旅の空

風に背を押され つまずきながら
歩き続ける 旅の空
まぶた閉じれば 遥かな郷里(さと)の
水は清らか 山は青

生きていればこそ 思いは乱れ
行方あてなき 旅の空
友よ何処か 元気でいるか
夢に浮かぶは あの笑顔

いつか黄昏は この身をつつみ
今日も日暮れる 旅の空
遠い故郷(ふるさと) 涙で偲(しの)ぶ
旅路果てない あかね雲

鳥は寝座(ねぐら)へと 鳴いて飛び去る
ひとり見送る 旅の空
光さやかな 雲間の月よ
照らせこの道 我が道を
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