鋼鉄のへヴィロック。と思いきや、次は元貴の弾き語りで未発表曲「光の詩」を、オーディエンスがかざすスマホのライトの中で幻想的に。鮮やかなこの落差、これぞミセス。1月11日にリリースされるニューアルバム『Mrs. GREEN APPLE』からの「Just a Friend」は、ロックアンセム系ミドルチューンで、続く未発表曲「REVERSE」は骨太なダンスロック。途中、若井によく似たラッパー、MC.WKの乱入があったものの、気を取り直して後半へ。最新シングル「In the Morning」はポップでアップでとことんキャッチー、ライヴで輝く新たな代表曲になることは確実だ。山中綾華(Dr)と?野清宗(Ba)のパワフルなリズム隊もパーフェクト。さらにタオル回しの「リスキーゲーム」など鉄板曲を並べ、「愛情と矛先」の大合唱で本編は終了するが、鳴りやまないコールに応えて「我逢人」と、藤澤涼架(Key)がフルートを吹く「庶幾の唄」のダブルアンコールでハッピーエンド。曲の良さにライヴが追い付いて、大ブレイク待ったなし。2017年はすごいことになるぞ。