きみコ作曲の歌詞一覧リスト  48曲中 1-48曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ネコに日だまりnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ佐々木淳路地裏で鳴いている 木漏れ日を眺めてる 行き交うだれかの足音にココロのリズムを重ねる  雑踏に紛れてるホンモノを探してる 南の風が鳴き止んだ 何かが動き出す合図だ  ネコの姿で会いにゆくよ きみを探してどこまでもゆくよ 多分一番の日だまりは きみの隣だと思うんだ  名前を呼ぶ声が聞こえた気がしたけど 追いかけるほど逃げてゆく 怖くはないなんてウソだよ  ネコの姿で会いにゆくよ きみは気付いてくれるといいな 多分一番の日だまりは きみの隣だと思うんだ  泥まみれになった足を踏み出した ニセモノを身に付けた人の群れを抜けて  ネコの姿で会いにゆくよ きみが気付いてくれるまで鳴くよ 多分一番じゃないけれど きみのココロに居たいんだ  ネコの姿じゃないとしても きみはあたしを撫でてくれるかな せめて日だまりの間だけ きみの隣に居たいんだ
いたいけな春と空nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ佐々木淳涙の行方 追い掛ければ ほら キラリと晴れる街へ続いてく 向かい風を抜けた静けさの果てをきみにも見せてあげる  塞いだ夜の奥で眠るネコも起こすよ はじまりに花を添えたら春になって  薔薇色の扉も七色の橋も蹴って 見上げた世界は何色でしょう 掴んだら離さない 欲しいものは尽きないの いたいけなあたしは何色でしょう  波間にもたれ丸くなった日は数えたアザを抱いて潜ってく 怖いくらいキレイな悲しみはいつも光の淵に消える  飾った胸の奥で揺れる迷子に手を振って 風の音が歌に変われば空になって  薔薇色の扉も七色の橋も蹴って 見上げた世界で果てを目指す 悔やんでも迷わない ウソみたいに飽きないの そのうちに痛みも忘れるでしょう  移り気な雲 風はないようで 瞬く隙に遠くなるように  薔薇色の扉も七色の橋も蹴って 見上げた世界は何色でしょう 奪っても穢れない 可能性は尽きないの いたいけなあたしは何色でしょう  掴んだら離さない 欲しいものは尽きないの
ユートピアriya、きみコ、AiRIriya、きみコ、AiRIきみコきみコ迫り来る時や未来に少し怯えても 逃げたくはないと前を見つめてた  やさしさに色を付けたような淡い空の下 迷い込んでいた深い森の中  夢を見ているの?うまく走れない 足がココロに追いつかない 探してるんだ今を削って 木漏れ日の中で手を伸ばす  ココから抜け出してどこか遠くへ行こう そう言って差し出したその手をずっと待っていた  強がるばかりの日々も裏を返したら 背中合わせで笑うきみがいた  声に出すには少し足りない 答えはどこにある? 夜露に泣いた蕾が咲いた きみとならどこへだって行けるよ  おなじように繰り返す毎日が僕をまた不安にさせるけど  その手を繋いだら あれおかしいな 急に 痛みも悲しみもウソみたいに消えてった  ココから抜け出してどこか遠くへ行こう 夢から覚めぬようにフタリそばで笑い合おう
つぎはぎもようnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ佐々木淳いつもとおんなじ道の上 ちょっとずつでも違う空 それぞれの足音が響く 春夏秋冬 巡る風 遠くの赤に染まる青 ねえ 今日の笑顔はどんな匂い?  行ったり来たりの日々の中で 少しだけ夢を見てあくびをした  明日もまたココで会おう ゆびきりなんて要らないよ 何回だって花は咲くって教えてくれたから 止まらない時をいつまでも泳いでゆこう 離れないように はぐれないように 繋いで  ココロは不思議な生き物で丸くなったり尖ったり ねえ 今日の雲は何に見える?  さよならの先で光る未来 それをもっと見たくなって背伸びをした  明日のきみはどんな模様 笑って泣いて驚いて 揺れる世界が移ろうように変わってゆけるから 止まらない時をどこまでも泳いでゆこう あの雲のように 風の吹くまま 遠くへ  明日のきみに会いにゆこう 静かな夜を飛び越えて 今日よりちょっと大人になって未来に届くかな 止まらない時の中にあるやさしい時間を 繋ぎ合わせて 空にうつせば 晴れ模様  いつもとおんなじ違う空 揃ったクツで歩き出す 笛の音と歌声は続く
イトシキヒビnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE面影を少し残すように 淡い花の色に染まる今  空ばかり見てつまずくなんてあの子らしくていいな 憧れるだけ憧れたなら次はあたしの番でしょう  そうやって積み重ねたふたり分の日々 止まった時計も指の先ひとつで動き出すよ  面影を少し残すように淡い花の色に染まれ 懐しむほどに薄れない 愛し声は今も響く あたしの中  春の手前で立ち止まるたび蘇る物語 助走をつけて飛び越えた夏 擦り剥いたヒザの痛み  何も消えはしないよ 零れ落ちても いつかまた会えたら誇れるあたしでいられるように  ともしびを胸に秘めながら渡り鳥のように歌え ココロまで二度とはぐれない 目指す場所が帰る場所があるから  夢を見るの 遠くなるの 夢中で走り抜けた道 未来のあの子の後ろ姿  面影を少し残すように淡い花の色に染まる 涙でふやけた胸の奥 愛し声が響く 響く  ともしびに今をくべながら渡り鳥のように歌え ココロまで二度とはぐれない 目指す場所は帰る場所は あたしの中 咲き続ける
あおのらくがきnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ何かヒトツだけ残せるのならそれはせめて今でありたいと 思うそばからもう忘れかけてく 寄せた波も踵を返して  触れた 触れた 触れた気がしたのにな すり抜けてく魔法にかけられてしまったのかな  曖昧な水平線  スケッチブック一面に描き始めたストーリー 空の青も海の青も思う色にはならないな それでもそこで笑うから きみがずっと笑うから 空を越えて 海を越えて いつの日かまた続きを描こう  待ち合わせしては笑い合ったり 手を振りながら胸を痛めたり 特別な日々の匂いがふっと潮風に乗り辺りを包むよ  跳ねた 跳ねた 跳ねた水の飛沫が 映り込んだ世界を閉じ込めて海へ返すから  透明な境界線  スケッチブック一面に描き始めたストーリー いつも通り思うままに好きな色だけ選んだら 歪な丸は優しくて歪んだ線は愛しくて 夜を越えて 時を越えて いつの日かまた  消えた 消えた 消えた気がしただけさ 目を閉じればまぶたの裏側にあるよ  今でもココに いつもの景色の中に  スケッチブック一面に描き続けたストーリー 空の青も海の青も時が経つほどキレイだな いつでもそこで笑うから きみとずっと笑うから 空を越えて 海を越えて いつまでもほら続いてゆくよ
