幻の東京ドームライブ映像が奇跡の復活!

 尾崎豊のDVD&Blu-ray作品「LIVE CORE 完全版〜YUTAKA OZAKI LIVE IN TOKYO DOME 1988・9・12」が3月20日リリースされることが決定した。

 これは、BIG EGGという名で親しまれていた東京ドームで、まだ音楽アーティストがコンサートを開催するのが稀だった1988年9月12日に尾崎豊が行ったコンサートの一部始終を映像におさめた完全版。今まで、諸事情により映像化が困難を極めていたが、尾崎豊没後20周年プロジェクトの最後を飾るプロダクツとして、関係者が倉庫から幻とされていた収録素材を発掘。緊急リリースとなった。

 尾崎豊はデビュー後、「卒業」が大ヒットし、サードアルバム「壊れた扉から」が大ヒット、一躍10代の代弁者として一世を風靡するが、20歳になり、突然無期限活動休止を宣言し、単身渡米。長い沈黙と充電期間をとり帰国後レコード会社を移籍。しかし覚せい剤取締法違反で逮捕。復帰後、「太陽の破片」というシングルを発表し、生涯たった一度のTV出演で歌う。そして再起をかけて挑んだライブがこの東京ドームライブである。

 尾崎豊史上最大規模5万6千人を動員。精神的にも肉体的にも厳しい状況の中で行われた一夜だけのこのライブは、苦悩しながらも突き抜けようとする尾崎豊の一瞬が凝縮されたすさまじいものになっていて、当時観客として訪れた尾崎ファンからは伝説のライブとして今でも語り草となっている。

 また、作品内容の完全版と冠するにふさわしい充実のノーカット2時間56分。当日ライブを行った全26曲を完全収録。映像もすべて佐藤輝監督により再編集し、しかもマルチレコーディングされていた音源を須藤晃氏のもとで今回はリミックス。 制作ノート発表〜尾崎豊展開催〜映画上映と続く没後20周年の最後を飾る強力映像作品となっている。