僕の言いたい事

ねえ何だか淋しくなるよね 海を見てると
ねえ何だか心に突き刺さるよね
小さな子供の目を見ると
何故だろう
ずっと見つめていることが出来ないんだ

僕は走り続けた明日のために
流れていく空の青さにも目もくれず
心に優しさ無くした時
誰かが休もうよって車を止めた
何だか優しさが戻った気がする

ここでは小鳥が鳴いている きれいな声で
風に時の香りを感じて
たくさんの木立に愛を感じた

ビルとビルの隙間から見たあの空を
悲しく思えたけど
本当は僕達の心が
少し汚れていただけなんだ
やっぱり空はきれいなんだ
そろそろ行こうよって誰かが言ったから
僕達はまた走り出した

ねえ何だか淋しくなるよね 海を見てると
ねえ何だか心に突き刺さるよね
小さな子供の目を見ると
何故だろう
ずっと見つめていることが出来ないんだ

僕は君の事を思い出していた
今君は何をしているのだろうか
僕の為に泣いた君を懐かしく思えて
少し淋しくなった
いつも下ばかり見ていた気がする

いつの間にか本音で喋れなくなり
いつの間にか人を傷つけてしまい
一人で生きてた気がする
誰か僕を笑ってくれよ

僕が15の頃親父が死んだ
友達がつらいだろって言ったけど
僕は少し親父の悪口を言って
平気さって笑って見せた
いつも僕は強がっていた気がする

風に舞上がりぼろぼろになった
古ぼけた 映画のポスターをみつめながら
そっと肩を丸めた

遠くに海が見えてきた
ちょっと寄って行こうぜって僕が言うと
あたりまえだよって誰かが言った
海にたどり着くと 子供達が遊んでいた
僕達は一言も喋らず
しゃがみこみ海と子供達を見ていた

ねえ何だか淋しくなるよね 海を見てると
ねえ何だか心に突き刺さるよね
小さな子供の目を見ると
何故だろう
ずっと見つめている事が 出来ないんだ
でもきっと僕自身が きっとそれは全ての人が
わかっている事なんだよね

ごめんね つまらない事言って
でも大切なことなんだよね
だから これ以上言わないよ
だから これ以上言わないよ
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