大川くだり

ちょいとごらんよ 三日月さまが
舟の後ろを ついてくる
好いて好かれて その気になって
人目忍んで ゆらゆらゆらり
濡れてみたさの エェ~大川くだり

差しつ差されつ 着物の裾も
いつか乱れて 宵灯り
とめておくれよ 浜町河岸に
いっそ朝まで ゆらゆらゆらり
浮き世捨てましょ エェ~大川くだり

いやだいやだよ 別れるなんて
帯もとかずに このまんま
清州橋から 永代橋へ
夢も流れて ゆらゆらゆらり
ほんにせつない エェ~大川くだり
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