夜雨抄

雨になるほど 涙を流し
あきらめました
あなたの心にいる女性(ひと)に
あたしは一生叶わない
あゝ生きてる女性(ひと)でもないものを
小娘みたいなわがままを
空を見上げて 詫びながら
夜雨(よさめ)に濡れる わかれ道

風が吹くほど ため息ついて
覚悟しました
つくしてみたけど あたしでは
やっぱり代わりになれなくて
あゝ小さな荷物で押し掛けた
小娘みたいなわがままを
あの人許してくれたのは
淋しさゆえと 知ってます

あゝ不器用もので済まないと
息を切らして追いかけて
くれたあなたの胸の中
夜雨に濡れる 冬の駅
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