ニューアルバム『宇宙図書館』ジャケットアートワークと最新MV公開!

 11月2日に38作目となるオリジナルアルバム『宇宙図書館』をリリースするユーミンこと松任谷由実。そのジャケットのアートワークが公開となった。今作のアートワークを手掛けるのは前作「POP CLASSICO」に続き、アートディレクター 森本千絵が担当。

 今作のテーマ、この世のすべての叡智が集まる場所“宇宙図書館”を巨大な本棚に例えビジュアル化し、そこに宇宙から舞い降りたジャンヌダルクを思わせるようなユーミンが神々しくたたずむ、壮大な大人のファンタジー作品となっている。
 
 今回CGを一切使用せず、撮影にもフィルムを使用。真ん中の空間のゆがみも含め、ユーミンのツアーセットを手がけるスタッフが1から制作。スタジオに高さ約5メートル幅約8メートルの巨大な本棚のセットを組み、足元には水面の反射を映し込む為に、8トンの水を使った墨汁の漆黒のプールを設置。撮影は立て込みから丸3日間かけて行われた。

 そのジャケットアートワークと連動したアルバムタイトル曲『宇宙図書館』のミュージックビデオが完成。現実なのか夢なのか、年代不明の古い映画のような質感の映像は、例えて、脳内SFとも言えよう、まるで寝ている間に脳内でみる夢のような映像。時空を超えた新しくも懐かしい今作のアルバム『宇宙図書館』のコンセプトを映像で体感できるミュージックビデオに仕上がっている。

 MVの映像中で白馬に乗ったユーミンが登場する。44年のキャリアの中、ジャケットやミュージックビデオで馬と共演するのは意外にも初めてのこと。前述の宇宙から舞い降りたジャンヌダルクを思わせるような姿のユーミンが白馬にまたがると、撮影スタジオはまるでSF映画の舞台に。登場した白馬の名は“カムイ” 。午年生まれのユーミンとの相性は抜群。アイヌ語で神格を有する高位の霊的存在を意味するその名のとおり、高貴な雰囲気をまとい、ユーミンとの共演にも終始おだやかな演技をみせた。