鏡の花

忘れられないひとがいて
踏みだせないと笑ってた
あなたの背中追いかけて
わたしじゃだめですか…
あゝ鏡の中に咲く花に
恋しているような そんな気がして
いたたまれずにうちあけた夜でした

忘れちゃいけないひとならば
忘れなくてもかまわない
一生分の勇気です
わたしじゃだめですか…
あゝ鏡の中の花じゃない
この世の花だから そばで咲かせて
ふるえる声でうちあけた恋でした

あゝ電車の音が聞こえてた
あなたの胸の中 抱き寄せられて
やさしい雨が降りしきる夜でした
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