雲の落とし物nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ飛び込んだ 鈍色の毎日を脱ぎ捨てて 気まぐれに導かれ めまいがするほど遠くへ 高らかに鳴り響く鼓動 始まりの音  晴れの予報にだまされて 降り出した雨を避け急ごう 目的地はまだ遠くで 走るぼくを笑ってる  もう二度と迷わない 決めたはずのココロの隅に 雨粒が染み出して そのまま小さな海に  飛び込んだ 鈍色の毎日を脱ぎ捨てて 気まぐれに導かれ めまいがするほど遠くへ 高らかに鳴り響く鼓動 始まりの音  晴れの予報を疑って 傘なんか持ってきていても 夕立のように現れた きみはとても避けられない  通り雨ならいいな やがては彼方へ流れるの ちぐはぐなココロ模様 丸ごと小さな海に  漕ぎ出した 鈍色の雲の向こうを目指して 追い風に導かれ 世界の真ん中で呟くよ きみの名を  夏雲が落とした物語 雨粒でふやけた胸に染み渡る  射し込んだ ひと筋の光照らすその中へ 憧れに導かれ 世界の真ん中へ今  飛び込んだ 虹色の毎日を想像して きみの手に導かれ 笑うぼくを追い掛ける 高らかに鳴り響く鼓動 始まりの音
うてなnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコいつか話したまま 途中で終わってしまってたっけ 今のふたりなら ね 答えが出る気もするよ  痛みを重ねるほど 未来を知りたくなって 終わりに近付くほど 過去にすがりたくなった  消えてしまうその時は 跡形もなくすっかり 怖いと思う間も無く 消えてしまえたらいいのにな  夢で見たこの場所で今あたしは耳を澄ます 夢で見たこの場所で今すべての声がループする  生きとし生けるものや カタチあるものはいつか 壊れて また生まれて 繋がる 繋がる 繋がる 繋がる  夢で見たこの場所で今あたしは耳を澄ます 夢で見たこの場所で今すべての命がループする  風がココより南へ吹くから 塞ぐココロを広げてうてなへ  きみはあたしのココロをいとも簡単に開いては きみはあたしのココロに触れて傷だらけだと笑った  きみはあたしのココロをいとも簡単に開いては きみはあたしのココロに触れてとてもキレイだと笑った  きみが話したコトバであたしは 塞ぐココロを浮かべてうてなへ
ヒーローnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPEいつもより少し高いとこで 遠くに見える雨雲を眺めて呟いた あの中で誰かが泣いている 悲しみが育つスピードで雲は大きくなる  「ヒーローなんていないよ」 続いてきみは雲目指す  上昇気流を捕まえて 雲の上に影を映すよ 上昇気流のその先で 七色に染めるよ  風の音 泣き声を掻き消した 手の中のバリオに導かれゴールを探してる  「ヒーローなんかじゃないよ」 笑ってきみは空翔ける  上昇気流を捕まえて 雲の上の青に眩むよ 上昇気流のその先で 七色に染めるよ  起死回生で飛べるよ 結んだ口元もふわり弧を描く  上昇気流を捕まえて 続きは神様に祈るよ あの子の笑顔を捕まえて 七色に染まれ  上昇気流を捕まえた 雲の上の眺めはいかが? 視界が晴れたらその先で ヒーローに会えるよ
アナザーエンドnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE泡になって消えちゃったあの子のこと 思い出して怖くなって祈れなくて なんもかんも失ってその代わりに 手にしたもんは意外となくてそんなもんかな  もしきみが消えちゃってヒトリになったら ぼくはきっと怖くなって動けなくて ハイとローを繰り返す波に飲まれ 溺れそうで藁を掴んでそのうちにほら  今まで全部なかったことのようになって 世界をずっと今よりもっとキライになってしまうでしょ  叶わなくて消えちゃったんだ 叶えたくて消えちゃったんだ 消えちゃって気が付いたってもう手遅れだ 本当にそうだったっけ 物語の続きならココにはないよ  泡になって消えちゃったあの子のこと わかったふりして悲しくなった自分に酔って なにがどうしてどうなってシアワセなんだって 答えはなくてそれを探してもがいてるんでしょ  切り取る角度を違った場所に変えたなら 今までずっと見ていたもんがウソになって泡になって 世界はずっと今よりもっとキレイになってしまうでしょ  叶ったから消えてったんだ 叶えたから消えてったんだ 海から陸へそして空に昇った 本当はそうだったんだ 物語の続きならぼくが描くよ  泡になって消えちゃったあの子は今 こんなぼくを見下ろして笑ってるんでしょ
ものがたりnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ福富雅之色褪せた看板が視界を塞ぐ ぼくらはこの世界の住人だ 複雑に入り組んだ路地裏の 曲がり角のその向こう  繋がりはヒトツ 名前はフタツ 暗い夜に丸まって眠るんだ 毛布の中にはおとぎ話 口癖を真似してさ 笑い合おう 笑い合おう  変わりたいはずなのに諦めて閉ざしていたぼくのことを そっと抱きしめた ぎゅっと抱きしめた  コンクリートの足跡を辿る 正体を突き止めにいくんだ 雨上がりの匂いを吸い込み 宝物を抱えて歩いてる 歩いてく  伝えたいはずなのに飲み込んで震えていた小さな声 みんなキライだよ みんなキライだよ  傷つきながら生きてきた 壊されながら生きてきた  きみは今そこから何を見ているの 痛みを教えておくれ  守りたいはずなのに守られて守ってるつもりでいたの  傷つけながら生きてきた 壊しながら生きてきた この手を今大事なものを庇うため ただヒトツ守るために  二人きりで生きていく 二人きりで夢を見る モノクロの世界に色を付けたなら 光る町に目を凝らそう  ココからすべてが見える
