夜霧の港

連れていってと なみだの眸(ひとみ)
俺のこの胸 叩(ぶ)った奴
つらい別れを した夜も
霧がこんなに 深かった
何処にいるのか... 今もひとりか...
波間に未練の 夜霧の港

潮の香りと あなたがいれば
そこが故郷と 甘えてた
そんな一途さ いじらしさ
なんで冷たく 背を向けた
何処にいるのか... 今もひとりか...
噂も途絶えた 夜霧の港

船のあかりに おまえの笑顔
揺れて浮かんで また消える
夢のつづきが 叶うなら
愛しあいたい この町で
何処にいるのか... 今もひとりか...
滲んだ街の灯(ひ) 夜霧の港
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