さだめの海

背伸びしたって 見えぬ明日(あす)
ふたりの暦(こよみ)は 捲(めく)れない
宿命(さだめ)と云う名の あなたの海に
心もからだも 投げ出したのは
霧に霞んだ 夜でした

幸せそれとも 不幸せ
どうして世間が 決めるのか
宿命(さだめ)と云う名の あなたの海で
燃えてもだえて 溺れるほどに
思慕(おもい)なおさら 深くなる

離れられない 離れない
この世で添えない ふたりなら
宿命(さだめ)と云う名の あなたの海を
小舟に揺られて 抗(あらが)いながら
たどり着きたい 次の世へ
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