今作のミュージック・ビデオはレコーディングスタジオにカメラが潜入。プロデューサー奥田民生が、原曲のリアレンジはもとより、自身でギター・ベース・ドラム・パーカッション等、様々な楽器演奏やコーラスをつとめる様子、奥田プロデューサー指揮のもと、歌う大橋やオルガンを弾く常田のパフォーマンスシーンがおさめられている。ときおり、談笑、ときおり、一服、などリラックスした姿も垣間見られ、レコーディング密着ドキュメンタリーさながら、“全力感”あふれる作品に仕上がった。
また、今作は全篇にわたり、大橋が書いた「全力少年」の歌詞が描かれており、プロデューサー奥田民生の大ヒット曲「イージュー★ライダー」(1996.6.21発売)のオマージュ的な作品であるところも見逃せない。
今作は、デビュー以来、一貫してセルフプロデュースにこだわり楽曲を制作してきたスキマスイッチのふたりが、はじめて自身の制作にプロデューサーをむかえた意欲作。『自分たちの曲が他のアーティストの手でどう変化していくのか、興味があった』と語っており、常に“おもしろいこと“を発信してきたスキマスイッチの新しい試みに期待は高まる。
プロデューサー奥田民生も既発曲のリアレンジ・リプロデュースを手掛けるのは、自身のキャリア上初の試みとなり、スキマスイッチと奥田民生による音楽的ケミストリーで新しく生まれかわった「全力少年」をぜひ体感して欲しい。