あとの花火nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE約束したっけな してないっけな いつの日か一緒に 曖昧だな  人波に流され辿り着いた ぼくだけヒトリきり お似合いだな  花火が上がってさ 光が弾けてさ そのたび揺れる世界 きみがいたら 花のように笑うだろう  今では夢模様 「会いたいな」花火の音にかき消された  川沿いを歩いた 寒かったな ほどけるくらいに手を繋いで  季節は巡ってさ ぼくだけ残ってさ まるで変わった景色 おなじ場所で 笑うように花が咲いた  今なら言えるかな 曖昧なぼくに火の粉が降り注ぐ  今さら夢に酔う あたたかなきみの温度が残っている  今ではもう夢模様 花のような笑顔は二度と見られない  今でも 今さら  人波に流され辿り着いた きみと待ち合わせた小さな駅
ティーポットのかけらnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE・福富雅之雨が上がってすぐの空みたいだな 今さっきまで泣いてたんでしょう? ぼくの頬をよく見てごらんよ 今さっきまで泣いてたんだよ  雨が上がってすぐの空みたいだな 虹だってそりゃあ架かってしまうよね 橋の麓を目指し歩きながら ぼくのこと話していいかな  涙の理由? くだらないけど笑わないかな  お気に入りのティーポットがほんの少し欠けてしまっただけ きみの涙の理由もきっとすごく小さなことなんでしょう?  雨が上がってすぐの空みたいだな 雲間から零れるような きみの涙を乾かした光は あれ?さっきまでどこにいたの?  涙の理由 笑わないから教えてよ ねえ?  きみの大事なものならばぼくも大事に思えるはずだよ 共に泣けるような日々がほらもうすぐそばまできてるみたい  わかり合えないなんてことはもうそこらじゅうに落ちてる それでもヒトツまたヒトツ流れた涙の理由を知れば  お気に入りのティーポットのほんの少し欠けてしまった場所は きみの涙の雫がぼくになりいつしか埋めるでしょう  そしてぼくはいつしかきみになるでしょう
色彩nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE描かれた道に逆らい 覗き穴から空を見た コッチヘオイデと呼ぶ声 耳を塞いで遮った  欲しいモノはキリがなくて 抱えきれずに落としたりもしたよ 増え続ける傷はぼくを 向こう側へ飛ばしたりもするよ 正解なんて知らないけれど  ぼくら限りない空の下で まさに夢みたいな夢を見てる 宝探しのような毎日にきみが笑う それだけでいいや  いくつ季節が巡っても たとえば生まれ変わっても 同じココロを探すだろう 同じコトバを紡ぐだろう  いつかあの子と手と手を振り合った この道の上で今きみと出会い とりあえずと手を取るよ  時にわかりあうことも出来ず ヒトリ暗がりに怯えても 胸の奥深く深く眠る 痛み繋ぎ合わせては笑う  広がり続ける色彩  ぼくら いつか擦り減ったクツ掲げ 今日を笑い飛ばす日が来るんだって だから繰り返す日々の中に 消えることない光を  今も限りない空の下で まさに夢みたいな夢を見て 集めた色でぼくらなりの 消えることない光を 光を放て
こだまことだまnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE・福富雅之このあたりイチバン見晴らしの良いあの木に登って あの子が笑う 無邪気に笑う 夢を見る  空を泳いだ魚の向こうじっと目を凝らせば 町の隅っこ色褪せてゆく日々がある  ゆびきりしたままでサヨナラしても 果たされる日を待ってこの木に宿るよ  何回も繰り返す そのたび涙する 止まって動き出す そのすべてを確かめるように ほら やまびこが聴こえるよ  おはよう 元気? もしもし あのね バイバイ おやすみなさい 町が眠った静寂にそっと目を覚ます  夜と朝の隙のヒミツがヒトツ 箱から飛び出してコトバに宿るよ  何回も繰り返す そうして息をする 戻って歩き出す 宝物を閉じ込める場所を探して  この木にまだ宿るよ コトバにただ宿すよ  忘れ物をしよう 揃わないように 片っぽ預けるよ また会えたなら果たそう  終ってしまうこと 変わってしまうこと だから育ってしまうこと そのすべてを抱きしめるように ほら やまびこが聴こえるよ  このあたりイチバン見晴らしの良いあの木に登って あの子と笑う 無邪気に笑う 夢を見た
ルーペnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPEキレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど それだけじゃきっと大切なモノを見落としてしまうの  今日の日が終わり明日が来て振り返れば道が出来ていた どこからきみに話をしよう?小さな物語 初夏の風にページが捲られ追いかけるように進んでゆく この先何が待ち受けてるの?それを見にゆこうよ  ポケットに隠している涙は出しておこう 世界にただヒトツだけあたしの虫めがね  キレイに見えすぎて目を塞ぎたくなることも きっとあるけどそれだけじゃないと思えるよきみの隣なら キレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど それだけじゃきっと大切なモノを見落としてしまうの  晴れたと思えば雲が覆いたちまち雨が降り出すような 気まぐれな空を見上げながら大きく息をした  歪んだこの空にぼやけたあたしの声が 溶け出し浮かぶその色に包まれていたいなきみとふたりきり 思い出すたびにまた傷つき迷うことも 繋がりながらその先へ伸びてゆく道の上に立っている今  キレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど それだけじゃきっと大切なモノに気付かない  傷つけ合うことや涙を流すことでこの手に触れるモノもある 本当に大切なモノはその中に 世界でただヒトツあたしの涙越しに見えるきみが笑う それだけでハッピーエンドの明日を描けるから
4分間nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPEたった4分で何が出来るかな たった4分で何か出来るかな たった4分じゃ何も出来ないな きみのウタを作って歌うくらい それくらい それとも  きみの頬にかかる髪をそっと手のひらですくった夜の中 瞳の置奥のぼくはどんなカオしてるだろう 右の手で顎を引き寄せてひと呼吸 時が止まるみたい 目を閉じたまぶたの裏にもまだきみがいる  明けない夜の代わりにヒトツ変わらないぼくが増えてゆく 変わらないぼくの道の終わりで待ち伏せたきみが 平均台の上から飛んでアスファルトを踏みしめて笑う ココはとてもやわらかな場所と  宝物は宝物の中に息を潜めて目には見えない だからぼくはいつも不安でしょうがないんだよ 不確かなものをください  間違いだらけの世の中でコレくらい許されていたかった 壁も線も過去も未来もいつの間にか消える 消える  愛しているの代わりにヒトツ変わらない朝が増えてゆく 変わらない朝の夢の続きは繋いだ手の中に 大丈夫だよ きみが言うなら そんな気になれてしまうけど ココロはいつもゆらゆらと揺れてる  夜が終わる 静かにただ静かに 間違い探しをしながら ぼくは離れる きみの頬に手を伸ばす 微かに頬が染まる  宝物は宝物の中に息を潜めて目には見えない だけどこの腕が確かに今触れてる 朝を待つあいだの魔法 ただ不確かなものでいいから  たった4分で何が出来るかな たった4分で何が出来るかな ありふれた愛を歌うくらいならば 触れるだけの口づけをただしていたいな
アポロnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ福富雅之グッナイ グッナイ  月のリズムで息をして 月のリズムで恋をする 月のリズムに涙して 月のリズムに愛を知る  アポロに乗り込み地球に手を振って カウントダウンに合わせて夜を抜け出そうよ  グッナイ 彼方へ グッナイ 目を閉じて グッナイ 数多の グッナイ 星を超え  月のリズムで欠け出して 月のリズムで満ちてゆく 月のリズムで夢を見て 月のリズムで会いにゆく  アポロを眺める遥かな旅の果て 見えるはずのない景色にきみの涙を想おう  グッナイ 回れば グッナイ 裏側へ グッナイ 空へ グッナイ 星を見よう  月のリズムで息をして 月のリズムでぼくを知る ぼくになる  グッナイ 並べば グッナイ 時を超え グッナイ 新たな グッナイ 星になろう  グッナイ グッナイ グッナイ
パラレルワールドnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ鈴木秋則・ミトひっくり返した裏側はどんな色に見えているのかな 初めて目にしたこの星はどんな色に見えていたのかな  空から見れば何も変わらなくなってもう 小さな世界が軋む ぐるっとひと回り 次の曲がり角で出会う何かに期待してもいいでしょう?  ヒトツずつ繋ごう たまに泣きながら 離したそばから繋いでしまえ あたしの中だけでいいからさ  バッタリ出会えたことにして わっと大袈裟に驚くフリをした 約束なんかは要らないよ 名前を呼んで すぐに飛んでゆくよ  失くしたモノを探す旅に出たんでしょう? でも心当たりはすでに ぐるっとひと回り 肩を落としながら部屋に帰ると何故かそこにあることも  ヒトツずつ繋ごう 裏切られながら 失くしたそばから拾ってしまえ 変わればまた捨てて歩き出そう  もういっこ世界があってさ もういっこキオクがあったら もうヒトリのあたしへと なにをイチバンに伝えたいと思うのだろう  不思議なことなら山ほどあるけど 仕組みを全部知ってしまったら大して面白くないでしょう?  ヒトツだけ交わそう 約束の代わりに 大丈夫だよって歌ってしまおう たまには無責任なくらいにさ その方が面白くなるのかも
フォルトファインダーnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ偽りだらけの今に嫌気がさしたぼくらは 右手を小さく握ってぼくらだけのレンズを  そこから覗いた景色は いつか夢の中で見たような光景だった  そこには悲しいものなんてない 目を伏せたぼくも泣きじゃくるきみの弾け飛んだ  だれかの悪いウワサやこっそり叩く陰口も 右手を小さく握ればぼくらの好みのメロディー  そこには正しいものなんてない  そこには悲しい色なんてない 路地裏の道もこの街の空もキレイに見えた
ルーペ伊藤かな恵伊藤かな恵きみコきみコnano.RIPEキレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど それだけじゃきっと大切なモノを見落としてしまうの  今日の日が終わり明日が来て振り返れば道が出来ていた どこからきみに話をしよう?小さな物語 初夏の風にページが捲られ追いかけるように進んでゆく この先何が待ち受けてるの?それを見にゆこうよ  ポケットに隠している涙は出しておこう 世界にただヒトツだけあたしの虫めがね  キレイに見えすぎて目を塞ぎたくなることも きっとあるけどそれだけじゃないと思えるよきみの隣なら キレイなモノだけで世界を彩るには簡単だけど それだけじゃきっと大切なモノを見落としてしまうの  晴れたと思えば雲が覆いたちまち雨が降り出すような 気まぐれな空を見上げながら大きく息をした  歪んだこの空にぼやけたあたしの声が 溶け出し浮かぶその色に包まれてたいなきみとふたりきり 思い出すたびにまた傷つき迷うことも 繋がりながらその先へ伸びてゆく道の上に立っている今  キレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど それだけじゃきっと大切なモノに気付けない  傷つけ合うことや涙を流すことでこの手に触れるモノもある 本当に大切なモノはその中に 世界でただヒトツあたしの涙越しに見えるきみが笑う それだけでハッピーエンドの明日を描けるから
夢の果てnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコゆうべ見た夢を抜け出せずに晴れた空を見て舌打ちした ぼくが脳内で作り出した物語の果てはどこへゆくの?  早く早く早く早くココへ来て 早く早く早く早く連れ出して  キレイなものに憧れて泣くくらいなら いっそ全部壊してしまえばいいよ 世界はひどく残酷でそれだからこそ 愛しき人の涙に焦がれる  信じていればいつか報われると信じていたらほら裏切られる  どうしたらいいの? 答えはもう出ているんでしょう?  最後の一足が出せず竦むぼくを いっそ全部壊してくれよと願う 世界はひどく残酷と叫ぶ口で 愛しき人の名前を唱える  キレイなものに憧れたぼくも夢も いっそ全部壊れてしまえばいいのに  さよなら またね 手を振れない 世界とぼくをたったヒトツ繋ぐものがあるうちは 夢から連れ出してくれる小さな手の 消えそうで消えない微かなぬくもり  愛しき人の確かなぬくもり  連れ出して この世界から 夢の果てへ 手を引いて
プラネタリウムnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ雲が天を覆う夜にきみはさ 星型のライトを手に入れてさ これで今日も星が見えるでしょうって 嬉しそうにぼくを見て笑うんだ  そんなきみを見てぼくが今思うことはヒトツだけ ぼくが守るべきモノは今ココにある笑顔だ  雲が天を覆う夜にきみはさ 星型のライトを手に入れてさ ぼくときみの星座を真似してさ 並べてはぼくを見て笑うんだ  そんなきみを見てぼくが今思うことはヒトツだけ ぼくが守るべきモノは今ココにある笑顔だ  まぶたの内に潜んでる暗がりも今きみが 笑ってさ照らしてくれるから  そんなきみを見てぼくが今思うことはヒトツだけ ぼくが守るべきモノは今ココにある  きみが並べて作り上げた星の空の下で今 ヒトツ流れた星の屑に願いをかけるんだ
ユートピアnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ迫り来る時や未来に少し怯えても 逃げたくはないと前を見つめてた やさしさに色を付けたような淡い空の下 迷い込んでいた深い森の中  夢を見ているの?うまく走れない 足がココロに追いつかない 探してるんだ今を削って 木漏れ日の中で手を伸ばす  ココから抜け出してどこか遠くへ行こう そう言って差し出したその手をずっと待っていた  強がるばかりの日々も裏を返したら 背中合わせで笑うきみがいた  声に出すには少し足りない 答えはどこにある? 夜露に泣いた蕾が咲いた きみとならどこへだって行けるよ  おなじように繰り返す毎日がぼくをまた不安にさせるけど  その手を繋いだら あれおかしいな 急に 痛みも悲しみもウソみたいに消えてった  ココから抜け出してどこか遠くへ行こう 夢から覚めぬようにふたりそばで笑い合おう
ミント能登有沙能登有沙きみコきみコミントの香りがするガムの味 いつまでも消えないで消えないでと願ってた 本当は少しだけ苦手だなんて言えなくて 口の中放り込んで苦笑い  大事に噛み締めながら思い出すきみの手 指先が触れたあとすぐ離れた 小さな銀色の包み紙はポケットに ただヒトツきみがくれた宝物  届かなくても満たされてた ココにいるだけでもう  見落としそうなエピソード がらくたみたいでもちゃんと光ってた 丁寧に皺を伸ばして机の奥大事にしまってた ずっと忘れるわけなんてないんだって  まんまるお月様笑うたびに私は 少しずつ少しずつ大人になる ミントの香りがするガムだって今では 息をつくために欠かせないヒトツ  時折思い出すだけの思い出に変わってく  いつの間にか失くしてた 好きなものが増えてくその影で それでもあの日の先にこうして今私は立っている きっと忘れてゆくことにも意味がある  小さな私のエピソード ミントの香る夢と共にある 丁寧に皺を伸ばした宝物はキオクの隅で眠るから  届かなかった想いはカタチを変え私の中に棲む 忘れたふりをしながら心地の良い痛みを残してく すべて忘れるわけなんてないんだって  繋ぎ合わせたらがらくたも光り出す
なないろびよりnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE魚になって空は海 飛んでるように泳いでる あの山をヒトツ越えたら見えてくる 真っ直ぐに伸びたあぜ道にだれかの小っちゃな忘れ物 片っぽになったクツが示すは晴れ  ゆるやかに続いてく日々は答えなどない  季節が水を染めて七色に光るよ 息継ぎしたら消えた 絶え間なく降り注いでる笑い声が遠くで歌うように響いてる  逆さになって海の底 深く潜って目を凝らす ふたつ並んだ足跡は続いている 時計は乾いた音を止め世界は今にも消えそうだ 片っぽになったクツを拾いにゆこう  夜が来て朝が来て繰り返して息づく 宝物を集めてさ 歌うように泳ごう  季節が水を染めて七色に光るよ 息継ぎしたら消えた  晴れたら手を繋いでさ 雨なら潜ってさ 染まる町を眺めよう 絶え間なく降り注いでる笑い声が遠くで歌うように響いてる  歌うように続いてく
オトナになるまで伊藤かな恵伊藤かな恵きみコきみコあの日ぼくのイタズラに泣きべそかいていたきみが 今はぼくに背を向けてぎゅっとクチビルを噛んでいる  そんなきみの横顔をチラリと盗み見るけど 素直になる言い訳はなかなか見つからないな  怖いものなんてないんだと 足りなくても言えたなら  すれ違うたびぶつかる肩は今より遠くならないで どうしていつも未完成かな 本当のことなら  あの日ぼくのイタズラに泣きべそかいていたきみは 思えばそういつだって真っ直ぐ前を見ていたな  守るものなんてなかったら もっと強くあれるかな  わかったふりでまた繰り返す 聞き分けのない子供みたい いつまで経っても未完成なら それさえもぼくらしく  すれ違うたびぶつかる肩が ココに居ること教えてる どうしたってもう未完成なら オトナになるまで ぼくら消えるまで フタリいつまでも
もしもの話nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコあのね もしも今すぐにきみの元へと 行けるならばこの声がなくなってもいいや  目指す場所があまりにも遠く ぼくはもう道に迷いそうだ 壊れた磁石をあてにしてるんだ だれかの影に隠れてさ  何かを手に入れるため何かを手放すなんてことを 続けてもきっとぼくらはオトナにはなれない  たとえ話はあくまでももしもの話 声が出なくなったなら歌えなくなんだ  近付けばピントがずれてしまう その先にあるものはなんだ 誘惑だらけで霞んでしまうよ 忘れたくないのに  何かを盾にしながら正義や覚悟や悲しみを 叫んだってきっときみにさえ届かないんだろう  おとぎ話にきみが泣けば寂しくなるから夜を避けよう 憧れてたのは空じゃなくて空を見てたあの子だ  何かを手に入れるため何かを手放すなんてことを 続けてもきっとぼくらはオトナには  何かを手に入れたくて流した涙やついたウソが いつの日かきみやぼくのことオトナにするのかな
呼吸nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ普通のシアワセならいつでも手に入るって 憧れたドラマチック夢に見た景色  両極端に見えた世界が 今幕が上がりヒトツに重なる  本当に欲しいものがまだわからなくて なんとなくをかき集めて満たされたフリをしてた リセットボタンなんてまだなくて進むことで息をする  どれだけ痛みを知れば辿り着けるのだろう ヒトツ嘘を吐くたびにフタツ息を吐く  出来るならば今日も明日も 愛するものに囲まれてたいな  本当に欲しいものはただ変わらない揺るがない夢や希望か 思い出にすがることで見えるものなんてまだなくて 進むことで息をする  だけどまた少し怖くなる 強く踏み出した足元になにがある?  本当に欲しいものがわからなくたって なんとなくで満たされてた 思い出の中のきみがまだ泣いてたって泣いてたって  …そうだ! 本当に欲しいものは多分ココにあって ただちょっと見えにくくて気付かないだけだろう リセットボタンなんてまだなくて進むことで息をする
