この曲は、2012年から1年間NYへ音楽・語学留学した経験から生まれた「ありがとうソング」。ハーレムで培ったゴスペル仕込みの歌声でつづられたのは、実際に夢を追いかけNYへと飛び立った彼女が体験した、遠く離れ届かない感謝の気持ちと、後悔、そして未来への決意。冒頭から「『ありがとう』歌っても 涙止まんない no more」というサビが印象的な楽曲だが、普段なかなか素直に口に出せない「ありがとう」を、15歳・女子高生の當山みれいなりの世界観で見事に表現している作品だ。
“イエスマン”たちに痛烈な疑問符をなげかけた全作「I Wanna NO〜」に対し、「叫んでもわめいても 虚しく I just can't say goodbye」と切なすぎる別れを描いた王道の旅立ちソングだ。どちらも15歳の彼女が自ら作詞・作曲を手掛けた楽曲ということで、“20世紀生まれ最後のモンスター”という異名を持つ彼女のソングライティングから目が離せない。









