帰還の日まで

海をへだてて はるばると
他国に結ぶ夢のかず
ぐっとこらえて帰るまで
さびしいでしょうがお母さん

シベリア風の 吹く野辺に
たとえ病む日のあればとて
ぐっとこらえて帰るまで
何で命が捨てらりょか

星の降る夜も 雨の日も
ふるさと恋しせつなさを
かんでこらえて帰るまで
何んで涙が見せらりょか

吠える嵐よ 吹け吹雪
男意気地の見せどころ
ぐっとこらえて帰るまで
強い心で生きるのさ
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