ぼくなりのおとぎ話nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ水玉模様にストライプ ギンガムチェックに虹の色 調子ハズレでもいいからさ 夢物語を始めよう  どうせならみんな連れてくよ 叶わない恋もその逆も 抱え切れなくてもいいからさ 確かめるくらいなら  筋書き通りにはならないように ページの隅からそっと抜け出そうよ  成り行き任せでもいい 今だけでも繋いでいよう ぼくらヒトリでは紡げない物語だ  抱えたヒザにあるいくつもの傷跡は今も痛むかい? 小さなウソならつくからさ くだらないハナシをしようよ  ハッピーエンドにはまだ早いから イメージの隅までもっと伝えてよ今  成り行き任せでもいい 強がりでも笑っていよう 今もこの手には頼りないものばかりだ  月に笑う夜も雨につられて泣く朝も ヒトリでは紡げない物語だ
かえりみちnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ耳元に きみの声 夕暮れ 立ち止まる 西を背に 長いぼく 揺れている 秋の葉が ひとひら 長い夜の 始まりを 告げるよ  ぼくの涙はまだ止まらない きみのせいだよ  歩き出す 左から 明日へ
アドバルーンnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコいつからココに居ただろう 気が付くと日が暮れていた 明日になれば消えてしまう 今日がもうすぐ終わるよ  何かを失くした気がしてた ココロの穴を風が吹く 未来になれば忘れてしまう そんながらくたばかりかな  守るべきモノを見失って 目指す場所さえも霞んでゆく  赤い光を背に受けて 白く欠けた月に問う 遥か昔に描いた「今」はこんなもんだったっけ  小さなぼくが好きだった 晴れた空に浮かぶアドバルーン コトバもろくに知らなくて ただただ笑っていたよ  目に見えるモノだけを信じていた あの日のぼくはもう居ない カタチないモノに惑わされて 大事なコトを忘れてた  赤い光を背に受けて 白く欠けた月に問う 遥か昔に描いた夢 小さなぼくが笑う  見晴らしの良い丘の上 ぼくはヒトリ立ち尽くす 果てなく広がるこの空に アドバルーン探して
モラトリアムnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ雲は空を月はぼくたちを遮ってヒトリボッチにする 遠くなる今日から目を逸らせずに期待してヒトリボッチになる  触れ合えた分だけ離れてく 果てまで辿り着いてしまう ぬくもりは涙によく似てる 流れて落ちて消えてしまう  夢とうつつの境目なんて どこだってもう大差ないだろう あれもそれもこれも逃げられないほど ぼくでしかない  愛してるなんて言えるほどには ぼくはぼくを認めてない さよならも言えない  明日目が覚めたらなにをしよう 呟く 夜に飲み込まれた 並べれば今ならわかるけど そびえる闇は暗く深い  馴れ合うことが苦手だなんて 言いながらもココに立っている 本当のぼくとは?なんてくだらないんだろう ヒトツしかない  アイデンティティなんて呼べるほどには 大したもんは持ってない 答えならまだ  旅の途中なんて言えば聞こえはいいけど 目指す場所が見当たらない 長い夜どこかで泣いてるきみの声を探してる  愛してるなんて言えるほどには ぼくはぼくを認めてない ココロはひどく脆く  ゆらり揺れる ぼくを揺らす 愛してるをどこかに隠しながらぼくの中
絵空事nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ眠れない夜に聞いた物語が絵空事だとしたら  永遠を知るより快楽を求めて今を悔やんでしまうのは ココロの深くに棲みついた影から逃げるためだとしたら  それでもあたしはあたしを愛していられるなら  半分に割れた太陽が朝を連れてきて 闇に慣れた神経をじわり刺激する 置き忘れた脳内はあえてそのままで シナリオの消えた物語だ  自由に自由に舵を取って もっと高くへ舞い上がって  決め付けた答えの裏側で泣いてるあの子の声は聞こえない 感情なんてだれかの錆びた物差しで測るものではないだろう  だれのためじゃなくあたしはあたしが 今を笑うために傷を隠してる 少し枯れた声で絵空事を歌う 今ここにあるものがすべてだ  半分に割れた太陽でまた今日が始まる 物語の続きはこの手の中 愛されることが結末じゃないから 満たされるだけじゃ足りないでしょう  自由に自由に舵を取って もっと遠くへ鳥になって 自由に自由に舵を取って もっと高くへ星になって
アンサーソングnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ千切れてしまった時間を奥の方から取り出せば 気付けなかったことがあまりに鮮明に見えるから  答えを教えてよ ぼくが何回そう尋ねたって 答えなんてないと笑う その度に 何百回と繰り返した  やりとりの中に小さな小さな 2人だけわかるよな答えがある 見えないモノほど大きな大きな ぼくの中 痣になるくらい残るよに  何千回と繰り返した  信じることが出来るほど近くなるには遠すぎて 隙間を埋めるたびに差し出すこの手は震えていた  答えがないのなら ぼくになにをそう望むんだって 望んでなんてないと笑う その笑顔に 何百回と弾け飛んだ  掛け違えたまますれ違うままに 歩き出す2人のあいだに答えがある 欲しがるこの手に触れた透明が ぼくの中 痣になるくらい残るよに  遠い夢を見てた  やりとりの中に小さな小さな 2人だけわかるよな答えがある 見えないモノほど大きな大きな ぼくの中 痣になるくらい残るよに 差し出すこの手に触れた透明が ぼくの中 痣になる  遠い夢を見てた  何万回と繰り返した
最短距離で(8810ver.)nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコきみの手を握ったあの感覚を忘れないうちに さっき夢見たあの景色を忘れないうちに  未完成なままがぼくらしいと言ってたきみと 不完全なモノに振り回されては笑う  出来るコトなら最短距離できみのトコロへ行きたいんだ 出来るコトなら最短距離できみのトコロへ行きたいんだ  不安定なぼくらのあいだにはいくつもの夜が 頼りない日々を遮るように浮かぶ  馴れ合いは苦手なぼくだけど 触れてたいんだ 今 きみに  出来るコトなら最短距離できみのトコロへ行きたいんだ 出来るコトなら最短距離できみのトコロへ行きたいんだ
