雨のなごり坂

夜に咲く 花が散る 坂道に
すすり泣くよな 雨が降る
恋しくて この心 燃やしても
明日(あす)は他人の 雨宿り
これが最後ね ねぇ…あなた
なんでこんなに 辛くする
あと少し もう少し そばにいたいから
離れない…離さない 雨のなごり坂

窓の外 哀しみが 吹き抜けて
別れなみだの 朝が来る
格子戸に 絡みつく ぬくもりを
そっと解(ほど)いて 胸に抱く
送る背中に 言いかけた
せめて夢なら 逢えますか…
愛しても 愛しても 愛し足りなくて
憎みたい…憎めない 雨のなごり坂

忘れないでね ねぇ…あなた
たとえ月日が 流れても
もう一度 もう一度 過ぎたあの日々に
戻りたい…戻れない 雨のなごり坂
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