ツアーファイナルでサプライズ新曲披露!

 シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演「ダイハツ コルテオ」のイメージソングに起用された珠玉のバラード「コルテオ 〜行列〜」や疾走感と爽快感溢れるTOYOTA ハイブリッド・セダン“SAI”のCMソング「新しいYES」などを含む約3年ぶりのオリジナルアルバム「MAIDEN VOYAGE」がロングヒット中のシンガー“Salyu”。

 初のセルフプロデュースとなったアルバムと同様にセルフプロデュースによるツアー“Salyu Tour 2010 MAIDEN VOYAGE”が5月15日(土)に昭和女子大学・人見記念講堂での追加公演をもって、全国10都市12公演で約25,000人を動員したツアーが最終日を迎え、この日はアンコールでプロデューサー小林武史が登場し、2010年夏にリリースされる新曲「LIFE」を披露。ライブを楽しんだ多くのファンにとって嬉しいビッグサプライズプレゼントとなった。

 大海原のような人生をどんなときもまっすぐに前に進んでいける強い精神=船をつくっていきたいという想いを込めたアルバムタイトル「MAIDEN VOYAGE」=“処女航海”にちなんだ内容で、「旅」テーマにセットリストや舞台、映像や照明までこだわり抜かれた演出の中で、「コルテオ 〜行列〜」や「新しいYES」「to U」など本編は演奏会のようなホールならではの空間で進んだ。

 さらにアンコールでは一変し「Salyuのライブは本編がコンサートで、アンコールがライブハウスです。一度で二度おいしいでしょ?みんな最後まで楽しんで!」と全員がスタンディングで手拍子の中で「風に乗る船」などの演奏を終え、2時間半にもおよぶライブを終えたSalyuとバンドメンバーが挨拶をすると、「今日は、ファイナルということでもう一人みなさんにご紹介したい人がいます」とSalyuの呼びかけでプロデューサーの小林武史氏が登場した。

 「ツアーファイナルということで、何を演奏しようか迷ったのですが、難易度の高い曲を選んでしまいました。みんな時間のない中で頑張ってもらい、今日演奏できます。それは新曲です。まだ完成前なので、スタジオライブのような制作過程を見ていただくつもりで聴いてください。」と話す小林武史に応え、Salyuが「聴いてください、『LIFE』!」と演奏が始まると、ブラスが高らかになるイントロから会場中で手拍子が沸き起こり、夏を思わせる爽快感たっぷりな楽曲が披露された。サプライズでの新曲披露というプレゼントに多くのファンが歓声と拍手で応え、大盛り上がりの中ライブは終了した。