雨を待つnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ泣き出したくてぼくらは雨を待つ ルララルララって歌いながら  今日の空が消えたらもう行かなくちゃ いつもよりも近くで笑うきみ 嗅いだことない香りは胸の奥 ギュッとするくらいだ どうってことないさ  こんなにもキレイに広がる夕暮れ どうせならあの雲を呼びたいよ  そしてぼくらは雨を待つ くだらないな さよならとか 寄り添いながらぼくらは夜を待つ ルララルララって歌いながら  なんとなく過ぎてた毎日にまだ溺れたままならそう悪くはないな  もうなにも怖くない 誓ったつもりが 音もなくこの手から零れてく  そしてぼくらは雨を待つ くだらないな さよならとか 寄り添いながらぼくらは夜を待つ ルララルララって歌いながら  いつかきみはぼくを忘れるかな いつかぼくはきみを忘れるかな  泣き出したくてぼくらは雨を待つ 変わらなくちゃって思うほど 泣き出せなくてぼくらは雨を待つ ルララルララ…  泣き出したくてぼくらは雨を待つ いつの日にかさよならさえ 飲み込みきっとぼくらは雨になる ルララルララって歌いながら  ララルラ ララルラ…
ハイリープnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ時計のいらない朝に2人 白い雲に包まれて笑う わずかな隙から漏れる光 窓の向こう自由に歌う鳥  その手を繋げば時は延びて 短い永遠に変わる  奇跡なんて信じていないけど 今ならなんでも出来る気がしてる 強くなんてないけどたしかにこの手で きみを守れる気がしてる  空を飛びたいと願うぼくを 子供みたいだときみが笑う ふざけてそっぽ向いた背中に 指で小さく羽根の絵を書く  奇跡なんて信じていないけど 今なら空さえ飛べる気がしてる 飛び疲れて2人はまた夢に堕ちても 繋いだ手と手は離さぬまま  奇跡なんて信じていないけど今なら 強くなんてないけどたしかにこの手で  奇跡なんて信じていないけど 今ならきみを守れる気がしてる
ノクチルカnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ願い事ヒトツ唱えては消えた この手に触れることなく 叶わずまたヒトツ流れては消えた この目に色を残して  彩る世界に空より焦がれたあの子は居ないけれど つまずきうつむく足元で笑う穢れなきノクチルカ  キレイなモノだけ集めたならシアワセと笑うかな ココに居る意味をだれかのためだとか言いながら  溢れ出す声を飲み込んだらノドの奥が焼けるようだった 伝えたいことが今日だって 甘いコトバで誘う声が聞こえないように歌っていた 変わらないモノはいつだって  カッコ悪くたっていいよ 笑い飛ばしたっていいよ 飛び越えた向こう側はキレイだろう  だれかの痛みに少し触れるだけでわかったような気がしてた 描いた世界によく似た景色は偽りだらけの夢  溢れ出す声を飲み込んだらノドの奥が焼けるようだった 伝えたいことが今日だって 見えない明日に震えたって気付かないフリで笑っていた 変わらないモノはいつだって ココにある  伝えたいことが今日だって 伝えきれぬほどあるんだって 伝えたいから歌っていた  溢れ出す声を吐き出した 暗がりに光は射していた 震えながらでも立っていた  つまらないことに今日だって 傷つき涙流したって どれくらいウソをついたって 伝えたいことが今日だって 伝えきれぬほどあるんだって 伝えたいから歌っていた  カッコ悪くたっていいよ 笑い飛ばしたっていいよ 飛び越えた向こう側はキレイだろう  カッコ悪くたっていいよ 笑い飛ばしたっていいよ 飛び越えた向こう側へ行けるだろう
てのひらのマリーnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコ夕暮れを待っている 月は夜を待っている ぼくは手を待っている きみの手を待っている  あの頃のように影を伸ばしてここまでおいでよ  繋いで泣いた 柔らかく滲む赤に遠回り 途切れながらも続いてく  夕暮れは待っている 燃え尽きてしまう前に 見つけてとだれかの頬を 染めながら待っている  いつかふたつの影がひとつ増えても離れないように  繋いで泣いた 音もなく燃える赤に遠回り 見逃してしまった笑顔もあるけれど ふたつ並んだ影には 小さなぼくらの面影が 歌いながらさ  繋いで咲いた花の空 染まる世界に遠回り 忘れないと誓ったココロも変わるけど 寝ないで描いたイメージは ひどくキレイな色模様 笑いながら  繋いでたいないつまでも 染まる頬は何のせい? 肩の向こうの景色はもう違うけど 終わってしまったいくつもの 物語の向こう側 ふたつの影は続いてく  ふたつの影は続いてく
空の少年nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE大切なものを失くしたんだと言って きみはあたしの元を訪ねた そのときあたしは青色ベッドで 空に焦がれる夢を見ていた  踏み切る足がわからなくって怯えていたあたしに 「ぼくも怖いものだらけ だけど実はね…」  空の向こうにも空があるんだと 飛べないあたしの手を引いて この目に見せてくれた 夢を見ることに理由なんてないんだと 無邪気に笑ったきみの足は 少し宙に浮いていた  それはたしがオトナになろうとしてた ひどくキレイな夢のようなハナシ  大切なものを失くしたならもう 怖いものなどないと思ってた  いつかあたしが消えてしまって 何も遺らなかったら そんなことを考えて眠れぬ夜が きみにもあるの?  空の向こうにも空があるんだと 飛べないあたしの手を引いて この目に見せてくれた ココに居ることに理由なんてないんだと 無邪気に笑ったきみの足は 少し宙に浮いていた  それはあたしがオトナになろうとしてた ひどく静かな青い夜のハナシ
細胞キオクnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE時間が後ろへ流されてく 手を振る間もなく流されてく あの子の匂いが薄れてゆく 赤い目をこすった まだ眠りたくない  夢を見るたびオトナになる 大事なものから零れてくの?  もしも明日目が覚める頃すべて忘れてしまうとしても 爪で掻いた傷跡もいつかは消えてしまうとしても  ぼくの細胞のヒトツがずっと覚えてるから  明日は今日より笑えるかな もっと遠くへと抜け出せるかな あの子は一緒に来てくれるかな 赤い目をこすった もう眠らなくちゃ  夢の中でもフタリでいよう 大事なものなら零れないよね?  もしも明日目が覚める頃すべて忘れてしまうとしても 爪で掻いた傷跡もいつかは消えてしまうとしても  明日目が覚める頃あの子がトナリに居てくれたら 夢の最後になんとなく繋いだ温度がそこにあったら  ぼくの細胞のヒトツがずっと忘れないから  ぼくの細胞ヒトツヒトツがきみを覚えてるから  忘れないから
