赤い靴はいてた淫らな娘

赤い靴 はいていた
淫らな娘と ひとは云うけれど
色つきの人生を
少しばかり夢に見ただけさ

いじわる女みたいなふりをして
やさしい女なんだとすぐばれる
おや指が シャクの種
しくじるのは いつも こればかり

厄年の空(から)さわぎ
このあたりで 赤い靴をぬぐ
人並のしあわせは
手遅れだと 知っているけれど

あばずれ女みたいな顔をして
可愛い女なんだとすぐばれる
純情は 金しばり
柄にもないことを云いそうで

いじわる女みたいなふりをして
やさしい女なんだとすぐばれる
おや指が シャクの種
しくじるのは いつも こればかり
しくじるのは いつも こればかり
しくじるのは いつも こればかり
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