みちのく渡り鳥

親にもらった 命が二つ
歳のはなれた お前と俺が
共に歩いた 幾年月か
つらい時には なぐさめあって
語りあかした 旅の宿
なあ兄貴 弟よ
俺たちみちのく渡り鳥

今は何んにも 見えないけれど
母の血をひく お前と俺が
力合わせて 山坂を
上り下りは どこにもあるさ
辛抱我慢を 分かちあい
なあ兄貴 弟よ
俺たちみちのく渡り鳥

今日も明日も 夢追う身なら
まわり道でも お前と俺で
花と咲かせる その日まで
故郷のなまりは 心の支え
これが二人の 門出節
なあ兄貴 弟よ
俺たちみちのく渡り鳥
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