月影とブランコnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE月影照らす帰り道 公園を通り過ぎると 規則正しく揺れるブランコに思わず未来を重ねる  ゆうべの雨を吸い込んだ砂に足跡を残して ココに居ることを確かめるたび少し泣きそうになる  ループするイメージを抜け出して 最後にはヒトツだときみが言う  ぼくが創った世界には色や匂いが足りなくて 届きそうな明日さえも描けなくて きみの匂いに誘われて触れた色に目を奪われた 足りないものはココにあるの  宇宙のヒミツに触れたら弾けたきみの夢を見た ほらねと得意気な顔できみは笑った  4月の風が吹いてる 3月のぼくを乗せて 5月のぼくの方へ ブランコを揺らして未来へ通り抜ける  きみが創った世界ならぼくは望んで旅に出よう 知らない足りない見えないものを探しにゆこう 月影に沿って歩いてこう ブランコは月に掛けてしまおう ゆらり夜を揺らしてきみと歩こう
ハナノイロnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE涙の雨が頬をたたくたびに美しく  くだらないルールからはみ出せずに泣いていた ぼやけすぎた未来地図 すり減ったココロを埋めたくて集めた 要らないモノばかり  バイバイ あの愛しき日々は戻りはしないから  開いてゆく 小さく閉じたココロが夜の隅で静かに 色付いてく もっと深く優しく朝の光を受けて  涙の雨が頬をたたくたびに美しく  だれかの明日をただ憂えたり嘆いたりすることが優しさなら すり減ったココロは思うよりも簡単に埋められやしないかな  何回だって間違えるけど終わりはしないなら 笑ってたいな  閉じてゆく ずっと隠してた傷が夜の隅で静かに 繋がってく いつかはぐれたすべてが朝の光を受けて  開いてゆく 小さく閉じたココロが夜の隅で静かに 色付いてく もっと深く優しく朝の光を受けて  近付いてく 何度となく夜を越え昨日より空の方へ たまに枯れながら そうしてまた光に目を細め深く呼吸をして  涙の雨が頬をたたくたびに美しく
バーチャルボーイnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE時計の針を眺め眠れずに朝を待つ もしもぼくが鳥のように飛べたなら  きみが好きなあの子にもう少し似ていたら 目を閉じて思い通りの世界へ  妄想ばっかしてるんだって頭の中でもう 何万回も流れた贅沢なストーリー どうせちょっとはみ出してんだリアルな世界では 会いたいなんて言えないよ もう  時計の針を戻す 鳥のように空を飛ぶ 思うままに姿形を変える  難しい顔して考え込んでも わからないことなどなくならないでしょ 思えば思うほど近付く仕組みだ それならぼくは  妄想だって消えないように温めておくよ 想像の末リアルになるんでしょう? もうどうなってこうなるんだって経緯は知らないけど 会いたいなって思えばいいんでしょう?  思えばいいんでしょう?
レインカーテンnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPEいつもより少し暗い朝 首筋を冷やす黒い夢 きみの手は熱を帯びて 大丈夫だよって言う 大丈夫だよって言う  逆さまに見た窓から 覗きこむ夢の粒に 組み立てた日々を投げた 今日はもういいかな 今日はもういいよね  変わらないなぼくらはまだ フタリいつか繋いだ日と 窓を叩く雨音のリズム 気まぐれが心地良いな  雨上がり虹がカオを出すまで ココに居ようきみをウデに絡めて まばたきを数えて時を刻もう 薄れゆく意識の中  雨上がり虹がカオを出すまで ココに居ようきみをウデに絡めて 変わらないものなどないと言うなら 寄せた頬に口づけ  雨が今フタリを隠したから ココはもうきみとぼくの世界だ 永遠ならそこらに落ちているよ だれにも変えられない  そうでしょ?  そうだよ
水性キャストnano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE明日きみとぼくは離ればなれになる それをぼくはたしかに知っていた きみが最後にぼくに言うコトバも 多分きっとぼくは知っていた  だけども変えられない その手を繋げない 呼吸を止めてみたってさ 時間は止まらなかった  明日きみとぼくは離ればなれになる それをぼくはたしかに知っていた きみが最後に笑うその笑顔が 少し歪むことも知っていた  何から伝えよう それさえわからない コトバはきみに届くまで カタチを変えるから  世界にもし魔法があってそれをぼくが使えたら テレパシーでココロすべてきみに届けるのに  遠く西の空が少しずつ晴れゆく この街にももうじき光が射すだろう あの日に似た空は記憶を呼ぶけど そんな色もいつかは忘れてしまうだろう  世界にもし魔法があってそれをぼくが使えたら なんてことを考えるにはオトナになりすぎたかな  きみのことを歌いたくて今日もウタを歌うけど きみのことを思い出すと何故か歌えなくて
夢路nano.RIPEnano.RIPEきみコきみコnano.RIPE繰り返される日々が終わり見えないモノがヒトツ消えた ぼくは今道を探してる 耳の奥で響く声に思わずきみを想うけれど 振り返るのはまだ怖いから  はぐれた指を高くかざして 南風を味方につけて行けたらいいな  ぼくはぼくをきみはきみを探しにゆく旅に出る 曖昧でも不確かでも今ならば言えるよ  軽くなった荷物抱え次は何を入れようかと 考えるフリでもしてみよう 夢は夢で目が覚めると跡形もなく消えるモノだ 思うより価値なんてない  足りないモノばかりでも答えなんていらないな 辿り着けば今よりも笑えるだろう  ぼくばぼくをきみはきみを探しにゆく旅に出る 曖昧でも不確かでも今ならば言えるよ  遠くかすむ光さえもココからでは見えないけど 夢にも似た小さな灯が足元を照らすよ  きみが歌う春の歌は今ぼくらの背中を押す ありがとうもさようならも今だから言えるよ
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